カテゴリ: その他の文庫レーベル

今日のラノベ!

セックス・カンパニー


セックス・カンパニー

著者:
鏡遊

イラスト:
ナビエ遥か2T

レーベル:
ノベルゼロ


【あらすじ】

 世界的大企業の末端に勤める青年、千耶にはラッキースケベ体質という秘密があった。会社でも、なついてくれる後輩の凛々世にラッキースケベを発動しまくり!毎回、彼女にはなんとか許してもらっている。ある日、親会社の社長から男子禁制の楽園である施設“ヴァルハラ”へと呼び出される。そこで待っていたのは―新入社員と身分を偽っていた凛々世。実は“美人社長”だった彼女は千耶にミッションを下す。『進化したラッキースケベ体質、ラッキーエッチで美女100人を攻略して、至高の9人を見つけ出せ!』と。普通の会社員が文学美少女やアイドル達とエッチ三昧!ラッキーエッチラブコメ、ご開帳!





感想:★★★★☆





※伏字は諦めました。
    容赦なく連呼していきます。









『セックス・ファンタジー』に続く、ノベルゼロのセックスシリーズ第二弾!!
あちらは自他共に認めるクズ(あるいは性欲に忠実とも言う)が主人公でしたが、こちらは振れる能力値を全てラッキースケベに捧げたかのような体質を持つ会社員が主人公。
ラッキーならしょうがない。


会社の後輩もとい世界的大企業の美人社長・凛々世の求める9人の人材を探すべく、“ラッキーエッチ”体質を駆使して女の子の開花させていく!という物語。









一人目の被害者計画対象者であるアイドル・聖奈との初セックスにあまり興が乗らず、その後の凛々世社長暴露シーンでワクワクしたあたりで読み方を察しました。




確かにエロい。
2人目の対象者、文学少女の古詠とのセックスシーンもそれなりに良い。
でも、それなりに、なんです。

はたしてそれは、描写が抑えめだとかそういうことではなくですね……


凛々世なんですよ。
後輩であり、社長であり、親しい女性であり、同居相手である凛々世がメインヒロインすぎるんですよ……!
何なの!!
男の懐に入る才能に恵まれすぎてませんか!!?


そんな凛々世があまりにも魅力的すぎて、『セックス・カンパニー』なのに、セックスしてるヒロインよりセックスしてないヒロインのほうが株が上がるという罠。






攻略パートよりも作戦会議パートのほうが面白くて良いんでしょうか?


良いんです!!!











2巻もまた凛々世との日常が楽しみです。


以上!



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今日のラノベ!

メイドと学ぶ商会経営


メイドと学ぶ商会経営
クールな彼女の愛し方

著者:
肥前文俊

イラスト:
ぴょん吉

レーベル:
美少女文庫


【あらすじ】

「ご主人様、お情けをくださいませ」
 氷の美貌を蕩けさせ、恋人メイドのノエルがフェラ&おねだり! 経営危機に陥った商会を立て直し、クールメイドをアヘらせたい! ドジ巨乳メイドのターニャもサボりメイド・クロエも応援ご奉仕。ハーレムHに励まされ、クラウドが挑む起死回生の商売とは!




感想:★★★★★





ナイス HI☆TO☆DE!!








事故で亡くなった先代が遺した「三年後に返済する」という特殊な借入。
その存在に返済期限直前になり気づいた主人公・クラウドが、ローランド商会黒字倒産の危機を脱するべく金策を巡らせるお話。




「経営危機って言っても、ぶっちゃけエロパワーでどうにかしちゃうんでしょ?」とか思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。
(いや、だって美少女文庫だから……)



しっかり「経営」という地盤のうえで最後の最後まで正々堂々と金策を施し、商会を維持存続させようとするクラウドの姿は、まさしく尊敬するに足る経営者の姿でした!!


だからこそ、それを傍で支えていたメイド・ノエルの心境にリンクできるんです。
リンクできるということはどういうことか?







Hシーンの情動が素晴らしくなるということです(迫真)







特に第四章~終盤の、ノエルとクラウドのかけがえのない関係が描かれているあたりとか、悶絶必至です……!
それまでクールで、無表情で、常に冷静だとずっと評されていたノエルの…………くぅ~~~、思い出すだけでも鳥肌立ちますね!!


逆に、序盤~中盤にかけての H は割とパワープレイだったりします。
ヒトデのような何かとか、媚薬のお香とか。
そういうのが好きな人種は今すぐ買うべきですし、そういうのが好きな私はそれはそれで大満足です!





後半へ続く






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あけましておめでとうございます!
デスカイザーです!



感想書いている間に新年を迎えましたので、ここに新年のご挨拶をば。
本年も「デスカイザーのラノベ日誌」をよろしくお願いいたします。




感想書き納めにして書き初めとなりました。


2019年1発目の!

今日のラノベ!


PT追放されましたが、魔女や淫魔と暮らせて幸せです


PT追放されましたが、
魔女や淫魔と暮らせて幸せです

著者:
ちょきんぎょ。

イラスト:
47AgDragon

レーベル:
美少女文庫


【あらすじ】

「おぬしの命、わしが拾おう」
 仲間に捨てられた冒険者アステルを救ったのは迷宮の魔女セレネ。弟子入り契約の初体験!淫魔姉妹を召喚して3P!可愛い毒舌師匠とおちこぼれ使い魔と暮らす最高のダンジョンハーレム!
いつまでもこの日々が続くよう、命を分け与えてくれた大魔女に恩返しH!




感想:★★★★★




この公式あらすじ卑怯だよ!!!
「いつまでもこの日々が続くよう」卑怯だよ!!!
ずるいよ!!泣くよ!!!!










魔王討伐を目指すパーティーの盾役だった主人公・アステル。
財宝目当てに入った大魔女の迷宮はパーティーの実力に見合っておらず、彼を殿にして撤退……と言えば聞こえは良いものの、実際は死ぬ役を押し付けて敗走。

致命傷を負い死ぬのを待つだけだったアステルは、彼らパーティーの動向を見ていた大魔女・セレネに命を救われ、そのまま魔女の弟子に!





そんなこんなで(雑)、

淫魔呼び出す前に師匠の魔力を慣らす為にHしたり、

淫魔姉妹と契約Hしたり、

師匠とお約束達成ご褒美Hしたり……

師匠を……

師匠を…………(´;ω;`)















1冊の全ての流れが最後に繋がる!


師匠に救われた命!


増幅された性欲!


出てくるのは悪魔と人!


そして半人半魔の大魔女!










シンプルに愛と思いやりに溢れた物語でした!!



今まで盾役としてパーティ内で不遇な立場に居たアステル、限界があると自覚しながらも身体を鍛えて立派に役目を果たしていたのに捨てられた彼へ向けるセレネの愛。

自身は立派な淫魔でありながら、未熟と評される妹・アルマのために一緒に召喚されにきちゃうカルディアの姉妹愛。

自信たちに向けられる思いやりへ報いようと、主を想い、師を想い、肌を重ねてくるアルマとカルディアの愛。



それらがギュッとコンパクトに詰め込まれて、ギュッと、ギュッっと……









どこの感想を書こうとしても、
最後の展開、最後の一文に繋がってくるから涙腺がゾクゾクするんですよね!







表紙とタイトルを拝見したその瞬間から楽しみでしたが、やっぱり期待を越えていきましたね……
優しさに溢れていて、Hで、素晴らしすぎます……
語彙が足りない……


あー



すごく良かったです(捻り出した言葉がこれ)











読んで!!!!!!


そして最後の一文で感動して!!!!














新年も変わらず勢いだけで感想書いていることがバレそうですが。


以上!



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今日のラノベ!


虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん



虐殺スペック赤三月さんと
低スペック九木野瀬くん step.1

著者:
蓮見景夏

イラスト:
こーやふ

レーベル:
オーバーラップ文庫


【あらすじ】

 世の中、才能で人生決まる。低スペックな俺は周囲の心を殺すほどの圧倒的な才能をこう呼んでいる――『虐殺スペック』。ひょんなことから『万能』の虐殺スペックを持つ美少女・赤三月朝火の自殺を阻止した俺は「なんでも出来て退屈したから」とのたまう彼女に、せめてもの抵抗として反論した。
「なあ――出来ることじゃなくて、お前にしか出来ないことを見つけろよ」
翌朝、朝火から『人生の攻略本作り』を手伝えと脅迫された俺は、条件と引き替えに制作を始めるが、朝火の攻略法は斜め上をいくものばかりで……!?
低スペックが制作する人生攻略本、特典として万能美少女付き!




感想:★★★★★




九木野瀬くん、会話のセンスは高スペック









久々のオーバーラップ文庫でした!!
(具体的には『アルカディア=ガーデン』以来2年8ヶ月ぶり!)

表紙の赤三月さんの凛とした雰囲気に惹かれたのと、公式発売日12/25に掛けたのかクリスマスっぽい配色だったのが気に入って購入しました。








登場人物はシンプルに3人


「何でもできてしまうから」人生を終わらせようとしていた『万能』の虐殺スペック・赤三月さんと、
そこにたまたま居合わせてしまった低スペック・九木野瀬くん、
そしてそんな2人に自殺を止められた『美術』と『容姿』の虐殺スペック・黒花さん。


今生きている「人生」そのものの攻略本を作るという低スペックからしたら途方もない目標、それを『万能』の虐殺スペックは如何にして成し遂げようというのか!?

そんなお話。






面白かったです!!





言ってしまえば天才に振り回される凡人の物語。
しかし、「虐殺スペック」というパワーワードをひとつ放り込むことで、既存の作品とは一線を画しています。

周囲の人の心を殺すほどのスペック。
実にうまいネーミングです。
低スペックながら努力は重ねてきて、常人よりも多少頭が回る九木野瀬くんが死んだ魚のような目をしていて、音楽の世界からドロップアウトしたような過去がチラチラ見えていて、そんな彼が作った言葉と考えると殊更素晴らしいです。



でも実は『万能』の虐殺スペックを持つ赤三月さんも、周囲に期待されているように振舞う中で自分自身をも殺しているのかな、とも思ったり。
作中でも言及ありましたが『万能』だからといってもチームスポーツを勝利に導くことは出来ないし、体格や筋力がモノを言うところは守備範囲外だったり。


一部のジャンルでは突出していても他のジャンルで底辺彷徨っている黒花に至っては、むしろ虐殺スペックこそが彼女の人生を苦難に導いているようで。




思っていたのとはまた違う方向で、生きることの「ままならなさ」を突きつけられたような気がします。
スペック差による人生の難易度とか、そういう方向だとばかり思っていたので。
そういう要素ももちろんありましたが、それは多分主題では無いんですよね。
――スペックによって人生の進み方は変われど、その道中にはたとえ周りが理解できない類でも本人にはどうしようもない困難が待っている――みたいなところが主題だったのではと。


いやー、人生って本当にどう転ぶか分からないな……








で、冒頭の「会話のセンス」ってところですけれども。


ちょっとした軽口の応酬がそれなりの頻度であるんですが、これがとても面白い!
特に短いフレーズでテンポを作り上げて笑わせにくるのがとても上手いです!!
2往復くらいで完結するやつ。


54pの

「赤三月、なんで飛び降りなんてしたんだ」
「べつにー」
「語尾を伸ばすな」
「べつーに」
「…………」



だったりとか、ほんとこのくらいのコンパクト感。
こういった流れがポンポン出てくるので、飽きないですし、シリアスも際立ちますし。
この軽口が許されている空間の会話の中で「令名」とか出てきて、それに九木野瀬くんも全く動揺せず反応できているあたりとか痺れますよね!
なんだろう……
スペックとかでは無い部分、後から努力で付与される部分を尊重している雰囲気というか。
痺れますよね……






読書メモ




6p:本人に言うな……
⇒白紙答案提出が自殺の兆候っていうの、本人に言ったら絶対ダメでしょ!!
九木野瀬くんだったから良かったものの!!
「そうか、無気力……自殺もアリか……」とか選択肢に含まれちゃったらどうするの!!
こう、それとなく、いやどうしたら良いかまでは分からないですけど!



114p:死んだほうがいい
⇒自殺未遂現場を目の前にしたことのある人とは思えない一言(内心、自分への毒とはいえ)。
このあたり、さすが九木野瀬くんだなって思います。



191p~:然り、然り
⇒人生の攻略本、その取っ掛かりとして手をつけた「勉強法」について九木野瀬くんが黒花にレクチャーしているシーン。
「授業はテスト対策として非効率だから自習しろ」とか「昼に暗記、夜に実践」とか「覚えて忘れての繰り返し」とか、私も実践してた学習法がドンドン出てきてめっちゃ頷きながら読んでました。
万能法では無いけれど、初級編、8割取るための学習法ならこれ以上のものは無いと思っていたので嬉しいです。
「時間は低スペックの味方」みたいなところも本当にその通り……
凡人だから、時間をかけて非効率的にやるしか無い。
でもそれを受け入れて実際にやることに、やる気が必要なのです。



281p:誰!?
⇒この終盤での、メールのみでのご登場となる九木野瀬くんの知り合い。
……いや、誰!?!?






まとめ





人生
ただ生きているだけでは、ままならない


変えようと思い、
行動し、
試行錯誤し、
それでもうまくいかない


それが人生





純粋に、これから赤三月たちがどんな攻略法を見せてくれるのか楽しみです!




以上!



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今日のラノベ!

おでかけせっくす


おでかけせっくす
妹と初めてのラブホテル

著者:
みかづき紅月

イラスト:
三上ミカ

レーベル:
美少女文庫


【あらすじ】

「今日は声、我慢しなくてもいい?」
 禁断睡眠姦で結ばれた兄妹の初デート。街に出て二人はラブホへ!大人になっていく妹へ覚える後ろめたさ。だけど今は背徳感が快感に変わって……コンドームを使い切る四時間セックス!
「お兄ちゃん、唯で、イって♥」
 アクアドロップ兄妹純愛漫画を小説化。



感想:★★★★★



同人誌即売会では毎回大盛況!
三上ミカ先生のサークル・アクアドロップのノベライズ第二弾!!





毎年二回、コミケでしっかりセットを購入している三上ミカファンな私、大歓喜です!!
ストーリーは原作で言うと「おはようせっくす」と「おでかけせっくす」の2冊+書き下ろしでした。






「おはよう」は、初潮が来てしまった唯のためHを我慢するお兄ちゃんと、いつも襲ってくれるお兄ちゃんに避けられてしまい悶々とする唯のいつもと逆なせめぎ合いがね!!素晴らしいですよね!!!!
我慢できるかできないかを、お兄ちゃんが買ったゴムが届くまでという時間制限がよりハラハラさせてくれるんですよー!


自分から跨って腰を落としちゃう唯ちゃんとかね!!
漫画でも凄い込み上げてくるものがあるシーンでしたが、今回のノベル版では挿絵がしっかり入ったうえで文章もですよ??
ははぁ、これはえっちだ





で!!!!
そのあとに、表題作品「おでかけせっくす」へと進むわけです。
初潮が来てから、きっと余計に愛おしく思う気持ちが強くなり、でも周囲の目を考えるとこれ以上公にベタベタするのは……
そんな彼らの出した結論が原宿デート!




兄と妹という関係を知っているのは自分たちだけ。
今だけは男と女として過ごしたいと思いつつ、ふとした時に視線が気になってしまい怖々としてしまうお兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんを、珍しく強い口調で叱る唯ちゃん。


好きです。
……よーく考えると「このまま帰る⇒ラブホに行かない⇒Hできない」が前提としてあることをふまえると、このすごく真面目な唯ちゃんが途端にね。えっちだね。


ラブホに入ってからはもう、いつもの三上ミカ、いつも以上の三上ミカ!
書き下ろしの漫画が出てくるわ、みかづき紅月先生の描く喘ぎ声がエッチだわ、もう凄かったですね……!
原作以上の魅力があってね!!もう、ね!!!!








好きです……
もう好き以外の語彙が消えました……
さようなら。好き以外……











以上!


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