カテゴリ: 富士見ファンタジア文庫

今日のラノベ!



お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 2


お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 2

著者:
凪木エコ

イラスト:
あゆま紗由

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 席替えで美少女に囲まれてもラジオを聴いて無関心、完璧ヒロインからの休日のお誘いは華麗にスルーでカフェで一人読書。相変わらずのおひとり様至上主義な高校生・姫宮春一だったが、彼の望む平穏なおひとり様ライフは確実に邪魔されて――。
「学校でバイトのこと誰にも言わないでよ?」クラスのギャル・洞ヶ瀬夢乃とは知りたくもない秘密の共有。「というわけだから姫宮、わたしの彼氏になって」ムードメーカー・倉敷瑠璃には理想の彼氏作りに付き合わされる。――そんな状況をやっぱり春一は許さない!「ボッチ=暇? 充実しまくってるよバカヤロウ!!」ひねくれボッチートな青春ラブコメ、無双乱舞!




感想:★★★★★






「自分らしく生きる」ことの難しさを考える第2巻






羽鳥&美咲の猛攻はそのまま……いや、1巻ラストで好感度ダダ上がりして行動も読まれ始めている分、攻撃の手は益々強まるばかり!


さらに!1巻では「+1」止まりだった倉敷が本領発揮の「彼氏ほしー」タイム!!
読書メモ先走るけど、159pの倉敷の反応とかまぢやばい。
5ptがリアル。


そして、メイン格としてはニューフェイスとなるクラスメイトの洞ヶ瀬
クラスでの表の顔はカースト最上位ギャル、でも実は彼氏がいると嘘をつき保育園でバイトをしている子供好き!
っくぁー!!公式公認ギャップ萌え!!






はい、そんな多方面からの攻勢に苦しめられる姫宮くんのお話です。









今回も面白かったです!!


一向に1人になれない姫宮

群がるヒロインず

徐々に薄くなるヒロインの服

あふれてこぼれる妹の知性



そしてそのどれに対しても冷静に切れ味するどいコメントを残していく姫宮。



ほんと彼のコメント好き……
73pのパンツを評した一言とか、134pの2ツッコミとか。

真面目方向だと114~116pにかけて、洞ヶ瀬との対話シーンとか。
あのシーンは洞ヶ瀬の株もグングン上がりましたし、2巻の内容が凝縮されているようで好きです。



それらの一言一言を読むためにこの本を買っていると言っても過言ではないくらいの期待度でもって読み始めて、その高~いハードルをすらも超えていく密度と質。






ははぁー、さては神作だな?(名推理)






Q:「お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。」
A: うん、大好き


 ↑ これって実は大事なことなのかな?って思ったり。

「主人公のことをヒロインが好き」
ここまでは普通。
でも同時に、こう思う時もあるじゃないですか。
「なんでこのヒロインは主人公のことが好きになったんだろう」って。

それがこの作品は明確。




羽鳥が好きだ。
美咲も好きだ。
倉敷も洞ヶ瀬も好きだ。

でもそれは、彼女たちが気に入っている姫宮のことが好きだからなのではないか。





……いや、もう自分でも何言ってるかよくわからなくなってきてますけど。
何てまとめれば良いんでしょう。

いわゆる普通のライトノベル、男性向け・中高生向けライトノベルを読んでいる時のヒロイン可愛ムーヴと、ビーズログとか女性向けライトノベルを読んでいる時の男性にキュンキュンくるムーヴを高次元で兼ね備えている作品だと思います。
深く考えずに読んでも面白いし、深く考えて読んでも面白い!






読書メモ




27p:1人エレクトリカルパレード
⇒この言葉にピンときたら書店へGO
電子でも良いぞ!



82p:ゴミクズボッチ野郎
⇒この言葉にピn(ry

3行連続のゴミクズボッチ野郎は卑怯だし、意味段落挟んでの一人称とかもうズルいwww
何度読んでも笑っちゃいますw



105p:主張
⇒言葉を変えて幾度も繰り返される姫宮の主張。
それだけ「考えて」時間の使い方を選んでいるということで、尊敬しちゃいます。
私は……ほら、本能に従っちゃうので。



119p:はいおちたー!
⇒その一言でdeskyzerおちたー!
その言葉を内心に秘めている時の姫宮の表情を想像しておちたー!!



153p
⇒ただただ、その発想が好き。



230p:懐かしい……
⇒きたああああああああああ!!!!!




1巻冒頭に登場して以来のあの子が!!!


ついに!!!本編に!!!!!






きt







まとめ









きたのに2巻終わりじゃねぇかあああああああああ!!!!!!!






3巻まで待つの!?

待てるの!?!?

待つよ!!!














好きです!『おひとり様』!!

……ということで、読了からだいぶ時間が空いてしまったことを反省しつつの感想でした。
熟成しすぎて素材の旨みが強く出すぎてしまった感。






リア充はリア充
ソロ充はソロ充
みんな違ってみんな良い。


……だからほっといて!?何で増えるの!? そんな第2巻でした。






以上!



今日のラノベ!

ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ

ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ
グラファリア叙事詩

著者:
上総朋大

イラスト:
細居美恵子

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 人間がヒトと呼ばれ、他種族の家畜や奴隷として虐げられている世界。奴隷の身ながらも、ヒトが誇りをもって生きられる国を作るという大望を抱き、知を磨き続ける少年ジノがいた。
 そんなジノを見初めたのは、ヴァンパイアの姫ヘネシー。ストーリア公国の後継ぎ候補ながら辺境で燻っていたヘネシーの想いを見抜いたジノは、彼女に仕え、内政・交易・軍事と様々な分野で天才的手腕を発揮。彼女の領地を瞬く間に豊かにする。
「ジノの夢はあたしが叶える。だからずっと傍にいてくれる?」
 そして、ストーリア公国に未曾有の政変が勃発するとき、ジノの才能は最大の輝きを発揮する――天才軍師として!




感想:★★★★★





美しい!!!







ヒトが誇りをもって暮らしていける国を作るため、ヴァンパイアの姫ヘネシーと共にストーリア公国を変えていくであろうお話。
まだまだこれからなので一応未来形で。

(最近よく言っているような気がする「プロローグすぎて……」という残念な意味ではないのでご安心を)




読了したのが結構前だったりするので、残っている感覚でもって書き留めていきますが。
やっぱり何と言っても「美しさ」が段違いでした!






まず表紙よ!


ヘネシーのミニマムだけど気品に溢れたお身体、白く透き通るような背中のライン、優雅にたなびく白い髪、そして少し牙を覗かせて妖しい笑みを浮かべている表情。
何もかもが最高。

そんなヘネシーが手を伸ばす先にいる主人公・ジノはといえば、感情豊かなヘネシーとは対局に位置するような表情。
目は野望に満ちた表情とも絶望に満ちた表情とも違い……感情が抜け落ちそうな。
本にのめり込みすぎて現実世界に復帰できない時の本読みの表情に似ている気がします。
あるいは何百手も先を読もうとしている棋士の、現実ではないどこかを見ている表情とか。



ヘネシーは状況を見て、人を見て、自分の感情に従って動くタイプ。
ジノは状況を見て、人を見て、さらに知識に基づき未来を組み立て、そこに自らをも駒として組み込み動くタイプ。
さすがに読む前からここまで考えていたわけではありませんが、読後に改めて見てみると2人の性格がよく現れているイラストだなと驚かされます。
シンプルに美しいイラストですが、含まれている情報の数と精度まで見ても美しいです!









話の構成も素晴らしく美しいと思うんですよ!

序盤。
ジノという存在が、いかなる思想を持っているのかを聡明さと共に示しつつ、他種族から見ればたくさんいる奴隷・家畜のうちの1体でしかないという事実を突きつけてきます。

こう、ね。
ジノっていわゆるところの努力型の天才なんですよ。
なので……物語的に都合の良い存在という穿った見方も、展開によってはできてしまったかもしれません。
でもその懸念を冒頭の血抜きでぬぐい去ってくれるわけです。

「どんな野望を持っていようが、どんなに才能を持っていようが、他種族から見れば赤子のような力しか持たないのがヒト。
であれば、それ相応の人物でなければ革命を起こしたり得ず、それ相応の人物であっても革命を起こせるとは限らない」

という宣誓のような。

なのでとても素直に読めました。
ということで、これらの布石が美しい。






後半、ヘネシーの切り札として成長したジノの軍師としての初仕事。
ここまでジノの有能さをひたすらに述べてきてからの、あの最善の下策はズルいですよ……
2巻3巻でこういう仕掛けしてくる作品はよくありますが、1巻からこれ仕掛けてきて、かつ十分以上に効果発揮しているとか、構成がうますぎるんですよ……
私、いつの間にあのキャラに感情移入してしまっていたんでしょう……?
(一応名前は伏せておきます)



この「いつの間に」って、物語の滑らかさを如実に表していると思うんですよ。
分岐点やきっかけを悟らせないって、今みたいに感想書くぶんにはとても厄介なんですが(笑)、読んでいる時には全くストレスを感じずに読めるのでとても良いんですよね!
この滑らかさも「美しい!」とまとめさせていただきたい!
美しい!!





さて……


だがしかし。
「ヒトよ」というタイトルの呼びかけに相応しいほどの展開・見せ場があったかというと……やや物足りなさを感じる部分もあったり。
確かにジノはヒトでありながらヴァンパイアの国のお姫様に見初められたわけですが、これは「ジノ」であって「ヒト」ではないのです。
まだ、まだこのままではヒトが誇りをもって暮らせる国を作るには打点が弱すぎます。
要するに、ジノの1点張りだと、要職についたひとが自分に都合の良い政策を掲げているに過ぎない見た目になってしまうんです。

これが今後の展開にむけて多少懸念している部分です。
1巻の美しさが続くのならば、この懸念も何かしらのかたちで払拭されていくと思いますが!
信頼するに足る文章ですもん。







読書メモ





27p:イラスト
⇒久々に挿絵に見蕩れました……!



47p:ここまで描写してくれるとは……
⇒なかなかに惨いシーン。
でもこれがあるからヒトの置かれている状況と、ジノの想いの強さが理解できました。
ヒトに拘るのもうなずけます。



151p:トレーフル!
⇒少しずつ感情が出てくるようになるトレーフルに注目するのもまた面白いです
192pも。



187p:ルシール
⇒主要キャラの割に何故か扉絵にいなかった不遇な子の唯一のイラストがここ。
途中まで性別間違えて読んでいたりする人がいるらしいですよ?←






まとめ





ひとまずヴァンパイアの国でどうにかこうにかしていくことになりそうですが、大陸に存在する他種族との兼ね合いがどうなっていくのかが気になります。
そう、国を平定するだけではこの物語は終わらないんですよね。
大陸の中で、ヒトがヒトとして生きれる国を作る。
その目的を果たすためには、他の国に「ヒトがヒトとして生きるヴァンパイアの国」を認めさせないといけないわけですから……





いやー、それにしても本当に美しかったです!
美麗!!
サブタイトルの「叙事詩」というのもまた、物静かに品がある印象を後押ししてくれて最高です。
できるだけ長く読んでいきたい作品!!!





以上!









……バタバタして読了後すぐに更新できなかったことについては反省です。はい。
感想もふわっとしてしまいすみません……




どもー!
デスカイザーです!



本日は……、






「デスカイザーのラノベ日誌」累計訪問者数10万名様突破記念の企画!
田丸しんしさんからいただいたリクエストに応えて、『青春失格男と、ビタースイートキャット』の再読prpr記事です!

(1ヶ月も経ってしまい申し訳ないです!)
(このラノには間に合わせました!)






ということで、今日のラノベ!

青春失格男と、ビタースイートキャット。



青春失格男と、ビタースイートキャット

著者:
長友一馬

イラスト:
いけや

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 高校に入学した日。野田進は桜の木から落ちてきた清楚系女子、宮村花恋と運命的な出会いをし、誰もが羨む高校生活を手に入れる。だが進は、そんな普通の幸せに満足できなかった。
「あなたは、青春不感症なんです」
 そこに、エキセントリックな孤高の天才児、西條理々が現れる。彼女の言葉で、進の日常は甘くきれいに溶け出した。
「私の足を舐めろ、です。大人の味を教えてあげます」
 友人も、家族も断ち切って、世間から孤立する。進と理々だけの秘密の共犯関係――“楽園追放計画”が始まった。
 目を背け、逃げ続ける。ふたりだけの幸せを信じて。





初回感想はこちらから






ふぇちふぇちした観点……
性癖全開マックスファイヤーなテンション……



これ楽園追放計画prprの疑似体験じゃないですか?
自分で気づいていなかった性癖に気づかされ、滑り落ちていくという意味で。

…………。
お願いですからブロックはしないで……








まずですね、表紙ですよ表紙!



口元のほくろとか、崩された足に視線が行ってしまう気持ちはよーく分かります!
分かりますよー?
でも、どっちを見たら良いのか悩んじゃったりしますね?
するんですよー?

でも何も難しいことはありません。
その彷徨う視線を真ん中に持っていけば……







   おへそ!!






あー、いけませんよお客様!
そんな可愛いおへそが「こんにちは」してしまって、あー困りますお客様!







ぱんつ隠してへそ隠さず















さっさと本編の感想書きやがれ、です





初手prpr ⇒ お姫様抱っこ
     ⇒ おっぱいラブレター
     ⇒『おいお前、勝手に青春、してんなよ(字余り)』
     ⇒  prpr THE 1st


開幕からここまで60数ページ、一気に読んでしまいますね……!




ぶっちゃけですね。
初手prprにはドン引きでしたし、今回書くにあたって再読しましたがやっぱりドン引きですよ。
意味がわからないですもん。

が、prpr THE 1st にはゾクゾクする何かを感じてしまいます。
つまりこの間でびっちゃりと物語に浸ってしまっているわけですよね。
このあたりじっくり読み込んで紐解いてみました。




初手prprからお姫様抱っこへの「プラスの落差」は安堵であり、餌。


そっちの水は苦いよ~、こっちの水は甘いよ~prprが待っているけど、とりあえず王道を楽しんでいってよ」っていう甘美な声。


水といえば、177pではシンが、



どっちの水が甘いかなんて、おれたちが決める。
その結果、やはり苦い水を飲んだとしても、自己責任だ。
(本文177pより)




と心中を語っていてひどく共感したものですが、この共感はここまで読んできたという直近の体験があるからかもしれません。
つまりは、

「この先に苦い水が待っていたとしても、この甘い水は飲みたい。
 苦い水も、味わえば旨みがあり、美味である」


という、ここまで読んできたことの自己正当化であり、背徳感への弁明であり、これから読み進めることへの言い訳。
これらを引っ括めたのがあの共感だったのだと思います。





で、私が理々ちゃんに堕ちたシーンはどこかというと、prpr ではありません。
その直前、木陰から射抜くような目つきで告白シーンを睨みつけるシーンです!
挿絵もありますね!!


だってここまで理々とシンの会話ゼロですよ?
自己紹介の後の視線以外に絡みが無かったのに、急に出てきて超絶不機嫌そうに板チョコ齧りながら登場とか好きになるに決まってるじゃないですか??

え、ならない??なれよ(威圧)



なりましたね?




そんなタイミングで始まる、初めてのprpr
君とprpr
I will gi……これ以上はやめておこう。

どうでもいいですけど「はじめてのチュウ」のあの独特な歌声って、あんしんパパがめちゃくちゃゆっくり歌って録音したものを早回しにすることで出しているって知ってました?






ここのprprの最大のポイントって、衆人環視の下で行われていることなんですよね。
他のprprは「見られるか見られないかの瀬戸際」という興奮があっていとをかしなんですが、ここは違います。
見られています。
ガッツリ見られています。
うわぁ……案件です。


最初のprpr以降、シンは次のprprを求めるようになります。
prprしてもし足りない身体になっているように見えます。
一周目を読んだときは腋を渇望していたこともあったので足以外の部位をprprしたいという方向の欲望だと思っていましたが、「見られたい」という欲望の不完全燃焼こそがprprの原動力なのでしょう。


そう、あまりにもprprを当たり前のこととして受け入れてしまっているので本質的な部分をつい忘れがちになってしまいますが。
prprが目的なのではなく、prprを見られることによって周りの世界から隔絶されることこそが目的なんですよね。
でも見てもらえない。
すんでのところで回避する。
冷や汗が出て、心臓が跳ねて……隔絶されない。
だから、シンは今日もprprする。







そして、私はシンが誰かにprprを見られるシーンを読みたくてノンストップで読んでしまう、と。







理々とシンの楽園追放計画が始まる第2章以降、ノンストップで読むと本当にズブズブで気持ちが良いです……!
(午前3時半から午前5時まで身動ぎひとつしなかった人←)





理々とシン、ふたりの中で世界は熟成されていくのが快感で。

熟成されればされるほど、積極的な善意の縄がふたりを徐々に縛り上げていくことに悲壮感を覚え。

本当に大事な人を切り捨てることができない優しさと中途半端さに胸が締め付けられ。



宮村さんを贄として捧げたことにビクンビクンする。







いやー。
実は私がこの本で一番興奮したシーン、prprじゃないんですよね。


宮村さんには、事前になんの連絡もしていなかったが、話を合わせてくれた
本文282pより



この一文でビクンビクンで、その後告白に対して全てを悟りながらも満面の笑みを咲かせるシーンでさらにビクンビクンでした!
おっぱいラブレターのあたりから(つまりはほぼ最初から)ヤバさを滲ませていましたが、あの満面の笑みは本当にヤバいです!
目が笑ってないとか理々への殺意が漏れているとかそういう危ない思想を1ミリも浮かべていないあたりが最高に興奮します!!



再読で発見しましたが、理々よりも宮村さんのほうが好きかもしれません……!
これだけのことをされてヘラってないメンヘラっぷりが愛おしすぎます……!!


はー 好き 





まとめ





リクエストをいただいた段階では、それぞれのprprについて語ることになるのかなぁと漠然と計画していましたが、いざ書いてみようとするとなかなか難しいんです。

何故なのか?

それはつまりは、prprそのものの魅力はさることながら、その裏に秘められた目的や関係の歪さにこそ興奮するのではないか。




そう考えて書き始めたら、こんな感じの感想になりました!
宮村さん大好き!!




(あー!逃避行中に理々とシンが浦島太郎伝説の島に行ったのって、二人がしがらみに塗れた現し世を離れて楽園という隔り世に身を寄せていることを表現しているんですね!!
夫婦木には近寄らなかったのは、現し世でない場で縁結びをしてしまえば強制力が余計に働いてしまいそうだと理々が直感したから?
あるいはそれが竜宮城の踊りや料理のように儚いものだと思っているから?
現し世に戻って開けた玉手箱は、白く無機質で消毒の匂いがする病院という名の白い箱ですね)



締めようと思ってから電撃的に思いついてしまった浦島太郎の供養。








改めまして累計訪問者数10万名様突破という1つの大きな区切りを迎えることができたことに、最大級の喜びと感謝を。
一見さんも常連さんも、ご覧いただきありがとうございます!


文字数が文字数なので流石に毎日更新することは難しいですが、これからも「思ったことを、そのままに!」という基本理念は忘れず、作品への愛情マシマシで感想をお届けしていきたいと思っております!

ので!!
これからもよろしくお願い致します!





以上!



どもー!
デスカイザーです!


ここ2ヶ月ほど、読むラノベがどれも面白くてとても幸せです。
これが当たりを引き続けているからなのか、全体的に刊行されているラノベの質が上がったからなのか、疲れて切っている身体と心に染み渡っているからなのかは分かりませんが……
主観的に面白さが増しているのは良い事なので、この感覚がずっと続けば良いなーと思います。


ただし夜勤シフト、てめーだけはダメだ





今日のラノベ!

お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。


お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。

著者:
凪木エコ

イラスト:
あゆま紗由

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 孤独を恥じず、集団に属することのストレスを何よりも嫌う。ひとりで過ごす時間が最高の贅沢――おひとり様至上主義な高校生・姫宮春一は理想の学園生活を謳歌していた、はずなのに。
 学園の完璧ヒロイン・美咲華梨から友達作りを手伝うと言われ、趣味がドンピシャに合うクール美人・羽鳥英玲奈には懐かれる。――そんなおひとり様ライフを邪魔される状況を春一は許さない!「ひとりが寂しい? 余計なお世話だバカヤロウ!!」
 めんどくさい性格ゆえに自らフラグを折りにいく春一だが、なぜか美少女たちは誤った方向に絶賛、逆に注目を浴びてしまって!? ひねくれボッチートな青春ラブコメ、堂々開幕!




感想:★★★★★




「ひとりで居ること自体が寂しいことなのではなく、ひとりで居る時の楽しみを持たないことが寂しいこと」

by デスカイザー








多分、春一がこの物語で置かれていた状況って学校生活を一番楽しめる状況なんですよ。



スクールカースト最上位のグループである美咲・羽鳥・倉敷の3人(特に前2人)に気に入られているが故に、本人の自覚とは裏腹にスクールカースト上位に位置していて。
彼女たちに絡まれている時も、そういうキャラだと認識してもらっているのでいくら憎まれ口という名のひねくれた正論を吐いても嫌われることがありません。


もうこの時点で普通の学校生活を送るだけなら無双状態ですね!
しかしこれだけでは終わりません。
彼は真の“おひとり様”ですので。



美咲たちに侵食されはじめているとはいえ、ひとりになりたい時に選べる場所が2箇所以上存在しているため最低限の攪乱とひとりになる時間は確保できています。
(美咲が春一を見つける描写があることからも、その直前まではひとりになれているわけです)
(ただし羽鳥が出てきてからはそれが危うくなってきている部分あり)

そしてひとりになれた時には、ラジオや本、家ではバラエティなどとにかく選択肢には事欠かないわけです。
現代人の陥りがちな「とりあえずソシャゲ」「とりあえずTwitter」とは明確に一線を画しています。
それが彼の最大の強みであり、一番誤解されがちなところでしょう。
現に誤解されて美咲に絡まれたわけですが。







彼は決してコミュ障ではありません。
むしろ強い。


飴屋と武智という典型的なオタ男子が春一の対比として用いられていることからも分かる通り、春一は潜在的にカースト上位になるだけの強さを持っているんですよね。
ファッションにも無関心ではありつつも無頓着ではないため、しっかりコーデされた服を着ているわけです(それがユニクロであったとしても。ファッションはお金じゃないのです)。

20代後半~30代くらいの、人生の楽しみを見つけた男性が高校生に転生したらこんな感じになるんじゃないかな~?というのが春一の印象でした。






美咲と羽鳥のWヒロイン&倉敷も良かったですー!!!
すっごい目キラキラだし、スタイルも何というかボンキュッボンな高校生離れしてますけど。
私服も何というか童貞の夢を詰め込んだというか、美咲は肩出し!おっぱい強調のふんわり系!太ももが煌びやか!で、羽鳥はパイスラ!ボーダー!デニムで強調されるお尻!御御足!ですけど。
ついでに倉敷の制服はカーディガン!萌え袖!絶対領域!ですし。
制服カラーイラスト改めて見ると、膝の関節大丈夫!?ってくらい美咲と倉敷の内股っぷりがすごいですし、自然体でそのポーズ取ってたらそりゃ大人っぽくも見られますがな!ってポーズを羽鳥がしてますし。

いえ、何もイラストだけではありません。
話が興に乗り興奮するとおっぱいをギューッと押しつぶす癖のある羽鳥だったり、事あるごとに前かがみになったり何なりでおっぱいを強調する羽鳥&美咲だったり、恋人イヤホンしながらおっぱいも当ててくる羽鳥だったり、距離感が異様に近い美咲だったり、相合傘をするために折りたたみ傘を出さなかった「お前はメルトかよ!!!!!!!!」と古参ボカロ厨に変な攻撃を仕掛けてくる美咲だったり。



ひとつひとつ取れば「あざとすぎる!!」と文句のひとつでも書いていたかもしれませんが、逆にここまで至れり尽くせりだと記す感想はひとつに限られますよね。
つまり……





ありがとうございます!










読書メモ




9p:ええええええええ
⇒告白の返事が斬新ですし、何よりこの女の子が以降全く出てこないあたりが最高に面白かったです。
美咲&羽鳥とカフェ捜ししてる時とか「いつ出てくるのかな……ソワソワ」ってめっちゃ待ってたのに、本当に影も形も出てこないから、待ってた自分の愚かさも含めて最高に面白かったです



30p:ンフンフッハアアアアアア
⇒字面から鳳凰院凶真を逆再生する動画を思い出してしまってですね……









43p:パイプユニッシュ
⇒排水口に詰まるほど流れたワカメを、果たしてパイプユニッシュは除去することができるのか?
ほこ×たてで見てみたいですね(懐かしい)

妹ちゃんはこのシーンだけの登場でしたが、途轍もないインパクトを残していきましたね……
彼女の活躍(?)を記した短編あるいは番外編とかとても読みたいです。
腹筋を持っていかれそう。
「大変!傘と間違えてバナナの皮を持ってきちゃった!」から始まる妹ちゃんの激動の1日とかすごい読みたい……



55p:舞台が関西
⇒異世界転生とか舞台が関東とか、関西以外が舞台だと関西キャラは関西弁を喋るのに、関西が舞台のこの作品は関西弁を喋らない不思議。
……いや、そんなこと言ったら多分『のんのんびより』とか『魔界貴族のなつやすみ』とかすごいことになるんでしょうけど。



90p:頭の中ハッピーセットかよ
⇒このワンフレーズでこの作品の評価、ひいては著者の凪木エコ先生の評価が最高になりました!
春一のエッジの効いたワンフレーズを置く位置が素晴らしい……
146pの総合格闘技とかも大好き!



195p:ありがとうございます
⇒本編とはあまり関係のない裸エプロンのイラストをありがとうございます



261p:観覧車
⇒そりゃ遠足で半日観覧車に乗り続けていたら怒られもするわな!!?



270p:間違ってはないわな
⇒『絶対彼女作らせるガール!』では自分にあった服を選ぶために、店選びや意識付けからしっかり書いてあってとてもタメになりましたが、今作はよりシンプルに「店員に任せる」という最善手を打ち込んできました。
うん、間違ってはないし、むしろ圧倒的に正しいわな。



312p:かっこいいじゃん
⇒弱った美咲を助けるべく動き出す春一。
ふぅ~ん、かっこいいじゃん(物陰から春一たちを見つめる謎の視点)





まとめ




はい、というわけで最高に面白かったです!


ひとりの時間を求めているのに、いつの間にやら懐かれて離してもらえない春一の苦悩の物語。
ラブコメでありながら直接「ラブ」要素が描かれていないところに趣きも感じます。
……ただ単にまだそこまで発展していないという可能性も無きにしも非ずですが、私の感覚ではどちらかというと美咲や羽鳥がそういった感情を(決定的な部分では)出していないだけ、あるいはまだ恋心を自覚していない段階なのではないかな?と。

つまりこれだけ面白くてもまだ余力が残っているというわけです。



次巻も楽しみです!







以上!



どもー!
デスカイザーです!


100000突破!


「デスカイザーのラノベ日誌」
総訪問者数100000名様突破です!


ライブドアブログに引っ越してきてから1206日目での達成。
ペース的にはだいぶゆっくりですが、コンテンツが読みやすいものではないですからね……
1記事が長いですし。
インパクトも弱いですし。

でも、漠然とした「好きだなぁ」という気持ちを言語化するには、やっぱり相応の面倒くささが付き物だと思うのでしょうがないとも思います。
レビューだったらもう少し分かりやすくしますけどねー、感想寄りですからねー。


そんなわけで1つ節目を迎えることができました。
いつもご覧になってくださる画面の向こうの貴方様へ、最大級の感謝を。
本当にありがとうございます。
これからもこんな感じですが、よろしくお願いします!






ということで、今日のラノベ!
記念日系。


生徒会の周年


生徒会の周年
碧陽学園生徒会黙示録 9

著者:
葵せきな

イラスト:
狗神煌

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 私立碧陽学園生徒会――そこは美少女メンバー四人が集う楽園だが、気づけば十周年。何で会長たちは年を取らないんだろう……なーんて野暮なツッコミは禁則事項ですっ!こいつはめでたいぜワッショイワッショイっていう感じで戻ってきました「生徒会の一存」!
 担当編集のパソコンの奥深くに眠っていた文庫未収録の超レア短編に加え、ちょっぴり大人になった生徒会メンバーが集まるファン垂涎の書き下ろし作も掲載のお祭り本の登場だ!! 日々繰り広げられる、ゆるすぎる会話。費やされる、青すぎる青春。再びいざ行かん少年少女よ、妄想という大海原を!






感想:★★★★★

とりま、取り急ぎ。























真冬ちゃんのしょーとかっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああ























読んだことある短編だったり、初めて読む短編だったり。
『新・生徒会の一存』の後にもちょいちょい読む機会があったり、読み返したりしていましたが、やっぱり1冊でまとまっていると感慨は別に湧いてくるものです。




今これだけラノベを好きになったのも、『生徒会の一存』という作品の影響が強くあったのは間違いありません。

耐えられない笑い
一向に叶わないハーレムと、たまのご褒美
静かに差し込まれるシリアスパート
そして耐えられない笑い(2回目)



面白ければ何でもOKみたいなごった煮感あるくせに、油断してると周到な罠にハマってるあの感覚ズルいです。ほんと。



全体的な感想は「懐かしい……」で集約されてしまいそうですし、短編単位で見ても「懐かしい……」以上のものが出てこなかったので、
感情の墓場、読書メモ行きます。







読書メモ





44p:中の人
⇒宇宙守の「微妙な超能力」繋がりで『夏色キセキ』の御石様が出てくるあたりに時代を感じます……。
2012年に割とヘビーにアニメ見ていた人でないと伝わらないネタですよ……
この短編が2012年7月発売の『生徒会の土産』ゲーマーズ連動購入特典だったことを踏まえれば納得のニッチさですが、6年越しにそれを読まされて果たして何割の読者が理解できたのか……!
というか6年越しでも十分伝わりそうな位置をキープしている『斉木楠雄のψ難』すごいな!!!!



103p:ヴォイド・レゾナンス
⇒ググっちまったよ……
『ギルティクラウン』しかヒットしなかったよ……



156p:いたたまれない
⇒ゲーム事情に明るくないので、真冬ちゃんのあげたものを調べてみたいと思います。

・キングダムハーツ5
→媒体変えて色々サブゲームが出ているみたいですが、とりあえず2019年1月に「キングダムハーツⅢ』が発売予定だそうです!
……え、『Ⅱ』が2005年!?
い、いたたまれない……

・ファイナルファンタジー20
→2010年「FF14」、2016年「FF15」
い、いたたまれない……
レコードキーパーがあるから……(震え声)

・ドラゴンクエスト15
→2017年「ドラクエ11」
もう、何も言うまい……




175p:アニメポーズ
⇒懐かしい……



238p:続く生徒会



ハイヒールで背伸びする会長!

たてセタで色気を振りまく知弦さん!

髪の伸ばした深夏!

髪を切った真冬ちゃん!






ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!






杉崎に名前呼びされちゃう会長!

「約束」の履行のため杉崎と2人っきりで泊まりに行っちゃう知弦さん!!

両親に杉崎を「紹介」しちゃう椎名姉妹!!!!


あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!









まとめ





迷いながらトキめいた記憶は儚くて

(『生徒会の一存』OP「Treasure」より)




青春を懐かしむ時の「Treasure」の破壊力よ……
杉崎の歌う「Treasure 2010」は余計に染み渡って爆発します……

『周年』の破壊力、というか今回書き下ろしの「続く生徒会」の破壊力はそれに匹敵しますね……
もう、本当にやばいです……

ありがとう!!
この作品、このシリーズの全てにありがとう!!!!!





以上!





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