カテゴリ: 富士見ファンタジア文庫

今日のラノベ!

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始まりの魔法使い 4

著者:
石之宮カント

イラスト:
ファルまろ

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 竜歴900年。村では、精霊魔法の発展による弊害として精霊の暴走による事件――精霊災害が頻発していた。その対策として"私"は、免許制度や対精霊魔法の研究を進めることに。
 ある日、ヒイロ村は死骸を操る黒い影――屍鬼(グール)の襲撃を受ける。その犠牲として残された赤子を拾った事で、"私"は――「クリュセがハイハイしたわよ!」「おつかれさま、おとうさん」ニーナと初めての子育てに挑戦することになり!? 魔法の時代が終わる時、幸福な最果ての村に、災いを報せる鐘が鳴り響く。
 これは、すへでの"始まり"を創った竜の魔法使い(先生)と、その家族の物語。



感想:★★★★★





精霊災害を抑制するために精霊について研究をスタート。
そしてその成果として「魔術」という技術が生まれ、またひとつヒイロ村の文明は新しいステップへ。



それとタイミングを同じくして、クリュセという娘を育てることになった先生とニーナ。
クリュセが何者なのかという疑問も、実質不死に近い先生とニーナにしてみれば些細なこと。
むしろ今まで名前を付けずにいた関係が、少しずつ変わり始め……。






そうやって技術の進歩にワクワクして、村の中での恋模様にドキドキして油断してるところに現れるのがアイツですよ。
もう…………!

大体なんか良い感じに軌道に乗り始めたら出てきますよねコイツ!!
誰だったのかは伏せておきますが!
まったくもう!!!

3巻から間が空いたこともあって、終盤こうなるスタイルが異常に強い事を忘れていました……
ダメージが大きいです……







ユタカと水色の子・ユウカにはユウキの面影が強くあり、記憶を無くして再成長しているリンは当然見た目は同じなわけで。
先生の内心が平静を保っているように見えるのが凄いですよ……
これでアイが帰ってきたら……どうなっちゃうんでしょう……?
ニーナもねー……(伏)



新キャラのイニスとメルは、剣部、エルフ以外でありながら才能のある存在として描かれるという、この作品としては稀有な存在だったような気がします。

リンのそれともまた少し違うんですよね。


……それとも「幼い頃から描かれていない」キャラだから、こうした感覚の違いが生まれているのか。
いずれにせよ、作品の自由度が2人の登場によって広がったのは確か。



特にイニスは純然たる人でありながら不老不死へ至ろうとしているので、彼女の動きによってはそれがそのまま「家族と寿命」という分野において全ての問題を解決してしまうこととなるをですよね。
もっとも、それはそれで別の分野(村の人口問題、食料問題)において致命的な問題の提起に繋がるわけですか。








まとめ




面白かったです!!!



地球の存在だったり、魂の存在だったり。
サラッととんでもない事実が浮かんでくるのもそろそろ慣れてきました。




嘘です。
慣れないです。






大体毎回驚愕の事実に内心「ウヘェェ〜〜〜!!!?」ってなってます。
奇声。






まだまだ今後が楽しみです!


(一応大丈夫だとは思うんですが、
この記事書いている時点で既に読了済の
5巻の内容が混ざっていたらごめんなさい……)







以上!



今日のラノベ!

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ヒトよ、最弱なる牙を以って世界を灯す剣となれ 2

グラファリア叙事詩

著者:

上総朋大

イラスト:

細居美恵子

レーベル:

富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 大公暗殺から始まったストーリア公国の混乱と戦争。矮小と思われていたヒトの軍師・ジノは痛みを伴いながら勝利をもぎ取り、最少勢力から快進撃を重ねていた。しかし、その進軍を叩き潰すべく、ワーテイスは最大の要塞兵器『浮遊城』を起動。圧倒的な敵戦力に怯む味方軍。それでも、辺境姫・ヘネシーは折れることなく、自ら剣を抜き、戦場を駆け巡る。その姿が辺境軍に力を与え、ジノは大きな覚悟を決めた。「オレがヒトであること。それが、あの城を沈める最大の鍵だ」国を治めることを目指すヘネシーと、ヒトの解放を目指すジノ。それぞれの夢のため、天才軍師は逆転の采配を振るう!





感想:★★★★★






VS"偽大公"ワーテイス編、終了。




1巻でのジノ、ヘネシーの成長を描いているとするならば、2巻はターシャの成長こそがもっとも魅力的なポイントだったのかもしれません。


◎父の喪失、爵位の格上げ、領主就任などの経験を経て、戦場での武威は元々十分に持っていた彼女が、滅ぶか滅ぼすかのこの一大局面において精神的に強く逞しくなったこと。

◎アリューゼという、似た境遇の友を得られたこと。

◎ジノを、ヒトという種族に対して心の底から尊敬の眼差しを向けられるようになったこと。





そのどれもが今回の決戦には欠かせるものではなくて、故に最も魅力的に映りました。

いわゆるMVP。

読者から見てこういう風に映っているということは、民衆から見てもそういう風に映っていることの何よりの証左であり…………つまりはジノの掌の上ということですね! やはり天才……!






そんなジノに匹敵する才覚の持ち主が続々と現れたことで、高次元の読み合い・会話が展開されていたのも2巻から出てきた良さだと思います!
読書途中ツイートにも記したように、1つの盤面で何人もが組んで将棋を指そうとしているような、超人的な(ヴァンパイアだけに。)状況がずっと続くんです。


面白くないわけがない。







クライマックスは「叙事詩」の副題に違わぬ美しさがありました!!

情景も相まって洋画みたいな感じの。


油絵とかでも見てみたいな、あの景色……







取り急ぎ。




以上!






今日のラノベ!



お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 2


お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。 2

著者:
凪木エコ

イラスト:
あゆま紗由

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 席替えで美少女に囲まれてもラジオを聴いて無関心、完璧ヒロインからの休日のお誘いは華麗にスルーでカフェで一人読書。相変わらずのおひとり様至上主義な高校生・姫宮春一だったが、彼の望む平穏なおひとり様ライフは確実に邪魔されて――。
「学校でバイトのこと誰にも言わないでよ?」クラスのギャル・洞ヶ瀬夢乃とは知りたくもない秘密の共有。「というわけだから姫宮、わたしの彼氏になって」ムードメーカー・倉敷瑠璃には理想の彼氏作りに付き合わされる。――そんな状況をやっぱり春一は許さない!「ボッチ=暇? 充実しまくってるよバカヤロウ!!」ひねくれボッチートな青春ラブコメ、無双乱舞!




感想:★★★★★






「自分らしく生きる」ことの難しさを考える第2巻






羽鳥&美咲の猛攻はそのまま……いや、1巻ラストで好感度ダダ上がりして行動も読まれ始めている分、攻撃の手は益々強まるばかり!


さらに!1巻では「+1」止まりだった倉敷が本領発揮の「彼氏ほしー」タイム!!
読書メモ先走るけど、159pの倉敷の反応とかまぢやばい。
5ptがリアル。


そして、メイン格としてはニューフェイスとなるクラスメイトの洞ヶ瀬
クラスでの表の顔はカースト最上位ギャル、でも実は彼氏がいると嘘をつき保育園でバイトをしている子供好き!
っくぁー!!公式公認ギャップ萌え!!






はい、そんな多方面からの攻勢に苦しめられる姫宮くんのお話です。









今回も面白かったです!!


一向に1人になれない姫宮

群がるヒロインず

徐々に薄くなるヒロインの服

あふれてこぼれる妹の知性



そしてそのどれに対しても冷静に切れ味するどいコメントを残していく姫宮。



ほんと彼のコメント好き……
73pのパンツを評した一言とか、134pの2ツッコミとか。

真面目方向だと114~116pにかけて、洞ヶ瀬との対話シーンとか。
あのシーンは洞ヶ瀬の株もグングン上がりましたし、2巻の内容が凝縮されているようで好きです。



それらの一言一言を読むためにこの本を買っていると言っても過言ではないくらいの期待度でもって読み始めて、その高~いハードルをすらも超えていく密度と質。






ははぁー、さては神作だな?(名推理)






Q:「お前ら、おひとり様の俺のこと好きすぎだろ。」
A: うん、大好き


 ↑ これって実は大事なことなのかな?って思ったり。

「主人公のことをヒロインが好き」
ここまでは普通。
でも同時に、こう思う時もあるじゃないですか。
「なんでこのヒロインは主人公のことが好きになったんだろう」って。

それがこの作品は明確。




羽鳥が好きだ。
美咲も好きだ。
倉敷も洞ヶ瀬も好きだ。

でもそれは、彼女たちが気に入っている姫宮のことが好きだからなのではないか。





……いや、もう自分でも何言ってるかよくわからなくなってきてますけど。
何てまとめれば良いんでしょう。

いわゆる普通のライトノベル、男性向け・中高生向けライトノベルを読んでいる時のヒロイン可愛ムーヴと、ビーズログとか女性向けライトノベルを読んでいる時の男性にキュンキュンくるムーヴを高次元で兼ね備えている作品だと思います。
深く考えずに読んでも面白いし、深く考えて読んでも面白い!






読書メモ




27p:1人エレクトリカルパレード
⇒この言葉にピンときたら書店へGO
電子でも良いぞ!



82p:ゴミクズボッチ野郎
⇒この言葉にピn(ry

3行連続のゴミクズボッチ野郎は卑怯だし、意味段落挟んでの一人称とかもうズルいwww
何度読んでも笑っちゃいますw



105p:主張
⇒言葉を変えて幾度も繰り返される姫宮の主張。
それだけ「考えて」時間の使い方を選んでいるということで、尊敬しちゃいます。
私は……ほら、本能に従っちゃうので。



119p:はいおちたー!
⇒その一言でdeskyzerおちたー!
その言葉を内心に秘めている時の姫宮の表情を想像しておちたー!!



153p
⇒ただただ、その発想が好き。



230p:懐かしい……
⇒きたああああああああああ!!!!!




1巻冒頭に登場して以来のあの子が!!!


ついに!!!本編に!!!!!






きt







まとめ









きたのに2巻終わりじゃねぇかあああああああああ!!!!!!!






3巻まで待つの!?

待てるの!?!?

待つよ!!!














好きです!『おひとり様』!!

……ということで、読了からだいぶ時間が空いてしまったことを反省しつつの感想でした。
熟成しすぎて素材の旨みが強く出すぎてしまった感。






リア充はリア充
ソロ充はソロ充
みんな違ってみんな良い。


……だからほっといて!?何で増えるの!? そんな第2巻でした。






以上!



今日のラノベ!

ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ

ヒトよ、最弱なる牙を以て世界を灯す剣となれ
グラファリア叙事詩

著者:
上総朋大

イラスト:
細居美恵子

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 人間がヒトと呼ばれ、他種族の家畜や奴隷として虐げられている世界。奴隷の身ながらも、ヒトが誇りをもって生きられる国を作るという大望を抱き、知を磨き続ける少年ジノがいた。
 そんなジノを見初めたのは、ヴァンパイアの姫ヘネシー。ストーリア公国の後継ぎ候補ながら辺境で燻っていたヘネシーの想いを見抜いたジノは、彼女に仕え、内政・交易・軍事と様々な分野で天才的手腕を発揮。彼女の領地を瞬く間に豊かにする。
「ジノの夢はあたしが叶える。だからずっと傍にいてくれる?」
 そして、ストーリア公国に未曾有の政変が勃発するとき、ジノの才能は最大の輝きを発揮する――天才軍師として!




感想:★★★★★





美しい!!!







ヒトが誇りをもって暮らしていける国を作るため、ヴァンパイアの姫ヘネシーと共にストーリア公国を変えていくであろうお話。
まだまだこれからなので一応未来形で。

(最近よく言っているような気がする「プロローグすぎて……」という残念な意味ではないのでご安心を)




読了したのが結構前だったりするので、残っている感覚でもって書き留めていきますが。
やっぱり何と言っても「美しさ」が段違いでした!






まず表紙よ!


ヘネシーのミニマムだけど気品に溢れたお身体、白く透き通るような背中のライン、優雅にたなびく白い髪、そして少し牙を覗かせて妖しい笑みを浮かべている表情。
何もかもが最高。

そんなヘネシーが手を伸ばす先にいる主人公・ジノはといえば、感情豊かなヘネシーとは対局に位置するような表情。
目は野望に満ちた表情とも絶望に満ちた表情とも違い……感情が抜け落ちそうな。
本にのめり込みすぎて現実世界に復帰できない時の本読みの表情に似ている気がします。
あるいは何百手も先を読もうとしている棋士の、現実ではないどこかを見ている表情とか。



ヘネシーは状況を見て、人を見て、自分の感情に従って動くタイプ。
ジノは状況を見て、人を見て、さらに知識に基づき未来を組み立て、そこに自らをも駒として組み込み動くタイプ。
さすがに読む前からここまで考えていたわけではありませんが、読後に改めて見てみると2人の性格がよく現れているイラストだなと驚かされます。
シンプルに美しいイラストですが、含まれている情報の数と精度まで見ても美しいです!









話の構成も素晴らしく美しいと思うんですよ!

序盤。
ジノという存在が、いかなる思想を持っているのかを聡明さと共に示しつつ、他種族から見ればたくさんいる奴隷・家畜のうちの1体でしかないという事実を突きつけてきます。

こう、ね。
ジノっていわゆるところの努力型の天才なんですよ。
なので……物語的に都合の良い存在という穿った見方も、展開によってはできてしまったかもしれません。
でもその懸念を冒頭の血抜きでぬぐい去ってくれるわけです。

「どんな野望を持っていようが、どんなに才能を持っていようが、他種族から見れば赤子のような力しか持たないのがヒト。
であれば、それ相応の人物でなければ革命を起こしたり得ず、それ相応の人物であっても革命を起こせるとは限らない」

という宣誓のような。

なのでとても素直に読めました。
ということで、これらの布石が美しい。






後半、ヘネシーの切り札として成長したジノの軍師としての初仕事。
ここまでジノの有能さをひたすらに述べてきてからの、あの最善の下策はズルいですよ……
2巻3巻でこういう仕掛けしてくる作品はよくありますが、1巻からこれ仕掛けてきて、かつ十分以上に効果発揮しているとか、構成がうますぎるんですよ……
私、いつの間にあのキャラに感情移入してしまっていたんでしょう……?
(一応名前は伏せておきます)



この「いつの間に」って、物語の滑らかさを如実に表していると思うんですよ。
分岐点やきっかけを悟らせないって、今みたいに感想書くぶんにはとても厄介なんですが(笑)、読んでいる時には全くストレスを感じずに読めるのでとても良いんですよね!
この滑らかさも「美しい!」とまとめさせていただきたい!
美しい!!





さて……


だがしかし。
「ヒトよ」というタイトルの呼びかけに相応しいほどの展開・見せ場があったかというと……やや物足りなさを感じる部分もあったり。
確かにジノはヒトでありながらヴァンパイアの国のお姫様に見初められたわけですが、これは「ジノ」であって「ヒト」ではないのです。
まだ、まだこのままではヒトが誇りをもって暮らせる国を作るには打点が弱すぎます。
要するに、ジノの1点張りだと、要職についたひとが自分に都合の良い政策を掲げているに過ぎない見た目になってしまうんです。

これが今後の展開にむけて多少懸念している部分です。
1巻の美しさが続くのならば、この懸念も何かしらのかたちで払拭されていくと思いますが!
信頼するに足る文章ですもん。







読書メモ





27p:イラスト
⇒久々に挿絵に見蕩れました……!



47p:ここまで描写してくれるとは……
⇒なかなかに惨いシーン。
でもこれがあるからヒトの置かれている状況と、ジノの想いの強さが理解できました。
ヒトに拘るのもうなずけます。



151p:トレーフル!
⇒少しずつ感情が出てくるようになるトレーフルに注目するのもまた面白いです
192pも。



187p:ルシール
⇒主要キャラの割に何故か扉絵にいなかった不遇な子の唯一のイラストがここ。
途中まで性別間違えて読んでいたりする人がいるらしいですよ?←






まとめ





ひとまずヴァンパイアの国でどうにかこうにかしていくことになりそうですが、大陸に存在する他種族との兼ね合いがどうなっていくのかが気になります。
そう、国を平定するだけではこの物語は終わらないんですよね。
大陸の中で、ヒトがヒトとして生きれる国を作る。
その目的を果たすためには、他の国に「ヒトがヒトとして生きるヴァンパイアの国」を認めさせないといけないわけですから……





いやー、それにしても本当に美しかったです!
美麗!!
サブタイトルの「叙事詩」というのもまた、物静かに品がある印象を後押ししてくれて最高です。
できるだけ長く読んでいきたい作品!!!





以上!









……バタバタして読了後すぐに更新できなかったことについては反省です。はい。
感想もふわっとしてしまいすみません……




どもー!
デスカイザーです!



本日は……、






「デスカイザーのラノベ日誌」累計訪問者数10万名様突破記念の企画!
田丸しんしさんからいただいたリクエストに応えて、『青春失格男と、ビタースイートキャット』の再読prpr記事です!

(1ヶ月も経ってしまい申し訳ないです!)
(このラノには間に合わせました!)






ということで、今日のラノベ!

青春失格男と、ビタースイートキャット。



青春失格男と、ビタースイートキャット

著者:
長友一馬

イラスト:
いけや

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

 高校に入学した日。野田進は桜の木から落ちてきた清楚系女子、宮村花恋と運命的な出会いをし、誰もが羨む高校生活を手に入れる。だが進は、そんな普通の幸せに満足できなかった。
「あなたは、青春不感症なんです」
 そこに、エキセントリックな孤高の天才児、西條理々が現れる。彼女の言葉で、進の日常は甘くきれいに溶け出した。
「私の足を舐めろ、です。大人の味を教えてあげます」
 友人も、家族も断ち切って、世間から孤立する。進と理々だけの秘密の共犯関係――“楽園追放計画”が始まった。
 目を背け、逃げ続ける。ふたりだけの幸せを信じて。





初回感想はこちらから






ふぇちふぇちした観点……
性癖全開マックスファイヤーなテンション……



これ楽園追放計画prprの疑似体験じゃないですか?
自分で気づいていなかった性癖に気づかされ、滑り落ちていくという意味で。

…………。
お願いですからブロックはしないで……








まずですね、表紙ですよ表紙!



口元のほくろとか、崩された足に視線が行ってしまう気持ちはよーく分かります!
分かりますよー?
でも、どっちを見たら良いのか悩んじゃったりしますね?
するんですよー?

でも何も難しいことはありません。
その彷徨う視線を真ん中に持っていけば……







   おへそ!!






あー、いけませんよお客様!
そんな可愛いおへそが「こんにちは」してしまって、あー困りますお客様!







ぱんつ隠してへそ隠さず















さっさと本編の感想書きやがれ、です





初手prpr ⇒ お姫様抱っこ
     ⇒ おっぱいラブレター
     ⇒『おいお前、勝手に青春、してんなよ(字余り)』
     ⇒  prpr THE 1st


開幕からここまで60数ページ、一気に読んでしまいますね……!




ぶっちゃけですね。
初手prprにはドン引きでしたし、今回書くにあたって再読しましたがやっぱりドン引きですよ。
意味がわからないですもん。

が、prpr THE 1st にはゾクゾクする何かを感じてしまいます。
つまりこの間でびっちゃりと物語に浸ってしまっているわけですよね。
このあたりじっくり読み込んで紐解いてみました。




初手prprからお姫様抱っこへの「プラスの落差」は安堵であり、餌。


そっちの水は苦いよ~、こっちの水は甘いよ~prprが待っているけど、とりあえず王道を楽しんでいってよ」っていう甘美な声。


水といえば、177pではシンが、



どっちの水が甘いかなんて、おれたちが決める。
その結果、やはり苦い水を飲んだとしても、自己責任だ。
(本文177pより)




と心中を語っていてひどく共感したものですが、この共感はここまで読んできたという直近の体験があるからかもしれません。
つまりは、

「この先に苦い水が待っていたとしても、この甘い水は飲みたい。
 苦い水も、味わえば旨みがあり、美味である」


という、ここまで読んできたことの自己正当化であり、背徳感への弁明であり、これから読み進めることへの言い訳。
これらを引っ括めたのがあの共感だったのだと思います。





で、私が理々ちゃんに堕ちたシーンはどこかというと、prpr ではありません。
その直前、木陰から射抜くような目つきで告白シーンを睨みつけるシーンです!
挿絵もありますね!!


だってここまで理々とシンの会話ゼロですよ?
自己紹介の後の視線以外に絡みが無かったのに、急に出てきて超絶不機嫌そうに板チョコ齧りながら登場とか好きになるに決まってるじゃないですか??

え、ならない??なれよ(威圧)



なりましたね?




そんなタイミングで始まる、初めてのprpr
君とprpr
I will gi……これ以上はやめておこう。

どうでもいいですけど「はじめてのチュウ」のあの独特な歌声って、あんしんパパがめちゃくちゃゆっくり歌って録音したものを早回しにすることで出しているって知ってました?






ここのprprの最大のポイントって、衆人環視の下で行われていることなんですよね。
他のprprは「見られるか見られないかの瀬戸際」という興奮があっていとをかしなんですが、ここは違います。
見られています。
ガッツリ見られています。
うわぁ……案件です。


最初のprpr以降、シンは次のprprを求めるようになります。
prprしてもし足りない身体になっているように見えます。
一周目を読んだときは腋を渇望していたこともあったので足以外の部位をprprしたいという方向の欲望だと思っていましたが、「見られたい」という欲望の不完全燃焼こそがprprの原動力なのでしょう。


そう、あまりにもprprを当たり前のこととして受け入れてしまっているので本質的な部分をつい忘れがちになってしまいますが。
prprが目的なのではなく、prprを見られることによって周りの世界から隔絶されることこそが目的なんですよね。
でも見てもらえない。
すんでのところで回避する。
冷や汗が出て、心臓が跳ねて……隔絶されない。
だから、シンは今日もprprする。







そして、私はシンが誰かにprprを見られるシーンを読みたくてノンストップで読んでしまう、と。







理々とシンの楽園追放計画が始まる第2章以降、ノンストップで読むと本当にズブズブで気持ちが良いです……!
(午前3時半から午前5時まで身動ぎひとつしなかった人←)





理々とシン、ふたりの中で世界は熟成されていくのが快感で。

熟成されればされるほど、積極的な善意の縄がふたりを徐々に縛り上げていくことに悲壮感を覚え。

本当に大事な人を切り捨てることができない優しさと中途半端さに胸が締め付けられ。



宮村さんを贄として捧げたことにビクンビクンする。







いやー。
実は私がこの本で一番興奮したシーン、prprじゃないんですよね。


宮村さんには、事前になんの連絡もしていなかったが、話を合わせてくれた
本文282pより



この一文でビクンビクンで、その後告白に対して全てを悟りながらも満面の笑みを咲かせるシーンでさらにビクンビクンでした!
おっぱいラブレターのあたりから(つまりはほぼ最初から)ヤバさを滲ませていましたが、あの満面の笑みは本当にヤバいです!
目が笑ってないとか理々への殺意が漏れているとかそういう危ない思想を1ミリも浮かべていないあたりが最高に興奮します!!



再読で発見しましたが、理々よりも宮村さんのほうが好きかもしれません……!
これだけのことをされてヘラってないメンヘラっぷりが愛おしすぎます……!!


はー 好き 





まとめ





リクエストをいただいた段階では、それぞれのprprについて語ることになるのかなぁと漠然と計画していましたが、いざ書いてみようとするとなかなか難しいんです。

何故なのか?

それはつまりは、prprそのものの魅力はさることながら、その裏に秘められた目的や関係の歪さにこそ興奮するのではないか。




そう考えて書き始めたら、こんな感じの感想になりました!
宮村さん大好き!!




(あー!逃避行中に理々とシンが浦島太郎伝説の島に行ったのって、二人がしがらみに塗れた現し世を離れて楽園という隔り世に身を寄せていることを表現しているんですね!!
夫婦木には近寄らなかったのは、現し世でない場で縁結びをしてしまえば強制力が余計に働いてしまいそうだと理々が直感したから?
あるいはそれが竜宮城の踊りや料理のように儚いものだと思っているから?
現し世に戻って開けた玉手箱は、白く無機質で消毒の匂いがする病院という名の白い箱ですね)



締めようと思ってから電撃的に思いついてしまった浦島太郎の供養。








改めまして累計訪問者数10万名様突破という1つの大きな区切りを迎えることができたことに、最大級の喜びと感謝を。
一見さんも常連さんも、ご覧いただきありがとうございます!


文字数が文字数なので流石に毎日更新することは難しいですが、これからも「思ったことを、そのままに!」という基本理念は忘れず、作品への愛情マシマシで感想をお届けしていきたいと思っております!

ので!!
これからもよろしくお願い致します!





以上!



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