カテゴリ: ダッシュエックス文庫

今日のラノベ!


王女様の高級尋問官

王女様の高級尋問官
~真剣に尋問しても
美少女たちが絶頂するのは何故だろう~

著者:
兎月竜之介

イラスト:
睦茸

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

怪我で王立騎士団を退団したアレンが王女エルフィリアから与えられた新しい仕事は表向きは護衛官、しかし本当は刺客を捕らえ尋問する王女様直属の「高級尋問官」だった!アレンの『嘘を見抜く力』によって宮殿内で密かに行われる尋問の数々。尻叩き責め、マッサージ責め、お風呂で泡責め、愛の言葉囁き責め、官能小説朗読責め。騎士道を重んじながらも、美少女刺客たちの弱点を次々と見抜いては的確に“秘所”を責めていくアレン。いつしか美少女刺客たちはカラダもアソコも悩みもときほぐされて絶頂を迎えてしまうのだった―!!特濃エロティックファンタジー!



感想:★★★★★




この王女、ノリノリである







王位継承権をめぐり、第二王女エルフィリアの元に次々と放たれる刺客。
その刺客を尋問することがアレンの、高級尋問官のお仕事!

尋問と言っても非人道的な恐ろしいものではなく、
むしろ尋問相手の精神的悩み(=弱点)を見破り、それを解決することで懐柔するというとても優しい方法。
それをミスなくやり遂げるアレンの対応力はもちろん素晴らしいですが、それ以上に自分の身を狙うスパイに対してこういう待遇を指示するエルフィリア王女の優しさが感じられます。

国民に対しても、そして王位継承権一位で姉のガブリエラに対しても優しく慈愛に満ちているのがエルフィリアという存在。
それがしっかり描写されているので、後の尋問シーンでの乱れっぷりがより倒錯的に映ります。


そんなエルフィリアの優しさが育まれたのは、何も彼女がちやほやされて育てられてきたからではなく、むしろ逆。
ちやほやされていたことでグレていたエルフィリア王女を、
アレンが「王女」としてではなく「エルフィリア」として叱ったことで初めて周囲への感謝を実感した、という経験ゆえのものでした。
……そしてそのまま性癖に。

アレンは王女の性癖を歪めた大罪人では……?






というわけで本題入りましょうか!


エッチなシーンはマニアックかつ濃厚、それでいて弱めという初心者から中級者にかけてのワンステップに最適なものに仕上がっています!


おすすめシーンは、


・男性目線ならマリー(猫系獣人)へのマッサージ責め

・女性目線ならダイアナ(アレンの元後輩騎士)への愛の言葉囁き責め




ですね!!

マリーは(エルフィリアを除いて)初めてアレンが尋問をした相手。
そういうこともあって、一番直接的に快感を与えてるんですよね!
耳とか!尻尾とか!!
最終的には「精神的な悩みを解決」というスタンスになりますが、そこに至るまでがエロい。
今回尋問された女の子たちの中で唯一「性格的に尋問されてもしょうがない」と思えちゃう子なので、むしろもっと色々やられててもいいと思います。
その場合尋問というよりお仕置きなので、アレンではなくクローネが担当することになりますが。



ダイアナに対しては、もう読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらいのセリフが次々と……///
彼女が男性への免疫が壊滅的に無かったこともあり、マリーとは逆に直接的な快感はスパイス程度。
裸に近い格好で、抱き寄せて愛の言葉を囁くという尋問。
故に……こう……想像力逞しいとゾクゾクすることになりますね///
アレン殿に守られるならいくらでも喋るよ、うん。




そして全ての尋問シーンに言えることですが……


この王女、ノリノリである。



自分自身アレンにお尻叩かれて叱られることが大好きだからなのか、必ず尋問には下着以下の服装で立ち会ってるんですよね。
むしろ参加して積極的に快感を送り込みにかかってますからね。
最後とか自分の姉の乳首をギューってつまんでますからね、この王女。

あ、でも百合という空気では無いです。
かといって尋問する側とされる側だから険悪というわけでもなく。
二人の王女の間にあるのはお互いを敬い認め合う親愛の情で、とても美しいものだと思います!

あくまでも愛の方向はエルフィリア→アレンであって、多分この王女、大好きなアレンの責めを受ける女の子を見るのも性的に好きなんでしょうね!!
で、同時に嫉妬もすると。

大丈夫かな?この国。




国の今後が気になるところではありますが。

残りの感想は読書メモにて。




読書メモ




166p:まさに小説のごとく
⇒エルフィリアがアレンのことを気に入っていることは周知の事実でしたが、このシーンでとうとうアレンもエルフィリアを特別な感情を持って見ちゃうんですよね!キャーー!!
まるで、物語後半のキーとなってくる作中小説「王女様の秘密 禁断のラブロマンス」に引きずられるかのように現実の関係が変わっていくのは、怖くもあり面白くもあり。
この小説の作者が未登場の第三王女、みたいな展開お待ちしてます。



212p:エルフィリア……
⇒ダイアナへの尋問のため服を脱ぐアレンを見てのエルフィリア第二王女のお言葉です。

私も脱ぐのかしらっ!?
……この王女、ノリノリである(三回目)



229p:尋問論
尋問にはある種の愛が必要であるから始まる一連のセンテンスには、尋問に関わるものに必要な尋問論とも言える心構えが記してありました。
とてもタメになります。
私もアレンのように愛を持って尋問を行えるようになりたいです。

……んな機会あるかっ!!!



239p:第一王女
⇒エルフィリアが自らを第一王女と言っちゃってるので、誤植ですね多分。
あるいは王位継承権を簒奪しようとしていたのはエルフィリアだったという壮大な展開の伏線。



まとめ



マニアックエロティシズム尋問と、異母姉妹の温かい愛情の物語。
続きがあるのならばもう少し屈しない感じのヒロインが居てもいいのかなぁ、と思います。

エルフィリアとマリーにぬるぬるローション相撲をしてほしいです!という心の声は胸の内に秘めておきます。


あと……ごめんレベッカ、何故か分からないけど君の名前出してなかったよ……。




以上!


今日のラノベ!

あなわた2



貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります 2

著者:
鈴木大輔

イラスト:
タイキ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

連盟の襲撃を退け、神谷誠一郎と綾瀬真は一線を越える関係に。意気込む真を試すため、誠一郎はとあるテストを課すのだが、それは思いもよらない内容で…。時を同じくして、誠一郎の後輩・芹沢春香が池袋に現れる。彼女は吸血鬼による大量殺人事件に関わったとして追われる身。誠一郎はある条件と引き替えに春香の逃亡生活に手を貸すのだが―それは世界を巻き込むより大きな事件の始まりに過ぎなかった。年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、第二弾!





感想:★★★★☆




(´・ω・`)



(おあずけくらった顔)




相変わらずデニール数高そうな御御足が魅力的な真ちゃんの表紙が目印の、シリーズ第2巻。
広げるだけ広げて次巻に持ち越しとなったので、
焦らされてる感が……すごい……です……

3巻読む時のために、しっかりまとめておきましょう。
ということで、以下ネタバレ強めになります。







いいですね?







ではスタート




①芹沢春香

誠一郎の後輩にして綾瀬泉の元で働いていた研究員で、吸血鬼の恋人と共に研究所から血液製剤を持ち出し、その恋人が暴走して起こした六本木事件の重要参考人として指名手配中。
ここまでは提示された条件。


広げられたのは、彼女も吸血鬼であるという点。
単独で乗り込み秘事を指摘した真がどう立ち回るのか……


真があまりにも誠一郎の傍で堂々としているせいで忘れがちだけども、吸血鬼であるということはこれだけ問題になるレベルのこと。
下手したら春香を匿っていた誠一郎の身柄すら危なくなってきますから、真の立ち回りは非常に大事。
まさに恋人……いや、夫婦の未来をかけた戦いというやつです!





②綾瀬泉

閉鎖が決定された研究所の自室で死体として発見された泉さん。
しかし。
しかし、よく調べてみると人間なら確実に死んでいる状態にもかかわらず、細胞単位で見るとまだ生きていることが確認されてしまい、それが意味するところは泉さんも吸血鬼であるという事。

誠一郎からしたら寝耳に水もいいところでしょうが、読者としては「ですよねー」という状況。
何せ、泉さんのクローンである真が生まれつき吸血鬼なのですから!

そしてそして。
彼女が目覚めるまでの間がこの2巻であるならば、冒頭6pの「わたしわたし詐欺」は間違いなく泉さんなのでしょう。

……。
その冒頭を読み返してみると、因果が逆なのかもしれません。
調整(アジャスト)期間”という文言から推測すると、

「泉さんが吸血鬼だから、そのクローンの真も吸血鬼」なのではなく、

「泉さんのDNAを元に「泉さんが吸血鬼化したら」というIFのクローンとして真が作られ、それを元に泉さんが吸血鬼となるため仮死状態に陥った」という仮説
が立ちます。

はたして正解か不正解か……!?






③三夜

出てきましたね、誠一郎の妹。
誠一郎の(そして自らの)両親を惨殺した後に行方不明となり、指名手配されており、今巻で春香から殺害を依頼された吸血鬼。
それが彼女。

終盤で誠一郎を襲い意識を奪っていますが、その後の様子は描かれず。
はたしてその目的は?
今までどこに?
連盟、あるいは研究所との関わりがあるのか?


ここまでの物語は「綾瀬家」を中心に動いていたので、ここで全く別のベクトルが挟まってきたのは読者として非常に心躍ります。
さぁさぁ、先が読めなくなってきました!






大きく分類するなら、以上の三点が今巻の「風呂敷」ですね。
一番気になるのは泉さんの動向。
物語の根幹からして泉さんの影響があまりにもデカいので注目せざるを得ないですね!






以下少しだけ読書メモ




読書メモ




97p:わけわか
⇒訳が分からないとか言わないで!
サンシャイン水族館も頑張ってるのよ!!




128p:まとめ
⇒少し物語が広がってきての、このタイミングでのまとめはありがたいですね!
この後にそのまとめが用を成さないくらい色々動くのがネックですが。

もう完全に作者の手のひらの上で踊ってますよ、私。




148p:解体が余談
⇒研究所の解体が余談となる程の大事。
「いやいやまさか」と思ってましたが、マジで泉さん案件だとは……。

ひとまず、全裸で起きた時の泉さんのリアクションが楽しみでしょうがないです。




まとめ



そもそも一連の研究はどういう意図で行われていたのかが謎です。
泉さんの事だから、「誠一郎とずっと一緒にいるために吸血鬼になりたかった」とか宣いはじめても何も不思議ではないですからね!
むしろそういう展開こそ、真が1巻で予告していてくれたハッピーエンドなのではないかと強く申し上げたい!!


ひとまず夏発売予定の3巻を待ちましょう。


以上!



どもー。
デスカイザーです。


1/10。
ここ5年の間に3回体調を崩している死の一週間に突入しました……。
暖かくして部屋の乾燥にも気を使っているつもりなんですが、この時期の体調管理は難易度が高すぎます!
今も好調とは言えず、さりとて崩しているというわけでもなくという危ない状態。
社会人ですからね、今まで以上に気をつけねば。


余談ですが、統計範囲を1月全部に変えると体調崩す確率は100%になります




今日のラノベ!


あなわた


貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります

著者:
鈴木大輔

イラスト:
タイキ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

神谷誠一郎、二十八歳。職業は猟犬―吸血鬼を狩る者。ある夜、彼のもとにひとりの少女がやってきた。綾瀬真、十四歳。世界で唯ひとりの『生まれつきの吸血鬼』。とある恩人の縁を頼ってきた彼女を誠一郎は受け入れ、ふたりは同居生活を始めるのだが―いつしか彼らは、吸血鬼の謎をめぐる思わぬ事件に巻き込まれていく。年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、開幕!





感想:★★★☆☆



天使☆降臨っ!!
キタ━(゚∀゚)━!




というわけで久々に表紙買いです。
いわゆる「ねっ、せーんぱい?」のポーズ。
真のことだからこちらの庇護欲を掻き立てるようにしっかり計算してるんでしょうよ……



吸血鬼ハンターの男と、生まれつき吸血鬼の美少女の危険な恋物語。
正直すっごく……評価しづらいです。

200ページという昨今のラノベの中では薄めに分類されるボリュームの中で、キャラの魅力がしっかりと、表紙から受けていた期待以上に伝わってきたというのは良いポイント。
真が、誠一郎を精神的に振り回しつつも理論と軸をずらさない立ち回りをする“賢い”子だということ。
誠一郎が、自虐できるくらい客観視しつつもルーチンを大切にし、無意識レベルでハードボイルドであろうとする人だということ。
単純が故に読み易く、裏がいくらでもありそうなのでこの先の展開に期待が持てます。


その一方で、ストーリーはその読み易さが仇になっているように思いました。
誠一郎の周辺キャラの紹介が終わったかなー?というところで既に残り50ページ。
ちょうど先日Twitterで呟いた「左手で察する」というやつです。



ダイジェスト的に真が攫われ、問答して、戦って……を30ページ。
「仮にも真の正体に関わるところだろ!?」って思うほどの淡白さ。
ともすればここも敵さんのキャラ見せって括れちゃうほどです。


この淡白さは、この物語があくまでも「誠一郎と真のラブコメ」であって「謎を抱える美少女吸血鬼を巡る奇譚」ではないことを示していますが……。
最後の2ページで真実をドバドバ流してきたことが衝撃的で読後1分くらいは「良作!」って思ってましたが、振り返ってみると内容の無さが凄いです。
でもその内容の無さがつまらないというわけではなくて、むしろその何もない感じに愛おしさを感じている面もあるんですよねー!
吸血鬼と吸血鬼ハンターがひとつ屋根の下にいるのに、「かびの生えかけたパンが良い」「いいえしっかりしたものを食べてもらわないとっ!」ですからね。


んー、語弊を恐れずに言えば面白くはないです。
でも「キャラに惹かれる」ことを目的とした物語なので何も問題がないんですよ。

……という理由で非常に評価しづらいです。



以下、読書メモをもとに掘り下げ



読書メモ




40p:安心してください、ハッピーエンドです
⇒『もんラブ』っていう前科のせいで、結ばれてハッピーエンド→からの即デッドエンドくらいは覚悟してました。



55p:豹変
⇒この作品が「真と誠一郎のラブコメ」であることを確信した瞬間ですね。
このシーンまでは大人びて理知的で良い意味で年齢不相応な態度と思考速度だった真の、百八十度違う意味で年齢不相応な喜びの感情の爆発。
「かわいい」以外の表現方法が知りたい



72p:人類救済連盟
⇒簡単に言えば「吸血鬼は人間の上位種、崇めよ!」みたいな団体。
いつの時代、どこの場所でも理解できない力を持つ者たちを勝手に奉る集団はいるんですね~、としみじみ思いました。
一種の同化なんでしょうかね、こういうの。




76p:マルボロ
⇒マルボロだからこそ出せるハードボイルド感ありますよね。

「タバコ」だとちょっと悪い感じ
「メビウス」だとやや若者感
「マイセン」だと時代に取り残されつつある感
「わかば」だとおじいちゃん
「マルボロアイコスバランスドレギュラー」だと長い
「あぁん?ボックスしか取り扱ってないってどういうことじゃ、こちとらお客様やぞ要望聞いてソフトも置けやボケ!」←闇

※イメージです




129p:優しい
⇒表面的な行為ではなく、相手の意を汲むかどうかで優しさを判定しているあたりに良さを感じます



148p:んー……泉=真?
⇒音信不通で行方不明の真の母・泉が薬で若返って“娘”として振舞っている説を提唱したかったんですよ。
過去の泉の言動と真の言動があまりにもダブるので。



166p:半分正解
⇒クローン!っていうことで泉=真説はある意味正解、ある意味不正解という微妙な宙ぶらりん状態に。
「吸血鬼」という表面的なキーワードの他に、「心」という潜在的なキーワードがこの作品にはありそうです。
……どうでもいいですがマコトネットワークとか言い出さないですよね?



210p:怒涛の新情報
⇒いろいろ知ってんじゃねぇか真ちゃん!!

世界観が暗いなかで、いかに暗く見せないかというのがこの作品のひとつのポイントな気がします。
暗く見せればその分真に同情が生まれてしまい、この作品の場合はそれが雑音になってしまうんですよね。
なので、こういう何気ないところで先に真実を暴露しちゃうことで、作品の未来に対しての不安をなくそうという意図でしょう。
誠一郎はまだ何も知らないわけですが(笑)



まとめ





徐々に料理のレパートリーを増やしていく真とか、
わざとうっかりお風呂上がりにタオル巻くだけで出てきたりする真とか、
時計のパーツを前に「むむむ……?」ってなってる真とか。

そういう真を、私は読んでみたい




以上!



どもー。
デスカイザーです。


コミケ1日目&2日目、お疲れ様でした。
私deskyzerは何年かぶりに(5年ぶり?)不参加です。
明日、男どもの聖戦となる3日目も寒くなるようですので、風邪と凍死に十分お気をつけくださいませ。
……リアルに冬コミ早朝のトイレ列の寒さで気を失いそうになったお兄さんからの注意だよ!

ラノベ界隈も明日なので、本当に行きたかった……。




悔やんでも仕方ない!
こう、自制心とか射幸心とかそのあたりのせいですからね!!

ので、今日のラノベ!


文句の付けようがないラブコメ 7

文句の付けようがないラブコメ 7

著者:
鈴木大輔

イラスト:
肋兵器

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】


幾千幾万の輪廻を超え、ユウキとセカイは真のエンディングにたどり着いた。高校生だった彼らはいつしか大人になり、酒盛りしたり就活したり、周囲の反対を押し切って同棲してみたり。裁定者として絶対的な役割を担ってきたハルコ・クルミ・おチヨの三人もまた、新たな人生を謳歌し始めている。バッドエンドの連続だったこれまでの不条理を笑い飛ばすかのように、彼らは“普通のしあわせ”を当たり前に過ごしていく。これは、たった五人でセカイと世界を救うべく足掻いてきた勇者たちに贈る、最初で最後で最高の「文句の付けようがないラブコメ」。



感想:★★★★★

恐らく感想やレビューのほとんどに使われているであろう、この言葉。
やはり、この言葉こそがこの巻に、この作品に相応しいでしょうっ!!


まさに、文句の付けようがないラブコメ、でした!






以下、読書メモと共に感想を。




~memo~



10p:衝撃の一行、あと把握
⇒前巻のラストから、セカイとのどんな甘い生活が繰り広げられるのかなー!とワクワクしながら本を開いたら「妹と結婚して五年が経った 」、ですよw
びっくりして笑っちゃいましたが、つまりはこれユウキとセカイのハッピーエンドではなく、ユウキとセカイとおチヨさんとクルミちゃんとハルコの5人全員の幸せが保証されたうえでの「文句の付けようがないラブコメ」が見れるということの証左ですね!
……っていうことを把握しました。(=ハルコの妄想であることは看破)

それにしても恥ずかしがるハルコは可愛かった…!



66p:こんのすけこましのすっとこどっこーい!
こんのすけこましのすっとこどっこーい!
ハルコに対してもクルミちゃんに対しても「つい出ちゃった」って軽いノリで可愛いだの女性として魅力的だの言ってるけど、君そのシチュエーションの破壊力分かってる?分かってないでしょ!?
ハルコに対しては、恐らく46兆の46兆乗の繰り返しのなかでもぶれることのなかった庭でのティータイムでの告白。記憶が無くても心が忘れない時間。数少ない確約された「2人だけの時間」にハルコがどれだけの思いを持っているかは、クルミちゃんがティータイム来てるときの不機嫌さで明白。
クルミちゃんに対しては、良き友人としての我儘という形を取ったデートの終盤、万全の計画を立てたクルミちゃんの計画外の体調不良による膝枕療養中の告白。良き友達、良き同僚としてユウキの傍に物理的にも精神的にも居続けたクルミちゃんに物理距離ゼロからの照れ笑顔。そんなん赤くなるわばか。
すっっっっごく「夏祭り」歌いたくなるシチュエーションでした。



70p:なるほど資格から入る
⇒プロの人を真似る時、「まず形から入る」とよく申します。
個人的には形から入りつつ理屈を学んで理解に努めるのが究極にして唯一解だと思ってますが。
ともかく、おチヨさんのようなパーフェクトな人材を目指すのならば、まず資格から入るというのも一種「形から入る」になるのかなぁと。
教員免許、調理師免許、英検一級、危険物取扱者甲種、利き酒師免許etc…。
……何年かかりますかねー?



94p:なんだかんだでおチヨさん。されど……?
⇒いつものぱーふぇくとめいどを崩さずユウキに迫るおチヨさん。
ユウキに調子を狂わされることにが多くなってきた彼女の、なけ無しの反撃も半ば不発に終わってしまった感じでした。
ユウキの成長を感じるのはもちろん、おチヨさんがそれ程までに心を開いていることにも他ならないのでなんか嬉しくなりました。
……おチヨさん、ドキドキしてたんでしょうか…?
1人になった時に思い出して赤面してそうで可愛い!待っておチヨさん笑顔がコワイッ



108p:……と思ったらぶっ壊れた……
⇒いえーい!今まで全く想像していなかったおチヨさんの一面いえーい!
セカイの泥酔はまぁいつも通り(?)として、クルミちゃんとハルコの泥酔姿は絵にな……らないですし、おチヨさんに至っては触れちゃいけないレベルに達していますね!
もしかしたら就活をする娘たちに、巣立つ子らに感慨を覚えているのかもしれませんね。
いえーい!よく考えたら娘たちに混じって大学の非常勤講師が就活スタイルいえーい!



169p:いつもの
⇒このシリーズは、やっぱりこれが無くちゃ始まりませんね!
すなわちユウキのプロポーズ、セカイの即断。
折角手繰り寄せた未来にコレが無いだなんて、たとえ神でも納得しないでしょう。



180p:復活!
⇒「……開いた口がふさがらなかった俺、ここでようやく復活!
いやぁ、良いフレーズ!
声に出して読みたい日本語。



187p:餃子は無いが、ビールはOK
⇒金麦をあけました



189p:九十九機関、ふむふむ……。
⇒バタフライエフェクトか、あるいは何者かに意図された擦り合せか……。
どちらに転がっても良いような心構えが必要だったので、すこーし休憩を挟みましたね。
休憩しながら考えた結果、バタフライエフェクトなら「再び始まる永遠のラブコメ」として、意図されたものなら「今度は皆で世界を、セカイを救おう!」として文句の付けようがないラブコメになると確信したので、読書再開。



199p:ですよね。お決まりをありがとう。
⇒まぁこっちですよね。直前に予想したうちの後者。
文章的には「挨拶中だから顔を上げられない」という外部的理由と、「声に聞き覚えがあり怖くて/嬉しくて/信じられなくて顔を上げられない」という内部的理由の2つが込められていて、それはそのままユウキの心が1つにまとまっていないことを表しているのかなぁ、と。

ドアを開け、挨拶を言い始める前に頭を下げる。
接客なら完全にアウトな一幕ですが(相手の目を見る!礼はその後!)、営業だとまた違ったりするんですかね……?



205p:「縁」
⇒文句の付けようがないラブコメなのに、愛ではなく縁であるという。
粋ですねぇ……。
この一文が無かったら家族愛や友愛なんかをシリーズの芯であるかのように感想書くところでしたが、確かに愛でもありますが縁という言葉もしっくり来ますね。
むしろ1人対1人ではなく5人揃っての奇跡であったことを考えると、愛という言葉に違和感を覚えるまであります。
ユウキとセカイが結ばれる理由は愛であっても、ふたりが出会ったのは縁を決して手放さなかったどこかの諦め悪い男の子の成果であり、女の子たちの遠回りなフォローのおかげ。
末永くお幸せに。



212p:俺たちの戦いはこれからだ
先生の次回作は既に手元に。




~memo~



そんなわけで本当に最終巻。
1巻ラストで衝撃を受けたことがはるか昔のことのようです。
色々なラブコメの形を見させていただいて、そのどれもが「文句の付けようがないラブコメ」で。
本っ当に面白かったです!!


セカイに良き未来があらんことを!




以上!



文句の付けようがないラブコメ 7 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔
集英社 (2017-12-22)
売り上げランキング: 8,465

どもー。
デスカイザーです。


無意識にやってるリズミカルな歯ぎしりのせいで顎が疲れてます…。

※説明しよう!
リズミカルな歯ぎしりとは、左奥歯、左八重歯、前歯、右八重歯、右奥歯の五箇所を左が低い音、右が高い音というルールに則って打ち鳴らす音楽だ!
ピアノの五指を五歯でやるようなものだと思ってくれれば良い!
自分でも何を言ってるか分からないが、やってしまっているんだからしょうがない!




今日のラノベ!
先に言いますが今日は酷評気味ですあしからず。


骨の髄まで異世界をしゃぶるのが鈴木なのよー!!

骨の髄まで異世界をしゃぶるのが鈴木なのよー!!

著者:
望月充っ

イラスト:
すーぱーぞんび

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

あれ山田じゃん。何か女神っぽい奴に異世界召喚されかかってるじゃん。なになに?山田が魔王を倒す勇者?おーい山田!面白そうな話してんな。オレが代わりに異世界行ってやるから授業のノート取っとけよ。…あぁん?勇者になりたいから嫌だぁ?勧誘して魔王暗殺の訓練積ませた少年兵を『勇者』と呼ぶって、それテロリストの手口じゃん!お前ぼっちだから騙されてんだよ!おい女神、賢いオレが魔王と和平交渉して(しかるのちに異世界を支配して)やるから連れて行け!ん?お前だれ?一味違った異世界ものを探してる読者?仕方ない、一緒に来いよ。でも拾ったアイテムとかは全部オレのね!!




感想:★☆☆☆☆


あんまりあらすじ読まない派の自分が悪いのだけれども、ここまでタイトルに惹かれて、ここまで生理的に受け付けない内容のラノベは初めてでした……。
いやでも今あらすじ読んでも「ギリギリ…有り」ってなるからなぁ…。



(序章:~27p)
異世界に召喚されかけていた山田のところに鈴木が割り込んで来て、女神と交渉するシーン。
「勇者召喚」という手段に対する批判や「その後はどうする?」という視点を召喚の時点でしているのは面白かったです。
部外者に内情不安を伝え丸投げしている、という発想は今まで無かったですね…。
「人に倒させる」という形を取ることで人道的になるよう配慮しているとか、奴隷や召使がごく一般的に普及しているから他人を道具として見ることに疑問を持たないとか、追加で色々考えて楽しめました。

もっとも読んでいる間は山田に対する鈴木の態度に強い憤りを感じていたので、そのあたり冷静に考えられたのは読後しばらくしてからなんですがね……。



(1章~)
えーっとですね…。
アニ(表紙の子)が聖騎士に転職しようとしたところを、貧乳を馬鹿にした上で盗賊に転職させアニの努力を無駄にしたシーンで主人公・鈴木へのヘイトがマックスになりました。
実に1章開始から15pの出来事です!
本全体でも45pほどなんですが……、うん、こういうこともあるんですね。

もうそこから先は基本的に何が起こっても何も面白くなかったです。
要素要素で見ていけば面白そうなシーン・ネタはたくさんありましたし、だからこそ最後まで読むことができたんですよ…。
もしかしたら最後にどんでん返しがあるかもしれないという考えも少しはありました(あっても★1には変わりないですが)。




無かった





山田がPTSDになった件。
異世界転生勇者もの、とくに攻撃魔法とかガンガン使う系のラノベに対して、まさに一石を投じる場面です。
現代日本の平和に慣れきった高校生が、人にしろ獣にしろ「敵」を倒した後の惨憺たる光景に順応できるわけがないですから。
仮に相手が死んでなかったとしても、加害者としての振る舞い・思考にどれだけ耐えられるのか。
例えば獣を狩る場合は消滅という対抗策が既に一般化されているが、同勢力の分裂に巻き込まれた場合は?敵側で交流のあったキャラの消滅は遺骸が残らないという「惨憺たる光景」以上に精神的ダメージがありそうだが大丈夫か?

……と、これまた読後に非常に楽しく考察させていただきましたが、読んでる間はそんな冷静でも無かったですね。
序章であれだけの仕打ちをして、ピンチになったら「自らの無能を棚上げして第三者を呼びつけ解決させる」というブーメランを華麗に決めた上で山田に多大な精神的ダメージを追わせたわけです。
物語としてはキレイにまとまってますが、感情的には「ふざけるな」ですよ。
PTSDの件は、別のタイミングで出してくれたらもっと素直に考察できたのに…、と残念です。


で、最後にアニの胸を揉んで終わり。
序盤で貧乳を馬鹿にしたくせに。
ふざけるな。




ミレアが可愛かったです。
ほぼ唯一のオアシスだったと言っても過言では無いでしょう。
でもミレアが可愛いのって鈴木に恋してるからなんですよね。
複雑。



2巻が出ても読みませんが、望月充っ先生の新作には期待しています。
……あらすじはちゃんと読んだ上で買うかどうか決めます。



最後になりましたが、
酷評によりご気分を害された方がいらっしゃいましたらお詫びいたします。




以上!


骨の髄まで異世界をしゃぶるのが鈴木なのよー! ! (ダッシュエックス文庫)
望月 充っ
集英社 (2017-08-25)
売り上げランキング: 454,466

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