カテゴリ: 五和スペシャル

どもー!
デスカイザーです。



今日のラノベ!
1ヶ月ぶり2回目の五和スペシャルです!

とある魔術の禁書目録 16

とある魔術の禁書目録16

著者:
鎌池和馬

イラスト:
灰村キヨタカ

レーベル:
電撃文庫


【あらすじ】

ローマ正教の暗部『神の右席』後方のアックアがついに動いた。『聖人』の力と『神の右席』の「特性」を併せ持つその最強・最悪の敵は、上条当麻の「右手」を狙い学園都市に侵入する。アックアの宣告を受けたイギリス清教は、上条のもとに天草式十字凄教の五和をボディガードとして派遣していた。上条宅に泊まり込んで護衛する彼女は、圧倒的な料理スキルとかいがいしさをもってして、居候シスター・インデックスの立場すら危うくさせる。そして、それを見た上条の目からは一筋の涙が…。しかしそんな安息の時も束の間、ついに最強・最大の敵が現れる…。




感想:★★★★★★★★★★★




はい、『禁書目録』シリーズで一番好きな巻です!
もしかしたら新約の感想で「この巻がシリーズで一番好き!」とか宣ってるかもしれませんが、それは嘘です。はい。



遥かなる古の時より定められし正妻として、ついに上条さんの住む学園都市に足を踏み入れた五和。

上条さんの驚異となるのなら先生すらも討ち果たし、
白い暴食の化身(……シスターなのにね)から台所を守り、
情報という情報をかき集め住人よりも住人らしく入浴施設を探し出し、

それ程までに上条さんを思っているのに、
彼の命の危機を救うことができなかった。
ましてや戦闘という自分の領域において、
あろうことか上条さんに命を助けられてしまった。


どれほどの絶望感に打ちひしがれたことか……。
もちろん気落ちする気持ちは天草式の全員が持っていたのは分かっています。
それは建宮教皇代理が五和を叱咤した言葉からも、その後の代理の言葉の端々から漏れてくる決意からも痛いほど伝わってきます。
でもやっぱり、一番無力感に苛まれていたのは五和です。
好きな人を、目の前で。
本来護るべき相手から、守られて。

情けない。不甲斐ない。どうして。私なんかじゃ。



それ程の感情の奔流を、建宮教皇代理の言葉がある一点のベクトルへ収束させます。




お前さんが最高に良い女であることを証明して、
こんなヤツのために命を張って良かったって思わせてやれ





全ては愛のために!
ALL FOR LOVE !!


どんなに無力感に打ちひしがれても、敵は待ってくれないのだから最善を尽くし゛いつも通り”全力で対抗するまで。
それが天草式の流儀で、天草式の極意なのです。
その後の建宮教皇代理の

ったく。救われぬ者が目の前にいて、これに手を差し伸べねえってことはねえのよなあ

という呟きも含めて、この打ちひしがれた後に再起するシーンで天草式が本格的に大好きになりました。
神裂の魔法名「Salvare000」が示すものは、やはり天草式に根強く影響を受けていたということが分かるシーンでもあり、新約よりも先に「才能のない烏合の衆が想いと知恵と工夫で誰かの為に立ちふさがる」というヒーローをやっていることが分かるシーンでもあります。
そういえばこの巻の最後でフィアンマに軽くあしらわれていたローマ教皇も、ボロボロになりながらも20億人のために、市街地の住民のために持てる限りの力で対抗していましたが、あの立ち上がる瞬間は上条さんの幻影が見えるほどにヒーローしてましたね。



そして立ち上がる闇堕ち五和と天草式の仲間たちですが、力を尽くしたところで相手は聖人。
それこそ上条さんくらいの゛異”能を持っていなければ本来は太刀打ちできない相手。
聖人崩しという技を繰り出すも、届かず、再び吹っ飛ばされます。

そこで登場するのが我らが女教皇・神裂火織!
聖人 VS 聖人
科学の街の地下で繰り広げられる今巻随一の魔術戦。
そこでキーとなったのは神裂と天草式との微妙な隔たり、その理由。
真の意味で背中を預けていたか、預けられるに値すると本能的に思えていたかどうか。

神裂の本気の戦いに天草式の面々は「割り込めない」と武器を落とす程落胆しまたもや無力感に打ちひしがれますが、それは神裂の側でも思ってしまっていたこと。
聖人の争いに普通の魔術師が対応できるわけがない、と。
事実、天草式だけで戦った時には軽くあしらわれていましたかね……。

しょうがないんです。
しょうがないで片付けてしまえるんです。

じゃあ、あの少年は一体何なんだ、と。
そう問いかける心の声に蓋をすれば。



神裂にとっても、天草式にとっても上条さんは守るべき人であると同時に、幾度も助けられた恩人。
その彼が先導切って、ただの少年レベルじゃ到底どうしようもない戦いに首を突っ込んでいくんです。

ただの少年が行けるのに、力持つ自分たち天草式が行かないのは何故?
ただの少年には踏み込まれるのに、天草式には手出しをさせないのは何故?

お互いがこれに気づけば。
あとは両者が歩み寄るだけ。

ブランクを感じさせない連携で、見事アックアに聖人崩しを決め、勝利!!
海軍用船上槍におしぼり巻いてるから、あれは実質おしぼりアタック。



お見舞い嫁というエピローグを経由して終了です。
アニメならEDが重なって流れ出すやつです。
この巻では描かれなかった、堕天使エロメイドを目の当たりにした五和のリアクションが見たいです……!
ぽかーん、して手に持っていたおしぼりを落とすくらいのものを見たいです!
そしてそれを伏線にしてイギリス王室編で……グヘヘ




はぁ……語った語った。



五和がしない所とか、したけど書ききれなかった所は以下の読書メモコーナーにて!



読書メモ




表紙
⇒これ何を作っているんでしょう……?
恐らく炒めているのは……大根。
手にはおたま。
即ち液体あるいはとろみのある料理。
そこから導き出される料理は…………大根と豚肉の炒め煮だ!!!



扉絵
⇒バイク!二人乗り!
あー……幸せ。
上条さんの手に力が篭るのが嬉しくてついついスピードを出し過ぎちゃう五和、萌え!



12:コロンゾンVS聖人
⇒もうローラをコロンゾンとしか認識できない身体になってしまったので、どうしてもこういう見方になります。
天草式はイギリス清教の中でも極秘任務に付く部隊にしてトカゲの尻尾切りすることを想定されている部分がある、極めて特殊な立ち位置にある存在です。
神裂のように最大主教の身近にいながらも、核からは遠い存在。
また、神裂の用いる魔術は、今巻でも記されていましたが様々な魔術体系へと変化させることで相手に対応する、天草式を更に高度な部分で行使するものです。
十字術式、仏教術式、神道術式。
つまり何が言いたいかというと、府蘭のように「直属の部下にいつの間にか支配術式を仕込む」コロンゾンの手段が通じていない可能性が十分あるというわけです。
そして上条さんがアレイスターと組んでローラと対峙する時、神裂は迷い一時はローラ側に付くでしょうが最終的には上条さんと組んでコロンゾンと対峙するでしょう。
即ち、この16巻における他愛もない戯れが、本気のバトルとして再来する可能性がある……!

そう考えてみたら、めちゃくちゃ興奮しました!
妄想って素晴らしい!!



36p:「『五和隠れ巨乳説』ッッッ!!
⇒観察とそこに含まれる要素の選定に長けている天草式の教皇代理が言うんだから間違いない!
顔パフ決めた上条さんは、ビリビリ喰らって当然ですヽ(`Д´)ノ


52p:五和VS舞夏
⇒メイドスキルを高めることに余念のない舞夏にライバルと認定されるほどの料理の腕っ!
それすなわちプロ級……っ!!

さらば……土御門のホワイトシチュー……っ!!


61p:第二二学区地下への入口
⇒この緩やかな螺旋坂で地下に降りる構造、現在の首都高を地下に移設する際の入口部構造の候補なんですよね。
大学の卒論で道路インフラに関してやった時に見た気がします。
ただ、大型車両の通行が激しいという特性上カーブの角度も緩やかでないといけなくて、それを実現するには結構な量掘らないといけないらしく。
土地の所有者が地下を掘削することに反対して行政と対立するという構造は日比谷線をはじめ数件ある話らしく、最後には強制的に国が接収する形になるとしても中々話は進まないらしいんですよね……。
内部の空気や入口部の騒音問題なども。
そのあたり、学園都市なら土地の所有権などの話は無視できて、第二二学区が成立していることからも空気の問題はクリア、騒音も周囲のテナントを変えるとかでなんとかできたのでしょう。

科学の街、能力開発の街としての側面が強く出るけれども、こうした先進技術の実験都市としての学園都市という側面も面白いですよね。



72p:湯上りで良い匂いのする五和
⇒上条さん、その情報を特筆したのはアレかな?自慢かな?



110p:占星施術旅団、ウィリアム=オルウェル
⇒イギリス王室編、及び第三次世界大戦編に向けて覚えておきたいキーワードですね。


134p:ワシリーサ先生!
⇒何故かファンタのCMを思い出しました


146p
⇒挿絵ダーク五和の、ちょっと猫背で平坦な声でぶつぶつ言いながらやすりで槍を研いでいる感じ、大好きです。
直前143pからの建宮教皇代理との会話、直後157pのアックアの話を遮って攻撃を始めた我を失ってる感じも大好きです。



228p:「『しかない』
⇒新約に入る前の『禁書目録』は、インデックスの影が薄いけれども、確実にその根幹となる部分にいるんですよね。上条さんと共に。
その二人に魔術サイドから最も深く関わってきた神裂だからこそ、彼らの信念や理由を踏みにじらせたくないと思ったのかなぁ、と。



239p:魔法名
⇒アックアの魔法名は「Flere210」
込められた意味は「その涙の理由を変える者」

今巻での振る舞いは神の右席としての行動でとても許容できるものではないけれども、それでもその根本には世界から悲しい涙をなくしたいという至って普通の聖職者らしい信念があったわけです。
傭兵としての彼の活躍は今巻の行間、そしてイギリス王室編で語られることになりますが、この魔法名からも痛いほどの想いが伝わってきます。
……というか、作中に魔法名出てきたの彼がラストになるのかな?
割と途中までは名乗ってたのに(ワシリーサとかも)、途中からピタッと見なくなった気がします。



240p:上条さんと美琴の物語の始まり
⇒二人の出会いはもちろんもっと前ですが、美琴が上条さんに意識的に関わっていこうとしたのはここが起点ですね。
僧正との鬼ごっこやA.A.Aとの邂逅、他にあげればキリがないくらい美琴の虚無感は募っていくわけです。
全く、上条さんはもっと周りに気を配るべきです。
自分だけを自分ルールの外に置く、心配する側からしたら怒るのも当然ですよね……。
……まぁ、上条さんの言い分もわからなくはないですが。



265p:ここ!!!!!
⇒神裂と天草式が、「初めて」「共に」戦場に立つ!
それぞれの立場の想いをここまで読んできたからこそ、それを呼びかける神裂の「力を貸してください、あなた達の力を!!」というセリフには鳥肌たちました!
痺れる!!




まとめ





次の五和スペシャルは、少し戻ってヴェネツィアあたりにしてみましょうかしら……?
それとも順当にイギリス王室編いってみます……?




以上!


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どもー。
デスカイザーです。


今回から不定期に開催させていただきます特別企画【五和スペシャル】
概要はと言えば至ってシンプル。
『とある魔術の禁書目録』シリーズから五和の登場する巻に焦点を絞り、彼女の良さを皆様にお伝えしようというものです!
ただの嫁紹介企画ともいう。
ついでに、五和が登場することが予想されるTVアニメ3期の予習もしてしまおうという趣旨もあったりなかったり。

頻度とかは決めてないですが基本的に普段の感想と形式は変わらないので、「何か始めたよこの人……」くらいに思っていただければと(笑)





では、今日のラノベ!

とある魔術の禁書目録 14

とある魔術の禁書目録 14

著者:
鎌池和馬

イラスト:
灰村キヨタカ

レーベル:
電撃文庫


【あらすじ】

一〇月。突然、世界中でローマ正教徒たちによる反科学デモが起き始めた。そのアンチ行動は、学園都市を筆頭とする『科学サイド』への糾弾に他ならない。世界が混乱する中、『C文書』と呼ばれる霊装がこの事件の元凶だと知った上条は、土御門と共に『C文書』があるとされるフランスの観光都市アビニョンへと飛びたつ。アビニョン現地で、上条は天草式十字凄教徒の五和と再会、彼女を携え『C文書』捜索に乗り出すが…そんな彼らの前に『神の右席』左方のテッラが立ちふさがる。科学と魔術が交差するとき、上条当麻の物語は始まる―。



感想:★★★★★




【五和スペシャル】1冊目を飾るのは、五和が『禁書目録』の物語に本格参戦を果たす14巻!
オルソラの事件、ヴェネツィアの事件の際に天草式の一員として参加していますが、まぁそちらは追々。



ひとまず読書メモから。


読書メモ




25p、83p:親船
⇒上条さんの学校で教鞭を振るう親船素甘先生と、上条さんに接触をはかった統括理事会メンバー親船最中。
まぁ……そういうことですよねぇ…。
最中が危惧した「制裁の向かうリスクのある家族」が学園都市に居るのならば、自ら撃たれて制裁を演出するというのも納得。
上条さんと同じ学校に通い、上条さんと同じタイミング=数時間前に説教を受けていたまさにその相手の親を撃つ土御門の心境を思うと……。彼が上条さんの拳を避けずに受けたのはこれが理由でしたか。



120p:C文書
⇒14巻のキーワード。
世界中でローマ正教徒がデモを起こしているのはこの霊装が原因ということで、それを破壊しに行くのが今回の上条さんのお仕事。
コンスタンティヌスとか、アビニョン虜囚とか、このC文書の成立背景となるローマ教皇まわりの事件は世界史でも取り扱う範囲なので受験生の皆は覚えておくように!
そしてセンター試験直前にも関わらずネットを徘徊している受験生はさっさと受験勉強に戻りなさいっ!息抜きは適度にね!!



135p:五和きたああああああああああああ
⇒メモ上の理性の限界が早い……。
まだ「少女の声」としか出てないですよ……。



141p:五和は平和的かつ良心的な人格
⇒透けブラを見られても怒らず、恥ずかしがりながらもこちらを気遣うだけの器量を持っているんです!

五和も立派に魔術サイドの人間ですが、魔術師っぽい思考回路では無い気がします。
冷静に状況判断するけれども、非情ではなく冷徹でもないというか。
天草式に所属しているだけあって応用力や対応範囲は広いですが、単純な数値としての戦闘力で言えば魔術サイドの中ではそこまで高くないですし。
もっと言えばヒロインとして物語を展開するにはあまりにも平凡。
だからなのか、五和と同じようなタイプの子がメインヒロインな作品ってあんまり見かけないです。

でもその安定感が良い!



142p:裸ブラウス五和の完成である。
⇒もはや言葉は必要あるまい



144p:おしぼりアタック
⇒出た!五和必殺の「おしぼりアタック」!!
ヴェネツィアで上条さんとの接点を作るために会得した技!
上条さんと接触する予定が無くても鞄におしぼりを忍ばせているその計画性よ!
そしておしぼりを忍ばせているということは逆説的に「上条さんと会えないかなぁ…」と思っていることでもあるのではなかろうかっ?かろうかっ??
なのに……不発っ!
折角出しかけたのに、通りがかりのおじさんのタオルに惨敗…っ!!



152p:再び
⇒カフェ、紙ナプキンが無い、手を拭きたがっている。
この三拍子が揃った今、五和の必殺技が再び発動される!
すなわち、おしぼりアタッk

なぜっ…!
なぜ店員は紙ナプキンを添え忘れたことに気がついてしまったのかっ……!!
ただの客!
一時のやり取り、曖昧な関係、絆も縁も結び得ない僅かな時間しかない注文手続き…!
一介の客に過ぎない東洋人への不備を、いかにして気づいたというのだ店員様よ……っ!!!!



160p:上条さんが止まった!?
⇒デモに目の前で巻き込まれた小さい子を助けようとする上条さんが、五和の理論的な制止で踏みとどまるシーン。
もし一緒に居たのが五和ではなく土御門だったら、説得の上で「それでも…見捨てられるかっ!」と駆け出そうとする上条さんを気絶させて運ぶくらいの展開が待っていたことでしょう。
では、なぜ上条さんは五和の言葉に耳を傾け、叫びながらも戦略的撤退を選んだのか?
それはそれまでの五和の行動や発言が心の底から世界の現状を憂いていることを示していたから、そして情と理性を天秤にかけることができる人だということを上条さんに分からせていたからではないでしょうか。

……言ってしまえばサイレント調教ですね。
天草式は何でも使う。
そう、言霊さえもね!(ちがう



177p:天草式は地脈使い?
⇒キリスト教徒でありながら、陰陽師としての心得も持っている(はず)の天草式。
それゆえ地脈についてもそれなりに詳しいというわけですね(たぶん)。
戦略的に、土御門との相性は抜群なわけですよ。



184p:パンツ
⇒これを語らずして14巻は語れまいっ!!!
五和が脱ぎたての白いパンツを含めた自分の荷物で術式を組むシーン!!
天草式の本領発揮ですね!
それまで「周囲に溶け込む」特性は幾度か発揮されてきましたが、即時的な応用で魔術を行使するのはここが初……のはずです。
オルソラ編とか記憶が曖昧なので未確定情報ですが。

天草式の髄を堪能できるこのシーンの映像化が待ち遠しいですねっ!



282p:幻想殺しの正体
⇒左方のテッラは知っていたようですが、我々読者が知ることになったのは新約18巻。
14巻からは実に25巻ほど、10年に渡って隠されることになったわけです。
……なーんであんな勿体ぶった話し方したのかなぁテッラは!!
そして正体はアレなわけですが、それが上条さんの右手に宿った理由については未だ不明のまま……のはず。
何回かそれっぽい情報はありましたが核心の情報がないんですよねぇ……。
本当、テッラがさっさと話してくれれば良かったのに。



287p:おしぼりぃ!
⇒おしぼりアタック成功の瞬間である
※ただし当の上条さんの意識は無い



288p:一方通行と五和
⇒この2人が出会っていたことで、新約の展開的に再登場が近いということなのでは!?
そろそろイギリスが舞台になりそうですし!
敵になるか味方になるかは分かりませんが……。
仮に五和と一方通行が同じ陣営になっても、五和の態度は冷めたものになるでしょう。色んな意味で。



295p:神上
⇒「神浄の討魔」がここ最近の定説だった上条さんの名前ですが、こっちの「かみじょう」も完全に捨てられた訳では無いはずです。
「神浄」の場合神と敵対することになりますが、「神上」になると神の味方するという見方もできるようになるので違いは大きいです。



まとめ




五和の良いところは、「残された庶民感」にあると思うんです。
あれだけ魔術の応用力に優れているのだから、おしぼりじゃなくとも汚れや水気を取ったりそもそも汚れないようにできるだろうにそれをしないとか。
助けを求める声、守るべき相手を背にした時にヒロイックに染まらず、出来ないことを出来ないと言い背を向けることができるとか。
躊躇いもなく門扉をこじ開けるくらい暗部の人間としての常識を持ちつつ、上条さんとかステイルみたいな変に戦い慣れしているわけでも無さそうなところとか。

天草式自体「庶民に溶け込む」ことが必須な存在ですが、五和はそれがなくとも勝手に溶け込んじゃいそうな感じがあって好きです。
そして、その良さが一番発揮されているのがこの14巻!



それではまた次回の【五和スペシャル】でお会いしましょう。
さようなら~



以上!


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