カテゴリ: その他のレーベル

どもー!
デスカイザーです。


W杯(ベルギー×チュニジア戦)を見ながら更新しております。
今回のW杯は、強豪国が軒並み苦しんでいる状態で、ほとんど前評判通りの試合がないような状況。
なので一戦一戦がベリー エキサイティングですヽ(・∀・)ノ

普段は日本戦しか見ないですが、今回は他の国の試合もついつい見てしまいます……!
おかげで6月下旬の新刊大攻勢が全然消化できません!!
本当にもう……本当にもう……!!


少しずつ時間を見つけてたくさん読みたいです(≧ο≦)




では、今日のラノベ!

××管理しないで、後輩さん


××管理しないで、後輩アライさん
最強Sデレ少女と恋をしよう

著者:
伊藤ヒロ

イラスト:
sune

レーベル:
美少女文庫


【あらすじ】

 先輩を《射精管理》してあげます!
 後輩、新居薫子は僕専用のいじめっ子。からかわれ、貞操帯を嵌められ、僕の××は完全管理へ。挑発されても自慰禁止。童貞喪失は襲われ騎乗位で!
 狂気の寸止めと究極の搾精快感の果て、僕は彼女のことしか考えられない!
 最強Sデレ・アライさんと恋しよう!





感想:★★★★☆



生まれたてのシマウマみたいに“なよなよ”してる先輩・乾小太郎。
そんな乾先輩専用のいじめっ子として君臨しながら意外と抜けてる猫みたいな後輩・新居さん。
ふたりの、秘密の、射精管理生活。







わたくし個人としてはドM属性は無い……はずなんですが、今作を読んでいる間は新居さん専用のいじめられっ子として没入することに何ら抵抗ありませんでした。
普段は軽い言葉使いなのに急に低い声で脅し、躊躇なく罵声を浴びせてくる新居さんに開発されるような。
悦びと呼ぶにはまだ淡い、でも微かにゾクゾクするような。
破瓜の血を隠しきれていないとか、パンツのシミを隠しきれていないとか、そういう「管理側」として見せるべきではない隙がチラチラあることへの萌え感情とは別の感情が確かにあるんですよね……
困った……少し開発されてしまっている……





ラブコメとして見るならやや狂気寄り
あるいは好きな子につい悪戯しちゃう小学生心理?
乾先輩を前にしたときの捕食者としての顔と、乾先輩が目の前からいなくなった時に魅せる新居後輩の普通に乙女している顔。
そのギャップがとても可愛くて、それはどちらの顔にもプラス補正をかけてくれていましたね!
良いよー!




今ラノベ界隈でもっとも新しくもっともエロいイラストを描くsune先生のイラストも、本文を加速させていきます……!
253pの感情を忘れた表情で涙をこぼす新居さんが特に好きです!
美少女文庫だけでなくエロ系レーベルの挿絵で、こうしたエロじゃない挿絵が来たときの注目度は高いですよねー!
エッチなイラストを押しのけて載せただけの意味があるわけですから!
感情が静かに決壊する新居さんのこの表情と、直後から始まる徹底的な調教シーン。
その感情の流れが素晴らしく好きです……!




ただ、ラストの数プレイの内容に関してはドM属性が覚醒しないまま没入し続けた結果、エラーを起こしてしまった感じですね……。
ドン引きとも言う。
没入していなければ陶酔感に浸っている新居さんに興奮することが出来たのかもしれませんが……、
性癖の未覚醒はしょうがない。
ドMに目覚めたらまた読み直すことにしましょう。
きっとその時ここに広がるは楽園エデンだ。












余談ですが、今回乾くんに微かな好意を寄せ無残に散ったクラスメイトで陸上部の石田花凛さんが大好きなのでスピンオフ待ってます!
傷心に漬け込まれてめちゃくちゃにされちゃう系のサムシング。
この作品に対して男女逆転のドM調教ものですね。
探せば似たような作品はノクターンにありそうですが……
それでも石田さんで読みたいんじゃ……





読書メモはゼロだったので無し。



性癖との誤差が少し痛い結果になりましたが、それでも作品としては十分以上に楽しめました!
プロローグで少しゾクゾクしたあの感覚は忘れたほうがいいのか、覚醒させていくべきなのか判断に迷いますが。


それでは、全国3000万人の美少女文庫ファンの皆様。
また来月の美少女文庫で会いましょう。


以上!



どもー
デスカイザーです!


久々に連動企画に参加(というか主犯)したので、楽しかったです!

【連動企画』 #あなたの好きなラノベアニソン 

こちらから是非ご覧下さいませ。


文量的に上の記事からは外しましたが、エッチなラノベ枠のアニソンなら……

『だから僕はHができない』のOP「Reason why XXX」ですね!!

佐咲紗花さんと言えば『日常』のED「zzz」がデビュー。
なので、完全に意表を突かれた形でのこのハイパーアップテンポな曲でしたねー!
音程が激しく上下するので慣れるまで大変ですが、掴めればカラオケでめっちゃ楽しいですよ!




……という流れで美少女文庫いきます!
今日のラノベ!

狐に嫁入り

狐に嫁入り
九尾の玉藻様と新婚生活

著者:
ほんじょう山羊

イラスト:
竹花ノート

レーベル:
美少女文庫


【あらすじ】

「お主はワシの嫁なのじゃ!」親から捨てられた僕を嫁にしてくれた玉藻様。「まぐわう姿を撮影するのじゃ」動画投稿者をめざしたり。「でぇと、したいのじゃ」ロリなボディに搾られて。
九尾の狐巫女に振り回される新婚生活。……僕を家族にしてくれてありがとう。
最後の儀式、僕は玉藻様に捧げられる。




感想:★★★★☆





終わりの始まりからの物語




生まれた時から兄・春夏への両親の賞賛の言葉をひたすらに聞き、自分には一切そういった言葉をかけてもらえなかった主人公の九条秋冬。
それもそのはず。
九条の初代が神社に封ずる狐巫女・玉藻への贄として捧げられることが、産まれた瞬間から確定していたのですから……








という物語背景からはじまる、玉藻様とのイチャラブ新婚生活!可愛い!
某バーチャルのじゃろり狐娘youtuberおじさんとは関係ありませんが、youtuberネタもございます!可愛い!
最低でも百年、ひょっとしたらそれ以上かもしれない神社の外の世界に興奮する玉藻様!可愛い!
餃子!ビール!美少女!ップハー




可愛いだけではございません





エッチだ……、とついつい呟いてしまうエッチな手管も備えております!
長年の贄からの吸精で培われた性技もさることながら、凄まじいのはネット知識の吸収力!
あれやこれやと探しては再現し、秋冬を性的に追い詰めていきます……
すばらしい……





しかし!


玉藻様はある目的をもっていたのです……

ネタバレは読書メモで触れますが、本来の計画と芽生えた想いの狭間で揺れる玉藻様と、そこから導き出された衝撃的なラストシーンがそれまでの雰囲気と全く違う印象を与えてきてですね……
衝撃的でした。
表紙の親しみやすい感じも、このギャップを狙ったものなのでしょう……
策士だ……美少女文庫さん策士だ……



ラストにかけてもう少し濃かったらなぁ、という思いは多少あります。
楽しめる分のギャップは十分あるんですが、あるからこそより上を求めたくなりました。
ネタばらしまでもう2ページほどあったら個人的にはベストだったのかしら……?






ではネタバレ解禁の読書メモ


読書メモ




54p:家族
⇒人生で初めて家族として認識してもらえた喜びに泣いてしまう秋冬と、それにオロオロしてしまう玉藻さまのシーン。
尊大な態度だった玉藻さまのギャップが良かったのでメモしていましたが、思えばこのシーンから既に玉藻様の計画は頓挫しかかっていたのかもしれません……
想定していた異常に懐かれてしまったこと。
そして秋冬が自分と似たような立場にあったこと。
これを察したうえで尚「それでも秋冬は九条の人間」と割り切れる玉藻様ではなかったようです。
よきかな。



152p:打ち震えてくれた
⇒使用人根性が染み付いちゃっているというか、どこまでいっても「自分の行動にプラスの反応をしてくれること」に対しての喜びが付きまとうんですよね、秋冬。
この物語に至るまでの人生に同情するのを止められないですし、そんな人生の先に玉藻様と出会えることが確定していたという事実が本人にとって幸せだったのか、そうでなかったのか。
答えは秋冬のみぞ知る。



161p:道具
⇒54pのメモでフライングして喋っちゃいましたが、九条の人間に道具として扱われていた秋冬の境遇と、九条の繁栄のために社に封じられてきた自分の立場に似通った部分を玉藻様が感じるシーンです。
頓挫しかけていた計画が、決定的にダメになった瞬間はココなんじゃないでしょうか。
この後お粥を作る時に、玉藻様がどんなことを考えていたのかとても気になります……



188p:御城ぷ……
⇒全然、全く、これっぽっちも、一切、本編と関係ありませんが、ここで唐突に「御城プロジェクト:RE~CASTLE DEFENCE~」の公式twitter千狐のアカウントへのリンクを張っておきますね!

千狐(城プロRE公式アカウント)

より詳細を知りたい方向けのピクシブ百科事典はこちら

繰り返しになりますが、本編とは一切関係ございませんので、ご了承くださいませ!



303p:断る
⇒秋冬が贄として玉藻様に食べられてしまうか、玉藻様が九条当主の命令に背き消えるかという究極の二択。
「どうするんだろう……」とドキドキ推理する間もなく拒絶の一言、そして瞬く間に消滅の光に包まれる玉藻様……
テンポ良く階段を降りていたら高さが他の倍くらいある段に気づかず、踏み外してすっ転び落ちたくらいの急転直下感でした……
え……え……え……しか言えない機械になってしまったのもしょうがない。





まとめ




そんな急転直下に見舞われましたが、最終的にはハッピーエンドで良かったです!!
……本当によがっだよぅ…………
秋冬があのままの人生を辿り最後は贄で終わるか最愛の人を失うかだなんてあんまりですもん……本当によがっだ……



以上!




今日のラノベ!



最強勇者はお払い箱 魔王になったらずっと俺の無双ターン

最強勇者はお払い箱
魔王になったらずっと俺の無双ターン

著者:
澄守彩

イラスト:
jimmy

レーベル:
Kラノベブックス


【あらすじ】

至高の恩恵を授かり、勇者となった男ガリウス。彼は魔王を倒し、人の世に平穏をもたらした最大の貢献者―のはずだった。しかし彼は手柄を王子に横取りされ、お払い箱となる。すっかり人間不信に陥ったガリウスは、ひょんなことからワーキャットを助け、敵対していたはずの“魔族”たちの楽園『最果ての森』を目指すことになった。“人”の業を背負う最強の勇者はしかし、心優しき“魔族”たちに受け入れられ―彼らのために、自身の居場所のために、次々に襲い来る敵を殱滅する!これは“人”ならざる者たちの、“人”に抗う物語。やがて“魔王”となる男の、悪しき人々を蹂躙する伝説が始まる―。




感想:★★★★★





1巻終わった段階でも、物語全体としてはまだまだ序章といったところでしょう。
まだ「魔王」にもなっていないので。
でも「無双ターン」という部分の片鱗はとくと見せていただけました!!
面白い。





人族の勇者・ガリウスが、かつて「魔族」として敵対していた亜人たちと共に暮らす様子を描いた物語。


亜人(=魔族)との戦いで見てきた数々の人の悪行を見てきたガリウスは亜人たちに「人族として」「勇者」としてどういった態度で接すれば良いのか戸惑います。
また、人族の価値観で太った醜い体型をしていることから、「ガリウス個人」としての自己評価も低いわけです。

しかし、亜人たちはそれらの人族として当たり前に考えていた価値観を全て覆し、彼らなりの社会性をもってガリウスを篤くもてなしました。
この価値観の違いというか、種族としても個人としてもコンプレックスを抱えた者をいとも容易く受け入れていく寛容さが衝撃的でした。
もちろんそのガリウスの評価というのは何もせずに与えられたものではなく、亜人の暮らす国にたどり着くまでの活躍や、そこで見せてきた精神性、魔王との一騎打ちの時のエピソード等をもとにくだされたものです。
ですが、ほんの2ヶ月ほど前まで自分たちの敵だった、しかもその中でも最強の戦力だった勇者を相手に、あのレベルでの公平性でもってジャッジするというのは……作中の人族ほど外道なつもりはありませんが自分には到底想像できません……


ベースが落ち着いた文章なので心にスッと入り込み、より真剣に考えさせられます……




文章性つながりで言えば、ガリウスの感情が昂るシーンの際立ちかたも凄いです!
特に心掴まれたのが127p前後の、リッピ(表紙の猫の子)がちょっとした油断から人族の冒険者に捕まってしまったことを、同じく捕まりかけながらも逃げてきたリリアネアから聞くシーン。


「捕まったのか?」
「わ、わからないの。自分が注意を引くから逃げろって、それっきり……」
ガリウスは「そうか」と彼女から離れると、地面に散らばった水筒を拾い始める。
「立てるか?みんなのところへ戻ろう」
「……ぇ?でもリッピは?助けに、行かないの?」
不安そうなリリアネアに、
「ああ、そうだ」
ガリウスは目を合わさずに告げた―。

本文127~128pより



冒険者への怒りとか、すぐにでも助けるため闇雲に探したいという焦りとか、単独行動に釘をささなかったことへの後悔とか、人族への失意とか、色々な感情が混ざったガリウスのセリフ。
とても重い……

普段からガリウスは淡々としていますが、それ故にふとした時に滲み出る感情のひとつひとつが際立ちますよね……
井戸に入ったら体格的に掘れないってことに気づいた時の一瞬の悲壮感とか、とても好きです!




そして亜人の価値観とガリウスの感情っていう2つの良い所がもっとも表れたのが、ラストエピソード。
ガリウスが殺した亜人の遺族と2人で話すシーン。
もー…………ねー……
どちらの心情も理解できるだけに……苦しかった……








真面目な話ばかりになってますね……
ヒロインの話もしましょう!




リリアネアが可愛いのなんの……!
あと聡明。

ほぼ初登場シーンでの、人族という理由でガリウスに敵意を持つと同時に、エルフ族の長の娘という立場でもって謝意を伝えるというところ。
種族で判断しているからには種族としてのこちらの立場も揺らがせてはいけないという、彼女なりの理屈が見えるようですごく好感でした!

そんでもってリッピとはすぐに打ち解けてハイタッチしてみたり、ガリウスのことも徐々に認めて惚れちゃったりする年相応の反応も見せてくれるのが良いですよね!!
あと服がえっちぃ……!





読書メモは、書き尽くしたので今回はなし。





まとめ




冒頭にも書きましたが、物語全体としてはまだまだ序章。
1巻では「種族」と「個人」、両方で抱えていた壁をガリウスが乗り越えて亜人の国に馴染んでいこうとするまでが描かれていました。
そして、亜人が素晴らしい社会を築いていることが示されれば示されるほど、人族の外道さがガリウスの記憶により際立っていきました。


ガリウスはどういった経緯で魔王になるのか。
魔王となった後に、積極的な人族征伐を行うのか?
行うのだとしたら、かつての人族との違いはどこにあるのか?


そのあたりを考えつつ、2巻を待ちたいと思います。



どうでもいいですが、太っていることが何よりの外見的特徴な主人公の名前が「ガリ薄」って変換されてしまうの、とても不憫でならないんですが!





以上!



どもー!
デスカイザーです!


家の中で猫と追いかけっこしていたら、ラノベが詰まったダンボールに躓いて盛大にコケました!
ぶつけた膝より、その衝撃が伝わった股関節が重傷です!
皆様も、猫と追いかけっこする際は周りに気をつけましょう!



それでは。
今日のラノベ!


ガチャ運ゼロの最強勇者


ガチャ運ゼロの最強勇者

著者:
天草白

イラスト:
ぴず

レーベル:
ブレイブ文庫


【あらすじ】

 主人公・ジークはある日、神によって世界を救う勇者に指名される。「ガチャ」の力を手に入れて、強い武器を召喚だ!と思いきや、ガチャはなかなか当たらず……。ガチャを回すために、ナビゲーターの天使・ササラと雑用をこなす毎日。気づけば3年が経過していた。でも、そんな毎日が愛おしくて、こんな生活もいいかなって。……なんて思っていたら急にSSRを引き当てて!?
 ガチャから始まる冒険ありバトルあり恋愛ありの爽快痛快ファンタジー!




感想:★★★★☆




更なる進化に期待を込めて、★4で。




ガチャをテーマにした勇者ものでありながら異世界転生ものじゃない、というそれだけで手放しで褒めちぎりたいです!

物欲センサーやピックアップなどガチャにまつわるあるあるネタを数多く詰め込みつつ、こちらの世界のソシャゲとは明確に線を引いてくれていたので、共感はあるんですが認識は「ファンタジー世界の召喚システム」の域に留まっていました。
すごく良い!



「クリスタルを使わずにガチャを引ける。ただし引いたアイテムにより指定されたクエストのクリアが必須条件」というガチャの設定と、SSRを引くまでに3年かかったというリアルな年月がまた良かったポイントですね。
上記前半部のガチャ制限に関しては、本当に無限に引けてしまったらそれこそ只の異世界チートにしかならないのでね……。
世界観におけるパワーバランス……ようなメタい理由では無いにしろ、無課金ならではの苦労みたいなものがふんわり詰まっていたのかな……

上記後半部の年月に関しては、本格的な冒険が始まってからのジークとサラサの阿吽の呼吸を無茶に感じさせない設定だったと思います。
特に物語終盤で、武器と共に現れ絆を結んだ仲間たちに対して嫉妬のような感情を持った場面に関しては、この長年共に過ごしてきたという前提がうまいこと感情を増幅させてくれていました!
表紙のサラサに一目惚れして購入決定したので、この他のヒロインから一歩抜きん出た正ヒロイン感は最高でした……!!





一方、全体的にもう少し起伏が欲しかったかなぁ、という物足りなさもあります。

確かに、サラサ以外の3人の武器ヒロインに対して見せる勇者としての魅力みたいな部分は少しずつ違ってはいるんです。



フィーナには典型的な「強大な魔族を打ち払う者」として。

マリーベルには「無差別に人を助ける者」として。

リルには「弱者に手を差し伸べ勇気を与える者」として。




それぞれ違った魅力に惹かれて勇者の傍に居たいと考えるようにはなっているんですが、悲しきかな1エピソードあたりの掘り下げがやや物足りない感じがありました。
特にマリーベルは、ジークと出会うまでの経験から勇者を毛嫌いしていたにも関わらず「村が救われる」という点が強く働きかけたのか、割とあっさりジークに靡いちゃったなぁという印象。
もう少し……もう少しだけでも好きになるのを堪えてくれたらもっと尊いヒロインになっていたでしょう……

その「もう少し」の分が物足りなさの正体なのかなと思います。
シャトルバスを乗り継ぐ山登りのような、景色は楽しいけど労力はもう少しかけたい……みたいな感覚の読後でした。






以下、細かいところの感想を込めた読書メモ。



読書メモ




4p:唯一立ち向かえる者たち
⇒意味的に間違ってはいないのに文章的に矛盾してるのが面白いです……
ほんとそれだけのメモですね。



7p:キス
⇒それは無かろうて!それは無かろうて!
って思わず口絵見て思いましたが、冷静になってもう一度見ると……やっぱりそれは無かろうて!
絶対その勢いと態勢は歯がごっちんするやつだよ!!



157p:四人分の足音
⇒ジーク、サラサ、フィーナ、マリーベル、そしてリル。
…………あれ。
サラサは天使だけど翼無いから浮いてない……よね……
唐突に始まるホラー……



243p:五分
⇒ストロンガーの名乗りでさえ1分ちょっとなのに、5分も待ってくれる魔王って以外と空気読む良い奴なのでは……!



246p:エクスカリバー
⇒EX(仮)棒 ←早口で

おもしろい





まとめ




『ボクが乙女でひとり占め』以来の天草白先生作品で、それを読んだのがラノベに本格的に傾倒しだして間もない頃だったので、読んでて懐かしく感じる部分がありました。
何年も前なので文章の癖を覚えていたとかではありませんが、あの頃の新鮮に楽しんでいた気持ちを思い出させる何かが……あったんでしょう。
その結果感想のとっ散らかり方もかつてのものに戻っている気がするのは気のせいです。気のせいです。


サラサが本当の意味で胸を張ってジークの仲間だと言えるようになるまで読みたいですね!
次巻も楽しみです!




以上!


今日のラノベ!



異世界居酒屋のぶ 四杯目

異世界居酒屋のぶ 四杯目

著者:
蝉川夏哉

イラスト:

レーベル:
宝島社


【あらすじ】

「こっちにヒガワリ定食!」「この席にも同じもの二つ!」春が訪れた古都で、威勢のいい声が上がる。昼のランチ営業をはじめた居酒屋「のぶ」は連日大賑わい。その最中で見習い料理人のハンスが気になったのは、連合王国から来た商人が持ってきた豆―大豆だった。さらには、大豆の入った壺からは醤油の匂いがして…。異世界にも醤油が存在するかもしれないという事実に、ハンスの胸は高鳴る。連合王国にその答えがある…?




感想:★★★★★




細かい感想は全部読書メモにぶん投げて、全体的な感想を。



全体的なテーマは、遍歴商人のマルコが故郷へ戻ることを決める話から始まりベルトホルトさんのお子さんが産まれる話で終わるというところから、「家族」あるいは「故郷」あたりがピッタリだったと思います。


故郷って「あるもの」と「できるもの」の2種類あると思うんですよ。
「あるもの」は産まれた時の場所で、マルコにとっての北方、ベルトホルトの子にとっての古都のような。
「できるもの」は人生をより深く色付けした場所のことで、ヨダにとっての連合王国、ハンスにとっての古都のような。

きっと居酒屋のぶこそもまた1つの故郷であると言う人が多くいると思います。

そうした古都の人たちの想いを受け着実に成長を続けるしのぶちゃんと信之にとっても、古都がもう1つの故郷のように思い始めているのは確か。
「ある故郷」と「できた故郷」
日本と古都、どちらかに留まることを強いられる状況に追い込まれないことを願います。





読書メモ




46p:可愛いぞこの婆ちゃん
⇒かつての先輩に図星さされたイングリドさん赤面の図。
まだ若い時分のトラウマとあっては「食わず嫌い」とするのも可哀想ですが、それを弟子のカミラに強要しようとしてしまったのは……酒の肴にされてもしょうがないですね。
それにしても鰹のタタキが美味しそうです……!
私もつい先日、粗塩でいただくめっちゃ美味しい鰹のタタキを食べて一口ごとに「ックァー!うめぇ!」と零していましたが、タイショーの作る鰹のタタキはそれを上回ってきそうで……よだれが……



72p:竹と月と美少女
⇒KAGUYA姫だ……
KAGUYAだとして……双月のあちらの世界においてどちらの月のKAGUYAなのだろうか……。それとも双月合わせて一人のKAGUYA?はたまたこちらの世界のKAGUYAがあちらに移ったという説……?



73p:鯖の唐揚げ
⇒美味しいですよね……鯖の唐揚げ……
多分青魚苦手な人にとっては劇薬だけど、青魚好きな人にとっても劇薬。



99p:勉強熱心
⇒しのぶちゃんって、満面の笑みで接客していて、お客さんの要望をしっかり汲み取っていて、鋭敏な舌を持っていて、知識も豊富で。
舌は生まれつきのものとしても他のことを身に付けるために一体どれだけの努力をしてきたのでしょう……。
多分しのぶちゃんはそれを意識してやっているタイプだけど、ハンスはそれと対照的に無意識にがむしゃらにやっているんだろうなぁ、と思ったらちょっと面白かったです。
「才能ある人が努力も重ねる」という至極当たり前のこと、忘れないようにしたいです。本当に。



117p:ゲーアノートさんw
⇒弁当でも麺を求めるゲーアノートさんの姿に、私もナポリタン好きを加速させねばならないと思いました……



169p:ロンバウト
⇒居酒屋のぶで紡がれた縁の数々が、めぐりめぐって古都を守る方向に帰結したビッセリンク商会の一連のお話。
今までもちょっとずつはありましたが、居酒屋のぶ以外のシーンがここまで続いたのは初めてなのでは……?
あくまでも主体が居酒屋のぶからズラさずに1都市の商業を描ききっているんですから凄いですよね



182p:良かった!
⇒本当にハンスは愛されていますね……!



196p:こういう描写
⇒ストーリーの最初と最後に、同じ意味の文章持ってくるの最高にエモいと思います!
大好き!



206p:しのぶちゃんが褒めた!
⇒ハンスさん、信之超えの偉業を達成!めでたい!というか凄い!!



248p:狐さんお疲れ様です。
⇒いつも心にあなたの狐様



267p:誤字
⇒「旅」→「度」ですね
勿体無い!と思いつつも文庫版では訂正されているんだろうなぁ、と思ったりする大きいほう初版勢。




まとめ




ヘルミーナが産気づいてからのベルトホルトさんのうろつきぶりと、リオンティーヌの不思議な態度。
これがあるから、『異世界居酒屋のぶ』って感じ伝わりますか……?

ここまで一切伝えてないですから伝わるはずもないですが、伝わっていたら嬉しいです。

特にリオンティーヌについては特にもう特にすごい特にやばいです



アニメも順調に面白いですし、作中に出てきた料理で食べたいものも増えていきます……!
五杯目読むのも楽しみです!




最後に作中の日本酒まとめ

羅生門(田端酒造・和歌山県)
蛍川(天山酒造・佐賀県)
十四代(高木酒造・山形県)←幻と言われる日本酒!
能登誉(清水酒造・石川県)
豊の秋(米田酒造・島根県)



以上!



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