カテゴリ: 調べ物

どもー。
デスカイザーです。


今回は感想記事ではなく、山の翁以来の調べ物です。
調べようと思ったきっかけは仕事中のふとした疑問。





「あれ……?ロゥリィに付ける敬称って聖下だっけ?猊下だっけ?」
「そもそもこの2つの区別ってなんだ?」
「っていうか○下シリーズの使い分けって……?」




というわけで!

ラノベでも頻出の「○下」シリーズの敬称について、
ザッとまとめてみたいと思います!








さて。
そもそも「○下」シリーズの敬称というのは、高貴な人の名前を直接呼ぶのが失礼というところから、その高貴な方がいる一定の場所の傍に控える取次の人に間接的に呼びかけることで敬意を表するための敬称とのこと。
つまり「○下」という言葉の意味は、「○○という場所の下に居る人」ということになります!

また「○下」シリーズは言葉単独で用いるのが正しい使い方なようで、例えば「皇帝陛下」のような使い方は誤り、あるいはあまり推奨されないとのこと。
皇帝を直接呼ばないために「陛下」と呼んでいるのに、そこに「皇帝」を付けたら「陛下」の意味が無くなりますからこれは納得。

もうここまでだけで「なーるーほーどー!!」と叫んでいる自分がいます(笑)
このあたりを覚えておくだけで、万が一「○下」シリーズの単語の意味を忘れても「○」に入る漢字の意味から推測できますね!



ではそれぞれの意味をば。


◎陛下:階段の下

「きざはし」とも読む「陛」は、宮殿の階段の意で、天皇、皇帝、王の敬称です。
ここで言う階段は……多分、中国なら古典ドラマでよく見る宮殿の入口にある長い階段、欧米なら玉座がある少し高くなってるあの短い階段と、場所や文化によって違うんでしょう。
高いところに上るのは、馬鹿と煙だけじゃないってことです。



◎殿下:宮殿の下、殿堂の下

ざっくり言うと王族・皇族など「陛下」の身内、あとは皇帝に臣従する国王などの敬称。
なので、陛下>殿下、ですね。
また、「妃殿下」という呼称は王族等の配偶者に用いられる呼称ですが、「皇太子妃+殿下」という成り立ちなことに注意(身位+敬称)。



◎閣下:高殿の下

高殿とは……高くつくった建物のこと。
さぁ、段々曖昧になってきたぞぅ!!
馬鹿と煙と偉い人は高い所に行きたがるが適用されて、貴族や大統領などの高位の官職や軍の高官に対して用いる敬称です。
また、この敬称は他の「○下シリーズ」とは異なり、例外的に「役職名+敬称」(ex.大統領閣下)のような使い方が正しい使い方のようです。



◎聖下:※※※

ほかの「○下シリーズ」を真似て作られた造語という、この企画の根幹を揺るがす事態。区別も何もあったもんじゃない……。
キリスト教における最高位の聖職者に対する敬称です。
ラノベ的に言い変えるならば、その世界の最大宗教における最高位の聖職者、というところでしょうか?



◎猊下:猊座の下

「猊」は獅子の別表記なんだそうです。
けものへんに顔……うん、なんか納得。
そして仏陀の説法のことを「師子吼(獅子吼)」、説法の座のことを「師子座(獅子座)」と言うそう。
これらが転じて獅子座のことを「猊座」とも言い、つまり猊座は何なんだ?という非仏教徒の悲しみ。
説法の座……?
ダライ・ラマ法王や宗教上の権力者に対して用いる、というニッチと見せかけて使用範囲が広い敬称なのが個人的にはツボですw



◎座下:座席の下

正教会における、総主教以外の主教(大主教など)に対する敬称……だそうです。
多分ですが、仏教でいうところの「法座」=説法をする人の着く座席のことでしょう、この「座席」っていうのは。
お葬式の時等で、お坊さんが木魚叩く時にお座りになっている席のこと……ですよね、法座。
他宗教においても、大体そんな感じの場があるのでしょう!!(放り投げ)



◎台下:高楼の下

高位の聖職者などに用いる敬称。
仏教ならば教主や門主などに。
日本政府がローマ教皇に対してこの敬称を用いているので、座下の下の敬称というわけではなく、ざっくり「宗教で偉い人」くらいの意味で良さそうです。
高楼?高い建物だよ(てきとう)






以上の7つですー!
政治・権力由来の敬称はイメージ付くものが大半でしたが、宗教由来の敬称は……難しいですね~。
なんとなーくは掴めましたが、現実世界でふんわりした理解のものを異世界に当てはめて考えようとか無茶にも程があります!!


一応ロゥリィに当てはめて考えてみると…………どれでも間違いでは無い気が!!
たしか本文中では、慕われているのを表す場面では「聖下」を使い、それ以外の場面では「猊下」もちょくちょく使われていたかと思います。



詳しく調べれば敬称のもっと詳細な違いが分かるとは思うんですが……軽い気持ちで足を踏み入れるには深すぎます……。
三大宗教の成り立ちとか宗教観が絡んできそうなので、多分一敬称に付き1記事書けるレベルなんですよ……。
はい!
なんかそのあたりの違いとか、現実世界と作品内宗教との関連性・相違性について調べたい方は自己責任でお願いします!!僕はギブアップです!!




また何か疑問に思うことがあったら、こんな感じの記事作りたいと思いますー


以上!

どもー。
デスカイザーです。



「山の翁」ってのはそもそも何なんだろう?ということでちょっと調べてみました。
ほぼほぼwikiの情報を自分で納得がいくようにまとめただけなので、あしからず。



そもそも山の翁(山の老人)伝説は、要素的には「暗殺教団伝説」と「秘密の園伝説」の複合したものと考えるとすんなり理解できるかな、と思います。


◎暗殺教団伝説

伝説と銘打ってるけど実在した人物、記録をもとにしたものらしいです。

起源はイスラム教シーア派の分派イスマーイール派の一派ニザール派のシリアにおける活動。
……開始早々「~派」でゲシュタルト崩壊を起こしてめげてますが続けます。

その活動を行ったのは、ニザール派の中での指導者的ダーイーであったラシード・ウッディーン・スィナーンとそのフィダーイー。

……ダーイーってのは、わかりやすくいうなら宣教師的なもの?
たぶんザビエルのような人たちよりも、直接的に過激な手段を取っているんじゃないかな。
で、フィダーイーっていうのはおそらくダーイーの手駒というかシンパというか部下。
意味としては「自己犠牲を厭わぬ者」ということなので、やはり血なまぐさい匂いが…。


勢力広げるために”暗殺”もするスィナーンの存在は、当時エルサレム奪還を目的にキリスト教(主にカトリック)が編成した十字軍にも伝わり恐れられていました。
そしてそれが伝わる過程で偶発的あるいは恣意的に脚色され伝説となっていき、シーア派と対立するスンナ派が用いていた「Hashishi」という蔑称でニザール派を呼ぶようになったそうです。

Hashishiの意味ですか?
下等な麻薬中毒野郎」だそうです。

そんなHashishiが十字軍の記録の中ではAssassini(なんか頭のHは発音とかの関係上よくなくなるらしい)とか色々書かれていて、これが現在暗殺者を意味する「assassin」の語源(という説も)。
ギリギリまともに使えるレベルの豆知識だよ良かったね!


十字軍が関わるラノベと言うと、百年戦争を描く『ユリシーズ』くらいしか思いつかないですね…。
十字軍からは200~300年近く後になるけど、本編の中では十字軍によりイスラム世界から持ち込まれた「聖杯」とそれを用いてユリスとなるフィリップ善良公女の存在が、物語をより複雑にしているのであながち遠い話でもないかなぁ、と。
上の伝承知っておくと、和紙1枚分くらい物語に厚みが増すんじゃないかな!



◎秘密の園伝説

こっちはもうちょっとシンプルなので安心してください。


「とある老人が山の中に秘密の園をつくりました。
ふもとの村から年若い少年をさらい、秘密の薬(=大麻)で喜ばせ、村に戻す。
もし園に戻りたいなら、命令を遂行せよ」


…というアラビア発(?)の伝承。
ちなみにこの伝承についてはあのマルコ・ポーロも記録を残しているくらい。


でですねー。
十字軍が上の暗殺教団伝説を持ち帰ったことで、この伝説が少しずつ変化していくことになります。
まず「とある老人」をスィナーンと同一視するようになります。
ニザール派の砦は山の中に多かったので。
十字軍もきっとなんとかしてスィナーンの恐怖に理由を付けたかったんでしょうね。
そしてその伝承も形を少しずつ変えていき、いつしか老人がニザール派の教祖ハサン・サッバーフと同一視されることに。

ここでようやくFateでお馴染みのハサンの名が登場!
ニザール派の教祖だったんですね…!

ちなみにニザール派の指導者は歴代8人しかおらず、「ハサン・サッバーハ」を襲名することもなく、ザバーニーヤを使うことも無かったようです。


◎ハサンにまつわる伝承

ニザール派は十字軍だけでなく、セルジューク朝と呼ばれる国にも対抗していました。
~朝を国と表現するのは間違ってる気がしなくもないけど……、まぁ王国に近いからいいのか。

もともと2代君主アルプ・アルスラーンの時代にハサンはアルスラーンに仕えていたんですが、その時の宰相ニザームルムルクがスンナ派で、仲悪かったみたいなんです。

まだニザール派はできていなかった時代だけど、ハサンはイスラーイーム派(=シーア派の派生)だったので。
…どうでもいいけどEDで髪を食べられている系王子のこと思い出す名前ですね。アルスラーン。
あれってセルジューク朝が一部モデルになってるのかな…?


あるときアルスラーンが課した報告書の提出について、ニザームルムルクは1年、ハサンは40日でまとめると答えました。
ハサンは当時から有能だった部下たちを駆使し、本当に40日で見事な報告書を作成。
これで面白くないのはニザームルムルク。
ハサンがアルスラーンへ報告する当日に、報告書を錯簡=順序をめちゃくちゃに。
アルスラーンへ報告することができず、さらにその面前でニザームルムルクから非難を浴びせられたハサンは宮廷から離脱。

ニザール派信仰へ。
そして、ニザール派が要人の暗殺をする段になり、最初の犠牲者として選ばれたのが、ニザームルムルク

めぐりめぐっての復讐劇。
事実は小説よりなり、ですね。



あと、ハサンとこのニザームルムルク、それと数学者・天文学者のウマル・ハイヤームの3人が友人であったという伝承もあるらしいです。
UMRは、二項展開とか、円と放物線ののあいだの交点で三次方程式を解く方法を見つけるあるいは一般化した人らしいです。




そんな感じで簡単にですが、山の翁についてでした。
ちょっとした気持ちで調べ始めたけど、そもそもカタカナの名前乱発する文章読むのが苦手なのにこんなことしたら時間かかるに決まってますよね。
なんだかんだ1時間半経過してるんですけど…。

まぁ、でも今までほぼ全く知らなかったハサンの伝承を知ることができたのは良かったです。
ニザームルムルクの伝承で、より好感度が上がりましたし。
なぜあれを知って好感度上がるのかは自分でも謎なんですけど。


シリーズ化するかどうかは未定ですが、仮に次やるとしたら国内のサーヴァントの伝承についてですね…。
FGOやるまでよく知らなかったところで言うと……ほぼ全員だね。
一部を知っていても、すんなりと説明できる人なんていないから…。
その中でも全く知らないレベルだと清姫とか今度出る茨木童子とか。
あと小次郎、弁慶あたりも代表的な逸話以外はあんまり知らないね。





とりあえず、
イスラム関係の本、なんか読むかなぁ…。



以上!


参考文献(清々しいほどwikipedia)

暗殺教団
ハサン・サッバーフ
十字軍
ニザール派
セルジューク朝

どもー。
デスカイザーです。

ガンフェスニコ生をバイトで見逃すの最早恒例になり始めててつらいです……
でも日程的に土日バイト入れないといけないんだよなぁ……


さて!
今回はソシャゲ記事第2弾ということで、パズドラの「ハヌマーン降臨」について思うままに書きたいと思います。

image

クリアパーティは水パ(適当耐久)
フレンドの潜在覚醒はスキル遅延耐性じゃないことは確か(確認したんだけど忘れました……)
プラスはイズイズ、イシス、フレリューネが297、他は無振りです

最初初見ラードラで諦め、次に青ソニで行き諦め、三度目の正直でこれでした。
列パなのにヌト入れてるのは、一撃の重さよりも耐久しながらチビチビ削るためです。
時間は即決パズルで5分ちょっと。

最適解は……きっとガチ勢が教えてくれるから専門の方へ流れてください……



さて、このハヌマーンさん。
インド神話の猿族の1人で、遊戯王ではお馴染みのヴァーユの子らしいです。

ガネーシャとかもそうだけど、インドの神って他とは違って動物ベースが多いのが面白いですよね。
日本の八百万とはまた違うけど自然に寄り添うというか神聖視する過程で、驚異ともなりうる動物を崇めることで一種の安寧を得るということかな。


このハヌマーンさんの一番有名なエピソードがなかなかエキセントリックで面白い

「天高くにある果物をとろうと頑張ってたんだけど果物じゃなくて太陽だった。怒ったインドラのヴァジュラに顎砕かれて転落死」


ちなみにヴァジュラ=金剛杵は下の画像のやつ。



(Amazonリンクでごめんなさい……良いフリー素材が無かったので……)
密教の代表的な法具で、先端の分かれ方によって独鈷杵、三鈷杵、五股杵などに分類されるそうです。
どれにせよ、これで顎砕かれるのは嫌だなぁ……


なお、子であるハヌマーンを殺されたヴァーユが激怒し世界に風を吹かせることをやめたことで、世界中で生き物が大量に死亡。

神々「頼むから風を吹かせてくれ!」
ヴァーユ「だったらハヌマーンに不死と強さと叡智を与えろ」
神々「ぐっ……でも世界滅ぶから断れない……」

てなことがあり、ハヌマーンは以前よりも強くなって再臨!
ヴァーユさんホクホク!

結局世の中力持つものが強権を行使するんですよね!!
そういう話ですよねこれっ!



そんなわけで、パズドラ記事もといハヌマーン(原典)解説でした。
ちなみに、出典はほぼwikiですのであしからず。
論文じゃないからね!参考文献wiki一直線だよね!


以上!

↑このページのトップヘ