どもー!
デスカイザーです。
今日のラノベ!
1ヶ月ぶり2回目の五和スペシャルです!
はい、『禁書目録』シリーズで一番好きな巻です!
もしかしたら新約の感想で「この巻がシリーズで一番好き!」とか宣ってるかもしれませんが、それは嘘です。はい。
遥かなる古の時より定められし正妻として、ついに上条さんの住む学園都市に足を踏み入れた五和。
上条さんの驚異となるのなら先生すらも討ち果たし、
白い暴食の化身(……シスターなのにね)から台所を守り、
情報という情報をかき集め住人よりも住人らしく入浴施設を探し出し、
それ程までに上条さんを思っているのに、
彼の命の危機を救うことができなかった。
ましてや戦闘という自分の領域において、
あろうことか上条さんに命を助けられてしまった。
どれほどの絶望感に打ちひしがれたことか……。
もちろん気落ちする気持ちは天草式の全員が持っていたのは分かっています。
それは建宮教皇代理が五和を叱咤した言葉からも、その後の代理の言葉の端々から漏れてくる決意からも痛いほど伝わってきます。
でもやっぱり、一番無力感に苛まれていたのは五和です。
好きな人を、目の前で。
本来護るべき相手から、守られて。
情けない。不甲斐ない。どうして。私なんかじゃ。
それ程の感情の奔流を、建宮教皇代理の言葉がある一点のベクトルへ収束させます。
「お前さんが最高に良い女であることを証明して、
こんなヤツのために命を張って良かったって思わせてやれ」
全ては愛のために!
ALL FOR LOVE !!
どんなに無力感に打ちひしがれても、敵は待ってくれないのだから最善を尽くし゛いつも通り”全力で対抗するまで。
それが天草式の流儀で、天草式の極意なのです。
その後の建宮教皇代理の
「ったく。救われぬ者が目の前にいて、これに手を差し伸べねえってことはねえのよなあ」
という呟きも含めて、この打ちひしがれた後に再起するシーンで天草式が本格的に大好きになりました。
神裂の魔法名「Salvare000」が示すものは、やはり天草式に根強く影響を受けていたということが分かるシーンでもあり、新約よりも先に「才能のない烏合の衆が想いと知恵と工夫で誰かの為に立ちふさがる」というヒーローをやっていることが分かるシーンでもあります。
そういえばこの巻の最後でフィアンマに軽くあしらわれていたローマ教皇も、ボロボロになりながらも20億人のために、市街地の住民のために持てる限りの力で対抗していましたが、あの立ち上がる瞬間は上条さんの幻影が見えるほどにヒーローしてましたね。
そして立ち上がる闇堕ち五和と天草式の仲間たちですが、力を尽くしたところで相手は聖人。
それこそ上条さんくらいの゛異”能を持っていなければ本来は太刀打ちできない相手。
聖人崩しという技を繰り出すも、届かず、再び吹っ飛ばされます。
そこで登場するのが我らが女教皇・神裂火織!
聖人 VS 聖人
科学の街の地下で繰り広げられる今巻随一の魔術戦。
そこでキーとなったのは神裂と天草式との微妙な隔たり、その理由。
真の意味で背中を預けていたか、預けられるに値すると本能的に思えていたかどうか。
神裂の本気の戦いに天草式の面々は「割り込めない」と武器を落とす程落胆しまたもや無力感に打ちひしがれますが、それは神裂の側でも思ってしまっていたこと。
聖人の争いに普通の魔術師が対応できるわけがない、と。
事実、天草式だけで戦った時には軽くあしらわれていましたかね……。
しょうがないんです。
しょうがないで片付けてしまえるんです。
じゃあ、あの少年は一体何なんだ、と。
そう問いかける心の声に蓋をすれば。
神裂にとっても、天草式にとっても上条さんは守るべき人であると同時に、幾度も助けられた恩人。
その彼が先導切って、ただの少年レベルじゃ到底どうしようもない戦いに首を突っ込んでいくんです。
ただの少年が行けるのに、力持つ自分たち天草式が行かないのは何故?
ただの少年には踏み込まれるのに、天草式には手出しをさせないのは何故?
お互いがこれに気づけば。
あとは両者が歩み寄るだけ。
ブランクを感じさせない連携で、見事アックアに聖人崩しを決め、勝利!!
海軍用船上槍におしぼり巻いてるから、あれは実質おしぼりアタック。
お見舞い嫁というエピローグを経由して終了です。
アニメならEDが重なって流れ出すやつです。
この巻では描かれなかった、堕天使エロメイドを目の当たりにした五和のリアクションが見たいです……!
ぽかーん、して手に持っていたおしぼりを落とすくらいのものを見たいです!
そしてそれを伏線にしてイギリス王室編で……グヘヘ
はぁ……語った語った。
五和がしない所とか、したけど書ききれなかった所は以下の読書メモコーナーにて!
表紙
⇒これ何を作っているんでしょう……?
恐らく炒めているのは……大根。
手にはおたま。
即ち液体あるいはとろみのある料理。
そこから導き出される料理は…………大根と豚肉の炒め煮だ!!!
扉絵
⇒バイク!二人乗り!
あー……幸せ。
上条さんの手に力が篭るのが嬉しくてついついスピードを出し過ぎちゃう五和、萌え!
12:コロンゾンVS聖人
⇒もうローラをコロンゾンとしか認識できない身体になってしまったので、どうしてもこういう見方になります。
天草式はイギリス清教の中でも極秘任務に付く部隊にしてトカゲの尻尾切りすることを想定されている部分がある、極めて特殊な立ち位置にある存在です。
神裂のように最大主教の身近にいながらも、核からは遠い存在。
また、神裂の用いる魔術は、今巻でも記されていましたが様々な魔術体系へと変化させることで相手に対応する、天草式を更に高度な部分で行使するものです。
十字術式、仏教術式、神道術式。
つまり何が言いたいかというと、府蘭のように「直属の部下にいつの間にか支配術式を仕込む」コロンゾンの手段が通じていない可能性が十分あるというわけです。
そして上条さんがアレイスターと組んでローラと対峙する時、神裂は迷い一時はローラ側に付くでしょうが最終的には上条さんと組んでコロンゾンと対峙するでしょう。
即ち、この16巻における他愛もない戯れが、本気のバトルとして再来する可能性がある……!
そう考えてみたら、めちゃくちゃ興奮しました!
妄想って素晴らしい!!
36p:「『五和隠れ巨乳説』ッッッ!!」
⇒観察とそこに含まれる要素の選定に長けている天草式の教皇代理が言うんだから間違いない!
顔パフ決めた上条さんは、ビリビリ喰らって当然ですヽ(`Д´)ノ
52p:五和VS舞夏
⇒メイドスキルを高めることに余念のない舞夏にライバルと認定されるほどの料理の腕っ!
それすなわちプロ級……っ!!
さらば……土御門のホワイトシチュー……っ!!
61p:第二二学区地下への入口
⇒この緩やかな螺旋坂で地下に降りる構造、現在の首都高を地下に移設する際の入口部構造の候補なんですよね。
大学の卒論で道路インフラに関してやった時に見た気がします。
ただ、大型車両の通行が激しいという特性上カーブの角度も緩やかでないといけなくて、それを実現するには結構な量掘らないといけないらしく。
土地の所有者が地下を掘削することに反対して行政と対立するという構造は日比谷線をはじめ数件ある話らしく、最後には強制的に国が接収する形になるとしても中々話は進まないらしいんですよね……。
内部の空気や入口部の騒音問題なども。
そのあたり、学園都市なら土地の所有権などの話は無視できて、第二二学区が成立していることからも空気の問題はクリア、騒音も周囲のテナントを変えるとかでなんとかできたのでしょう。
科学の街、能力開発の街としての側面が強く出るけれども、こうした先進技術の実験都市としての学園都市という側面も面白いですよね。
72p:湯上りで良い匂いのする五和
⇒上条さん、その情報を特筆したのはアレかな?自慢かな?
110p:占星施術旅団、ウィリアム=オルウェル
⇒イギリス王室編、及び第三次世界大戦編に向けて覚えておきたいキーワードですね。
134p:ワシリーサ先生!
⇒何故かファンタのCMを思い出しました
146p
⇒挿絵ダーク五和の、ちょっと猫背で平坦な声でぶつぶつ言いながらやすりで槍を研いでいる感じ、大好きです。
直前143pからの建宮教皇代理との会話、直後157pのアックアの話を遮って攻撃を始めた我を失ってる感じも大好きです。
228p:「『しかない』」
⇒新約に入る前の『禁書目録』は、インデックスの影が薄いけれども、確実にその根幹となる部分にいるんですよね。上条さんと共に。
その二人に魔術サイドから最も深く関わってきた神裂だからこそ、彼らの信念や理由を踏みにじらせたくないと思ったのかなぁ、と。
239p:魔法名
⇒アックアの魔法名は「Flere210」
込められた意味は「その涙の理由を変える者」
今巻での振る舞いは神の右席としての行動でとても許容できるものではないけれども、それでもその根本には世界から悲しい涙をなくしたいという至って普通の聖職者らしい信念があったわけです。
傭兵としての彼の活躍は今巻の行間、そしてイギリス王室編で語られることになりますが、この魔法名からも痛いほどの想いが伝わってきます。
……というか、作中に魔法名出てきたの彼がラストになるのかな?
割と途中までは名乗ってたのに(ワシリーサとかも)、途中からピタッと見なくなった気がします。
240p:上条さんと美琴の物語の始まり
⇒二人の出会いはもちろんもっと前ですが、美琴が上条さんに意識的に関わっていこうとしたのはここが起点ですね。
僧正との鬼ごっこやA.A.Aとの邂逅、他にあげればキリがないくらい美琴の虚無感は募っていくわけです。
全く、上条さんはもっと周りに気を配るべきです。
自分だけを自分ルールの外に置く、心配する側からしたら怒るのも当然ですよね……。
……まぁ、上条さんの言い分もわからなくはないですが。
265p:ここ!!!!!
⇒神裂と天草式が、「初めて」「共に」戦場に立つ!
それぞれの立場の想いをここまで読んできたからこそ、それを呼びかける神裂の「力を貸してください、あなた達の力を!!」というセリフには鳥肌たちました!
痺れる!!
次の五和スペシャルは、少し戻ってヴェネツィアあたりにしてみましょうかしら……?
それとも順当にイギリス王室編いってみます……?
以上!
デスカイザーです。
今日のラノベ!
1ヶ月ぶり2回目の五和スペシャルです!
著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 ローマ正教の暗部『神の右席』後方のアックアがついに動いた。『聖人』の力と『神の右席』の「特性」を併せ持つその最強・最悪の敵は、上条当麻の「右手」を狙い学園都市に侵入する。アックアの宣告を受けたイギリス清教は、上条のもとに天草式十字凄教の五和をボディガードとして派遣していた。上条宅に泊まり込んで護衛する彼女は、圧倒的な料理スキルとかいがいしさをもってして、居候シスター・インデックスの立場すら危うくさせる。そして、それを見た上条の目からは一筋の涙が…。しかしそんな安息の時も束の間、ついに最強・最大の敵が現れる…。 |
感想:★★★★★★★★★★★
はい、『禁書目録』シリーズで一番好きな巻です!
もしかしたら新約の感想で「この巻がシリーズで一番好き!」とか宣ってるかもしれませんが、それは嘘です。はい。
遥かなる古の時より定められし正妻として、ついに上条さんの住む学園都市に足を踏み入れた五和。
上条さんの驚異となるのなら先生すらも討ち果たし、
白い暴食の化身(……シスターなのにね)から台所を守り、
情報という情報をかき集め住人よりも住人らしく入浴施設を探し出し、
それ程までに上条さんを思っているのに、
彼の命の危機を救うことができなかった。
ましてや戦闘という自分の領域において、
あろうことか上条さんに命を助けられてしまった。
どれほどの絶望感に打ちひしがれたことか……。
もちろん気落ちする気持ちは天草式の全員が持っていたのは分かっています。
それは建宮教皇代理が五和を叱咤した言葉からも、その後の代理の言葉の端々から漏れてくる決意からも痛いほど伝わってきます。
でもやっぱり、一番無力感に苛まれていたのは五和です。
好きな人を、目の前で。
本来護るべき相手から、守られて。
情けない。不甲斐ない。どうして。私なんかじゃ。
それ程の感情の奔流を、建宮教皇代理の言葉がある一点のベクトルへ収束させます。
「お前さんが最高に良い女であることを証明して、
こんなヤツのために命を張って良かったって思わせてやれ」
全ては愛のために!
ALL FOR LOVE !!
どんなに無力感に打ちひしがれても、敵は待ってくれないのだから最善を尽くし゛いつも通り”全力で対抗するまで。
それが天草式の流儀で、天草式の極意なのです。
その後の建宮教皇代理の
「ったく。救われぬ者が目の前にいて、これに手を差し伸べねえってことはねえのよなあ」
という呟きも含めて、この打ちひしがれた後に再起するシーンで天草式が本格的に大好きになりました。
神裂の魔法名「Salvare000」が示すものは、やはり天草式に根強く影響を受けていたということが分かるシーンでもあり、新約よりも先に「才能のない烏合の衆が想いと知恵と工夫で誰かの為に立ちふさがる」というヒーローをやっていることが分かるシーンでもあります。
そういえばこの巻の最後でフィアンマに軽くあしらわれていたローマ教皇も、ボロボロになりながらも20億人のために、市街地の住民のために持てる限りの力で対抗していましたが、あの立ち上がる瞬間は上条さんの幻影が見えるほどにヒーローしてましたね。
そして立ち上がる闇堕ち五和と天草式の仲間たちですが、力を尽くしたところで相手は聖人。
それこそ上条さんくらいの゛異”能を持っていなければ本来は太刀打ちできない相手。
聖人崩しという技を繰り出すも、届かず、再び吹っ飛ばされます。
そこで登場するのが我らが女教皇・神裂火織!
聖人 VS 聖人
科学の街の地下で繰り広げられる今巻随一の魔術戦。
そこでキーとなったのは神裂と天草式との微妙な隔たり、その理由。
真の意味で背中を預けていたか、預けられるに値すると本能的に思えていたかどうか。
神裂の本気の戦いに天草式の面々は「割り込めない」と武器を落とす程落胆しまたもや無力感に打ちひしがれますが、それは神裂の側でも思ってしまっていたこと。
聖人の争いに普通の魔術師が対応できるわけがない、と。
事実、天草式だけで戦った時には軽くあしらわれていましたかね……。
しょうがないんです。
しょうがないで片付けてしまえるんです。
じゃあ、あの少年は一体何なんだ、と。
そう問いかける心の声に蓋をすれば。
神裂にとっても、天草式にとっても上条さんは守るべき人であると同時に、幾度も助けられた恩人。
その彼が先導切って、ただの少年レベルじゃ到底どうしようもない戦いに首を突っ込んでいくんです。
ただの少年が行けるのに、力持つ自分たち天草式が行かないのは何故?
ただの少年には踏み込まれるのに、天草式には手出しをさせないのは何故?
お互いがこれに気づけば。
あとは両者が歩み寄るだけ。
ブランクを感じさせない連携で、見事アックアに聖人崩しを決め、勝利!!
海軍用船上槍におしぼり巻いてるから、あれは実質おしぼりアタック。
お見舞い嫁というエピローグを経由して終了です。
アニメならEDが重なって流れ出すやつです。
この巻では描かれなかった、堕天使エロメイドを目の当たりにした五和のリアクションが見たいです……!
ぽかーん、して手に持っていたおしぼりを落とすくらいのものを見たいです!
そしてそれを伏線にしてイギリス王室編で……グヘヘ
はぁ……語った語った。
五和がしない所とか、したけど書ききれなかった所は以下の読書メモコーナーにて!
読書メモ
表紙
⇒これ何を作っているんでしょう……?
恐らく炒めているのは……大根。
手にはおたま。
即ち液体あるいはとろみのある料理。
そこから導き出される料理は…………大根と豚肉の炒め煮だ!!!
扉絵
⇒バイク!二人乗り!
あー……幸せ。
上条さんの手に力が篭るのが嬉しくてついついスピードを出し過ぎちゃう五和、萌え!
12:コロンゾンVS聖人
⇒もうローラをコロンゾンとしか認識できない身体になってしまったので、どうしてもこういう見方になります。
天草式はイギリス清教の中でも極秘任務に付く部隊にしてトカゲの尻尾切りすることを想定されている部分がある、極めて特殊な立ち位置にある存在です。
神裂のように最大主教の身近にいながらも、核からは遠い存在。
また、神裂の用いる魔術は、今巻でも記されていましたが様々な魔術体系へと変化させることで相手に対応する、天草式を更に高度な部分で行使するものです。
十字術式、仏教術式、神道術式。
つまり何が言いたいかというと、府蘭のように「直属の部下にいつの間にか支配術式を仕込む」コロンゾンの手段が通じていない可能性が十分あるというわけです。
そして上条さんがアレイスターと組んでローラと対峙する時、神裂は迷い一時はローラ側に付くでしょうが最終的には上条さんと組んでコロンゾンと対峙するでしょう。
即ち、この16巻における他愛もない戯れが、本気のバトルとして再来する可能性がある……!
そう考えてみたら、めちゃくちゃ興奮しました!
妄想って素晴らしい!!
36p:「『五和隠れ巨乳説』ッッッ!!」
⇒観察とそこに含まれる要素の選定に長けている天草式の教皇代理が言うんだから間違いない!
顔パフ決めた上条さんは、ビリビリ喰らって当然ですヽ(`Д´)ノ
52p:五和VS舞夏
⇒メイドスキルを高めることに余念のない舞夏にライバルと認定されるほどの料理の腕っ!
それすなわちプロ級……っ!!
さらば……土御門のホワイトシチュー……っ!!
61p:第二二学区地下への入口
⇒この緩やかな螺旋坂で地下に降りる構造、現在の首都高を地下に移設する際の入口部構造の候補なんですよね。
大学の卒論で道路インフラに関してやった時に見た気がします。
ただ、大型車両の通行が激しいという特性上カーブの角度も緩やかでないといけなくて、それを実現するには結構な量掘らないといけないらしく。
土地の所有者が地下を掘削することに反対して行政と対立するという構造は日比谷線をはじめ数件ある話らしく、最後には強制的に国が接収する形になるとしても中々話は進まないらしいんですよね……。
内部の空気や入口部の騒音問題なども。
そのあたり、学園都市なら土地の所有権などの話は無視できて、第二二学区が成立していることからも空気の問題はクリア、騒音も周囲のテナントを変えるとかでなんとかできたのでしょう。
科学の街、能力開発の街としての側面が強く出るけれども、こうした先進技術の実験都市としての学園都市という側面も面白いですよね。
72p:湯上りで良い匂いのする五和
⇒上条さん、その情報を特筆したのはアレかな?自慢かな?
110p:占星施術旅団、ウィリアム=オルウェル
⇒イギリス王室編、及び第三次世界大戦編に向けて覚えておきたいキーワードですね。
134p:ワシリーサ先生!
⇒何故かファンタのCMを思い出しました
146p
⇒挿絵ダーク五和の、ちょっと猫背で平坦な声でぶつぶつ言いながらやすりで槍を研いでいる感じ、大好きです。
直前143pからの建宮教皇代理との会話、直後157pのアックアの話を遮って攻撃を始めた我を失ってる感じも大好きです。
228p:「『しかない』」
⇒新約に入る前の『禁書目録』は、インデックスの影が薄いけれども、確実にその根幹となる部分にいるんですよね。上条さんと共に。
その二人に魔術サイドから最も深く関わってきた神裂だからこそ、彼らの信念や理由を踏みにじらせたくないと思ったのかなぁ、と。
239p:魔法名
⇒アックアの魔法名は「Flere210」
込められた意味は「その涙の理由を変える者」
今巻での振る舞いは神の右席としての行動でとても許容できるものではないけれども、それでもその根本には世界から悲しい涙をなくしたいという至って普通の聖職者らしい信念があったわけです。
傭兵としての彼の活躍は今巻の行間、そしてイギリス王室編で語られることになりますが、この魔法名からも痛いほどの想いが伝わってきます。
……というか、作中に魔法名出てきたの彼がラストになるのかな?
割と途中までは名乗ってたのに(ワシリーサとかも)、途中からピタッと見なくなった気がします。
240p:上条さんと美琴の物語の始まり
⇒二人の出会いはもちろんもっと前ですが、美琴が上条さんに意識的に関わっていこうとしたのはここが起点ですね。
僧正との鬼ごっこやA.A.Aとの邂逅、他にあげればキリがないくらい美琴の虚無感は募っていくわけです。
全く、上条さんはもっと周りに気を配るべきです。
自分だけを自分ルールの外に置く、心配する側からしたら怒るのも当然ですよね……。
……まぁ、上条さんの言い分もわからなくはないですが。
265p:ここ!!!!!
⇒神裂と天草式が、「初めて」「共に」戦場に立つ!
それぞれの立場の想いをここまで読んできたからこそ、それを呼びかける神裂の「力を貸してください、あなた達の力を!!」というセリフには鳥肌たちました!
痺れる!!
まとめ
次の五和スペシャルは、少し戻ってヴェネツィアあたりにしてみましょうかしら……?
それとも順当にイギリス王室編いってみます……?
以上!