どもー。
デスカイザーです。
『内定出るまで抜け出せないっ!?』
っていうループものの作品のアイデアがふと湧いたんですけど、人間としての成長は描けるけどその代わりに色々削られそうなので見送ることにします…。
なんだかんだ小説のアイデアはいくつかメモってあったりします。
……いつか書くかもね?
んじゃ、今日のラノベ!
感想:★★★★★
スクールカースト怖い((((;゚Д゚))))
……舞台はスクールじゃなくてアナザーワールドだけど。
タイトルまさしく、クラスまるごとが人外に転生、そしてサバイバルスタート。
転生先の種族はそれぞれの内面を反映したもの。
名前との関連性が少なからずあるので読んでて楽でした(人の名前覚えるの苦手)。
楽だったし……「あぁ、こういう一面を切り取ったのか」っていう納得感がキャラの数だけあって、しかも考えれば考えるほど「もしかしてこういう意味も…?」みたいな発見があって読後も楽しい。
例えば、主人公・空木を支える火野瑛。
彼はウィスプ=いわゆる火の玉に転生しています。
作品内では、(ちょっと正確な記述は思い出せないけど)「内に秘めてる熱い気持ち」が炎として具現化した、っていう空木の考えがあったんですね。
この熱い気持ちっていうのは、自分の知り合い(特に空木だけど)に対して理知的な側面を見せつつもものすごく親身になっていること。それと特撮好きとして持つ正義の心っていう意味かなー、っていう具体的な所を考えたり。
あとウィルオウィスプの元ネタというか由来っていうのがですね?
「ウィルという極悪人が遺恨で殺された。
地獄におとされる前に神?を言葉巧みに騙して第二の人生へ。
しかし、その人生でも悪行三昧。
再び死んだ時、神から「天国にも地獄にも行かせない。ずっと煉獄にいろ」と言われる。
煉獄で苦しむ彼を見かねた悪魔が業火から石炭をひとつ分け与える。
人々はそれを鬼火として怖がった」
っていう感じの伝承らしいんですけども。
もしかしたら火野は、親しくしていた空木と小金井の悪い本質を見抜いていながらもそれを変えさせることができなかった自分を罪深く思ってしまっていて、自戒として自らを業火の中に閉じ込めているんじゃないか。
ウィスプとなった今じゃもう遅いかもしれないけど、せめて今身近にいる人たちだけは自分の総力をもって支えなきゃいけない、と思っているんじゃないか。
っていう、種族の性質からの逆説的推理とか。
すごく掘り下げ甲斐がありますね!
(そして本編でも話題になっていた「じゃあサキュバスになった彼女は…」という問題に直面する)
キャラの掘り下げは、読後の話なので一旦置いておくとして。
物語全体の感想をちゃんとやります。
”学校”という枠組みの中で成立していたカースト。
そのカーストの構成に大きな影響がある外見が変わったら、こうなる。
っていう。
いつも元気で笑顔を振りまいていたクラスのアイドルは、スライムになって見向きもされず。
ぽっちゃり寸胴KY気味オタクは、美形エルフになって一躍カーストトップへ。
クラス委員長として皆をまとめていたイケメンは、ドラゴニュートとなったことでイケメンを失い求心力低下。
暗めの図書委員メガネっ子は、サキュバスとなり異性からの目線に晒されることに。
人の内面が外見に現れてるけど、その外見で人を判断するのは良くないという教訓。
…いや、だからこそ、か?
「こういう人」っていうフィルターを通してるせいで、余計に多面性を捨ててしまうというか。
あーもうこんがらがってきた!!
(思考放棄)
つまり、ですね。
何を思ったかというとですね…。
人を外面で判断しすぎるのは、良くない。
内面、考え方、性格。
そういうもので人を見るべき。
……まぁ、これは割と私の根底にある考え方ですね。
極論ですけど「彼女にするなら性格悪い美少女よりも話の合うブス」
……ブス以外にいい言葉が思いつかなかったんですよぉ……怒らないで…
っていうのとは逆に。
就活中にこれを読んだからか、思ったのは、
人付き合い良くするためにはとりあえず表情豊かに。
ですね。
さすがに自分の種族変えたり顔変えたりをおいそれとできるわけじゃない中で、少しでも人に良い印象を持ってもらうためには、高潔なことをただ考えているだけじゃだめなんだ、と。
まずは笑顔。
そして、話に応じた驚き・哀しみ・呆れ・興奮 etc…。
ネトゲのエモーションじゃないけど、そういう感情の表面化が自分の内面と相手の印象のギャップを埋めてくれるのかなぁ、って思いました。
気づいたら更新始めてから1時間半くらい経ってる…
鰤/牙先生の作品って、読んでる時間と同じくらいの時間かけて読後にキャラクターの分析しちゃうんですよね。
脳死作業のアルバイト中とか、電車待ちのふとした瞬間とか、脳死周回のFGO中とか。
脳死しないようにするとき、じっくり考えるのがすごく楽しい。
不思議よね~…。
……っていうような話をとある企業の面接で『VRMMOをカネの力で無双する』を片手にしてきました。
「あなたの人生観を表す物を持ってきてそれについて語ってください」っていうから。
おそらくラノベを持っていったのは俺だけだろうな!
(ちなみにその選考は合格しました)
いつもよりさらに長文更新、失礼いたしました。
以上!
デスカイザーです。
『内定出るまで抜け出せないっ!?』
っていうループものの作品のアイデアがふと湧いたんですけど、人間としての成長は描けるけどその代わりに色々削られそうなので見送ることにします…。
なんだかんだ小説のアイデアはいくつかメモってあったりします。
……いつか書くかもね?
んじゃ、今日のラノベ!
著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 修学旅行に来ていた空木恭介はバスの事故により、クラスの面々と共に異世界へと飛ばされる。目を覚ますと周りには、様々なモンスターになってしまったクラスメイトたち。彼はその中でも最弱のスケルトンになってしまうが、彼にしかできない戦い方を見つけ、活躍し始める―。 |
感想:★★★★★
スクールカースト怖い((((;゚Д゚))))
……舞台はスクールじゃなくてアナザーワールドだけど。
タイトルまさしく、クラスまるごとが人外に転生、そしてサバイバルスタート。
転生先の種族はそれぞれの内面を反映したもの。
名前との関連性が少なからずあるので読んでて楽でした(人の名前覚えるの苦手)。
楽だったし……「あぁ、こういう一面を切り取ったのか」っていう納得感がキャラの数だけあって、しかも考えれば考えるほど「もしかしてこういう意味も…?」みたいな発見があって読後も楽しい。
例えば、主人公・空木を支える火野瑛。
彼はウィスプ=いわゆる火の玉に転生しています。
作品内では、(ちょっと正確な記述は思い出せないけど)「内に秘めてる熱い気持ち」が炎として具現化した、っていう空木の考えがあったんですね。
この熱い気持ちっていうのは、自分の知り合い(特に空木だけど)に対して理知的な側面を見せつつもものすごく親身になっていること。それと特撮好きとして持つ正義の心っていう意味かなー、っていう具体的な所を考えたり。
あとウィルオウィスプの元ネタというか由来っていうのがですね?
「ウィルという極悪人が遺恨で殺された。
地獄におとされる前に神?を言葉巧みに騙して第二の人生へ。
しかし、その人生でも悪行三昧。
再び死んだ時、神から「天国にも地獄にも行かせない。ずっと煉獄にいろ」と言われる。
煉獄で苦しむ彼を見かねた悪魔が業火から石炭をひとつ分け与える。
人々はそれを鬼火として怖がった」
っていう感じの伝承らしいんですけども。
もしかしたら火野は、親しくしていた空木と小金井の悪い本質を見抜いていながらもそれを変えさせることができなかった自分を罪深く思ってしまっていて、自戒として自らを業火の中に閉じ込めているんじゃないか。
ウィスプとなった今じゃもう遅いかもしれないけど、せめて今身近にいる人たちだけは自分の総力をもって支えなきゃいけない、と思っているんじゃないか。
っていう、種族の性質からの逆説的推理とか。
すごく掘り下げ甲斐がありますね!
(そして本編でも話題になっていた「じゃあサキュバスになった彼女は…」という問題に直面する)
キャラの掘り下げは、読後の話なので一旦置いておくとして。
物語全体の感想をちゃんとやります。
”学校”という枠組みの中で成立していたカースト。
そのカーストの構成に大きな影響がある外見が変わったら、こうなる。
っていう。
いつも元気で笑顔を振りまいていたクラスのアイドルは、スライムになって見向きもされず。
ぽっちゃり寸胴KY気味オタクは、美形エルフになって一躍カーストトップへ。
クラス委員長として皆をまとめていたイケメンは、ドラゴニュートとなったことでイケメンを失い求心力低下。
暗めの図書委員メガネっ子は、サキュバスとなり異性からの目線に晒されることに。
人の内面が外見に現れてるけど、その外見で人を判断するのは良くないという教訓。
…いや、だからこそ、か?
「こういう人」っていうフィルターを通してるせいで、余計に多面性を捨ててしまうというか。
あーもうこんがらがってきた!!
(思考放棄)
つまり、ですね。
何を思ったかというとですね…。
人を外面で判断しすぎるのは、良くない。
内面、考え方、性格。
そういうもので人を見るべき。
……まぁ、これは割と私の根底にある考え方ですね。
極論ですけど「彼女にするなら性格悪い美少女よりも話の合うブス」
……ブス以外にいい言葉が思いつかなかったんですよぉ……怒らないで…
っていうのとは逆に。
就活中にこれを読んだからか、思ったのは、
人付き合い良くするためにはとりあえず表情豊かに。
ですね。
さすがに自分の種族変えたり顔変えたりをおいそれとできるわけじゃない中で、少しでも人に良い印象を持ってもらうためには、高潔なことをただ考えているだけじゃだめなんだ、と。
まずは笑顔。
そして、話に応じた驚き・哀しみ・呆れ・興奮 etc…。
ネトゲのエモーションじゃないけど、そういう感情の表面化が自分の内面と相手の印象のギャップを埋めてくれるのかなぁ、って思いました。
気づいたら更新始めてから1時間半くらい経ってる…
鰤/牙先生の作品って、読んでる時間と同じくらいの時間かけて読後にキャラクターの分析しちゃうんですよね。
脳死作業のアルバイト中とか、電車待ちのふとした瞬間とか、脳死周回のFGO中とか。
脳死しないようにするとき、じっくり考えるのがすごく楽しい。
不思議よね~…。
……っていうような話をとある企業の面接で『VRMMOをカネの力で無双する』を片手にしてきました。
「あなたの人生観を表す物を持ってきてそれについて語ってください」っていうから。
おそらくラノベを持っていったのは俺だけだろうな!
(ちなみにその選考は合格しました)
いつもよりさらに長文更新、失礼いたしました。
以上!
クラスまるごと人外転生 ―最弱のスケルトンになった俺― (HJ NOVELS)
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