カテゴリ: 角川スニーカー文庫

今日のラノベ!


回復術士のやり直し 3


回復術士のやり直し 3 

~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

著者:
月夜涙

イラスト:
しおこんぶ

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

魔族と人間が共存する街、ブラニッカ。ノルン姫がこの地の侵略に動き出すという噂を聞きつけたケヤルガは、大義ある復讐の機会を創出すべく、いち早く街へと訪れる―。「これより“正義”を執行しますわ。街の方々を皆殺しにします」妹姫は想像を遙かに超える規模の精鋭騎士団を引き連れ、更にはあの“剣”の勇者までもが参戦し罪無き民へと凶刃を振るう…!この苦境を打開する為に、ケヤルガはある一つの奇策を講じるが―!?「ククク、ではこの俺が可憐な一輪の華となり、奴等に本物の“正義”を見せてやろう」鬼畜軍師vs復讐鬼、2つの巨大なる“厄災”が遂に衝突!!





感想:★★★★☆




表紙のノルンの後ろにいる女の子は誰だ!?
ノルンの護衛か?
新たな敵か?
いや、ケアーラだ!










大人気シリーズ第3巻!
剣の勇者・ブレイドと妹王女・ノルンの二人が、ついにケヤルガの復讐対象になりました!
その他色々あって復讐対象になった方々も含めて、今までよりも容赦なかったですね。


ブレイドとかね、mgmgタイムだからね。



私みたいなちょっと歪んでる性癖の持ち主的にはとても楽しいんですが、まともな性癖の持ち主で想像力豊かな方が読んだら……ちょっとトイレ駆け込み案件になるかもしれません(笑)
ま、まぁ今更の心配と言えばそうなんですが。




その辺りの事情もあるのか無いのか。
2巻までと比べて、肝心の復讐シーンが淡白だったのが気になりました。
もう少しページ数割くことはできなかったものか……。
前工程を含めればブレイドもノルンも10pは超えますが……

なんというか……導入部分に拘りすぎた結果Hシーンが淡白になる成年コミックあるあるを彷彿とさせられます……。
上述した通り、その復讐内容は個人的に「とても楽しい」ので、ブラッシュアップしてくれたら嬉しいなぁ、くらいの気持ちです。


ついでにセツナやフレイアとの情事も、冒頭15pあたりのセツナとのシーン以外ほぼ全カットです。
こちらに関してはブラッシュアップどころじゃなく改善を強く求めたいところですね!!
Hシーンを読みたいという気持ちは否定しませんが、
それ以上に、ケヤルガが二人に感じている愛情が段々深くなっていっているような描写をどうにもイメージしきれないので。
戦闘力としてではなく確実に異性としての魅力で大事にしているように読めるんですが、その最大の過程たるセックスを省かれてしまうと……。

両思いになって初体験を済ませた後はピロートークしかないエロゲとか嫌じゃないですか、仮にハーレムものだとしても。
全年齢向けに例えると、最初のデート以外全て回想で済ませるギャルゲのような。

例えほどのの酷さでは無いにしろ、このままの密度が続くとなると厳しくなるのは間違いないかなぁ、と思います。






新キャラのイヴは可愛いですよ!!!
1周目の世界で魔王としてケヤルたちの前に立った女の子、2周目の現状では魔王候補の一人。
スレンダー、良識あり、ムッツリと今までのキャラになかった特徴を一手に担った、まさに名実ともに今後のキーパーソンです!
多分CVは桐谷華。

今巻でケヤルガの恩寵を賜ることはありませんでしたが、早ければ次巻で陥落するでしょう。
楽しみです……!




以下語りたいことが詰め込まれた読書メモ。




読書メモ





30p:地頭の良さ
⇒結局ここがケヤルガ最大の武器なのだと思います。
このシーンでは市場に出回る野菜からその土地の経済状況を読み解き、店主との何気ない会話から魔族差別の有無を汲み取っていました。
1周目の世界でろくな扱いを受けていなかったケヤルガが、これだけの情報を読み取っているということの意味。
それは自発的な情報収集のできない状況において周辺情報の分析が何よりの情報源だったことの証左であり、情報分析を可能にする頭の良さもまた証明されることになります。

つまり何が言いたいかというと、こういうのめっちゃカッコ良くない!?っていう。
憧れます……



35p:人
⇒魔族や亜人は人間ではないが、人である。
それが今回の舞台、魔族と人間が共存するブラニッカという街の共通認識です。

どうでもいいんですが、二重追い越しのことを思い出しました。
自転車は車に含まれるが車両には含まれない、っていうやつ。
人間から見た魔族は、自動車運転上の自転車みたいな存在なのかもしれません。
歩道走っても車道走っても、結局は煙たがられる存在……自転車……
私は風になる……ッ!



110p:さすがにダメだったかー
⇒限界を超えた媚薬を打たれた豹人族……
読みたかったなぁ……

読みたかったなー!!!



149p:あっ……(察し)
⇒リアルに「あっ……」って呟きましたね……。
ケヤルガが認める商人・カルマン。
あなたの存在は……忘れません。



222p:カニバー!
⇒イェーイ!カニバー!!

……いやほら。カーニバルって言いたかったのかもしれないから。
ブレイドの最期のシーンですが、せめてどこかの肉を噛みちぎられるくらいまでは描写してほしかったですね……。
この本文だとカニバがカニバである意味が無いです。




253p:ケヤルガさんw
⇒「自分で正義というやつにろくなやつはいない」と言った次ページで「正義を見せてやる」ですからねw
ケヤルガさんまじ最高w



261p:ポイント無視
⇒さぁ、ケヤルガの行動にブレが生じはじめました。
自らに害を為さない人物への凶行。
客観的に見て、「復讐」ではなく「人助け」による戦闘。
セツナを奴隷にした時とも、イヴを救った時とも明らかに違います。
これは……デカイですよ?
復讐を重ねる度に守るべき存在も増えているケヤルガ。
破滅のカウントダウンが始まったのかもしれませんね……。





まとめ




ケヤルガの復讐もそろそろ事前に立てた目標上では終盤というところ。
このままやりきって幸せに、とかそういう終わりでないことは分かっているので警戒はずっとしているんですが、特に綻びらしいものは見当たらないんですよね……。

フレアが記憶取り戻しているENDを推しているdeskyzerとしては、「内心と同じだったからやりやすかった」という言葉に疑心暗鬼ですが、特に確信もないですし。

まだまだこの作品は楽しませてくれそうです!!




以上!




今日のラノベ!


マジメな妹萌えブタが英雄でモテて神対応されるファンタジア

マジメな妹萌えブタが

英雄でモテて神対応されるファンタジア

著者:
みかみてれん

イラスト:
パルプピロシ

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

俺、蓮城蒼太が訪れた異世界とやらは、少し変わっていた。体に蓄積した脂肪が魔力となるようで、体重120キロの俺は、国が吹き飛ぶほどのパワーを発揮。秒速で英雄に…!?さらに、そんな俺の体のお世話をしようと、俺の好みを押さえた女の子(妹)たちも現れ!?





感想:★★★★★




帝国からの侵略<ダイエット






唯一にして最愛の家族である妹・莉緒はヴィッテッロ王国の影武者姫に。
現地時間にして1ヶ月遅れで後を追った蒼太は最強の魔法使いに!

帝国の侵略から王国を守るべく、ついに蒼太が立ち上がる……!というストーリーではなく。

ダイエットしたい蒼太と、ダイエットを阻止する周囲との手に汗握る攻防のお話です!




食うか食われるか、否、食わないか食わされるか!
これはそういう戦いなのです。
ダイエットしているだけなのに、スケールは国家反逆罪にまで広がる。
この一見異常ながらも読むと筋の通った設定の作り込みは、まさにてれん先生の十八番と言っても良いでしょう。
十八番と言えばめちゃくちゃ細かい緩急もそうですね。
シリアスなシーンにも平然と笑いどころを設置しているのが最高です(笑)
これ以上なくライトノベルしている作家さんだと思います。



話を食の話にもどしまして 。

蒼太はもちろん、読者も試されます。
出てくる料理がどれもシンプルかつ王道に美味しそうな料理ばかりで、胃袋をガツンと刺激してくるんですよね!
読んでいる間の食の衝動にいかに抗うか。
(今もまた書きながら思い出してきて……お腹空きました)
ある意味これ以上なく蒼太に感情移入して読める要素かもしれません。食欲って。

ちなみに私はかき揚げ蕎麦で我慢しましたとも!
なんとか寿司は我慢しました。
品川駅の改札内、食が充実しすぎててヤバい……







ダイエット奮闘記と双璧をなすテーマが“妹”
ラノベ界では語り尽くされたかのように言われることもある妹ジャンルに、ついにあのみかみてれん先生が殴りこみです。

デブ兄溺愛良妻義理黒髪リアル妹
無表情無動揺微ツンデレ妹メイド
無表情妹メイドの妹天然料理下手メイド
典型的強がり系妹メイド
王国最強魔法使い健啖家のじゃ妹
変態料理人巨乳妹


さぁ、好きな料理妹を選びたまえ!と言わんばかりの豪勢なラインナップ!
私は王道のリアル妹・莉緒派です!
蒼太と話している時、蒼太のことを考えている時の「あー、本当にお兄ちゃんのことが好きなんだなー」っていうのが丸分かりな反応が可愛くて死ぬ。
特に175pよ……!
もう読書メモより先に書きますけど!
同じ王城内とはいえ離れ離れになっているお兄ちゃんが自分のことを気にかけてくれていたことに気付き、嬉しさのあまり腰が砕けてしまいそうになる莉緒ちゃん。
反則的なまでに可愛い……
これはアレですね、読む劇物です。

読むと死にます。
だから皆で読もう?


何を言っているか分からないと思うが、読めば分かる。
妹属性に少しでも食指が反応するのならば、分かる。





終盤の、伏線とまでいかない程の些細な点の回収が最高でした!
予想はできないけど納得できるギリギリのラインを攻めている感じです。
「ギリギリ納得できるライン」ではなく「万全の納得ができるギリギリのライン」なのでお間違えなきよう。

とても辛く、悲しい結末が待っていますが、一読の価値は十分に有りです。
むしろこの作品を読むことによってダイエットのモチベーションが上がるまであるでしょう!



ここまで、身長に対しての適正体重に8kgくらい足りないデスカイザーがお送りいたしました。
引き続き読書メモをお楽しみくださいませ。




読書メモ





3p:ハラヘッタ
⇒サバの塩焼きに生姜の炊き込みご飯、ですか。
まさか最初の2行で胃袋を掴まれるとは思いませんでしたよ……。

最高の組み合わせですよ!
一人暮らし時代にやろうとしつつも諦めて、次点の鶏の炊き込みご飯で妥協していましたが、やっぱり生姜の炊き込みご飯ですよねっっ!!!!
分かってらっしゃる。
大いに分かってらっしゃる!
朝食前の電車内で空腹のあまり呻くことになったのは内緒です。



28p:ロッセッラ
⇒すごい語感!
と思いつつ調べてみたら、イタリア系の人名らしいですね。
実在するとは……(・□・;)

ちなみに莉緒の現地名「ロッセッラ・リオ・ロンバータ・ヴィッテッロ」は直訳してみると、


「人名・莉緒・牛ロース・子牛肉」


となります。
肉肉しいあたり、とても蒼太にピッタリですね♪



56p:サルスィチャ
⇒ヴィッテッロ王国に侵攻してくる帝国の名前がサルスィチャと言います。
こちらもヴィッテッロと同じくイタリア語、意味は「腸詰め」となります。
腸詰め VS 子牛肉
目が離せない戦いです!



80p:ポンポポラン
⇒こちらもイタリア語……かと思いましたが検索にヒットせず。
イタリア初の戦術盤上ゲームもうまく検索できず、どこかもやもやする検索結果に。



245p:ケーキ
⇒一気に飛んで245p。
ケーキが莉緒のトラウマになっている、という文章ですね。
どこかで蒼太がケーキという単語を言い淀んでいるところがあったな?と探してみたらやっぱりありました。
91pに。
こういうところ油断ならないのがてれん先生です、皆さん覚えておくと良いです。
(個人の意見です)
覚えておくと……より楽しくなりますよ?



247p:こんな体に
⇒こんな終盤でフォント大きくして渾身のネタとか卑怯ですwww





まとめ




今巻の結末ののちに、莉緒と蒼太がどうなるのか……!
くんずほぐれつしてしまうのか……!
そしてメイド三姉妹の態度がどう変わるのか!


そして……『ほろびゆ』の続刊は……出ない……かなぁ…………(遠い目)



ご飯を食べて、待ちましょう。



以上!



どもー。
デスカイザーです。


もっと早くAタイプに出会っていれば、こんな人生にならなかった。
……んなこたない。



今日のラノベ!

回復術士のやり直し 2

回復術士のやり直し 2

 ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

著者:
月夜涙

イラスト:
しおこんぶ

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

「一緒に旅をするんだから仲良くなっておいた方がいいと思うんだ。フレイアもセツナを可愛がってやってくれ」「3人でなんて恥ずかしいっ。見ないで!」襲撃を退けたケヤルガはHな旅の道中を楽しみながらも着々と復讐の準備を整えていた。そんな中ジオラル王国最強戦力、剣聖クレハ・クライレットが回復術士討伐に動き出す。「色々利用出来る女だ。たっぷり可愛がってやるか―」最強の回復術士は如何にして剣聖を制するのか!?




感想:★★★★★



復讐の連鎖が止まらないっ!!



ケヤルガが追っ手を退ければ、それを越える規模の策を打ち出す王国。
そしてその策がケヤルガの「復讐ライン」に触れ、再び血の粛清が始まる、と。

王国は金と権力、ケヤルガは回復魔法をそれぞれ容赦なく使っているので、見ていてドキドキします。
特に今巻から王国側で登場しているフレアの妹・ノルンの存在が明らかになってからはそれが増したように思います。

というのもそれまでの王国は慣例的というか、「ケヤルガ」という個人を追い詰めているのではなく「1人の犯罪者」を捕らえようとしかしてなかったんですよ。
フレアがおらず、レナード近衛騎士隊長も不在だったのが原因ですね。
それが今巻ではレナードも復帰し、ノルンというフレア以上に極悪な王族が出てきたことで捕縛対象が「1人の犯罪者」から「ケヤルガ」に明確になりました。
なので、ケヤルガが万全の策を用意しているのだとしても、それを超えた状況・策が繰り出されてしまうのでは?という疑心がノルン出現以降生まれたわけです。
現に、ケヤルガが救おうとした村人はケヤルガの想定を超え毒薬で殺されてしまいました……。
【癒】の勇者たるケヤルガが少しでも想定していたなら、コロシアムに下りた瞬間回復魔術を村人全員にかけていればこの事態は防げましたから。



復讐の舞台がワンサイドゲームではなくなったことが、3巻への期待を否応なく高めます。
ノルン VS ケヤルガ
最高の頭脳を持つ二人による駆け引きが楽しみじゃ!!!




読書メモ




11p:レナードの頭脳
⇒初手でケヤルガにしてやられ、さらに行動理由の大体全部がフレアへの愛欲なので忘れがちですがレナードは近衛騎士隊長まで上り詰めた人間。
仮にもフレアやノルンが牛耳る国の軍隊、家柄や媚びだけではここまで来れないでしょう。
フレアが死んでいない可能性に気がついたことで、それを我々に証明してくれました。
……だからといって、ケヤルガに叶うわけもないんですがね!



128p:愛着、フレアにも
⇒物語開始当初から復讐名簿の一番上に輝いていたフレア(フレイアとして行動してますが)に愛着が湧くという緊急事態。
セツナに愛着が湧くのは良いでしょう。
悪人にとってかわいい手駒ほどの弱点は無いですが、かといってずっと単独行動するわけにもいきませんから。
ですが、復讐の一貫で共に行動させているフレアに、となると話は変わってきます。
復讐にブレが生まれるのは、破綻の始まり。

「フレイア」に「フレア」を演じさせ、彼女の魔法の応用性を跳ね上げ、フレア時代の関係者と顔を合わせ。
いくら記憶を消したからといって、ここまで条件が揃ってくると何時記憶が戻ってもおかしくないんじゃないかとハラハラします。
しかも「ケヤルガは世界に【回復】する前、廃人状態から意識が戻ったことを1年以上隠し続けてきた」という伏線もあります。
フレアが復讐者として牙を出すとしたら、恐らく以前のケヤルガと同じく復讐対象が目的を果たし気を抜いた時。
……物語の終わり方が見えてきました。



161p:バカさのツケをケツで払う
⇒うまいっ!!



199p:フレアが怯える
⇒ノルンに対しての評価で、今後の期待が高まったのは前述の通り。
逆に、フレアという「最高の復讐相手」にどう復讐していくかが楽しみだったのに、その復讐が終わる間もなくフレアを越える悪が登場してしまったのはどうかなー、と思うところもあります。

記憶を消した状態でフレアがノルンを手にかけ、それを記憶が戻った時に後悔させるという手もありますが、身内とはいえ怯えていた相手にそんなことをフレアが思うか?という疑念もあったり。



212p:楽しい
⇒復讐は趣味と断言したケヤルガ。
人生の原動力にしてしまうか、人生を楽しむためのスパイスとするか。
いずれにせよある程度狂ってないとできませんが、後者のほうがより狂っているのは間違いないでしょう。
故に面白いんですよー!!



270p:魔族
⇒この世界での魔族は、魔物を従えるもの。
拡大解釈すれば、セツナの言うとおり人間も魔族足りうるんですよね。
1周目の世界の魔王の「守れなかった」発言だったり、魔族と人間が共存している街だったり。
人間は善、魔族は悪という固定観念は、この作品でも適用されそうにないですね。





まとめ




そういえばHシーンについて言及してませんでした。

3Pは良いぞ

↑読み方はおまかせします
すりーぴーすかもしれない



剣聖クレハについても書いておかねば。

フレアの記憶が戻ったら二重スパイ。
そうでなければ都合の良い女。
彼女が物語を大きく動かすとしたら、それはこの物語が終わる時なんじゃないかな!!






以上!


今日のラノベ!


04

エクスタス・オンライン
04.ぼっち魔王とチート神は偽りの友情を結ぶ

著者:
久慈マサムネ

イラスト:
平つくね

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

堂巡の前に現れたオルゼリア教の司祭、その正体は行方不明のクラスメート・赤上壮馬だった。エグゾディア・エクソダスの秘密を知る上に、とんでもないチート能力を持つ赤上は、堂巡に2Aギルドへの裏切りを持ちかける!新たな敵の出現に焦る堂巡=ヘルシャフト。そんな中、朝霧や雫石、哀川さんとの親密度はますます上がり、ついに―!?絶賛の声多数!いま最も注目すべき圧倒的人気のエクスタシーVRMMO、新章突入!!




感想:★★★★☆


3巻の感想で「エロ成分の増量は必須命題」とまで書いたので、それについてはしっかり触れていきましょう。
エロかった!!
今回はエロかった!!
先生ありがとう!!

しかも、アダルトモードを使ってのエロよりも通常時のエロのほうがエロいという奇跡。
雫石とも朝霧とも、いままで堂巡として接してきた時のハプニングエロとは比べ物にならない濃密なシーン。
挿絵もばっちり備えているあたりに気合を感じます。

単純にエッチなシーンとしてももちろん良いんですが、真面目に考察するとここに来て堂巡のクラスの中での立ち位置がまた少し変わったことの示唆でもあるのかなぁ、と。
信用を得た……とは少し違いますね。
無意識レベルでの信頼が増したというか、有り体に言えば好感度が上がったというか。
特に朝霧に関しては、(裏が無ければ)好意に近いところまできているようで。
堂巡の何が彼女に刺さったのか……。

よくよく考えると2Aギルド内のいくつかの勢力(ソロ含む)全てのリーダー格と良好な関係を保っている堂巡くん何者?




2Aギルドとヘルシャフト、それに加えて赤上の宗教勢力に、竜姫のメル。
1人2役で済んでいたのに、一気に1人4役を演じなければならない堂巡くん。
さすがにそろそろボロが出るじゃろ…。
ボロの出方にもよりますが、出たら話が終わる組み合わせと、出たら話が面白くなる組み合わせがあるので楽しみにしたいです。
役得に甘んじてえっちなことをするのは許さない。



ひとまず次巻に向けてのキーワードは、データ削除武器「ラグナブリンガー」と、サタンの暗号から表れた朝霧の名前。
ラグナブリンガーをエルフ、魔王軍、2Aギルド、赤上が争う構図になるのはなんとなく分かりますが……。
いや、まさか脱出するには朝霧の消滅が必要だとかそんなことじゃあるまいな…?



以上!


今日のラノベ!

回復術士のやり直し ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

回復術士のやり直し
~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

著者:
月夜涙

イラスト:
しおこんぶ

レーベル:
角川スニーカー文庫


【あらすじ】

「こんな使えないのが仲間だと思うと虫唾がはしりますわね」回復術士は一人で戦えない。そんな無力な存在だからこそ勇者や魔術師に利用され、奪われ続けた少年・ケヤル。しかし彼はある日、回復を極めた先にあるものに気付き、世界そのものを再構築し四年前からやり直すことを決意する。「これで世界は俺の思い通りになる…、さぁ、復讐のはじまりだ!」Webで話題を集めた衝撃の問題作―陵辱シーン大幅増量で禁断の書籍化!



感想:★★★★☆

どもー。
エロ作品担当ラノベブロガー(自称)ことデスカイザーです。
……冗談です。
何とも言えない気分になるのでその肩書きはちょっと…。





『魔装学園H×H』の久慈マサムネ先生の帯コメントだったり事前販促チラシだったりでばっちり仕込まれた「この作品はすごくエロいです」という事前情報が無ければ最高に面白かったのかなぁ、と。

あれです。
「この動画面白いよ!めっちゃ笑える!」って先に言われると身構えちゃってそこまで面白く思えなかったり、無理に笑うポイント探そうとしちゃうあの感覚に似てます。
結果、エロに対しての物足りなさがすごいんじゃ
フレアへの陵辱シーンは今まで非エロレーベルで見てきたどんなエロシーンよりも残虐で悪趣味で素晴らしく、セツナが復讐の力を得るためケヤルガのモノを受け入れるシーンは禁忌に触れるような背徳感に溢れていて、シチュエーションとしては文句のつけようがないです。
ただ、その良さをまだ存分に生かしきれてないという感覚がつきまといます。


それはなぜか。
声が、喘ぎの文章がまだ熟しきってないからではないでしょうか。
ここまで良いシチュエーションを作って、それを書ける状況が整っているのだから、もっとエロへのこだわりを強く出してほしいです。
喘げば良いってもんじゃないんです。
特にこの作品の場合は「……」をもっと使っていくべきです!
適度に挟むだけで、セツナのシーンは今の倍はエロくなりますよ。
フレアのシーンは「、」を「……」に置き換えると絶望感や脱力感を醸し出せそうなところがわんさかあります。

あと絶頂を「逝った」と状況の文章で終わらせてしまうのはレーベルの表現の限界なのでしょうか?
別に「イクときはちゃんとイクって言え!」ってマンガみたいなことではなく、「っ!」だけでもいいのでキャラの声が欲しかったです。
ある意味で心が冷え切っているケヤルに憑依して読むのならば、もしかしたら今のままのほうが良いのかもしれませんが。



ということでエロい作品と身構えてしまうとまだまだなんですが、復讐譚としては至高の出来だと思います。
特に気に入ったのはセツナの境遇と彼女の壊れっぷり
人族に向ける復讐の想いの反面、それについてこない自分の力に打ちひしがれていた頃。
ケヤルガと出会い、力を得て、人族を殺した時の彼女の感情の奔流。
自分の仲間が氷狼族の戦略により死んだのだと知った瞬間の空白。
「復讐相手は直接自分の手で殺す」と語った時の歪み。

そしてそれらを全て真の意味で理解しているであろう人が主人公っていう時点で、この先の復讐譚の密度が推し量れますよね。
こりゃ、話が進むにつれて面白くなる作品が来ましたよ?





ということで早速今日買ってきた2巻を読み進めたいと思います!




以上!



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