カテゴリ: その他のレーベル

今日のラノベ!



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出戻り勇者と美女魔王

強制送還されたら世界はゾンビであふれていた

著者:

長月すとーぶ

イラスト:

烏丸やよい

レーベル:

DIVERSE NOVEL


【あらすじ】
 
 やりたいことをヤりたいだけ、
 この変わり果てた世界を自由に楽しもう!

 苦労の末、異世界アークの魔王を倒した勇者・冬馬。凱旋後に隠れて連れ帰った美女魔王・テュールを匿って好き放題ヤりまくっていると、全てが露見し、厄介払いと言わんばかりに魔王と共に元の世界へ強制送還されてしまった!
 不本意ながらも十年ぶりに帰還した日本はなぜか荒れ果て、ゾンビが街にあふれていて!? やさぐれ元勇者とエロすぎ元魔王の、セイシをかけたサバイバルが始まる!!




感想:★★★★★




すべてはカップ麺のために










日本から異世界召喚された勇者が、元魔王とか王女とかとヤりまくりすぎたせいでまさかの強制送還!
10年ぶりの日本だけど……なぜゾンビ!? なところから始まる世紀末のほほんびより。



 

聖剣バアルが召喚できない代わりに、耐久力の高いバールが無限召喚できたり、


世界そのものに干渉する攻撃魔法などが使えないものの、自らに干渉する強化魔法は使えたり、


異世界で発揮していたほどの強さは無いものの、現代日本基準で言えば十分以上の戦力。
元魔王のテュールも強化魔法が使えるところは同じなので、過剰戦力も良いところです。

最初の戦闘以降は特に苦戦することもなく、ストレスフリー。

 

なので、パニックホラー的な要素はゼロ…………と思いきや、普通に人間視点でのエピソードがあるので、そこで楽しめます!!

田島ちゃん可愛いぞ!!!






・人間の生き残りはそこそこいる

・ゾンビ発生からの経過時間

・電力等ライフラインの状況



など、現状についての情報はそこそこ出ているものの、まだ「何故ゾンビが日本に?」というところには踏み込まずに終わりました。


まぁ……知ったところで何か変わるわけでもないですし、それよりも環境改善ですよね。

いかに元勇者/元魔王といえど、食料は必須

テュールは吸血で補給することができるけれど、吸血対象の人=冬馬が倒れたら共倒れですから。



そういう意味では堅実な物語だったというか、現実的な問題を切り捨てず目の前の問題にしっかり向き合い、無理して物語ろうとしていなかったのが好感です。




つまり、行動のほぼ全てがカップ麺を確保する方向に向かっていたような気がするのも、何も間違ってはいないということです!!






TV等のメディアが死んでるのに電気ガスが生きているという不思議な状態だったり、ある程度経過しているのにスーパーに食品が残っていたり、気になるところが無いといえば嘘になります。

が、状況を俯瞰できていない状態なので、また気になる止まりですね。
これらに説明が付くような展開があるならば全く問題無いわけですので、ひとまず保留ということで。













はい、じゃあそろそろ本題
皆様お待ちかねのHな方向の話です









濁点がエロいですよね!!






DIVERSE NOVELの中ではだいぶ回数の多い作品でしたが、ダレるようなこともなく。
新キャラ旧キャラのバランスを取りながら、プレイの幅も広げすぎず狭めすぎず。
1シーン1シーンに対して込められた愛を感じました!!


元魔王、人間、ゾンビと3種と交わるわけですが、そのどれもが違った趣を感じさせる良いシーンでした!

特に好きなのはゾンビの槍万ちゃんとの初めてのシーンですね!
「ゾンビと致すの!?大丈夫!?」みたいなハラハラ感とか、服装への拘りから感じさせられる性春とか、ゾンビ的濁点から連想されるレ〇プ目感とか、とてもよくできていると思います。




読書メモ



54p:穴があったら入りたい
⇒全てを察する章タイトル
定番だけど好き




91p:負けず嫌いかよ
⇒ここで前章の伏線をヌルッと回収していく流れが、良かった〜〜!ってなりました。
1章あたりが比較的短い章構成で本にするならこういった章またぎの伏線回収って必須だと思っているので、そこをクリアしてくれたのが感想上とてもありがたかったです。



136p:生徒手帳への書き込み
⇒そ、そんな青春示唆を出してくるなんてっ……!
読むのがちょっと辛くなるじゃないかっ……!



209p:かつてない
⇒いやー……この扱いはかつてない。
流しに落とした焼きそばを洗って器に盛って何も言わずに食べさせる扱いはかつてない。
冬馬の鬼畜ぶりに、軽くドン引きです。
冷めきった夫婦の日常より酷い……





まとめ




力があり、ゾンビという存在に慣れている2人。
故にゾンビが溢れている割に緊迫感は薄く、やや淡白。

しかし、それを埋めるのがHシーンであり、田島ちゃんのゾンビ体験談であり、カップ麺に感動するテュールなのである。


個人的にはこれはこれで好きな塩梅なので、是非とも続刊が出てほしいところです!




以上!



どもー!
デスカイザーです!






「このラノ」記事、すっかり忘れていたなぁと思いつつ書く時間が取れないまま今日に至っています。
まぁでも流行りに少し遅れるくらいが私らしいですよね……

もしかしたら、私の更新ツイートを機に再び「このラノ」がTLで話題になるかもしれないですし!






雑談はそんなところで。






今日のラノベ!



ダンジョン・スクールデスゲーム 1




ダンジョン・スクールデスゲーム 1

著者:
スフレ

装画:
米山舞

レーベル:
レジェンドノベルス


【あらすじ】

 人間嫌いの少年、宮真大翔みやまやまと。彼は高校入学初日、クマの着ぐるみ姿の不気味な担任教師から「ダンジョン攻略をしてもらいま~す!」と一方的に告げられる。強制的に転送された先で待っていたのは、モンスターが出没する広大で危険なダンジョン。そこで大翔が出会ったのは、かつてのヒーローである幼馴染……のはずだったんだけど!? やがて始まるクラス同士が鎬を削るダンジョン攻略デスマッチ。勝ち残るのは、生き残るのはどのクラスか。そして最後に笑うのは誰か。




感想:★★★★☆











高校入学と同時にダンジョン攻略を強いられる状況に陥った主人公・大翔やまとが、嫌いになれない人たちのために強さを求めていくお話










満足感もあり、不完全燃焼感もあり……

でも不満は無いです!

すごく面白かったです!!










何はともあれ、満足感のほうから。




ツイートで言及している「スルスル~っと読めちゃう」という部分ですが、淡々と事実を受け入れている大翔のおかげで、読んでいる間は理解に時間がかかったりすることが無かったんですよね。



特に冒頭~50pくらいまで。
幼馴染との再会(?)だったり担任(クマ)の登場だったり、それなりに感情が動いてもおかしくないような状況が続くんですが、あくまでも感情の動きは必要最低限。
全く無いわけではありません。
表に出さないようにしているだけです。
それも、過去に起因し今なお引きずる自分の弱さへの羞恥心とかいう、飼いならすのが難しいであろう感情。


それが僅かなページ数、文字数で伝わっちゃうんですよね……
装飾を可能な限り排して必要な部分だけを残した「良い意味でシステマチックな文章」とでも言いましょうか。
こういう文章を見ていると、要約力というか、限られた文字数で伝えきる能力って凄いなぁと思います。
※ただしこの感想記事は短くまとまらないようです


感情と同じように起こる現象も冷静に分析しているからか、何が出来て何が出来ないのかしっかり把握しながらも、考え込んだりせずに読み進められたように思います。





で、ですよ。
ちょっとだけ話が戻りますが、大翔の輪郭形成において最も重要であろう感情を、あれだけ凝縮させた上で読者に刻み込んでくるんですから「じゃあもっと長く描いたら読者はどうなっちゃうの?」ってことですよ。







で、それを見事に実現させてくれたのがダンジョン内で大翔と合流することになる三枝勇希。
合流以降1巻丸々使って劣等感、自信の無さ、諦観、発起……そして喜び。









もうね~~、彼女の物語と言っても過言ではないと思うんですよ!!








システム上、次の階層へ続く扉の前で大翔たちとは別れることになるんですが、その時の彼女の表情とか想像してご覧なさい???
自分を少なからず肯定してくれた大翔と離れることになる寂しさ、自分のクラスに戻る=いじめられる空間に戻る事への恐怖、でも大翔のように変わってみたいという少しの決意。
なんかそういうのが入り混じった複雑な表情をしているでしょう????




もうね~~~~~~~~~~~~!!!!(悶)














あと、大翔のクラスメイトとして半分過ぎたくらいから登場する此花彩花ちゃんが最高 of 最高です!!!!!



大翔に似て、起こっていることを事実として受け入れ、その為にどんな行動を取れば自分の生存率を上げることができるのか、それをしっかり考えて行動できるタイプの人間。
そのうえで、なるべく誰に対しても目立たないように行動する大翔とは真逆に、徹底的に大翔に粘着していくという“一手”を選択した子。




惚れた腫れたではないんじゃないかなぁ!
打算100%だよなぁ!!



……っていう強かさを見せているのは計算の内か否か。



そういうことを考える余裕が無いくらいには、彼女の出るシーンはどれも魅力的で目が離せなくて、つまりやっぱり今後が一番怖いキャラです。

生き残るためなら、彩花ちゃん、何でもするでしょ?
deskyzer、知ってる。








ここまで満足感の話。

ここからは不完全燃焼感の話。







1巻では「デスゲーム」してないっていう、ただその一点だけです。



良いんですよ?
死んでほしいわけではないんです。
みんな生きてる is HAPPY !!

それは間違いないです。





でも、タイトルで既に身構えているので、1ジャブくらいは欲しかったかなぁっていうところがやっぱり正直なところです。



その身構えている部分を、最後の担任とのシビアなやり取りで八割方くらい埋めてくれてはいるんですけどね。
逆に言えばあのやり取りが無ければもうちょっと低評価だったかもしれません。

最後のシーン、それまでの余裕感漂うダンジョン攻略から、ギュンッと一気にギア入った感じがして好きなんですよね!!








でもやっぱり最後の最後なー……

どのくらい身構えていたかというと(講談社繋がりでタイトル出しちゃいますが)『バビロン』くらい身構えていたんですよ。
常に最悪を想定しての立ち回りだったんです。

読んだ人にだけ伝われば良いんですけど、ぶっちゃけ最後の最後で肉塊転移くらいのことは覚悟してました。




我ながら重すぎるわい。
どうしてお前はそんなに追い詰められたがるのか。









まとめ







さて、そんな感想での2巻での期待度ですが、最高に期待しております!


エピローグが……期待を煽ってくれているんですよね~~♪
ふふふ。

誰が死ぬのかしら。

五組かな?五組かな??




以上!



どもー!
デスカイザーです!



予習記事3レーベル目はレジェンドノベルス!



発売日は
12月5日(水)!!









「全部傑作!ハズレなし」がどうやらマジそうだぞ??というのが、10月・11月に1冊ずつ読んでみてのレーベルへの印象です。
なので、今月は頑張って4冊全部読んでみようと思います!
(無謀な宣言)





食指の動く作品が面白いのはありがたくも当たり前のことであり、
真にハズレなしというのであれば、食指の動かない作品ですらも面白いと思わせる力が必要であろう……!
フハハハハ!!!!





と、そこまで偉そうなことは考えていませんが、折角ならそういうレーベルであってほしいという願いを込めてのチャレンジです。







では、予習へ。







◎『すべてのチートを過去にする異世界超科学 1』


著:epina イラスト:ox
ISBN:9784065135914







レジェンドノベルス作品ページはこちら
「小説家になろう」作品ページはこちら

【あらすじ】

 特に取り柄のない、お気楽な大学生・三好明彦。彼はある日、ほいほいと可愛いお姫様に呼ばれるがままに剣と魔法のファンタジー世界・アースフィアに召喚される。お姫様は言う。「聖剣を引き抜き、魔王を討伐してください」。能天気な明彦は聖剣があればなんとかなるだろうと依頼を安請け合いし、剣を引き抜くが……「まずい!この聖剣では戦えない!」。その剣にはアースフィアの在り方も左右するような重要な秘密が隠されていた。かれが剣の力を使い、その気になれば、世界を支配することもできるだろう。ただ、明彦は自身に与えられた強大な力で世界を渡り歩き、悪を討ち、自己を研鑽する旅にでる。しかし、自分に想いを寄せる姫・リオミがついてきてしまったのには驚いたが……なんとかなる?従来のチート系英雄小説の歴史を塗り替える、「ファンタジー×科学」な驚天動地の異世界冒険活劇が今、始まる――!



就活からはじまる異世界冒険活劇!


epina先生は今作がなろうデビュー作!
予習記事で調べているとこのパターンが結構あるんですよね。夢が広がります!
イラストのox先生はカドカワBOOKSの『ホームレス転生~異世界で自由すぎる自給自足生活~』などでイラストを担当されている方ですね。読んではいないですが知ってはいる……


表紙やあらすじの印象から堅めの文体かと思いきや、一人称でラフな感じですね。
読みやすそうです。
召喚されて、姫様と一緒に、聖剣片手に異世界を冒険!
このTHE・王道からどう外れてくるのか。
鍵となるのはあらすじにある「聖剣が使えない」というところでしょうか……?


「なろう」でも「序章4まで読み終わらないと、多分ただの王道召喚ファンタジー」とありますし、逆にそこまでWEBで読んでから書籍を手に取ってみるのもアリだと思いますよ!!








NEXT!




◎『ソシャゲダンジョン 1 レア度Rの反逆』


著:止流うず イラスト:大熊まい
ISBN:9784065135921





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【あらすじ】

 ある日、ソーシャルゲーム風の異世界に転移させられたとある高校の生徒たち。主人公・新井忠次は、自身のレアリティがさほど高くもない「R」であることを嘆いていた。しかも仲間がより低レアであったことで見切りをつけ、パーティーを抜け単独行動を開始。その身勝手さから周りに嫌われ、さまざまなステージえたった一人でのステージクリアをすることを余儀なくされる。そんな中、忠次は総毛だつほどの美少女・神園華と出会い、死と絶望の淵にあった彼女を救う。華は忠次のことを「かみさま」と呼び盲信するが、それには彼女に刻まれた惨たらしい経緯が関係していた。普通にソーシャルゲームの知識を持っていれば簡単に回避可能できる事態を乗り越えられなかったのだ。華を救い出し行動を共にすることで、ステージの攻略はより進むようになる。忠次は、もともと思いを寄せていた学園のマドンナ的女子生徒・御衣木栞が、忠次の最も憎む男子生徒とパーティーを組んでいることに私怨をいだきながらも、日々ダンジョン攻略に精を出す。だって――そんなことを神園華に知られた日には、嫉妬からいったいどんなことになるか想像もつかないのだから――。



華のレアリティは……いかに!


止流うず先生は『新世界 英傑殺し』で第4回アルファポリス小説大賞にて大賞を受賞していらっしゃる実力者!!期待が高まります!
イラストの大熊まい先生といえば『猫と竜』!人外と世界観が素晴らしいです。


まるごと転移で始まるもソロ攻略、そして「ヤバそうな」ヒロイン。

うわー!楽しみです!!
ソシャゲをリアルに落とし込む世界観も楽しみですし、華ちゃんがどんな笑顔を見せてくれるのかも楽しみです!!









NEXT!





◎『レベル1の異世界転移者 1 俺だけレベルが上がらない』


著:二上たいら イラスト:宮井晴輝
ISBN:9784065135938







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【あらすじ】

 何の前触れもなく、しかも記憶を失った状態で異世界に召喚された「俺」。その場に居合わせた冒険者たちに保護されたものの、この召喚は誰かの手によって意図的に起こされたわけではなく、単なる事故ではないかという。とにかくこの世界で生きなくてはならないため、魔術士のアレリアから「ワン」という異名をもらい、冒険者として必要なスキルを磨くために学びはじめる。一向に上がらないレベル、どうやっても得られないスキル……。しかし、彼にはほかの誰も得ることができない絶対的で圧倒的なスキルを秘めているのだった。アレリアを師匠とし、同じく魔術士のユーリアを仲間に加えたワンは険しくてひたすら長い冒険者としての道のりを歩みだす。



「ワン」に込められた意味に泣く予感


二上たいら先生は初投稿作の初書籍化ですね!この作品以外にも4作品投稿されているので、今作が面白ければそちらにも……?期待が……?たーかーまーるー?
イラストの宮井晴輝先生は、MFブックス『世界樹の上に村を作ってみませんか?』を担当されています。あちらは緑鮮やかな表紙が印象的でしたが、こちらの灰の世界に咲く花の表紙もかっこいいですね……!


内容は記憶を失っての異世界召喚もの。

これだけ聞くと否が応でも『灰と幻想のグリムガル』と比べたくなっちゃいますが、あらすじの段階で「圧倒的なスキル」の存在が示唆されているので、既に差別化されていますね。

無限に想像の広がるあらすじなので、早く読みたいです!!










NEXT!




◎『異世界総力戦に日本国現る 1』


著:河畑濤士 イラスト:フジタ
ISBN:9784065140710





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【あらすじ】

 魔族相手の戦争で連戦連敗の異世界の人類。このままでは、ドラゴンの軍団により、世界は滅ぼされ、人類は絶滅してしまう。ひとつの城塞都市に追い詰められた彼らは、逆転を賭けて大規模召喚魔法を完成させる。そこで呼び出したのはなんと、平和主義を掲げる現代の日本国だった!状況が飲み込めないまま人魔闘争に参戦することになった、現代の日本国。魔族軍VS自衛隊!法的根拠も、戦略資源も、弾薬も、食料も、そして総力戦の覚悟もないまま人類滅亡前夜の異世界に放り出される。絶望的状況の中で、右往左往しながらも自衛隊は総力を挙げて、見たことも聞いたこともない怪物との戦いに挑むことになる。一方、日本を召喚した正統ユーティリティ王国王女のヴィルガイナ・ユーティリティと日本国政府との間でも、種類の違う「戦争」が始まりつつあったのだ……。自衛隊VS最強ドラゴン。異世界人の真の思惑。そして、いやおうなしに「有事」に突入ししてしまった日本国。これまでにない、異世界架空戦記、誕生。


現代兵器 VS 異世界魔族!



河畑濤士先生の初書籍化作品ですね!投稿作は人類滅亡間際か自衛隊等軍隊ものが多いようなイメージ。その2つが合わさった今作が作家デビューとなるのは必然でしょう。
イラストのフジタ先生は……ラノベイラスト初登場でしょうか?如何せんよくある名前なので絞り込めませんでした……


あらすじを要約すると、「人類滅亡間際の異世界によく分からないまま召喚された日本の自衛隊が、総力を以て魔族やドラゴンと立ち向かう!一方召喚した側と召喚された側での政争もまた混迷を極めていた!どうなる自衛隊!?」みたいな感じでしょうか……?

これまた名作『GATE』が頭をチラつくわけなんですが、差別化ポイントを挙げるなら「圧倒的に不利な戦況」と「意図しない召喚」というところでしょうか。


4作品の中だと1番楽しみでもありますが、同時に『GATE』好きの私が切り離して読めるかどうかという懸念もあります……
こればかりは切り替えられない部分なので、神作品であることを願うばかりです。










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






以上の4作品が12月のレジェンドノベルス新刊となります!!


繰り返しになりますが、発売日は12月5日!くらい!!





言いたい事は言い切ったので、終わり!!




以上!

今日のラノベ!



奴隷少女に激甘に接してたら、完全に別人になってしまった件


奴隷少女に激甘に接してたら、
完全に別人になってしまった件

著者:
中名加奈

イラスト:
まうめん

レーベル:
DIVERSE NOVEL


【あらすじ】

 街の中央にそびえ立つ、巨大樹であり迷宮のユグドラシルで冒険者生活を送るリヒトは、わずかな稼ぎを握りしめて宿屋に帰る日々を送っていた。ある日、街の通りで奴隷商の檻を覗くと埃にまみれた少女と目が合い、衝動的に購入してしまう。彼女の傷を癒すために激甘に接している内に心が通じ合い、奴隷契約を破棄して一夜を共にする。しかしそれ以降、少女の様子が一変し、完全に主従関係が逆転してしまい――?




感想:★★★★★








主従関係から男女関係へと進んだ時から明確に変わってしまった元奴隷少女・アウラの性格。
リヒトがその原因を探ろうとするところから動き出し、徐々にネットリ薄暗い雰囲気が絡み漂いはじめる物語。







読んでいて特徴的だなと思ったのが、ひとつのシーンをいくつかの視点で重複して描いていることそのシーンの幅が広いことですね。

たまによくあるとは思うんです。
主人公視点でストーリーA~Bまで見て、その一部(例えば主人公が大怪我を負う場面とか)のヒロイン視点があって、キャラと物語の厚みを増していくみたいな。

ただしこの本はそれを長めに、回数も多めに取っていて。
且つそれがあることで、アウラの状況がいかに深刻であるかをまざまざと見せつけるという効果をしっかり発揮しています。





もうねー。
特に後半がねー。
具体的にはエレナとのHシーンの後からが本領発揮!!って感じで「あーその行動の真意が知りたいいいいいいと思ったらそういうことか怖ああああああ!!!???」みたいな感じでしてねー。


アウラ視点が本当に素晴らしいんですよ……!
ここまで狂気を感じさせない狂気のクオリティは初めて読みました!
分かりみが深いんですよね!!!!!(やめておけ






読み始め、この多重視点スタイルに慣れていなかったタイミングでは若干のくどさを感じたものの、しっかりとそのクセを味わえるようになると……途端にバケはじめますからね……
なんか焼酎みたいな本ですね。















作品を表すキーワードには、「依存」「解放」あたりをピックアップしたいです。



今回は奴隷という身分にあったアウラの奴隷特有の精神的ストレスが原因となっていますが、別にこれって奴隷に限る話ではないと思うんですよ。
仕事のストレスから酒やタバコ、ギャンブルに依存していく人は現代社会でもたくさん居ると思います。
というか、私がその一人だった(あるいは現在進行形な)ので。



依存という状態自体は精神面の防衛反応としては間違ってないと思うんです。
その依存がどこに向いているのか、他人に危害を加えないかなどの要因があるために問題として扱われるわけですので。
「健全な依存」の形を探っていくしかないんですよね……




劇的な改善方法があるわけではなく、当人以外が干渉するには非常に難度の高い問題。
そして当人は自分の状態に気づいていることのほうが稀であるわけでして、アウラも……いや、アウラは半分くらい自覚してやっていそうですが。
いずれにせよ、どんな着地点へと向かっていくのか先が読めないので楽しみです!












あとは……




エレナかわいい!






127pの挿絵はマジで素晴らしかった!!
肩出し!!!


アウラの問題が浮上してからは、エレナがメインヒロインしていると言っても過言ではないのかもしれません……!
そのくらい重要なポジションに居ますし、それくらいアウラが危ない精神状態にあるんです。

いやー……エレナいなかったら読了が3日くらいズレこんでいたかもな?ってくらい好きです!
損なポジションに居続けていますが、それもまた彼女の魅力(#お前に良心はないのか)










あとどうでも良いところですけど、主人公の名前がリヒトってところで1回躓きました……

いや、ね。
「リヒトラブ」って文具メーカーがありまして……。
 LIHIT LAB.


仕事の後に読むには仕事を思い出させすぎる名前だったという。









読書メモは無いのでスキップ。



Hシーンの実用度も満足のいく水準に達していますし、とっても良い1冊だったと思います!
狗的にオススメです。

問題は2巻が出るかどうかですね……
出るならまた発売日近くで更新できるように頑張りたいです!
出なかったら……ノクターンで読むことといたしましょう!




ではでは。






以上!





今日のラノベ!


ゲーム実況による攻略と逆襲の<ruby>異世界神戦記<rt>アウタラグナ</rt></ruby>


ゲーム実況による
攻略と逆襲の異世界神戦記

著者:
かすがまる

装画:
海鼠

レーベル:
レジェンドノベルス


【あらすじ】

 ハイテンションかつ軽妙な語り口で人気を集めるゲーム実況者「いもでんぷん」は、圧倒的な難易度と理不尽極まりないシステムで「マゾゲー」としてマニアに愛されるゲーム『ドラゴンデーモンRPG・DX』の実況を始める。プレーヤーキャラの少女クロイに乗り移ったかのごとくゲームは進んでいくが、それが異世界における、熾烈な最終戦争への入り口であることにまだ誰も気が付いていなかった!



感想:★★★★★




魔法を扱える3つの種族。
すなわち、エルフ、ヴァンパイア、ヒト。
しかしヒトは比べるべくもなく他の2種族に劣り、ヴァンパイアとエルフの対立の余波で村が丸々消し飛ぶような力関係。



そんな「ヒトが何でもないように扱われる世界」に絶望し、変えるためなら全てを差し出すと願った少女・クロイが主人公……のあやつるメインキャラクター。

社畜にしてゲーム実況者である主人公・いもでんぷんの操るマゾゲーのメインキャラ。


いもでんぷんは『ドラデモ』のセオリー通りにクロイを育て、クロイは「神の声」に耳を傾け身体を預けて行動し、「ヒトは弱者である」という世界の常識を打ち破る!


クロイが、人類があげるのは「自分たちはここにいる!」という存在証明の鬨の声ッ!!!




というようなお話。







めっちゃ面白かったです!!!!









異世界に行くでも転生するでもなく、異世界のキャラをゲーム感覚で操作しながら人類を救済していくという、まさに神視点での異世界救世譚としても。






神に授かった使徒の力を用いて、刻まれた絶望への反抗を誓いに圧倒的な異種族に対して怯むことなくぶつかっていく戦記ものとしても。






クロイという神々しくも儚い少女を支えにしながら、確かな熱を持って叛旗を翻す人たちを描く群像劇としても。












視点がどんどん変わっていくので、読み始めは「これ誰だっけ……」ってパラパラと見返すことが多かったのは事実。
でもその見返す行為が不思議と苦痛ではなかったんですよね。
理由はよく考えてみても「面白そうな予感がしていた」くらいにしか分からないんですけども。



それぞれの文章がしっかりしていた、というのは1つ理由なのかもしれません。
遵法精神をどこかに置き忘れた偉大な魔法使いや、喋っていないとと死んでしまいそうなくらいよく舌の回る聖職者、とんでもない家柄の騎士などなど。
個性豊かなキャラが続々と登場してそのそれぞれの視点からクロイという存在、辺境の不安定さなどが綴られていくんですが、どの視点の文章もブレないんですよ。

別の人が書いたんじゃないかってくらい使い分けられていて、そのどれもが美しい。
普段読まないような堅い言い回しが出てきても読み解けて、日常会話かってくらい砕けた文章でもキチンと文字が声として再生できる。


物語に惚れ込んでいるのはもちろんなんですが、それと同じくらい文章の質に魅入られました。








この物語の1つのキーとなるのは、怒りの感情だったのかなと。

クロイが世界に対して抱いたソレから物語が動き出し、終盤でいもでんぷんが抱く怒りが最後の状況を打破する撃鉄となる。
痺れました……

神と使徒の感情の同調とか痺れすぎます……!












読書メモ




64p:シラの語り
⇒上で触れた文章の使い分けの部分ですね。
シラの幼女語りを見て、「あっ、今までもこれだけ違ったのか」みたいに気づかされたところがあります。



91p:DX
⇒現実世界でいもでんぷんの身に起こる不可解な出来事、ひいては何故クロイを操ることができているのかにも繋がる“真相”やいかに……



150p:ひとのかみ
⇒ネーミングセンス神がかってる……



151p:無期限の有給休暇
⇒ぼくもほしい



209:第26幕
⇒ここのやり取り、キャラ造形のうまさとか文章の精密さとか、割とこの作品を象徴しているようで好き……!



215p:ヤシャンソンパイン
⇒すごい名前だな



250p:パイイイイィィィィィン!!!!!







まとめ





ふと音楽聴いてて思ったんですが、読了した時の感覚が『GATE』と近かったんですよね。
ストーリー的には全く似ても似つかないですが。
うーん……


「主人公」とか「ヒロイン」とかそういう括りが存在しないところ


どのキャラも生きていて、その誰もが何かを考えていて、それぞれが思わぬところで交錯して。
人生としては当たり前だけど物語としては当たり前でないこと、それを物語にできてしまっている



このあたりが『GATE』と今作の共通点なのかもしれません。







すっばらしい1冊でした!!!!


まだまだこの物語の良さを語ることはできるはずですが、残念なことにそれを可能にするだけの語彙が私には足りない!悔しい!!


軽快で重厚で、淡白で濃密で。
幾つもの表情を見せてくれる『アウタラグナ』、是非ともこのニンゲンたちの生き様を最後まで見届けたいです!!!





以上!




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