どもー。
デスカイザーです。
とある記事でラノベの売上数を見たんですけど、ヒーロー文庫の作品数、売上数が多くて正直びっくりしました。
他レーベルが苦戦するなか、それだけ人気作をバンバン出しているという現実を見ると、もしかしたらレーベルの勢力図も変わってくるのでは?という気がしてきますね。
それじゃ、今日のラノベ!

感想:★★★★★
内容はタイトルそのまま、異世界に繋がった居酒屋にやってきたお客様たちのあれやこれや。
転生ではありません。
表玄関は異世界に通じていて、裏口は元の世界のまま…のよう。
なので仕入れは元の世界から。
異世界産の食べ物も使わないわけでは無いですが。
構成としては10~15頁ほどの短編(掌編って言うんでしたっけ?)が20本。
これがまた良い味出しているんですよ!(居酒屋だけに)
居酒屋って、色々なお客様が来店して、お酒の力も借りてよくしゃべるじゃないですか?
当然その一人一人には物語があるわけで。
その物語達を無理なく主観変えて描くという目的の上で、この構成がうるさすぎず静かすぎない良い塩梅を出してくれてます。
物語たちとはちょっと違うけど、色々な身分(異世界なのであえて身分という言い方で)によって、居酒屋の中でも目をつけるポイントもちょっとずつ違うんですよね。
兵士なら(平たく言えば)コスパ。
貴族なら美味しさ。
その違いを居酒屋ひとつで、もっと言うならしのぶとタイショーの二人が演出している風景が好きですね。
それと、途中からわたしもお酒呑みながら読んでいて気付いたんですが、この本全体が居酒屋での流れそのものになっているんです。
何が言いたいかというと。
序盤はお客様の目線から「のぶ」を見る
⇒いわば「お通し」と「最初の一杯」
雰囲気を把握してから徐々に「のぶ」が異世界に繋がった経緯や、お客様同士の繋がり、はたまた「のぶ」存亡をかけた事件まで
⇒油物や主菜みたいな「お腹に溜まるおつまみ」と、「自慢のお酒」の数々
⇒さらに呑みの醍醐味、楽しい楽しい「おしゃべり」
そして最後にタイショーとしのぶの和やかな一幕
⇒これは掌編のタイトルそのまま「〆の鮭茶漬け」
ね!?
ずっと家の布団の上だったのに、読み終わった時に思わず「さて…帰るか」と呟いてしまうくらいには居酒屋気分でした。
家にいるのにどこに帰ろうってんでしょうね!
えー、そんなわけで予想以上に面白かったです。
2巻読むときは絶対に日本酒を用意してから読みます!
《メモ、あるいはお品書き》
作中に登場したお酒をまとめておきます。
・剣菱(59p)⇒伊丹→神戸
・八海山(69p)⇒新潟・魚沼
・一ノ蔵(74p)⇒宮城
・梅乃宿(97p)⇒奈良
・上善如水(199p)⇒新潟・魚沼
本文中にも「引き締まった辛口」という表現があるので、一ノ蔵は呑んでみたいです!
(21にして好きなお酒が日本酒に落ち着いた子)
(銘柄・酒蔵ごとの味の差を感じられるようになってきたから、次は好みの1本を探したい)
おすすめの日本酒、募集します
以上!
しのぶの接客の心について書き損ねたので、それは2巻の感想のときに!
デスカイザーです。
とある記事でラノベの売上数を見たんですけど、ヒーロー文庫の作品数、売上数が多くて正直びっくりしました。
他レーベルが苦戦するなか、それだけ人気作をバンバン出しているという現実を見ると、もしかしたらレーベルの勢力図も変わってくるのでは?という気がしてきますね。
それじゃ、今日のラノベ!

著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 異世界に繋がった居酒屋「のぶ」を訪れるのは、怠け者の衛兵たち、お忍びの聖職者、水運ギルドのマスターなど個性的な面々ばかり。彼らは、寡黙な店主、ノブ・タイショーが振る舞う驚くほど美味い酒や、未体験の料理に驚き、舌鼓を打ちながら、つかの間、日々のわずらわしさを忘れるのだ。この居酒屋の噂は客から客へと広がり、連日様々なお客がやってくる。さて今夜、居酒屋「のぶ」にはどんなお客が訪れ、どんな物語が紡がれるのか…。暖簾をくぐれば異世界が広がる…なろうコン大賞受賞の異色作! |
感想:★★★★★
内容はタイトルそのまま、異世界に繋がった居酒屋にやってきたお客様たちのあれやこれや。
転生ではありません。
表玄関は異世界に通じていて、裏口は元の世界のまま…のよう。
なので仕入れは元の世界から。
異世界産の食べ物も使わないわけでは無いですが。
構成としては10~15頁ほどの短編(掌編って言うんでしたっけ?)が20本。
これがまた良い味出しているんですよ!(居酒屋だけに)
居酒屋って、色々なお客様が来店して、お酒の力も借りてよくしゃべるじゃないですか?
当然その一人一人には物語があるわけで。
その物語達を無理なく主観変えて描くという目的の上で、この構成がうるさすぎず静かすぎない良い塩梅を出してくれてます。
物語たちとはちょっと違うけど、色々な身分(異世界なのであえて身分という言い方で)によって、居酒屋の中でも目をつけるポイントもちょっとずつ違うんですよね。
兵士なら(平たく言えば)コスパ。
貴族なら美味しさ。
その違いを居酒屋ひとつで、もっと言うならしのぶとタイショーの二人が演出している風景が好きですね。
それと、途中からわたしもお酒呑みながら読んでいて気付いたんですが、この本全体が居酒屋での流れそのものになっているんです。
何が言いたいかというと。
序盤はお客様の目線から「のぶ」を見る
⇒いわば「お通し」と「最初の一杯」
雰囲気を把握してから徐々に「のぶ」が異世界に繋がった経緯や、お客様同士の繋がり、はたまた「のぶ」存亡をかけた事件まで
⇒油物や主菜みたいな「お腹に溜まるおつまみ」と、「自慢のお酒」の数々
⇒さらに呑みの醍醐味、楽しい楽しい「おしゃべり」
そして最後にタイショーとしのぶの和やかな一幕
⇒これは掌編のタイトルそのまま「〆の鮭茶漬け」
ね!?
ずっと家の布団の上だったのに、読み終わった時に思わず「さて…帰るか」と呟いてしまうくらいには居酒屋気分でした。
家にいるのにどこに帰ろうってんでしょうね!
えー、そんなわけで予想以上に面白かったです。
2巻読むときは絶対に日本酒を用意してから読みます!
《メモ、あるいはお品書き》
作中に登場したお酒をまとめておきます。
・剣菱(59p)⇒伊丹→神戸
・八海山(69p)⇒新潟・魚沼
・一ノ蔵(74p)⇒宮城
・梅乃宿(97p)⇒奈良
・上善如水(199p)⇒新潟・魚沼
本文中にも「引き締まった辛口」という表現があるので、一ノ蔵は呑んでみたいです!
(21にして好きなお酒が日本酒に落ち着いた子)
(銘柄・酒蔵ごとの味の差を感じられるようになってきたから、次は好みの1本を探したい)
おすすめの日本酒、募集します
以上!
しのぶの接客の心について書き損ねたので、それは2巻の感想のときに!