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今日のラノベ!

異世界再建計画


異世界再建計画 1
転生勇者の後始末

著者:
南野雪花

イラスト:
Kotakan

レーベル:
レジェンドノベルス


【あらすじ】

 ごくありふれた人生をおくってきたエイジ。公務員として役所に勤務する日々を送り、30歳を迎えて結婚を控えたある日突然、異世界へ転移する。その世界は転生してきた勇者によって平和を取り戻していた後だった。ところが、勇者が転生してきたことによって、世界は別の形で新たな脅威にさらされつつあった。平凡な公務員だった男に与えられた新たな「仕事」。それは、勇者によって崩壊しつつある異世界の「再建」だった。




感想:★★★★★








これまた素晴らしい作品がレジェンドノベルスから出てまいりました……

私だってそろそろ「レーベル褒めちぎりすぎかな?」って思わなくはないんですし、今作途中まではそこまで褒めちぎるつもりは無かったんですけど(その辺りは後ほど)、読了してみると「これは傑作!」って躊躇いなく判を押せてしまうんですよ。
もう信頼しかない!







何はともあれまず装丁の美しさ!!



書き込みが本当に細かいので、5分10分普通に眺めていられます……
エイジとティアの相棒っぽい距離感、遠くに見える街と天使の梯子……
でっかいポスターとかあったら映えそうですよね……
これは絵画ですよ絵画……!
美術館とかに飾ってあるレベルの!
しかもそれがメインではなく小説がメインで1200円なんぼとか安すぎます……









ここから本編の話。



この1冊を端的に纏めるなら、





ラストで何かが待っている!
脚気に立ち向かう“転移”公務員!











……といったところでしょうか。


転生し異世界を救った勇者様とは異なり、主人公のエイジが直面するのは女神的高次存在からの依頼による転移。
しかも異世界で命を落とせば転移する前の時間に戻る、という条件付き。

つまりはエイジにとってはほぼノーリスク。
平凡に幸せな人生の軌道からちょっと外れ、人生の有給休暇を貰うような好条件。
(死んで転生、あるいは転生する為に死ねと言われるよりは……)



なので、なりふり構わず真剣に異世界での暮らしをしているわけではなく、いわゆる「異世界転生/転移のお約束」を批評するくらいにはゆとりある視点で異世界を満喫する様子が伺えます。
相棒たるティアマト=ティアとのウィットに富んだ会話も相まって、作品全体がリラックスしているようなイメージです。



ただ一方で、異世界が直面している問題自体は「白米文化の異常発展と主菜副菜の不足による栄養の偏りが引き起こす国民生活病としての脚気」という、極めて深刻なものなので文章の柔らかさとうまくバランスは取れていたと思います。

緩みすぎず、引き締まりすぎず
いや、だって現代史の授業で脚気についてまともにやり出したら……興味ない人は寝るでしょう?
少なくともこの1冊を読めば、江戸患いと呼ばれた頃から明治大正にピークを迎えるまでに何が起き、どう改善されたのかがよく分かるようになっています。
「読まされる」感覚とはまた違い……「気がついたら読んでいた」くらい自然に小難しい話を理解できていたので、その点がすごく良かったと思います!
やはりティアにインストールされた雑談に有用な無駄知識は、我々の読書埋没度を高めるためには必須だった……!!





ただ、ですよ。


それがレジェンドらしい傑作感を呼んでいるとまで言えるかというと、まだ物足りなさを感じてはいました。
オーケイ、確かに素晴らしい。
でもまだやれるだろう?
という「あと一歩」への期待。

読んでいる間は脚気以外の問題にも着手し、知識的な厚みを持たせることでその一歩を埋めてくるのかなぁ、と予想していました。
勇者様の持ち込んでしまった問題は脚気だけには留まらない(ex.森林破壊)というのは本文中でも幾度も触れられていたので。







違いましたねー!!




いや、多分今後その辺りも触れていくことにはなるんでしょうが、

この巻の「あと一歩」はそれどころじゃありませんでしたねー!!



ラストに明かされる仕掛けが……もう……っ!!





実際、踏み出されたのは欲しかった「あと一歩」なんですけど、その一歩で全てが変わりました。
何が変わったかは…………続きのネタバレパートで語ります!


未読の方は書店へGO!
あるいは下のリンクからポチってくれても構わないぞ!
Kindle版も配信中!
家から出たくない、でもすぐに読みたいという貴方はスマホひとつではい異世界!!


学習にもなって、面白い!

なので……よろしくお願いします!!!
ファンとして、切実に読んで欲しい。






以上!




















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今日のラノベ!

ダンジョン・スクールデスゲーム 2


ダンジョン・スクールデスゲーム 2

著者:
スフレ

イラスト:
米山舞

レーベル:
レジェンドノベルス


【あらすじ】

 2組から三枝勇希を引き抜いたのは宮真大翔にとって大きかった。彼女のマッピングスキルなしでの迷宮攻略は難しいからだ。だが三枝は大翔と同じクラスになって喜ぶ半面、時々表情に暗い影を落とす。そんな折、大翔にオリジナルスキルを与えた謎の少女「F」が現れる。大翔は「F」のもたらす新たな情報に大きな衝撃を受けるが、彼の精神的回復を待たず、担任からは非情にも「3階層の攻略」の命が下る。大翔たちは無事に生き残ることができるのか。そして彼らに及ぶ暴力と狂気を体現したかのような2組の生徒・羅刹修と柊友愛の魔手とは――!? 苛烈なダンジョン攻略クラス間抗争を描く“傑作”、待望のシリーズ第2巻!



感想:★★★★★



望んでいた(叶ってほしいとは言っていない)






感想の前に手を合わせ目を閉じ……










    黙 祷 












はい、ではいきましょう。



1巻ラスト、担任との駆け引きの末に三枝を引き抜くことに成功したシーンの直後からスタート。




生徒同士での諍いを助長するかのような“変身能力者”は一体誰なのか?

クラスが変わってもなお三枝に降りかかる災いに、彼女は抗えるのか?

扇原は本当に「みんなが思っている扇原」が本性なのか?

オリジナルスキルってこの世界においてどういうものなのか?







すべての問いに答えが出るわけではないけれども、すべての問いに納得のいくNEXTを提示してくれたのがこの第2巻だったかなと思います。






話の絡め方がうまいんですよね!


例えば問題児として頭角を表した久我くん(不名誉)へ容赦なく意見を飛ばしていた七瀬とそのグループ。
あそこで「出る釘は打つ」タイプの女子グループだと示していたから、柊友愛とそれなりに仲が良いことにも、その後の三枝への態度も違和感なく受け入れられたわけで。

久我くんがあの時点で述べていた鍛冶スキルについてのレベルの話なら今までにもされていましたし、つまりそうなってくるとあそこの七瀬グループには「久我くんというヒールに対して大衆を代表したかのように現れる真のヒール」的な隠れダーティーエモがあるわけですよ……!
でも実はそのヒールもごにょごにょ……


そんなこんなから、
七瀬と柊の関係性から三枝にも話が飛んでいき、
柊の現代的で分かりやすい悪の像を完成させた上で、
羅刹修の非現実的な異常さを際立たせていく……と。




人間のことよく見てるなぁ、と感心しきりです。
いや、私が行動心理学とかそういうのに詳しいとかじゃないんですけど、1組取り仕切ってる大弥くんを見ている大翔のモノローグとかを見ても、人間の行動と思考・感情との連動性を大事にしているのが伝わっていたもので。
だから多分、「キャラを見たキャラがどう感じるか」と「キャラを見た読者がどう感じるか」をしっかり考えた上でこれだけの大人数を登場させて暴れさせているんだろうなぁ、って感心してしまいます。









ラストシーンについて叫びたいことは追記で。
ネタバレに配慮します。



以上!
















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どもー!
デスカイザーです!



2月のレジェンドノベルスが1冊も読めていない緊急事態……
不覚……

気を取り直して3月はたくさん読みたいですね。うん、本当に切実に。



「読む前、買う前に予習から」ということで予習記事です!!
毎月恒例、今もっとも熱いレーベル(当人比)のレジェンドノベルスをしっかり予習していきましょう!!





レジェンドノベルス
2019年3月刊は

3月7日(木)発売!!






首都圏など早いところでは5日頃から店頭に並び始めますので、要チェック!!














◎『ダンジョン・スクールデスゲーム 2』


著:スフレ イラスト:米山舞
ISBN:9784065142462





レーベル作品ページはこちら
「小説家になろう」作品ページはこちら

【あらすじ】

 2組から三枝勇希を引き抜いたのは宮真大翔にとって大きかった。彼女のマッピングスキルなしでのダンジョン攻略は難しいからだ。
 だが三枝は大翔と同じクラスになって喜ぶ反面、時折表情に暗い影を落とす。
 そんな折、大翔に特別なオリジナルスキルを与えた謎の少女「F」が現れた。
 Fのもたらした新たなメッセージに大翔は大きな衝撃を受ける。繋者(リンカー)とはなにか。そしてダンジョン100階層の創造者の存在――。
 一部の仲間と事態を共有し、深く推測する時間がほしい大翔だったが、担任からは非情にも「3階層の探索」の命が下る。
 ダンジョンの攻略だけでも生きるか死ぬかの難題なのに、非情と暴力の塊のような男・羅刹修とかれに心酔する狂気の少女・柊友愛の魔手が大翔たちに及ぶ。果たして彼らは無事に生き残ることができるのか――。
 苛烈なダンジョン攻略クラス間抗争を描く“傑作”、待望のシリーズ第2巻!
 そして……コミカライズ企画が進行中!



スープカレーカムイとのコラボは3/1(金)~3/10(日)まで開催中!


ある意味レジェンドノベルスで2巻への期待が一番大きいのは今作かもしれないです。
確かに1巻は面白かった。
話題にのぼるのも当然だとも思う。
けれども私は、まだこの作品はやり残しがあると、もっと面白くなるのだろうと、そういう期待/義務を背負わせるべき作品だと思っていました。

なので、楽しみです。
★2になるか、★5になるか、恐らく2つに1つでしょう。

大翔たちのダンジョン攻略と、他クラスと繰り広げる“デスゲーム”
うまく融合してくれ……頼む……!






NEXT!


◎『異世界再建計画 1 転生勇者の後始末』


著:南野雪花 イラスト:Kotakan
ISBN:9784065142486







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【あらすじ】

 平凡な公務員だった男に与えられた新たな「仕事」。それは、勇者によって崩壊しつつある異世界の「再建」――
 ごくありふれた人生をおくってきたエイジ。
 公務員として役所に勤務する日々を送り、30歳を迎えて結婚を控えたある日突然、異世界へ転移する。
 その世界はやはり転生してきた勇者によって平和を取り戻していた後だった。
 ところが、転生した勇者が転生したことによって、世界は別の形で新たな脅威を迎えつつあった。
 その脅威とは、なんと「脚気」。
 現代では治療法が確立された病気だが、転生してきた勇者が「現代日本の知識」を持ち込んだおかげで、この世界のルールが崩れ、存在するはずのなかった病気が蔓延しつつあったのだ。
 公務員としての知識を駆使して、問題解決に挑むことになったエイジ。サポートするのは、人間の言葉を離すドラゴンのティアマトただ一頭のみ。
 この、人間とドラゴンのコンビは、異世界にはびこる病気を駆除し、異世界の人々を救うことができるのか!?
 


脚気!???



脚気とは……ビタミン(主にビタミンB1)の欠乏症のこと。
疲れやすさ、食欲不振、倦怠感などの症状が現れ、心臓系や神経系の症状が起きたり、アルコール依存性の引き金にもなり得る。
現代ではビタミン欠乏という原因が判明しているが、それまでは結核などと並ぶ厄介な病としてその名を知られていた。
また、ジャンクフードの流行による栄養失調で、原因が既に解明されている1970年代に流行したこともあり、「原因解明=即解決」とはならない深刻な生活習慣病の一種とも言える。
(deskyzer調べ)




贅沢病、平和病のような側面もある脚気。
逆もまた然りなので(=貧乏病)一概には言えませんが、今回は前者の意味での流行かなぁ。
異世界の話ではあるものの、現代社会人……特に一人暮らしであまり食事にこだわりが無い男性は気に留めておくべき病気のはずですし、そういう意味では「知識の入口」としての楽しみもあるのかなぁ?と。


そんな真面目なことを抜きにしても、この素晴らしぎる表紙を見たら買いますよね……
レジェンドノベルスの表紙力何なんですか?(逆ギレ)
ありがとうございますヽ(`Д´)ノ⇒m(_ _)m

kotakan先生の名前で検索したら迫力あるドラゴンのイラストとか出てきたので、そちらも合わせてチェックどうぞ。



楽しみすぎまする!






NEXT!




◎『ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記 2』


著:かすがまる イラスト:海鼠
ISBN:9784065142493






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【あらすじ】

 超絶高難易度かつ理不尽システムのゲーム『ドラゴンデーモンRPG』において、守護神なき人間は哀れなほどに虐げられている種族だ。多くのプレーヤーがそんな人間の救済ルートに挑み、誰ひとりとして成功した者はいない。
「希望はある」と信じるゲーム実況者『いもでんぷん』は意気込みも新たにそれへチャレンジしていく。『ドラゴンデーモンRPG・DX』を熱心にプレイし、まるで自らが人間の守護神であるかのようにして。
 しかし、同じようにして、現実の地球からヴァンパイアやエルフへ深く関わる者たちがいた。国際的犯罪者とされる正体不明のルーマニア人と、第三次世界大戦を勝利した最強無比のアメリカ軍である。
 平和なはずの日本で暮らすいもでんぷんの周辺もまた急速にきな臭くなっていく。
 折しも人間たちは使徒・クロイを中心として団結しつつあった。
 火の力をもって敵を打倒し、人間らしく誇らしく生きられる世界を夢見て戦い続けるが、それを嘲笑うかのようにしてヴァンパイアの守護神・魔神ストリゴアイカは恐るべき大宣言を発表した。
 そして、人間たちの戦略を大前提から覆すような事件も勃発することに。
 異世界の最終戦争は地球をも巻き込んで激化していく。
 はたして『ドラゴンデーモンRPG・DX』とは何なのか。この戦争はゲームでしかないのか、それとも現実のことなのか。
 極限の戦況を打開しようとするその時、いもでんぷんは戦火の真実と希望の意味を知ることになる! 
 


なんかよく分からないけど大変なことになってきた!!(理解はしている)


どうしましょう……
表紙のクロイ様が神々しすぎて……
1巻の読了感が蘇ってきます……

地球=いもでんぷん側にも何か動きがあるようですし、異世界=クロイ側の生き残りをかけた戦いも激化するようで。
待って欲しいけど状況は待ってくれないわけで……


楽しみです。












NEXT!




◎『世界を救うまで俺は種族を変えても甦る 1 トライ・リ・トライ』


著:原雷火 イラスト:田中健一
ISBN:9784065142516






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【あらすじ】

 自分が何者かわからない主人公。名前さえもおぼえていない。しかし身体は半透明でスライム状だ。気が付けば薄暗い洞窟の中にいた。
 そこに現れた青い猫のような不思議な小動物・ナビ。彼は困惑している主人公に初対面にもかかわらず、友好的に話しかけてきた。「キミを導く者さ」と、赤い瞳を輝かせてナビは言う。
 彼は主人公にゼロという名を与え、しきりにダンジョンの冒険を促す。
 迷宮の中は、危険な魔物がうようよしている。
 そのことも踏まえ、冒険を始める前にステータスを割りゼロが最初に姿を変えたのは、「怪力」と「タフネス」さを有す種族“オーク”だった。
 かくしてゼロは不思議な力で、志半ばで息絶えても何度でも蘇り、地下迷宮の奥深くにある「真理に通じる門」を目指すことになる――時には別種族に転生してでもだ。
 なんどやられても立ち上がる。七転び八起きなんて甘いもんじゃない。志半ばで死んでもすぐ甦る。
 大事な存在を世界に見出したゼロは熱い気持ちで艱難辛苦を乗り越える――。
 不器用でも真摯な心で世界の不条理に抗う。
 トライ・リ・トライ。これは絶対にあきらめない男の物語。
 

不意に頭をよぎるほむほむ
(私は何度でも繰り返す……)


『こちらラスボス魔王城前「教会」』の原雷火先生の登場です!!
既にあらすじの段階で不穏で熱い物語だとビシバシ伝わってきます!

能力面はどこまで融通きくかで振れ幅も変わりそうですし、これはちょっと読んでみないことには……

全てが分からないところから始まる迷宮攻略。
『迷宮の王』ともまた少し違う迷宮ものということで、期待大!!!










今月も続刊2冊、新作2冊の計4冊がレーベル新刊となります!!

創刊から半年近くが経過し、そろそろレーベルカラーも浸透してきたような気がします。
しかし、まだまだ知らない人がいるのも事実。
しっかり宣伝して、しっかり読む楽しさを伝えていきたいですね!



ということで、



レジェンドノベルス
2019年3月刊は、

3月7日(木)発売!


早いところでは5日(火)から並び始めるのでお買い逃しの無いよう!






以上!

今日のラノベ!




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コボルドキング 1

騎士団長、辺境で妖精犬の王になる

著者:

syousa.

イラスト:

sime

レーベル:

レジェンドノベルス


【あらすじ】

 数々の武功で敵からも味方からも一目置かれていた騎士団長・ガイウス。戦場では勇名を馳せた彼だが政が苦手で、母の弔いをきっかけに爵位を返上し帰郷する。事実上のリタイヤである。故郷は森に侵食されていたが、ガイウスはそこで犬のような容貌の「コボルド」と出会う。彼らは森の眷属であり森中にコロニーを形成していた。初めこそガイウスをよそ者扱いしていたコボルドたちだが、彼の勇猛果敢さに触れ徐々に信頼をよせていく。 




感想:★★★★★




文字が…………滲む……









巌のような痩躯に凶暴な顔付き、左頬に走る刺青のような魔術痕という100人中100人に怖がられる風貌ながらも、実は少年達の憧れである「弱気を助け強気を挫く」を体現した性格の、可愛いものを愛でるのも好きな優しい男。

それが主人公、元騎士団長のガイウス。




そんな彼がコボルドと出会い絆を深めていく…………だけの話ではありませんでした。








人間がどんな醜い生き物なのか



ガイウスほどの武功と人徳を持つ者が爵位を返上するまでに至ったことを踏まえれば想像に難くないでしょうが、それでも尚、震えるほどの怒りと情けなさを感じずにはいられません。

コボルドの側から、人間という垣根を超えたところから見たこの物語の経緯は、あまりにも身勝手で理不尽で苦しいです。
なまじ意思が働いている分、天変地異よりタチが悪い。
嫉妬の果ての憎悪、欲に任せた暴虐。
何様なのか。









その一方、個々の輝きの尊さに打ちひしがれます




ガイウスがあんなにも他人の為に喜び、怒り、力を振るうことができること。

コボルド最強の女戦士でガイウスと最も仲良くなるフォグが、種族の為、子の為に命懸けで人間に挑む姿。

ガイウスのかつての部下が彼の人柄に惹かれ、ガイウスと同様に地位も仕事も捨てて辺境に来るという事実の文面以上の重さ。




「誰かの為に」という行動原理

それは上に立つ者、誰かを導く者が最低限持つべきものでしょう。

ガイウスの周りにはそれを当たり前のように、そして身を擲ってでもそれを成し遂げられてしまう者達が自然と集うんです。
これこそまさに「コボルドキング」として、王としてこれから難局に立ち向かうことになるであろうガイウスの、何よりの戦力であり、励みであり……。


   






完全に不意打ちを喰らいました





「もふもふコボルドと、強面おっさんのギャップ萌え辺境スローライフ」




まさか。

とんでもない。




じゃあどうなのかって……?



全部読み切る頃には、視界が滲んでるか、胸を掻きむしってるか、うずくまってるか



そんな物語です。





「面白い」とか「楽しい」ではなく、

「絶巧」「秀逸」「壮麗」とかで表現されるべき作品。







取り急ぎ。



以上!


どもー!
デスカイザーです!



Q:BKブックスとレジェンドノベルスを同時に推すということはどういうことか?

A:発売日がほぼ同じなので読む順番に悩む



そんなジレンマを抱えているわけですが、今月も元気に予習していきましょう!!



レジェンドノベルス1月刊は1月9日発売!










◎『普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ 2』



著:雪野宮竜胆 イラスト:電鬼
ISBN:9784065136577




レジェンドノベルス作品ページはこちら
「小説家になろう」作品ページはこちら


【あらすじ】

 魔物が跋扈し荒廃した異世界の東京に転移したサラリーマンのスミト。
 冒険者としての生活にも慣れ始め、従者のセリエとユーカとの生活も順調だった。
 ユーカの発案でレトルト食品の販売を始めたスミトたち。
 ビジネスはあっという間に評判となり、ついには貴族たちの晩餐会に呼ばれることとなる。
 すっかり貴族に気に入られたスミトはガルフブルグ四大公の直属の準騎士になることを勧められるが、その態度や物言いに違和感を覚え、申し出を拒否する。
 そんな時、スミトは探索の途中で、副ギルドマスターのフェイリンから「新宿にあるゲートを封印してほしい」との依頼を受ける。
 ギルドを通じたものではない半ば非公式な依頼ではあったが、いろいろ考えてスミトは依頼を受けることにした。
 そして、新宿でのミッションがスタートするが、スミトたちの前にオルミナと名乗る細剣(レイピア)を得物とする女探索者が現れ、なぜか一緒に探索することとなり……。
(レジェンドノベルス作品ページより)


創刊ラインナップ第2巻!!

・レトルト食品を販売
・貴族の晩餐会へ参加
・とある貴族に目をつけられる
・非公式の依頼の受諾、探索へ

と、あらすじだけでも展開が激しいわけですが一体どうなるのでしょう?
まだ1巻を読んでいないので、ただただwktkします(死語)!






NEXT!




◎『無双航路 2 転生して宇宙戦艦のAIになりました』



著:松屋大好 イラスト:黒銀(DIGS)
ISBN:9784065136720




レジェンドノベルス作品ページはこちら
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【あらすじ】

 連合艦隊の造船ステーションを急襲する帝国の皇女ソハイーラ。
 ボロボロといえど数で勝る艦隊と機雷で連合の星系を封鎖。
 スムーズに勝ち進んだと思われたが、解放した味方の捕虜の中に前帝国皇帝がいることが明らかになる。
 皇位継承を含めソハイーラの立場が微妙な状態に。
 そんな中、帝国艦隊は連合が建造した超大型戦艦一隻により身動きがとれなくなってしまった。
 その大型戦艦には悪魔の所業ともいえるシステムが組み込まれており、みるみる味方の艦船が轟沈していく。
 絶体絶命のこの状況、救えるか! アサガヤシン!
 本書では第一章 おいてけぼり、第二章 現実世界復帰、第三章 ローマ内乱、第四章 皇帝ソハイーラの計四章を収録。
 人間としてもAIとしても目覚しい活躍を見せるアサガヤシンにご期待あれ。
(レジェンドノベルス作品ページより)


こちらも創刊ラインナップの第2巻!!


そして同じく未読のために、何が起きているのか全く把握できないままあらすじを打ち込むわたくしでありました。
でも、なんだろう。
ここまで把握できないと、逆に読みたくなってきます……
第三章のローマがどういうことなのかすごく気になる……
1巻の第三章も「AI戦闘ローマ式」ってローマだし、なんなのロムルスなの……?

松屋はあまり行きませんが系列の松乃家は好きなので、そういう繋がりで読み始めるのもアリかもしれない……!







NEXT!!





◎『コボルドキング 1 騎士団長、辺境で妖精犬の王になる



著:Syousa. イラスト:sime
ISBN:9784065136904




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【あらすじ】

 数々の武功で敵からも味方からも一目置かれていた騎士団長・ガイウス。
 戦場では勇名を馳せた彼だが、政が苦手なこともあり、母の弔いをきっかけに爵位を返上し帰郷する。
 事実上のリタイヤである。
 帰ってみると、彼の故郷は森に侵食されていたが、ガイウスはそこで犬のような容貌の「コボルド」と出会う。
 彼らは森の眷属であり、森中にコロニーを形成していた。
 初めこそガイウスをよそ者扱いしていたコボルドだが勇猛果敢さに触れ徐々に信頼をよせていく。
 そしてガイウスも純朴な彼らに惹かれ、やがて巨躯の男と犬の妖精の共同生活という珍しい事態に発展する。
 しかし、人間の“悪意”というやつはどこにでも存在して――森の中にも自らを「冒険者」と称するならず者が跋扈し、コボルドの村に脅威を与える機会が増えてきた。
 ガイウスは友であるコボルドたちを守りきることができるのか――!?
 本書ではプロローグ、第一章 イグリスの黒薔薇、第二章 ガイウス、第三章 出会い、第四章 追いかけてきた者たち、第五章 暗雲、第六章 託されたもの、 第七章 草の王冠の計8エピソードを収録。
 義に厚く心優しい男の壮年の生きざまを、その目に焼き付けろ。
(レジェンドノベルス作品ページより)

おっさん×コボルド


syousa.先生はおそらく初書籍化。
sime先生は、GCノベルズ『聖者無双』でイラストを担当されていますね!


何はともあれ、見るからに分かる魅力は「名を馳せた武闘派のおっさんと、愛らしいコボルドのちぐはぐな組み合わせ」ですよね!
「モンスターズ・インク」的なコンビ。

あとは、「その行為、人から見るか、コボルドから見るか?」という点。
どのくらい異種族交流のある世界なのか未知数ですが、倫理観・価値観の種族間での違いとか描かれてたら面白そうだなぁ、と。

全力で……モフっていけ!






LAST!



◎『迷宮の王 1 ミノタウロスの咆哮』


著:支援BIS イラスト:目黒詔子
ISBN:9784065136911




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【あらすじ】

 サザードン迷宮の十階層に出現したミノタウロス。
 本来ならば中ボス程度の存在だったミノタウロスはなぜか、独自の行動をとり、迷宮内でその存在感を増していった。
 こぞって「打倒ミノタウロス」に挑む冒険者たち。
 しかし、彼らは皆、ことごとく敗退していく。
 そんなミノタウロスを手練れの冒険者たちが放っておく理由はなかった。
「天剣」の異名を持つ剣士パーシヴァルもその一人で、彼は普通ならばパーティーで臨む階層にもたった一人で冒険に出て涼しい顔で戻ってくる、真の上級者だった。
 しかし、そのパーシヴァルですらミノタウロスの前に敗れ去るのだった。
 もっとだ!もっと、もっと、闘いを! もっと、もっと、強い敵を!
 ただひたすら求道者のごとく強さを追い求め、みるみる強大になっていくミノタウロス。
 ついには迷宮のルールすら超えた存在として、迷宮に君臨していく……。
(レジェンドノベルス作品ページより)

THE・ミノタウロス


支援BIS先生は、エンターブレインから『辺境の老騎士』という作品を出されていますね!
イラストの目黒詔子先生は、ローカス賞受賞のファンタジー作品『氷と炎の歌』の日本語訳版にてイラストを担当されています。ダーティで迫力ありますね!


あらすじを読んだ感想:分からない

この作品、本当にどういう作品なんでしょう……(困惑)
そしてあらすじでやられているパーシヴァルさんが不憫でならない。

この分からなさは、読んで納得しないことにはスッキリできないタイプのやつですね……!
楽しみです。










ということで、1月刊は続刊2冊、新作2冊の計4冊!

「全部傑作、ハズレなし」を、2巻の面白さで真に示すことができるのかどうか。
ある意味レーベルとしては創刊月に続いて力の入るところでしょう。


なので、そこはひとまず置いておいて『迷宮の王』から読みたいと思います(おい


いや、何せ創刊ラインナップは『女王陛下の異世界戦略』しかまだ読んでないので……
もちろんいずれは読みますが!!
毎度のごとく月初の積ん読大渋滞を起こしているので、続刊組はちょっと様子を見ながらにしたいと思います……

新作はね!ちゃんと読みますよ!!






レジェンドノベルス 2019年1月刊は、1月9日発売!






以上!

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