今日のラノベ!
うわ、本当に高校生達が公園で遊ぶだけの話だ……!
日常かと思いきや、友情と絆に満ち溢れたラブコメ
日常かと思いきや、パニックホラー
そんな例はいくつも見てきましたが、この物語は混じりっけなく本当にびっくりするくらい高校生達が公園で遊ぶだけのお話ですね。
それ以上でもそれ以下でもなく。
例えば主人公の深夜徘徊
近所の人に「謎の不審者」として噂されるほど、毎日のように家を抜け出し公園を散歩。
+このタイトル
=昼間は何気ない高校生として振る舞いつつ公園の邪気を確認し、夜には邪気を祓うなどして人知れず平和を守っていたら何やら悪の組織が現れて系のお話
例えば幼馴染(女)の親友(女)と2人で恋バナ
「幼馴染(女)との関係はどうなの?」というイジリ
+このタイトル
=その場では何気ないふうを装いつつ、終盤で段々近づきくっつく二人に「ほらね?」とドヤ顔を決める親友(女)を2人がどつく。
……とか、ありそうじゃないですか!!
ぜんっぜんそんなこと無いの!!!
瀬川と吾妻がちょっと良い雰囲気を醸し出したりするシーンはありますが、
マブダチ以上「友達以上恋人未満」未満みたいな。
で、そこにもどかしさを感じるかと言えばそうでもなく。
「まぁ、瀬川と吾妻だし?」と納得している自分がいるんですよ。
じゃあ、この本って何なのだろう?と考えてみるけど……何なんでしょう?
読んだからには何かを学び取りたいですが、かけがえのない友人?いつかは色褪せる日常?
多分そうじゃない。
そうじゃないんだろうけど、じゃあ何?というところで止まってしまうもどかしさ。
それが青春
これぞ青春
ありそうで無かったというか、誰も商業レベルでやらなかったことをやってのけましたよね。
誰にでも書けそうで、誰も書かなかった「ただの日常」。
疲れている時に読む分には最高の小説だと思います。
疲れている時に読んで最高だと思った私が保証します。
重厚な物語を求めている時には……まぁこのタイトルをそんな気分の時に手に取る人は稀でしょう。
歴戦の猛者が裏をかいて手に取るくらいで。
「もっとも軽いライトノベル」を是非に。
以上!
著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 瀬川エリカと俺、吾妻千里は小学校3年生からの幼馴染みだ。 小学校でも中学でも、そして高校でも、瀬川と俺は、公園で遊ぶ。ダベったり、野球をしたり、あ走り回ったり、ちょっと喧嘩したり。 「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」 「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」 「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」 「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」 「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」 そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――。 |
感想:★★★★★
うわ、本当に高校生達が公園で遊ぶだけの話だ……!
日常かと思いきや、友情と絆に満ち溢れたラブコメ
日常かと思いきや、パニックホラー
そんな例はいくつも見てきましたが、この物語は混じりっけなく本当にびっくりするくらい高校生達が公園で遊ぶだけのお話ですね。
それ以上でもそれ以下でもなく。
例えば主人公の深夜徘徊
近所の人に「謎の不審者」として噂されるほど、毎日のように家を抜け出し公園を散歩。
+このタイトル
=昼間は何気ない高校生として振る舞いつつ公園の邪気を確認し、夜には邪気を祓うなどして人知れず平和を守っていたら何やら悪の組織が現れて系のお話
例えば幼馴染(女)の親友(女)と2人で恋バナ
「幼馴染(女)との関係はどうなの?」というイジリ
+このタイトル
=その場では何気ないふうを装いつつ、終盤で段々近づきくっつく二人に「ほらね?」とドヤ顔を決める親友(女)を2人がどつく。
……とか、ありそうじゃないですか!!
ぜんっぜんそんなこと無いの!!!
瀬川と吾妻がちょっと良い雰囲気を醸し出したりするシーンはありますが、
マブダチ以上「友達以上恋人未満」未満みたいな。
で、そこにもどかしさを感じるかと言えばそうでもなく。
「まぁ、瀬川と吾妻だし?」と納得している自分がいるんですよ。
じゃあ、この本って何なのだろう?と考えてみるけど……何なんでしょう?
読んだからには何かを学び取りたいですが、かけがえのない友人?いつかは色褪せる日常?
多分そうじゃない。
そうじゃないんだろうけど、じゃあ何?というところで止まってしまうもどかしさ。
それが青春
これぞ青春
まとめ
ありそうで無かったというか、誰も商業レベルでやらなかったことをやってのけましたよね。
誰にでも書けそうで、誰も書かなかった「ただの日常」。
疲れている時に読む分には最高の小説だと思います。
疲れている時に読んで最高だと思った私が保証します。
重厚な物語を求めている時には……まぁこのタイトルをそんな気分の時に手に取る人は稀でしょう。
歴戦の猛者が裏をかいて手に取るくらいで。
「もっとも軽いライトノベル」を是非に。
以上!