カテゴリ: 講談社ラノベ文庫

今日のラノベ!


異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 10

タイトル

著者:
むらさきゆきや

イラスト:
鶴崎貴大

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

MMORPGクロスレヴェリのトッププレイヤー坂本拓真は、異世界に招喚され、魔王ディアヴロを演じることに!?大きな戦いを終えたディアヴロだったが、怠惰な日々を送ることは許されなかった。国王陛下から召喚命令が届く。さらに、レムに渡した結婚指輪が、実はシェラの指輪と対になっていることが判明!バレる前に正式なものを用意しなくては!?ギルマスのシルヴィに協力を頼む、魔王らしく尊大に。「許す、我のために存分に働くがよい!」「じゃあ、探検に行こうか―“深緑の大聖堂”へ!」やがて世界を震撼させる魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、第十幕!新展開、開幕!




感想:★★★★★




満を辞してのシルヴィ回!











TVアニメ放送開始しましたね!
早速アニメ効果なのか、Amazonのラノベ売れ筋ランキングでも本作が大量発生中!
7/9の19時時点ではトップ15に既刊全てがランクイン!!凄いw







ではここから感想。


1巻からディアヴロを翻弄し、ギルドマスターという立場からサポートもしてきたシルヴィが表紙に登場!
その薄着とは裏腹にガードの硬かった彼女がついに魔王の毒牙にかかるのか……?と期待していましたがそんなことはありませんでした……
むしろ無意識の誘惑で魔王を翻弄する側でした……!


その薄着で膝枕&耳かきは……天才かっ!!



魔王モディナラームとの戦闘を経て、ギルド全体としては力を持つディアヴロへの警戒を強めなければならない状態になっていますが、シルヴィ本人としてはディアヴロへ信頼を置けると判断しつつある感じでしょうか?
もともと要警戒って程の態度は示していませんでしたが、ディアヴロの個人的な相談のためにギルドの仕事を後回しにしたあたりに、個人的な信頼関係が見えた気がします!







久々の登場となったホルンちゃん&女神ババロンは嬉しかったです!
盗賊としてのレベルは80になったもののその力を引き出しきれずにいる上に、魔術師としての成績も伸び悩む彼女。
真逆の理由から伸び悩む状態にあるために、なかなかコレといった解決策を見いだせないのがですね……
でも今回の事件で生徒会長と繋がりを持てたことですし、もしかしたら急成長をみせるのかも?

頑張れる子で素直に反省もできる子なので、乗り越えた姿を早く見せてほしいものです!


でも王都編が終わったらまた離れ離れになっちゃうんでしょう……寂しい……





ババロンの発言やシルヴィの言う魔女の存在からして、ディアヴロ以外にも異世界召喚されてきた人物がいるのは間違いなさそうです。
むしろレベルアップを司る女神がそういう知識を持っていて当たり前のように例えに用いるくらいですから、そもそも「異世界への召喚」ではないという可能性も無きにしも非ず……




読書メモ




20p:また角か!
⇒また角か!!!
好きだな!異世界、ベッドインの角、好きだな!!!



49p:よがっだよ……
⇒これで本当にササラが剣術の師としての一歩を踏み出すことができます……!
育ての親との決着から魔王討伐と息つく暇もない展開でしたが、父を弔い蕎麦と打つことでようやく気持ちの整理をつけることができるんじゃないかな?とほっこりしました。



122p:ワルイド
⇒……誤字?



158p:血筋
⇒レムの家系が先祖代々受け継いできた魔王。
やっぱり封じられるに足る理由はあったんですね……!
……あれこれ初情報で合ってますよね?既に出されてる情報だとしたらちょっとばかしこのリアクションだと恥ずかしいんですが。
ストーリーに関しては毎巻冒頭で振り返ってくれるので完璧ですが、細かい発言だったり伏線はやっぱり頭から抜け落ちてしまいがち……
長く続くシリーズほどこうした疑心暗鬼が積み重なっていきます。
シリーズが続いていることに喜ぶべきか、楽しみきれないことを嘆くべきか……






まとめ






あちらの世界の「魔王」という絶対的な脅威が取り除かれた今、この作品の次なる目標がどこに定められるのか。
11巻で行われるであろう王との謁見が鍵を握る……のかな?
王宮親衛隊の好戦的な立場も気になりますし、色々と楽しみです!!





以上!



にゃんにゃんにゃーん (。☌ ᴗ ☌。)

スモモちゃんだと思った?
残念、デスカイザーです!


今日は『→ぱすてるぴんく』のプチ聖地巡礼してきました!
もうちょっと回ってみたい場所はありましたが、実在するのか微妙な場所を特定するために歩き回るには今日は暑すぎました……
後々「雑記ブログ」のほうでまとめます~

※7/1追記
聖地巡礼についてまとめましたー!
興味がある方は以下のリンクからどうぞ!

ラノベ聖地巡礼NO.1『→ぱすてるぴんく。』
(デスカイザーの雑記ブログ)







では、そんな本日は当然この作品。
今日のラノベ!



→ぱすてるぴんく 2


ぱすてるぴんく。2

著者:
悠寐ナギ

イラスト:
和錆

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

スモモが引っ越してきたことから始まった“炎上”事件もどうにか収束を迎え、緋色とスモモは穏やかな日常を送り始める。スモモの家でお泊まり会を開いたりと二人のイチャイチャも加速しつつある連休前、緋色のクラスでは遠足に向けた班決めが行われるが―!?―渚と同じ班…だと?成り行きで緋色は渚たちのグループに加えられてしまい、遠足は波乱の展開に。そこで聞かされる、渚の想い。そしてスモモが願う、自分たちの“恋人”としての在り方とは―!?元カノと今カノの想いが混じり合ったその時、再び物語は動き出す。中高生に“刺さる”と話題を呼んだネットネイティブ世代の青春を描く新感覚ラブコメ、再始動の第2巻!




感想:★★★★★




壊れたスマホから始まる、過去の恋の決着。





大人気最先端型新感覚ラブコメ第2弾ということで、先述の通り発売日に合わせて聖地巡礼を敢行するくらいには楽しみにしていました!!
ひとまずその期待が悪い方向に裏切られることはなかったので一安心。
(ここまで盛り上げておいての★3とか洒落にならない)


メインヒロインを差し置いての渚回!!!
……というほどスモモが置いていかれるわけではありませんが、やっぱり最後に持っていくのは渚。
1巻で「空中分解した初恋」をお互いに認め合った2人が、「初恋を終わらせる」ためにどう動くか、というのが1つのメインストーリーでした。
永遠のサブヒロイン・渚の生き様がここにあります……!!

当然メインヒロイン・スモモとのデートや、小悪魔フレンド・檸檬ちゃんのメイドさんスタイルなど、どのヒロインもスポットライトが(表にも裏にも)うまいこと当たり続けていて、そこは1巻以上に良かったと思います!
誰も空気ヒロインにならなかったよ……すごい……
強いて言うならスモモの妹が空気。





和錆先生のイラストは、今回も最高に素晴らしかったです!!
唇がセクシーですよね……!
色合いとかスタイルとかも魅力的ですが、イラストのどこに目が行くかと言われたら唇なんですよ。
すももがあどけないのに大人びて見えたり。
超然とした雰囲気を纏いそうな渚が女子高生のラインに戻ってきたり。

そんなフェチ今まで全く持っていなかったはずなんですが……不思議です。







今回も「写真のクラウド保存」「スマホが無いと連絡が取れない」「戦略的なSNS」など現代の若者が共感できるようなネタと、「デート先で友達とエンカウント」「ぼっちに辛い遠足の班分け」などラノベの鉄板ネタを融合させていくスタイルが読んでいて楽しかったです。


そう、遠足。作中では懇親会という名称でしたが。
1年のスモモと檸檬ちゃんは高尾山へ、2年の緋色と渚は鎌倉へそれぞれ向かいます。
ねー。
普通に学校生活謳歌できていれば楽しいイベントなんですけどねー。






……中学の遠足が鎌倉だったんですよね。私。
いじられ男子三人衆+強気な女子2人の5人でグループ組んでいて、お世辞にも楽しいと言える遠足では無かったなぁってことを思い出しました。
お手洗い行って戻ったら居なくて、誰の連絡先も知らなかった為に小町通りを半泣きで右往左往したり。
お土産の鳩サブレがバッキバキに割れてたり。
そもそもずっと気まずい空気だったり。


緋色くんが悲しい思い出を作ることにならなくて良かったです……
危うくザキさん(柿崎さん)を好きになってしまうところでしたよ……



1巻に続いて2巻でも抉られるとは思いませんでした……やるな、悠寐ナギ先生……コフッ
恋愛に関しては相手も居ることですし渚の叫びを読んで理解した上で「黒歴史」として処理するようなことはしないですが、今回のに関してはガチの黒歴史と読んで差し支えないやつなので困ります。



「あたしとの思い出を黒歴史だなんt「お前は誰じゃアレは黒歴史じゃ!!!!」」

ってやつです。







私の黒歴史の話はここまでにして、「等身大」と「顔」をキーワードにしてネタバレしない程度に踏み込んでいきましょう。



「等身大」と言うと、本心をありのままに~とか、偽りのない姿で~、とかをイメージすることが多いと思います。
少なくとも私はそうで、多分緋色くんもそうなんですよ。
それ自体間違っているわけではありませんが、それが満点回答かというとそうではなく。

「等身大」が1つに収束しなくても良い、というのが緋色くんの見落としていた部分。

それを表現するのに一番良い言葉が「顔」かなぁ、と。




例えば渚なら、

・ザキさん、南雲と3人で居る時の「顔」
・後輩の檸檬ちゃんを前にした先輩としての「顔」
・緋色を前にした時の素「顔」




と、それぞれ微妙に異なる「顔」でそれぞれコミュニケーションを取っていますが、そのどれもが「等身大」の彼女であることに間違いはありません。
檸檬ちゃんもその辺りうまいですよね。
普段マイペースそうなザキさんでさえ、SNS上では「顔」を使い分けていました。


必要な時に適切な「顔」を使い分ける。
その使い分けも含めて「等身大」である。


スモモと平等であろうとすることと、渚と程よい距離感で接すること。
それを同時に行うことの難しさに翻弄されるのが今巻の緋色くんでした。
言ってしまえば1巻の本質もこの「顔」の在り方に帰結するので、実は同じようなところでグルグル回っている緋色犬だったりします。






「緋色くんが犬って可愛いですね!」
すももさん、カットインやめてください。誤字です。







1巻と同じような展開、されど青春ってそういうものだと思います。
特に人間関係について、一回学んだから「はい、次から完璧に直せます!」なんて無理です。
少しずつ、まわりの助けを借りながら、矢印の行き先を少しずつ調節していくんです。
それが青春。それで青春。
振り返りたくない記憶で成長し、振り返りたくない記憶になるかもしれない出来事を積み重ねていくことが青春。





緋色の矢印の向かう先がすももで終わると書いて『→ぱすてるぴんく。』
本当によくできたタイトルですよ……





読書メモ




105:マジ卍
⇒寺だけにね!
……いや八幡宮は神社枠だな!!!



116p:壊れたスマホ
⇒緋色のスマホで渚のアカウントにログインして連絡を取れたのでは……?
いやいや、緋色が気づかなくても渚がそれに気付かなかったとは思えないですから、これは渚らしさの出るシーンということで。



174p:木製の電卓
⇒何ですかそれ欲しいんですけど……
これは聖地巡礼ついでに買えというお導き……?



183p:アンジ……

⇒このカフェ実在するんでしょうか……
西船橋は軽く駅周り一周しただけなので写真とか残してないんですよね……
今度また行ってみます。



210p:ふらふら
⇒なるほど。
これが後のスモモの状態のフラグでしたか!



228p:駅まで10分
⇒うーん……フラワーロードのオ○ジン弁当あたりを右折するのかな……
2巻のほうが特定の手がかり多かったのが今回の聖地巡礼最大の誤算なんですよ……
小岩のあたり歩き回っていた時、まだ2巻の60pくらいしか読んでいなかったので「商店街を抜けて」「自宅から見て駅とは違う方向に中学がある」「公衆トイレとブランコとツツジのある公園」「中学までチャリ通&川沿い?」とかくらいしか手がかり無かったんですよね。






まとめ




なーんかまた気がついたら長い感想になってますねー……
あっちこっちに書き留めたい感想が落ちたので、それを掬い上げていったらこうなってしまいました。

3巻も読みたいですよー!!
檸檬ちゃんについてもっと深く掘り下げた話になりそうな予感がビンビンしますからっ!



最初は「フォロワーさんが受賞してる!読まなきゃ!」から気にしていた作品だったんですが、いつの間にかというか恐ろしいスピードで人生に食い込んでくる作品になってしまっています。

でも、しょうがないですよね。
男の理想を凝縮して生まれたような後輩系彼女と、男の理想を凝縮して生まれたような美女元カノと、男の理想を凝縮して生まれたような後輩小悪魔萌え袖っ子ですよ?
こんなバカ正直に「私はこういうヒロインが好きです」って宣言されたら「私も大好きです」って返礼するしか無いじゃないですか?

ストーリーは見覚えのあることないことズバズバ抉ってくるから心にも深い傷を残していって、記憶に残る可愛いヒロインがいて。

面白い面白くないとかの前に、こんな理想の集大成を忘れろというほうが無理ですよ!
全くもう!!全くもう!!!!




はい!以上!!!




今日のラノベ!


ぱすてるぴんく

ぱすてるぴんく

著者:
悠寐ナギ

イラスト:
和鯖

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

他人との関わりを避け、ぼっちとして暗い高校生活を送る軒嶺緋色には彼女がいる。ネット恋愛の恋人・楢山スモモだ。決して会うことは叶わないはずだった二人。けれども迎えた新年度、緋色が自宅のドアを開けると、そこには“ネット彼女”のスモモがいて――!? 「わたし、引っ越して来ちゃったんです」「……なんですとっ!?」ネットの彼女がリアルの彼女になったそのとき、物語は動き出す。夢にまで見た恋人とのパステルピンクな学園生活が、ぼっちの殻をぶち壊す! けれどもそこに潜むのは、緋色の“元カノ”の影……?どれだけ痛くたって、これが僕らの恋愛だ! ネット恋愛→学園ラブコメな炎上系青春ストーリー、いよいよ開幕!



感想:★★★★★

にゃんにゃんにゃーん (。☌ ᴗ ☌。)




読んでいる間、ずっとドキドキしていたように思います。
それは可愛い彼女への恋であり、初恋の甘酸っぱさであり、実らない初恋に宿るトゲであり、「娯楽」で人を貶める事への忌避感であり、トゥンク……であり。
学園ラブコメラノベの王道中の王道なストーリー構成でありながら、SNSやブログなど現代的で先進的な内容を主軸に据えたこの物語。

1人のラノベブロガーとして声高に叫ばせていただきます。













こんなラブコメを読みたかった!!
ありがとう!!!!!
















では、感想をば。



ネットで出会い、なんやかんやを経て恋人になり1周年を迎えた春。
東京に住む緋色は高校2年に、そして高校入学を迎えたスモモは愛媛からはるばる緋色のご近所さんに!?

そんな所から始まる純度85%のラブコメが前半部!


プロローグではSkypeのビデオ通話で交際1周年をお祝いしているんですが、もうこの時点からラブラブで甘々でドキドキしてました……。
スモモが引っ越してきたことを緋色にカミングアウトするシーンもですね、最初の一文字から緊張で噛んじゃうスモモが可愛いのなんのって感じなんですが、

サプライズで引っ越してきちゃう行動力がありつつそこで緊張しちゃうかー、とか。

13pで満面の笑みのイラストを見せて、その後すぐの37pで緊張で顔が固くなってるイラスト持ってくるかー、とか。


単純に可愛いスモモを、さらにギャップで良く見せようとするとか犯罪級に可愛くなるじゃないですか?
まったくもう。
タ○ーズコーヒーでニヤニヤしてしまった責任をとってください!
最高です!まったくもう!!




その後順調にイチャイチャする二人でしたが、緋色と渚の淡くも苦い初恋の話を挟んだ後の後半部は純度85%のラブコメを純度100%に近づけるための苦悩のお話

ここからは読んでいてとても苦しかったですね……。
読みづらいとかではなく、緋色への同情と緋色への怒りという2つの感情によるものです。




高校という多感な時期において、ネット恋愛という“異質”なものは格好の娯楽の的になり得たでしょう。
娯楽…………うん、娯楽。
人の恋路を笑うことで、当人がどれだけ傷つくのか「何も考えず」、否「考えようとすることもなく」。
ここまでスモモと緋色の恋路をほんの一瞬ながらも見てきた身として、とてもイライラしました。
なんてやつらだ、と。




そしてそんな緋色への同情と同時に湧き上がるのは、「緋色お前何してるんだっ!!」という怒り。
自分たちのことを目の前でバカにされていたのに、事ここに至っても尚スモモの前で啖呵を切ることができなかった緋色への、怒りです。
過去の話を直前で読んでいるために彼なりの葛藤があったことは分かっていましたが、それでもやっぱり言いたかったです。


「そこは誇れ!」と。
「お前の大好きな女の子を誇れ!」と。







そんな情けない姿を晒す緋色くんもいましたが、その後はそれまでに張られた伏線をみごとに回収してのハッピーエンド!


伏線というのも「約束」などの露骨なものだけでなく、こちら(読者)の感情面をも組み入れた伏線も含んでいます。
例えば上述の「誇れ!」についてとかですね。
全世界的に誇るというのは予想外でしたが……うん、世界一大事な人を全世界に向けて誇って何が悪いっていうんでしょう!
それでこそスモモの覚悟に対して緋色が真っ先にやらなければならなかったことなのですから!

その気概を見せてくれた緋色に、スモモ目線でキュンキュンします……



「娯楽」についても、少なくとも準ヒロインの檸檬ちゃんについては、自分の行動を省みることの出来る根の良い子だと分かったところで良い締め方だったと思います。
ただしクラスのイケメンず、てめぇらはダメだ。

渚はイケメンすぎるので、IF世界線でも何でも良いので彼女が幸せになる瞬間を是非読みたいです……。





以下、一部変態の混じる読書メモ

読書メモ

18p:船橋!
⇒親戚の家が船橋近辺で小さい頃からよく行っていたので、とても感慨深いものがあります……。
緋色たちの通う学校最寄りの西船橋駅は千葉県内でも屈指の、というかJR私鉄合わせると船橋駅を抑えて県内トップの利用客数を誇る駅なのです。
(ソース:乗降客数ランキング(日):千葉県(出店戦略情報局)
上京してきたスモモが目を回すのも無理ありません……。



49p:「→ぱすてるぴんく」との出会い
⇒スモモのブログ「→ぱすてるぴんく」に緋色がやってきた最初の理由。
それがもし渚のおすすめとかだったら、今頃とてもドロドロした話になっていただろうなぁ(ワクワク)という妄想メモ。
余談ですが、あらすじが余りにも甘すぎて逆に後半に行くにつれて血に塗れ鬱まっしぐらな展開になるんじゃないかと戦々恐々としていた人がいるみたいです。



116p:ブログ
⇒章の間にブログ「→ぱすてるぴんく」のスクショ風イラストが入るんですが、最早ハンドルネームでもイニシャルでもなくハッキリと「緋色くん」と書いて全世界に発信しているスモモのメンタルが凄いです……。
さすが引っ越してくるだけのことはある……。
というか本名晒されてるけど良いのかスカーレット……。



134p:俺
⇒やぁん……
過去の出来事を引きずらないために、意図的なのか無意識なのか一人称が変わるやつぅ……
しかもさりげなく変えつつ強調してしっかり教えてくれるやつぅ……
すきぃ……



144p:物干し竿
⇒クラスメイトの女の子の家のベランダの物干し竿見て「またここを通ろう」と決意する緋色くんと一緒にお酒を呑みたい……
分かるよその気持ち……

住宅街でベランダを注視する人がいたら、空き巣犯か変態の2択です。警戒しましょう。



185p「お前は僕のオンリーワン(要約)」
⇒うわぁ……こんなセリフ言ってみたい……
このセリフにドン引く風を装いつつ顔が真っ赤になる彼女がほしい……
あるいはスモモみたく真に受けて嬉しみを爆発させてくれる彼女に誰かなってくれませんか……?



209p:死体蹴り
⇒俺がお前らを死体にしてやるからちょっと待ってろ二次元への入口はどこだ

それはともかく、ここに至るまで「嘘のような本当のラブコメ」が成り立っていたのに、急に現実に引き戻された感がありました。
正確にはこの20p程前あたりからですが。
冷水を浴びせられたよう、ってこんな感じなんですね。
呆然としてしまいました。



249p:やだ……この子良い子すぎる……
⇒最後の読書メモは渚!
渚について語らせてくれ!!

うまく行かなかった初恋を「黒歴史」とせず、無かったことにしようとせずに向き合い、自身の青春として刻み込む彼女の高潔さがとても光っていました。
そして、それを元カレである緋色にも求める豪胆な部分が最高にイケメンです!
さらにさらに、新たな彼女とのトラブルで苦しむ元カレを連れ回し、自分との初デートを行動でなぞり意識させ怒り叫び窘め想いの丈をぶつけ合おうとする渚さん……かっこいいよぅ……。

語弊のないように「スモモが今作最高のヒロイン」であることを前置きしますが、今作最高のヒロインは渚です!
ツッコミはコメントにて受け付けます


まとめ


自分が求めていたラブコメはこういう形だったのか!と納得する読後感でした。
いや、読後感なんて生ぬるいですね。
読み始めからずっと納得し続けていました。

……あぁ、もう取り繕うの面倒くさい!








めっちゃドキドキしました!
めっちゃキュンキュンしました!!
スモモが可愛い!
緋色くんも可愛い!!
よし!!
にゃん!!
この作品に出会えて良かった!!







最高のラブコメをありがとうございました!
7月発売の第2巻も楽しみにしております!!




以上!



今日のラノベ!



異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 9

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 9

著者:
むらさきゆきや

イラスト:
鶴崎貴大

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

MMORPGクロスレヴェリのトッププレイヤー坂本拓真は、異世界に召喚され、魔王ディアヴロを演ることに!?次なる敵は多くの魔王を吸収した大魔王!?今のままでは勝てない、と判断したディアヴロは剣聖を訪ね、戦士としても人族の限界を突破した。だがその頃、城塞都市ファルトラに魔王軍が侵攻してくる。冒険者エミールや領主ガルフォードらが剣を取るものの、敵の強さは、人々の予測を遙かに凌駕しており…!?「クックックッ…大魔王などと名乗っておきながら、我を知らぬのか?無知の極みだな!」やがて世界を震撼させる魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、第九幕!そして、本巻にて重大発表アリ!




感想:★★★★☆




TVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』
2018年7月より放送決定!!




時流に置いていかれている感半端ないですが(この巻の発売が2月)、めでたいものは何度祝っても良いではないかの精神で祝いましょう荒ぶりましょう!
めでたや!!


問題は、アニメで“入れる”かどうかですよね。
『魔装学園H×H』が行けたんですから、地上波は真っ白でもしょうがないですから円盤なり配信なりで真っ白抜きで何とか制作していただけないでしょうか!という全世界の紳士諸君の声をここに代弁させていただきます。





さて、物語は大魔王編のクライマックスでした!
多くの魔王を取り込み大魔王を称する《乱心の魔王モディナラーム》がついに始動。
この物語の拠点にして人族の防衛拠点・城塞都市ファルトラに向けて進軍するは1000を超える魔族の軍勢。
迎え討つは我こそはと名乗りを上げた冒険者、そして領主ガルフォードとその配下、元ジルコンタワー領主ラムニテス。


正直現地の人族舐めてました。
ディアブロが規格外なだけであって、強い人は本当に強かったです。
なかでも今巻で1番と言っても良い奮戦を見せたのは領主ガルフォード
8巻までに登場してきた数多くのキャラの中でも1、2を争う強さだとは漠然と分かっていましたが、7巻でロゼが苦戦した魔族・リョカを圧倒するほどの力の持ち主だとは流石に思っていませんでした……。

えー……ササラの次に強いのかな?



エミールの成長も些事ながら胸にくるものがありましたね……。
「全ての女性の味方である」ことを貫き続け、己の強さの糧としてしまうその崇高な克己心は尊敬されるべきものです。

ただ、ですね。
正直今巻で1番引っかかったのも彼だったりします。
魔族とはいえ貴重なドラゴン娘っ子だったリョカが呆気なく殺されてしまったのに、エミールはモディナラームと対峙し致命傷を受けながらも生き残ることが、ちょっと納得いかなかったです。
戦いは時の運ですし、最後の最後どうしようもなくなった場面でディアブロが間に合ったと捉えればそれもそうなんですが……。
リョカに対してのエミールとガルフォードの戦闘描写の差を踏まえると、モディナラームと対峙したらエミールは塵芥のように、周りで吹き飛んでいた兵士たちと同様の存在にまで落ちているほうが自然なように感じました。

まぁ、命が残ったことは素晴らしいことです。
リョカとの戦いで見せた隙を昇華して、これからも女性の味方で有り続けてください!





ディアブロとモディナラームの戦いは、一周まわって語ることが無いかもしれないです。

ディアブロは万全を期して戦いに臨み、モディナラームは本能の赴くままに破壊衝動を発露していた。

その両者が本気で激突して、どちらが勝つかは最早明白。
故に、語ることが無いというわけです。


語るとすれば、両者の戦いの延長戦。
モディナラームが“魔王の器”たるレムの身体に入ったところですね。
表紙のダークサイドレムですね!

レム自身自分の感情に名前を付けられていなかったけれども、確実にディアブロを夫にしたシェラに嫉妬しているレムが可愛いのなんの……!
それに加えてモディナラームを消滅させるには自分ごと殺してもらうしかないと思い込む悲劇のヒロインポジション補正でしょ?
で、ディアブロからの結婚指輪でしょ?



ッッッッッ!!!!!
(心臓の止まる瞬間)




そのあとのディアブロの、

「実力も才能も自身もないヤツが、努力から逃げるな。死ぬまで足掻いてこその無能なのだから!」

本文262pより


という言葉は耳に痛すぎてしんどかったですが(笑)




もう少し細かいところはいつものコーナーの中で!




読書メモ




98p:まだHなことしてないのに……
⇒リョカの退場のショックのあまり本音をダダ漏らしにするdeskyzerさん。
どうでもいいですが「エロス」の「エ」と「H」が同じ形なの、言語学最大の謎だと思います。



132p:遅いぞ魔王!
⇒ヒーローは遅れてやって来てもいいけど、お前魔王だろっ!
めちゃくちゃかっこいいじゃねぇかこの野郎!!



148p:クルム
⇒記憶を失ったキャラが記憶を取り戻したらどうなるか。
創作にしろ現実にしろとても難しくデリケートな部分で、このシリーズでもクルムの記憶を完全な状態にすることについての議論は多く交わされてきました。
結果は両棲。
人への殺戮衝動は持ちつつ、記憶が不完全だった頃の経験・感情も途切れることなく持ち、もちろんビスケットの愛情もそのまま。
今まで通りのクルムとして、少なくともしばらくの間は過ごしていくことになりそうです。

問題は魔族がビスケット工場を作るだけの技術を手に入れた時ですね……。
クルムはそれまで受けた恩を蔑ろにするような性格ではないけれど、必要以上に神聖視するような性格でもないですからねぇ……。



185p:メイちゃんがデレたー!?
⇒リョカショックが醒めやらぬなか、まさかまさかの安心亭の看板メイドことメイちゃんが……ディアブロの頬にキスを……!!?


ちょっと何言ってるか分からないですね(T澤さん風に)
いや分かるだろ(D達さん風に)



待って本当に予想外……。
そのポジション、僕はシルヴィで予想していたんだ……




まとめ




バトルに次ぐバトルであっという間の300ページ弱でした!
魔族が強すぎてハラハラどころか諦観まじりだったけれど、最終的にはディアブロさんかっけー!に落ち着く安心感が良いですね。

これだけバトルバトルと来た、ということはですよ?
NEXTの10巻はEROがメニメニ、オーケイ?




レムという良心が乱れる側にまわった今、
ディアブロの初夜の明日はどっちだ……!



以上!



今日のラノベ!

だからオカズは選べない

だからオカズは選べない

著者:
天秤☆矢口

イラスト:
葉山えいし

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

つくば家庭料理学園―。ちょっと食への執着が強いだけのごく普通の青年・真白悟飯が入学した学校は、何かがおかしい…。入学初日から、男子たちからは強烈な敵意を、女子たちからは猛烈な好意をぶつけられ大混乱。それもそのはず。ここは“料理の魂”をその身に宿した“主食男子”と“オカズ女子”が学ぶ、料理のための学園だったのだ。そうとは知らず入学してしまった真白が宿す料理の魂、それは…主食の殿様、白いご飯!!「食べ合わせ」が人間関係にも影響するこの学園で、真白に史上空前のモテ期到来!塩対応の赤鮭女子、元気印の豚の生姜焼き女子、真白は誰をオカズにする!?爆笑必至の学園お料理ラブコメ、めしあがれ!!



感想:★★★☆☆




麺条、、、♥




第6回講談社ラノベチャレンジカップ佳作受賞作!
画像で帯が外されていない理由は、買って確かめよう!





思春期の子供に料理の魂が宿るという設定、もっと言えば主食男子とオカズ女子という設定がよく活かされていて面白かったです!
白米をオカズが奪い合うという基本はもちろん、
味噌ラーメンとの熱い友情
大阪のお好み焼き、
名は料理を表す、などなど。



度々出てくる料理慣用句はほぼダジャレみたいなものですが、コメディ寄りの今作において箸休めとして良い役目を持っていたように思います。

料理ものだけに!

地の文からジャンルを示唆すると「くどく」なることがありますが、今作ではちょうど良い塩梅でした。
というのも、魂を宿しているとはいえそれ以外は普通の……普通かなぁ……普通の高校生。
校門で風紀チェックもあれば、普通に学食でごはんも食べます。
言ってしまえば普通の学生生活。

なので、こういうところで料理っぽさ出していかないと……逆に病院食みたいに味気なくなってしまっていたでしょう。
個人的には薄味好きですけど。




そして何といっても勢いだけで笑かせてくる悟飯の食レポwww
これはwwwひどいwww
家で読んでて良かったと心の底から思いました。
まぁ……それが見開き1ページも続くとさすがに真顔になりますが。
何事もやりすぎは良くない。






さて。
そんなこんなで設定は好きなんですが、イマイチ納得いかない所が2点あります。


1つは「生徒会主催の真白君争奪杯」
終盤で行われる、主人公をかけてオカズ女子が料理対決するイベントです。
学園もののラノベだとよくあるやつなので最初はスルーしてましたが、よくよく考えると違和感の塊です……。


文化祭の目玉イベントというわけでもないのに、丸一日のイベントを計画から実行まで10日前後。
先生たちが特別に許可したとかかな?と思ったけども、「先生たちがこんなことに口出すわけない」(194p)という証言。
生徒会に強力な権限が与えられているパターンだとしたら許容できましたが、それを成立させるのならば本文中に生徒会役員を出さなければなりませんでしたが登場せず。
仮に裏方に徹するポリシーを持つ生徒会メンバーだったとしても、少なくとも景品たる悟飯の前に一度も顔を出さないというのはいかがなものか。
また、悟飯が一人のおかずを選んだとしたら、選ばれなかったおかず達が白飯に合わないようになってしまうのでは?少なくともショックを受けてしまうのでは?
そのような可能性を孕むイベントをみすみす開催させている教師陣は何をしているの?

……とまぁ、私が弁当の蓋につく米を一粒残らず取って食べるほど細かい性格なのが災いしているんでしょうが、腑に落ちませんでした。




もう1つは、脱衣

いや、もう今のラノベ界において言うだけ無駄かもしれないですが。
なぜ脱ぐ?

表紙が全裸なのは分かりますよ?
食事的な意味での「オカズ」と、性的な意味での「オカズ」を掛けているんですよね?
うん、これは納得ですよ。


納得できなかったのは、163p前後で焼き鮭さんが夜の校舎を全裸で徘徊していたシーンですよ。
このシーン、1冊通して見ても滅茶苦茶浮いてます。
赤鮭さんが言い訳をしていましたが、その言い訳も特に正当性のない、まとめてしまえば「衝動的に」くらいのもので。

「今までしたことなんてない」という赤鮭さんの言葉が本当なのだとしたら、このストーリーの導入に語られていた「夜な夜な校舎の廊下を歩く黒髪の少女の幽霊」のくだりが無駄ですし。
常習なのだとしたら、それこそなんで脱ぐの?っていうところに戻りますし。
料理っぽさ有る理由を付けてそれっぽくするのがこの作品の一番の見せ所なのに……
皮?皮なのか?







おかわりは読書メモで。






読書メモ




53p:薑
⇒表紙右側のポニテっ子、豚肉の生姜焼きの魂を宿していて、名前を「薑猪子」といいます。
「はじかみ」って読んで、生姜の旧名のようです。
ひとつ賢くなりました。

ついでに補足すると、
かつて生姜は「生薑」と書かれていたそうです。
薑だけでもしょうがを指すのですが何故「生」が付くのかというと、乾燥させて使う漢方と区別するため。
もひとつ賢くなりました。



100p:ヒアリング
⇒ヤサイニンニクアブラカラメマシマシィィ

どうでもいいですが、横浜家系ラーメンも白飯と相性良いですよ!
……あ、でもどちらかというとチャーシュー丼のほうがオーソドックス?



126p:唐揚げ
⇒分かるぅ……居酒屋の唐揚げ美味しいよねぇ……



128p:悪意ある擬音
⇒上述の脱衣の話にもつながりますが。
水鉄砲の擬音がドピュドピュなのは酷い。

オーケーオーケー水鉄砲の意図は分かってる。
こちらもラノベ読みのプロだ、ラッキースケベは大好物だとも。
だが、しかし!
果たしてこの擬音は必要だったか?!
弟妹に水鉄砲をかけられ、うへぇ(´Д`;)な薑ちゃんで良いのでは?!

この件についてのご意見、お待ちしてます。



228p:麺条……!
⇒惚れた



234p:パンはパンでも……
⇒なるほど、産地偽装ではなくこういうパターンの偽装もあるわけですか。
でもここで凄いと思ったのが、118pで小麦沢先輩の腕にくっついていたのが子の魂がおはぎだったこと。
パンとおはぎの組み合わせだと「うーん……」ってなりますが、アレとおはぎならまだ分かる気が……します。
ほら、あんこ掛かってるやつあるし!
……その理論で言うなら小倉トーストもありだし、おはぎじゃなくてあんこの魂になっちゃってるし、それが許容されるなら生牡蠣事件が加熱じゃなんとかならなくなるからダメだ……。

料理の魂の設定、融通がききそうに見えて意外とガッチガチだ……





まとめ




つい、ですね、思ってしまったんですよ。
この作品、一歩間違えたら『放課後バトルフィールド』に続く作品になっていたなぁ、と。

ノリと勢いを味噌ラーメンでなんとか締めたおかげで踏みとどまっている感じです。
化学反応でも起きない限り、2巻は爆死するんじゃないかと。




いや、というか何で読んでる時あんなに面白かったのに、こんなに酷評になっているんでしょう……?
普通に声出して笑ってましたし、麺条と悟飯の友情は腐ってなくても胸熱です。
赤鮭さんも薑も、それぞれ魅力的でつい迷い箸してしまいそうなくらいで。

んー……つまり、あれか。
味付けが合わないってやつですか。




以上!



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