カテゴリ: ガガガ文庫

今日のラノベ!



ピンポンラバー

ピンポンラバー

著者:
谷山走太

イラスト:
みっつばー

レーベル:
ガガガ文庫


【あらすじ】

かつて天才卓球少年と呼ばれた飛鳥翔星は、怪我のため卓球界から姿を消した。それから数年後、私立卓越学園の入学式に彼の姿があった。そこは日本全国から集まった卓球エリートたちがひしめく最高峰の学園。翔星がこの学園に進学した目的は小学生時代に唯一敗北を喫した名も知らぬ少女を見つけ出し、そして勝利することにあった。だが、入学初日にして彼は本物のエリートによる洗礼を受けることになる…。その身を焦がすほどに卓球を愛し、すべてを捧げた少年の燃えるような青春。第12回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。




感想:★★★★★





卓球のスピード感をよく文章に落とし込んだな!!と感心しきりの300p!!!





どもー。
1000円ラケットで素振りしていたら打つ面が吹っ飛んでいった経験があるデスカイザーです!
私には手元に残った柄を見ながら笑うことしかできなかった。






ということで、
(幽霊部員歴のほうが長い)元卓球部なので読んでいて久々に卓球やりたくなりました!!





相手がサーブをトスしてから打つまでの一瞬の静寂とか、


ボールを見るのではなく腕や動きから予測するとか、


打った瞬間に球の行方を覚えて次の行動を意識するとか、


芯を捉えられなかった時の「ポコッ」とか。




リアルなんですよ。
1プレーあたりの時間で言えば文字を追うスピードのほうが圧倒的に遅いはずなのに、とてもリアルに卓球を見ているような、実際に台の前に立ち相手の動きを観察しているような。





瑠璃の「氷壁の反射」アイスドカウンター、紅亜の「嘲笑の魔球」ラフィングマジックのようなスキルも、確かにスゴ技ではありますが技術と努力の積み重ねと才能があれば非現実的とまでは言えない範囲。
フィクションのようでフィクションでない、その絶妙なラインコントロールが今作のリアリティを損なわないままにライトノベルとして成立させている要因でしょう。



…………。


…………………………。


…………………嘘です!
ゼロバウンドはともかく、ピンポン球のスピンで台が焦げ付くとかラバーが裂けるとかは無理です!!!!


そこはフィクション。
なんだあの魔女。すっげぇぞ。


ドライヴ(上回転=ボールが低くバウンドして前に進む)に見せかけて横回転とか、台の逆サイドに飛び込んで取るとか、我武者羅に卓球やっていた自分のプレイスタイルをもっと遥かな高次元でやってのけてしまうキャラたちに、思わず嫉妬です。
アレができたら本当に楽しいだろうなぁ……






卓球に関する約束に誠実であろうとする少年少女の誠実さは、卓外でもスポーツマンシップを持ち続けていることの証左でもあり、約束の相手=自分が敵わなかった相手への最大限のリスペクトでもあります。

ねー。
そう考えるとラストシーンまで引っ張られた「将星の約束の相手は誰なのか」という命題に対しての回答とそのリアクションがとても愛おしいです。






読書メモ




65p:ダメ!
⇒中学時代プールでトレーニングしていたことも合わせると膝の怪我かな?とほぼ確定したシーン。
怪我をした本人以上に、椿からしたらこの試合はハラハラしていたことでしょう……。
その後明かされた「怪我の原因」をふまえると、余計にそう思います。
思わず叫んでしまう気持ちも痛いほど伝わってきます……



103:惚れ……
⇒あっれぇ……?志乃ちゃん一目惚れですか……?
今回は案内キャラに留まっていましたが、彼女はエスカレーター組。
つまりそれなり以上の実力、あるいは飛び抜けたものを持っている……はず。
2巻以降の彼女のポジションに注目です。



178p:やっぱり瑠璃じゃね!?
⇒約束の相手は紅亜か、それとも瑠璃か。
最後の最後まで確信しきれず、楽しませてもらいました。



197p:骨なしチキンのお客様
⇒唐突なTwitterネタ!!
このネタ、コンビニ行く度に思い出してしまう呪いと化しています……





まとめ




熱いスポーツものでした!
今まで自分が読んでこなかっただけこましれませんが、こういったお色気ゼロのガチスポーツラノベは初めて読んだように思います。
楽しかったです!!


個人的な話ですがここ数冊お色気・ラブコメ続きだったので、正反対の位置にあるこの作品をこのタイミングで読んだ自分にgood jobです。


まだまだ入学してすぐのエキシビションが終わったばかり。
これからの展開が楽しみです!




以上!



今日のラノベ!

六人の赤ずきんは今夜食べられる


六人の赤ずきんは今夜食べられる

著者:
氷桃甘雪

イラスト:
シソ

レーベル:
ガガガ文庫


【あらすじ】

名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。「森には秘薬を作れる『赤ずきん』が棲んでいる。赤い月の夜、彼女たちはオオカミの化け物に喰い殺されるが、決して救おうとしてはならない」。少女らと対面した「私」は、警告を無視して護り抜こうと決意する。だが、そのとき「私」は知らなかった。その化け物が、想像を遙かに超えた恐ろしい生き物だということを。そして、少女たちの中に裏切者がいることも―。第12回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。



感想:★★★☆☆




誰もが知るグリム童話「赤ずきん」をモチーフとした物語で、第12回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品!
1年のうち1夜だけ現れる化物オオカミから、6人の赤ずきんを守りきれるか!?という物語です。


すっごく面白かったです!!
寝る前に少しだけ……と思っていたらいつの間にか読み切ってしまいました!
まさに帯にある通りのパニックホラー×ナゾトキ!


猟師さんと6人の赤ずきんには2つの敵が存在します。
化物級の体格と恐ろしいまでの知識を備えたオオカミと、赤ずきんの中に潜む“オオカミを生み出した魔女”。
どちらか片方に対処するだけでも十分面白い話になりそうなものが2つ同時に驚異として立ちはだかってくるわけですから、まさに息つく暇もないような絶望感!
どのくらい絶望するかというのを、オオカミの簡単なスペックを紹介することで味わっていただきたいと思います。



・石畳に響く爪の音を隠すため、近くの村からパン生地を強奪し足につける
⇒ファーストインプレッションがこれですからね

・銃と戦い慣れている
⇒弾の装填の隙を狙ってきます

・銃を弾く
⇒剛毛すぎて弾きます

・船に乗る
⇒船という存在を理解し、引っ張ってきて、乗り込んで、渡ってきます

・鋭敏な嗅覚、聴覚
⇒なんと言ってもオオカミですからね








いや、無理じゃろ







6人の赤ずきんが作るそれぞれ効果の違う6種類の秘薬があってなお、ようやくギリギリ凌げるかどうかといったところで……。
いや、本当に猟師さんはあそこまでよく頑張ったよ……。


ナゾトキは最後の最後まで当てることができず悔しいです……
というかナゾトキに頭を割くことができなかったんですよ。オオカミが驚異的すぎて。
一応ヒントらしきものが出る度に5秒くらいは考えてましたが、「まずは生き残らなきゃ……」と読む方に戻っちゃうんですよね(笑)
そのおかげで自分で推理しないまま解決パートを迎えるという、稀有で面白い経験ができたので良かったです!

守るべき存在でありながら疑い続ける、という苦しい状況にありながらも赤ずきんたちをまとめようと奮闘していた猟師さんの心意気に感動しました。
その奮闘を評価すればするほど、“魔女”の黒さが浮き彫りになってくるというものです。







(ここから少しネタバレ?)





エピローグ前までの感想なら文句なしの★5なんですが、問題はそのエピローグにありまして……。


「猟師さんが頑なに頭を隠してきたのは青髪だから」


猟師さんの頭髪問題は本編中から勿体ぶられていたんですが、このエピローグで青髪であることを猟師さんが自白し、そして『青ひげ侯』というツバキずきんの発言に括弧まで付けられて強調されたところで終わります。
そんなに勿体ぶって物語の一番最後に明かすからには、とても面白い意味が隠されているはずなんですが知っている限りでは全くヒットする情報がなく、蛇足感のみが残っています……。


この作品自体『赤ずきん』をモチーフにされており、他にも作中では『白雪姫』『灰かぶり』『オオカミと七匹の子ヤギ』が元になっているであろう文章があったので、恐らくこの「青ひげ」もグリム童話にヒントがあると思うんですが……。

調べてみると、グリム童話の初版にのみ収録されているお話に「青ひげ」というものがありました。あらすじは以下。

青髭で恐れられていた金持ちの男が、4兄妹の妹と結婚する。
青髭の妻となった妹は城のどんな部屋にも立ち入ることができたが、ある小部屋だけは絶対に入ってはいけないと念を押される。
ある日、青髭の外出中に妹は好奇心に負けて小部屋を覗くが、そこには失踪していた過去の青髭の妻たちの無惨な姿が。
覗いたことがバレた妹は青髭に殺されそうになるが、間一髪でかけつけた兄たちに助けられ、青髭は殺されその遺産は兄妹たちが分け合い幸せに暮らした。



この青ひげというのは、Fateでもお馴染みジル・ド・レがモチーフとする説が有名ですが、猟師さんは彼……なんでしょうか?
化物級のオオカミに付けられた「ジェヴォーダン」という名前は「ジェヴォーダンの獣」として実在(?)していて、その最初の犠牲者がジャンヌ・ブルという少女なんですよ。
そこと繋げつつのネーミングなんでしょうか?


仮にそうだとしたなら、猟師さんにグリム童話の青ひげのような未来が待っているということでしょうか?


もし違うのなら、青ひげをここまで引っ張った真意はどこに……?



すっっごく面白くてとても良い気分で寝れそうだったのに、最後の最後に特大のモヤッとボールを投げつけられた気分でした……。
マジでなんなの……

ここの意図が分かる方、コメントで教えてください……お願いします……






次回作に期待です!
いや、本当に!
エピローグまでは滅茶苦茶面白かったので!


以上!

(参考文献:Wikipedia「青ひげ
              Wikipedia「ジェヴォーダンの獣」)

どもー。
デスカイザーです!


本日仕事納め。
4月の時点では仕事納めという概念が存在しないサービス業での就職だったので、年末を迎えた今仕事変わってるわ年末年始休暇が存在するわで少し嬉しかったりします。

なんというか……今年は色々あったなぁ!!
仕事面では本当に色々な方に支えられて頂いたおかげで決断できて、今普通に生活できているので感謝感謝です。
ありがとうございました!
そして今後のdeskyzerの仕事面での迷走を、是非ともtwitterと当ブログで見守っていただければと思います。



それでは、今日のラノベ!

出会ってひと突きで絶頂除霊!

出会ってひと突きで絶頂除霊!

著者:
赤城大空

イラスト:
魔太郎

レーベル:
ガガガ文庫


【あらすじ】

―絶頂除霊。それは突いた相手を生者死者問わず絶頂させ、もののついでみたいに昇天させる猥褻能力。絶頂除霊などという呪われた能力を宿した少年・古屋晴久は、同じような呪いの眼―淫魔眼を持つ少女・宗谷美咲に出会ってしまう。その眼によって弱みを握られた晴久は、半ば強制的に退魔師史上最低最悪なチームを組むことに。初めてのまともなお仕事は、怪異「乳避け女」との大活劇。今宵も街には嬌声が響き渡る。それは紛れもなく、昇天の証明。ポンコツ退魔師たちが卑猥な能力で大活躍?ちょっぴりエッチな退魔活劇!!



感想:★★★★★

ひっでぇタイトルwww



というファーストインプレッションは覆りませんでしたが、その感じ方は少し変わったかもしれません。






突いた相手を絶頂させる。
そう、確かに猥褻能力。
なのに、そこに至るまでのヒューマンドラマがそこまでエロく感じさせないんですよね。
真面目に悩んでいたからこその怪異化。
真面目なのに絶頂させるしか除霊方法の無い主人公。
バカらしさと真面目さが両立しているということをタイトルが見事に表現していると思うんですよねぇ…。ひどいタイトルですけど。

これが作者的に成功なのか失敗なのかは分かりませんが、読者としては期待を裏切られたのに納得感を持って読み終えることができました。





そう。
読み終えることはできました。
できたんですが、既に次の巻への期待値がですね?

というのも彼女の存在です。
主人公の幼馴染の、葛乃葉楓嬢。
エピローグⅡでとある秘密が明かされて楽しみ!……とかではなく、それについては本編読んでいる間に気づいていたので(へーんしん!)「お、予想とおりだ」で済んだのですが。


おい破壊力やべぇぞ?
この鉄面皮、膝枕、超笑顔、後輩、超笑顔(語彙力)



で、しかもこの子2巻で主人公への複雑な気持ちという隙を突かれて物の怪の類に取り憑かれてしまい、そこを主人公の絶頂除霊で解決するんですよね?
あらすじも何もまだ出ていませんが、そうなると信じています。
2巻が違ったら3巻でも良いです。
もう絶対そうなるというかそうなれ!!!!!
僕は赤城大空先生の書き記すそのシーンと魔太郎先生のイラストがかけ合わさった瞬間に立会いたい、ただそれだけなんです……っ!

別に楓嬢のあられもない姿が読みたいわけじゃないんです……っ!!





『下セカ』からギャグの切れ味はそのままに、ネタのアホらしさが薄れたような印象。
個人的にはあちらは癖が強すぎてあまり続きを読む気にならなかったので、今回のは結構ありがたい路線変更ですね。
こう、こちらは虚構を虚構のまま楽しめるけど、あちらは虚構が現実を狂わせる錯覚に陥るといいますか……。
ま、まぁともかく。




楓嬢のあられもない姿、楽しみです。





以上!





出会ってひと突きで絶頂除霊! (ガガガ文庫)
赤城 大空
小学館 (2017-10-18)
売り上げランキング: 48,641

今日のラノベ!


妹さえいればいい。

妹さえいればいい。

著者:
平坂読

イラスト:
カントク

レーベル:
ガガガ文庫


【あらすじ】

妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、いつも個性的な連中が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。鬼畜税金セーバー・大悠アシュリー。天才イラストレーター・ぷりけつ―。それぞれ迷いや悩みを抱えながらもゲームをやったり旅行に行ったり仕事をしたり賑やかな毎日を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、大きな秘密があって―。『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ青春ラブコメの到達点、堂々開幕!!




感想:★★★★★

妹かな?…弟かよ!…………妹かよ!!





冒頭の3ページを受け入れられるかどうか。
3ページを受け入れられたら作品全体を受け入れられるし、3ページの何が面白いの?ってなるなら作品全体が受け入れられないんじゃないでしょうか。
あるいは最初の1行を読んだ時点で派手なツッコミが来ることを予想できるかどうかでも。
平坂読耐性が求められる作品ですねこれ。
個人的には耐性あるので最高に面白いです!



ラノベ作家たちがメインキャラクターではあるけども、他のラノベ作家ものとは一線を画しているのが特徴でしょうか。
確かに「ラノベ作家の実態・生態」という意味では同じなのに、あくまでも青春群像劇であろうとする。
逆に言えば、今までのラノベ作家ものこそが教科書的なフィクションと美少女化にごまかされたもので、伊月や那由多のような本能をむき出しにしたこの作品のラノベ作家たちこそが、実際のラノベ作家さま方の姿に最も近いのかもしれません。
……決して悪い意味ではなく!



キャラたちはそれぞれ(悩みもありつつ)全力で自分の思うがままに生きています。
それが読んでいて本当に眩しいんです。
「暖房が壊れたのなら、沖縄に行けばいいじゃない」とマリーアントワネットみたいな発想で沖縄行ったりするのが羨ましいというのはもちろんあるけれども、羨ましいとは違う感情での眩しさを確かに感じるんですよね…。
なんていうんでしょうか……。
夢の形というのか。
楽しいことばかりでは無いだろうけど、こういう生き方ができたら面白いだろうなぁ、という形。
この作品でいう当人たちが楽しくないことって、トラウマ抉るか仕事に追われるかですからね。想定外のことが起きたとしても最終的には楽しんじゃう人種が集まっているので(千尋は除く)。
大変ではあるだろうけど、こういう生き方してみたい。


……もちろん那由多ちゃんみたいな子が身近に居るから最高だというのは言うまでもありませんが。初っ端ゲロられてもなんかしょうがないかな?っていう気になります。多分。
『物理さんで無双~』のセシリアといい今回の那由多ちゃんといい、オープニングリバースヒロインの気に入る率高いのは何なんでしょう…。






妹さえいればいい。
では、妹がいたら……?







以上!



妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
平坂 読
小学館 (2015-03-18)
売り上げランキング: 14,542

どもー。
デスカイザーです。

8月ですよ8月!
8月といえば……上空に寒気が入ってくることで大気の状態が不安定になることで引き起こされる雨の音をBGMがわりに家のなかで優雅に読書ですね!!

いや、ほんとあれは良いよ…。
すごく本に集中できる。



今日のラノベ!

どうでもいい世界なんて:クオリディア・コード

どうでもいい世界なんて
-クオリディア・コード-

著者:
渡航
(Speakeasy)

イラスト:
saitom

レーベル:
ガガガ文庫


【あらすじ】

正体不明の敵〈アンノウン〉によって、世界が崩壊した近未来。今も〈アンノウン〉との戦争を続ける防衛都市・千葉に暮らす千種霞は、今日も今日とて「終わらない残業と不毛な営業」と戦っていた―。成績不振により天然系うっかり女子の蓮華と共に戦闘科から生産科へと出向された霞を待ち受けていたのは、しっかり者の上司・朝顔が仕切るブラックな職場環境。生産科の立場向上を目指す朝顔の本当の目的とは―!?TVアニメ放送中の『クオリディア・コード』の「千葉編」前日譚、完全書き下ろし小説として登場!



感想:★★★★☆

東京編、神奈川編とはまた違った『クオリディア・コード』。
戦闘科とのやり取りも〈アンノウン〉との戦いもあるけど、話の主軸としては生産科といういわば裏方にスポットが当たっています。

東京編では完全な落ちこぼれがフィーチャーされていたけど、それとはまた別の意味で評価されにくい場所。

「戦闘科を含め日々の生活をたしかに支えているのに過小評価されている」

そんな思いを胸に、朝顔ちゃんが生産科らしい戦いを挑むも…?というのが前半パートたる今巻のお話。
私自身班行動とかグループワークとかだと、裏方というか影の軍師的ポジションにいることが多いので、朝顔ちゃんのそういう気持ちはすごい良く分かります!
……分かるだけで、「もっと評価しろ!」とは私は思いませんが…。
何せ朝顔ちゃんの場合は、戦闘科以外の生徒たちの将来の生活がかかってるから。
それに「無ければいけない」存在であるのも最も。

でも逆にいえば自分たちの将来を確約させる自己中心的な考えとも言えるし、無ければならないのは個人ではなく機能であるというのも忘れちゃいけない。
(朝顔ちゃん本人の素質のみは個人として評価されるとしても)

アニメ1話という「着地点の形」が既に見えているなかで、「着地点の中身」がどういう風になるのか。
蓮華ちゃん、朝顔ちゃん、霞がどういう道を選択するのか…。
楽しみですね。





話は変わって章タイトルが面白いという話!

『クオリディア・コード』既刊作のタイトルをもじってる1、2、5章がハマってて良いですw
特に1、2章は「あれ?これ営業マンがブラック企業の内情を暴露する話だったっけ?」という前半の内容にピッタリ!
なんとなく渡先生が橘先生とさがら先生をネタにして遊んでいる日常風景が垣間見えた気がします…


あー、あとどうしても書いておきたいのはねー?

千葉のホテルでお偉いさんが正月に会議とかやめようねー!?
あぶないよー!?





以上!

どうでもいい 世界なんて: ークオリディア・コードー (ガガガ文庫 わ 3-20)
渡 航(Speakeasy)
小学館 (2016-07-20)
売り上げランキング: 688

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