カテゴリ: ダッシュエックス文庫

今日のラノベ!



終末の魔女ですけどお兄ちゃんに二回も恋をするのはおかしいですか?

終末の魔女ですけどお兄ちゃんに
二回も恋をするのはおかしいですか?

著者:
妹尾尻尾

イラスト:
呉マサヒロ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

昴は人類最強の歩兵としてかつて従軍していたが、いろいろあって今はふつうの男子高校生。ある日、四女・紅葉が魔力が枯渇して禁断症状―“欲情”が出た状態で昴のもとへ降ってきた。あの日交わした妹との“約束”を果たすため、人類の敵と己の理性に力の限り立ち向かう!限界ぎりぎりエロティックアクション!第5回集英社ライトノベル新人賞“特別賞”受賞作!!




感想:★★★★★





可愛い × かっこいい × エロい






発売直後に買い、250pくらい読んだところで1回中断してしまってから7ヶ月越しの読了です。
中断した理由は……特に無いんですよね……
ずっと机の本棚に背表紙見える形で入れていたので、失くしたわけでもなく。
つまらないわけでもなく。
というかむしろ地元にほど近い箱根近辺がメイン舞台だったこと、逃避行の緊迫感と兄妹で交わす会話の日常感とのギャップ、そして猛烈にエロい魔力供給。
どこを切り取っても好みの作品だったので、自分でもここまで読了が伸びたのが謎です……




はい、というわけで私は向日葵×紫が大好きです!!!






主人公の昴の妹であり、メインヒロイン紅葉の姉。向日葵が次女、紫が長女ですね。
兄が軍からいなくなり、さらに紅葉が脱走したという状況の中で「七星家」を背負う者としてどうにかしなければならないという使命感に駆られている紫と、そんな姉と常に行動を共にし時には自らの感情を抑えてでも姉のプレッシャーの受け皿になってあげられるように振舞う向日葵。

国と家族。
二つの所属の間で板挟みになりヒリつく感じと、その板挟みを分かち合える人がいるという至上の安心感。
ラストではその板挟みが解消され、二人が思い描いていたであろう結末が現実になり、良かったです!





昴のクラスメイト(?)にして「公安の人間戦闘兵器」の異名を持つ佐倉彩奈の存在もまた大きかったですね!
昴と紅葉の逃避行を要所要所でサポートする役割がメインですが、紅葉の身の安全を保証するという意味では最重要人物でもあり、ともすれば大味になりすぎる展開が続く今作をうまいこと味付けしているのも彼女であるように感じました。
シリアスシーンの始めと終わりに必ずいる、みたいな印象です。

もっとも読んでいる間は気づきませんでしたけど!!
多少違和感はありましたけどね、サンドウィッチおばさん。
2巻を読むときは、ちょっと彼女のことを気にしておきたいです。





そして!
紅葉と昴!

記憶を無くしても、また兄に恋をする。
刷り込みでも偶然でもなく、確かに芽生えたラブ!!
記憶を取り戻した直後、魔力切れで床にぶっ倒れる兄に一も二もなく抱きついて喜びを顕にするシーンがありますが、あのシーンが本当に良かったので作品全体としてもすごく良いものになっていますよね!うん!語彙!
魔力供給シーンも、そりゃエロいんですけれども、そのエロの奥に確かな信頼や愛情が感じられるので余計にエロいんですよ……!
はぁ……エロいエロい。





読書メモ




66p:びちゃっ
⇒可愛い女の子が死ぬシーンをここまで淡々と描いているシーン、多分初めて見ました。
昴の心の摩耗具合が感じ取れて哀しみ……
「紅葉もこうなる可能性がある」というのをハッキリ示されたシーンでもありますね。
だからこの後のシーンを読んでいる間も気が抜けませんでした……
つらい。効果音つらい。



84p:…………好き。
⇒チョロインシスター紅葉たん



121p:黒髪
⇒黒髪のカラーイラストをくださいっっっ!!
魔力で髪色変わる系の設定だったと思うので(一応読み直したものの見つけられませんでしたが確かそうだったはず……)、先日のツイートのような哀しみはないですが。「赤髪」という前半にあったのでカラーイラストが赤髪なのは何も問題ありませんが。
それと黒髪を求める気持ちはまた別の話なりっ!!



310p:ディヴィジョン・マニューバ
⇒今作とのW受賞作となっている講談社ラノベ文庫の『ディヴィジョン・マニューバ』との繋がりを強く感じさせる単語がここに登場です。
他にも「鈴鹿さん」とか、数字苗字とか、少しずつ重なるもう1つの作品も読もう読もうと思ってはいます……
まぢで……






まとめ




メイン2人のラブラブっぷりも最高ですが、サブキャラマイスターのdeskyzerとしてはメインを支える女の子たちの魅力がもっと見れたら嬉しいです!
三女の夕陽は今巻では名前のみでしたが、2巻ではどうやらカラーイラスト付きな様子ですし……?
下の三人娘もぜひぜひ見たいですね!
向日葵、紫が同時に魔力供給受けるとかも期待しちゃいますよね、最高に滾ります。


なので、今度こそなるべく早く読めるようにはしたいと思ってはいます……。
ガガガ、ファンタジア、美少女、MF、DXが壁となって襲いかかってきているのでちょっとどうなるか分かりませんが……



以上!



今日のラノベ!

異世界エルフの奴隷ちゃん


異世界エルフの奴隷ちゃん

著者:
柑橘ゆすら

イラスト:
夜ノみつき

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

 ひょんなことから迷宮都市で奴隷として生きることになったエルフちゃんは、ライバル奴隷の犬耳ちゃんと一緒に『さすごしゅ』ライフをおくっていた。
 二人のご主人さまは、世界でたった一人のチート職業《勇者》の能力を持つ最強の人物。だけど迷宮ではスライムとしか戦わないし、自分に自信がないみたい。
 無敵の能力を持っているわりには小心者のご主人様を、今日もエルフちゃんたちは褒めておだてて持ち上げて、プロの奴隷として『さすごしゅ』に磨きをかけるのだった!
 チートなご主人さまと、二人の奴隷ちゃんによる、ちょっぴりエッチでときどき腹黒(?)な日常コメディ、開幕!!





感想:★★★★★




疲れた体に「さすごしゅ!」を。













というわけで、私が陰でひそかに「ゆすら神」と崇めている柑橘ゆすら先生の、ちょっとエッチな異世界チートスローライフ……の奴隷エルフ視点の物語です!

なんか新鮮!





従順で健気なエルフちゃんと犬耳ちゃんですが、時折見せる素の表情がリアリティあって良かったです!
(……奴隷のリアリティ #とは )


ご主人さまの無駄な買い物を愚痴ってみたり、朝のお勤めでゴックンさせられた後に執拗にうがいしてげんなりした表情浮かべていたり。
「ご主人さま大好き!」にも「はっ……あんたがご主人?」にも振り切れず、自分が生きるために奴隷をしているという姿勢が随所に見られます。
しかし一方で、(特にエルフちゃんは)ご主人さまが新しい奴隷を買おうとしたり、別の女性にうつつを抜かすのではないかという場面では嫉妬する表情も見せています。

そのギャップが可愛いのなんの……!





キャラの魅力はそのような感じで、
ストーリーはあるようで無いような、無いと見せかけてあるような。





『GJ部』から始まった1話4ページ前後の4コマラノベというジャンルがありますが、この本はさらにその先を行くラノベです。
1話が見開きの2ページで終わることがよくあります。
参考までに1話から10話までのページ数(イラストページは除く)をカウントしてみると……

1話:4p
2話:4p
3話:3p
4話:3p
5話:2p
6話:2p
7話:2p
8話:4p
9話:3p
10話:2p

平均:2.9p



平均3pを切ってきました……!
こういう感じなので、とってもスラスラ読めますし、ちょっと区切ろうと思った時も全く悩む必要がありません。
登場キャラの名前も「エルフちゃん」「犬耳ちゃん」など最早外見そのものなので、読んでいる間は何も考える必要がありません……!
ただただ、『さすごしゅ!』沼に浸かれば良いのです……!!




(読書メモは「可愛い」「さすごしゅ!」で埋まっていたので割愛)



THE・スローライフで面白かったです!
疲れた体に染み入りました。
2巻も読みたいです!




以上!



今日のラノベ!


王女様の高級尋問官

王女様の高級尋問官
~真剣に尋問しても
美少女たちが絶頂するのは何故だろう~

著者:
兎月竜之介

イラスト:
睦茸

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

怪我で王立騎士団を退団したアレンが王女エルフィリアから与えられた新しい仕事は表向きは護衛官、しかし本当は刺客を捕らえ尋問する王女様直属の「高級尋問官」だった!アレンの『嘘を見抜く力』によって宮殿内で密かに行われる尋問の数々。尻叩き責め、マッサージ責め、お風呂で泡責め、愛の言葉囁き責め、官能小説朗読責め。騎士道を重んじながらも、美少女刺客たちの弱点を次々と見抜いては的確に“秘所”を責めていくアレン。いつしか美少女刺客たちはカラダもアソコも悩みもときほぐされて絶頂を迎えてしまうのだった―!!特濃エロティックファンタジー!



感想:★★★★★




この王女、ノリノリである







王位継承権をめぐり、第二王女エルフィリアの元に次々と放たれる刺客。
その刺客を尋問することがアレンの、高級尋問官のお仕事!

尋問と言っても非人道的な恐ろしいものではなく、
むしろ尋問相手の精神的悩み(=弱点)を見破り、それを解決することで懐柔するというとても優しい方法。
それをミスなくやり遂げるアレンの対応力はもちろん素晴らしいですが、それ以上に自分の身を狙うスパイに対してこういう待遇を指示するエルフィリア王女の優しさが感じられます。

国民に対しても、そして王位継承権一位で姉のガブリエラに対しても優しく慈愛に満ちているのがエルフィリアという存在。
それがしっかり描写されているので、後の尋問シーンでの乱れっぷりがより倒錯的に映ります。


そんなエルフィリアの優しさが育まれたのは、何も彼女がちやほやされて育てられてきたからではなく、むしろ逆。
ちやほやされていたことでグレていたエルフィリア王女を、
アレンが「王女」としてではなく「エルフィリア」として叱ったことで初めて周囲への感謝を実感した、という経験ゆえのものでした。
……そしてそのまま性癖に。

アレンは王女の性癖を歪めた大罪人では……?






というわけで本題入りましょうか!


エッチなシーンはマニアックかつ濃厚、それでいて弱めという初心者から中級者にかけてのワンステップに最適なものに仕上がっています!


おすすめシーンは、


・男性目線ならマリー(猫系獣人)へのマッサージ責め

・女性目線ならダイアナ(アレンの元後輩騎士)への愛の言葉囁き責め




ですね!!

マリーは(エルフィリアを除いて)初めてアレンが尋問をした相手。
そういうこともあって、一番直接的に快感を与えてるんですよね!
耳とか!尻尾とか!!
最終的には「精神的な悩みを解決」というスタンスになりますが、そこに至るまでがエロい。
今回尋問された女の子たちの中で唯一「性格的に尋問されてもしょうがない」と思えちゃう子なので、むしろもっと色々やられててもいいと思います。
その場合尋問というよりお仕置きなので、アレンではなくクローネが担当することになりますが。



ダイアナに対しては、もう読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらいのセリフが次々と……///
彼女が男性への免疫が壊滅的に無かったこともあり、マリーとは逆に直接的な快感はスパイス程度。
裸に近い格好で、抱き寄せて愛の言葉を囁くという尋問。
故に……こう……想像力逞しいとゾクゾクすることになりますね///
アレン殿に守られるならいくらでも喋るよ、うん。




そして全ての尋問シーンに言えることですが……


この王女、ノリノリである。



自分自身アレンにお尻叩かれて叱られることが大好きだからなのか、必ず尋問には下着以下の服装で立ち会ってるんですよね。
むしろ参加して積極的に快感を送り込みにかかってますからね。
最後とか自分の姉の乳首をギューってつまんでますからね、この王女。

あ、でも百合という空気では無いです。
かといって尋問する側とされる側だから険悪というわけでもなく。
二人の王女の間にあるのはお互いを敬い認め合う親愛の情で、とても美しいものだと思います!

あくまでも愛の方向はエルフィリア→アレンであって、多分この王女、大好きなアレンの責めを受ける女の子を見るのも性的に好きなんでしょうね!!
で、同時に嫉妬もすると。

大丈夫かな?この国。




国の今後が気になるところではありますが。

残りの感想は読書メモにて。




読書メモ




166p:まさに小説のごとく
⇒エルフィリアがアレンのことを気に入っていることは周知の事実でしたが、このシーンでとうとうアレンもエルフィリアを特別な感情を持って見ちゃうんですよね!キャーー!!
まるで、物語後半のキーとなってくる作中小説「王女様の秘密 禁断のラブロマンス」に引きずられるかのように現実の関係が変わっていくのは、怖くもあり面白くもあり。
この小説の作者が未登場の第三王女、みたいな展開お待ちしてます。



212p:エルフィリア……
⇒ダイアナへの尋問のため服を脱ぐアレンを見てのエルフィリア第二王女のお言葉です。

私も脱ぐのかしらっ!?
……この王女、ノリノリである(三回目)



229p:尋問論
尋問にはある種の愛が必要であるから始まる一連のセンテンスには、尋問に関わるものに必要な尋問論とも言える心構えが記してありました。
とてもタメになります。
私もアレンのように愛を持って尋問を行えるようになりたいです。

……んな機会あるかっ!!!



239p:第一王女
⇒エルフィリアが自らを第一王女と言っちゃってるので、誤植ですね多分。
あるいは王位継承権を簒奪しようとしていたのはエルフィリアだったという壮大な展開の伏線。



まとめ



マニアックエロティシズム尋問と、異母姉妹の温かい愛情の物語。
続きがあるのならばもう少し屈しない感じのヒロインが居てもいいのかなぁ、と思います。

エルフィリアとマリーにぬるぬるローション相撲をしてほしいです!という心の声は胸の内に秘めておきます。


あと……ごめんレベッカ、何故か分からないけど君の名前出してなかったよ……。




以上!


今日のラノベ!

あなわた2



貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります 2

著者:
鈴木大輔

イラスト:
タイキ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

連盟の襲撃を退け、神谷誠一郎と綾瀬真は一線を越える関係に。意気込む真を試すため、誠一郎はとあるテストを課すのだが、それは思いもよらない内容で…。時を同じくして、誠一郎の後輩・芹沢春香が池袋に現れる。彼女は吸血鬼による大量殺人事件に関わったとして追われる身。誠一郎はある条件と引き替えに春香の逃亡生活に手を貸すのだが―それは世界を巻き込むより大きな事件の始まりに過ぎなかった。年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、第二弾!





感想:★★★★☆




(´・ω・`)



(おあずけくらった顔)




相変わらずデニール数高そうな御御足が魅力的な真ちゃんの表紙が目印の、シリーズ第2巻。
広げるだけ広げて次巻に持ち越しとなったので、
焦らされてる感が……すごい……です……

3巻読む時のために、しっかりまとめておきましょう。
ということで、以下ネタバレ強めになります。







いいですね?







ではスタート




①芹沢春香

誠一郎の後輩にして綾瀬泉の元で働いていた研究員で、吸血鬼の恋人と共に研究所から血液製剤を持ち出し、その恋人が暴走して起こした六本木事件の重要参考人として指名手配中。
ここまでは提示された条件。


広げられたのは、彼女も吸血鬼であるという点。
単独で乗り込み秘事を指摘した真がどう立ち回るのか……


真があまりにも誠一郎の傍で堂々としているせいで忘れがちだけども、吸血鬼であるということはこれだけ問題になるレベルのこと。
下手したら春香を匿っていた誠一郎の身柄すら危なくなってきますから、真の立ち回りは非常に大事。
まさに恋人……いや、夫婦の未来をかけた戦いというやつです!





②綾瀬泉

閉鎖が決定された研究所の自室で死体として発見された泉さん。
しかし。
しかし、よく調べてみると人間なら確実に死んでいる状態にもかかわらず、細胞単位で見るとまだ生きていることが確認されてしまい、それが意味するところは泉さんも吸血鬼であるという事。

誠一郎からしたら寝耳に水もいいところでしょうが、読者としては「ですよねー」という状況。
何せ、泉さんのクローンである真が生まれつき吸血鬼なのですから!

そしてそして。
彼女が目覚めるまでの間がこの2巻であるならば、冒頭6pの「わたしわたし詐欺」は間違いなく泉さんなのでしょう。

……。
その冒頭を読み返してみると、因果が逆なのかもしれません。
調整(アジャスト)期間”という文言から推測すると、

「泉さんが吸血鬼だから、そのクローンの真も吸血鬼」なのではなく、

「泉さんのDNAを元に「泉さんが吸血鬼化したら」というIFのクローンとして真が作られ、それを元に泉さんが吸血鬼となるため仮死状態に陥った」という仮説
が立ちます。

はたして正解か不正解か……!?






③三夜

出てきましたね、誠一郎の妹。
誠一郎の(そして自らの)両親を惨殺した後に行方不明となり、指名手配されており、今巻で春香から殺害を依頼された吸血鬼。
それが彼女。

終盤で誠一郎を襲い意識を奪っていますが、その後の様子は描かれず。
はたしてその目的は?
今までどこに?
連盟、あるいは研究所との関わりがあるのか?


ここまでの物語は「綾瀬家」を中心に動いていたので、ここで全く別のベクトルが挟まってきたのは読者として非常に心躍ります。
さぁさぁ、先が読めなくなってきました!






大きく分類するなら、以上の三点が今巻の「風呂敷」ですね。
一番気になるのは泉さんの動向。
物語の根幹からして泉さんの影響があまりにもデカいので注目せざるを得ないですね!






以下少しだけ読書メモ




読書メモ




97p:わけわか
⇒訳が分からないとか言わないで!
サンシャイン水族館も頑張ってるのよ!!




128p:まとめ
⇒少し物語が広がってきての、このタイミングでのまとめはありがたいですね!
この後にそのまとめが用を成さないくらい色々動くのがネックですが。

もう完全に作者の手のひらの上で踊ってますよ、私。




148p:解体が余談
⇒研究所の解体が余談となる程の大事。
「いやいやまさか」と思ってましたが、マジで泉さん案件だとは……。

ひとまず、全裸で起きた時の泉さんのリアクションが楽しみでしょうがないです。




まとめ



そもそも一連の研究はどういう意図で行われていたのかが謎です。
泉さんの事だから、「誠一郎とずっと一緒にいるために吸血鬼になりたかった」とか宣いはじめても何も不思議ではないですからね!
むしろそういう展開こそ、真が1巻で予告していてくれたハッピーエンドなのではないかと強く申し上げたい!!


ひとまず夏発売予定の3巻を待ちましょう。


以上!



どもー。
デスカイザーです。


1/10。
ここ5年の間に3回体調を崩している死の一週間に突入しました……。
暖かくして部屋の乾燥にも気を使っているつもりなんですが、この時期の体調管理は難易度が高すぎます!
今も好調とは言えず、さりとて崩しているというわけでもなくという危ない状態。
社会人ですからね、今まで以上に気をつけねば。


余談ですが、統計範囲を1月全部に変えると体調崩す確率は100%になります




今日のラノベ!


あなわた


貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります

著者:
鈴木大輔

イラスト:
タイキ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

神谷誠一郎、二十八歳。職業は猟犬―吸血鬼を狩る者。ある夜、彼のもとにひとりの少女がやってきた。綾瀬真、十四歳。世界で唯ひとりの『生まれつきの吸血鬼』。とある恩人の縁を頼ってきた彼女を誠一郎は受け入れ、ふたりは同居生活を始めるのだが―いつしか彼らは、吸血鬼の謎をめぐる思わぬ事件に巻き込まれていく。年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、開幕!





感想:★★★☆☆



天使☆降臨っ!!
キタ━(゚∀゚)━!




というわけで久々に表紙買いです。
いわゆる「ねっ、せーんぱい?」のポーズ。
真のことだからこちらの庇護欲を掻き立てるようにしっかり計算してるんでしょうよ……



吸血鬼ハンターの男と、生まれつき吸血鬼の美少女の危険な恋物語。
正直すっごく……評価しづらいです。

200ページという昨今のラノベの中では薄めに分類されるボリュームの中で、キャラの魅力がしっかりと、表紙から受けていた期待以上に伝わってきたというのは良いポイント。
真が、誠一郎を精神的に振り回しつつも理論と軸をずらさない立ち回りをする“賢い”子だということ。
誠一郎が、自虐できるくらい客観視しつつもルーチンを大切にし、無意識レベルでハードボイルドであろうとする人だということ。
単純が故に読み易く、裏がいくらでもありそうなのでこの先の展開に期待が持てます。


その一方で、ストーリーはその読み易さが仇になっているように思いました。
誠一郎の周辺キャラの紹介が終わったかなー?というところで既に残り50ページ。
ちょうど先日Twitterで呟いた「左手で察する」というやつです。



ダイジェスト的に真が攫われ、問答して、戦って……を30ページ。
「仮にも真の正体に関わるところだろ!?」って思うほどの淡白さ。
ともすればここも敵さんのキャラ見せって括れちゃうほどです。


この淡白さは、この物語があくまでも「誠一郎と真のラブコメ」であって「謎を抱える美少女吸血鬼を巡る奇譚」ではないことを示していますが……。
最後の2ページで真実をドバドバ流してきたことが衝撃的で読後1分くらいは「良作!」って思ってましたが、振り返ってみると内容の無さが凄いです。
でもその内容の無さがつまらないというわけではなくて、むしろその何もない感じに愛おしさを感じている面もあるんですよねー!
吸血鬼と吸血鬼ハンターがひとつ屋根の下にいるのに、「かびの生えかけたパンが良い」「いいえしっかりしたものを食べてもらわないとっ!」ですからね。


んー、語弊を恐れずに言えば面白くはないです。
でも「キャラに惹かれる」ことを目的とした物語なので何も問題がないんですよ。

……という理由で非常に評価しづらいです。



以下、読書メモをもとに掘り下げ



読書メモ




40p:安心してください、ハッピーエンドです
⇒『もんラブ』っていう前科のせいで、結ばれてハッピーエンド→からの即デッドエンドくらいは覚悟してました。



55p:豹変
⇒この作品が「真と誠一郎のラブコメ」であることを確信した瞬間ですね。
このシーンまでは大人びて理知的で良い意味で年齢不相応な態度と思考速度だった真の、百八十度違う意味で年齢不相応な喜びの感情の爆発。
「かわいい」以外の表現方法が知りたい



72p:人類救済連盟
⇒簡単に言えば「吸血鬼は人間の上位種、崇めよ!」みたいな団体。
いつの時代、どこの場所でも理解できない力を持つ者たちを勝手に奉る集団はいるんですね~、としみじみ思いました。
一種の同化なんでしょうかね、こういうの。




76p:マルボロ
⇒マルボロだからこそ出せるハードボイルド感ありますよね。

「タバコ」だとちょっと悪い感じ
「メビウス」だとやや若者感
「マイセン」だと時代に取り残されつつある感
「わかば」だとおじいちゃん
「マルボロアイコスバランスドレギュラー」だと長い
「あぁん?ボックスしか取り扱ってないってどういうことじゃ、こちとらお客様やぞ要望聞いてソフトも置けやボケ!」←闇

※イメージです




129p:優しい
⇒表面的な行為ではなく、相手の意を汲むかどうかで優しさを判定しているあたりに良さを感じます



148p:んー……泉=真?
⇒音信不通で行方不明の真の母・泉が薬で若返って“娘”として振舞っている説を提唱したかったんですよ。
過去の泉の言動と真の言動があまりにもダブるので。



166p:半分正解
⇒クローン!っていうことで泉=真説はある意味正解、ある意味不正解という微妙な宙ぶらりん状態に。
「吸血鬼」という表面的なキーワードの他に、「心」という潜在的なキーワードがこの作品にはありそうです。
……どうでもいいですがマコトネットワークとか言い出さないですよね?



210p:怒涛の新情報
⇒いろいろ知ってんじゃねぇか真ちゃん!!

世界観が暗いなかで、いかに暗く見せないかというのがこの作品のひとつのポイントな気がします。
暗く見せればその分真に同情が生まれてしまい、この作品の場合はそれが雑音になってしまうんですよね。
なので、こういう何気ないところで先に真実を暴露しちゃうことで、作品の未来に対しての不安をなくそうという意図でしょう。
誠一郎はまだ何も知らないわけですが(笑)



まとめ





徐々に料理のレパートリーを増やしていく真とか、
わざとうっかりお風呂上がりにタオル巻くだけで出てきたりする真とか、
時計のパーツを前に「むむむ……?」ってなってる真とか。

そういう真を、私は読んでみたい




以上!



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