カテゴリ:その他の文庫レーベル > ぽにきゃんBOOKS

どもー。
デスカイザーです。


12月31日2時31分23秒って素晴らしい並びですよね。
寝てましたけど。



本日2冊目の、
今日のラノベ!

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ 3

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ ③

著者:
ユウシャ・アイウエオン

イラスト:
成田芋虫

レーベル:
ぽにきゃんBOOKS


【あらすじ】

星屑の策略により屈辱を負わされた元いじめっ子の勇者・鳳崎は復讐のためレベル上げの旅に出た。そんな彼に成り代わり勇者代行の任についた星屑は市民たちの人気取りに奔走する。勇者業の合い間にはロリっ子たちとの楽しい日々を送りつつ、来るべき勇者との再戦に備えて、魔大陸でのレベル上げにも精を出す日々。そして満を持して迎えた勇者との対決。自分の計略どおりに踊る鳳崎に、ついに最期の時が訪れようとした時、思いもかけぬ事態が…「なろうコン」金賞作品、壮大な復讐劇を描ききり、ついに完結!!




感想:★★★★★


途中どうなることかと思いましたが、復讐劇は無事ハッピーエンドです。
……いや、無事でもハッピーでもありませんでした。




星屑は勇者に、鳳崎は復讐者に。

立場がそっくり入れ替わることとなった二人がどんな行動を取るかといえば、やはりこれまで通りなんですよね。
つまり星屑は綿密な計画と表面上の人心掌握、そして至高のロリを至上命題とした行動。
鳳崎は「自分を中心に世界が動いている」ことを前提にしたクラスリーダー(笑)のままに、「理不尽」を嘆き「悪」を討つ、自らの愉悦のためだけの行動。

唯一これまでと行動が違ったのは、星屑のここのつさんに対しての異様なガードの緩さ。
これは後の伏線でしたが、意外と読んでいる間は気にならなかったんですよね……。
ここのつさんの正体が分かってから思い出して「そういえば」くらいの違和感。





星屑=木島京のトリックに気がつけなかったのは、しょうがないと言えばしょうがないんですが悔しいです……。
手がかりがほぼ「ロリ愛で意気投合」くらいしか無かったわけですが、ある意味星屑のほぼ全てと言っても過言ではない特徴ですからね、ロリ愛。
……いや、ロリ愛以外にもありましたね、手がかり。
身体をスライムで再現して魂を植え付けることができるのならば、その魂に関して何かあるべきだと気づくべきでした。転生にまでたどり着かなくても。

京はここのつさんと同じく、読んでいる間は全く気にすることなく、むしろ京の行動や発言なんてほぼ何も覚えていないレベルでスルーしていました!
覚えてはいませんが、絶対1巻か2巻で星屑に対して意味深な目線を送るくらいの伏線はあったんでしょうねー!
流石にすぐ読み返すには量が多いので「いつか」の話になりますが、鳳崎一行を、勇者と、勇者の女と、性愛神と、復讐者のパーティということを頭に入れて読みたいです。
この展開を思いつくくらいですから、伏線がいくつかあるに違いありません!





……。


いや、ね。それにしても。

206pからのエピローグ。

つらかったぁ……。

星屑じゃなくても叫びたくなる。

手が震える。

無垢なロリの殺されていく様。

「二度と読みたくない」と思うくらいには。

つらかった……。




二度と読みたくないけど、それほどの衝撃を持って襲いかかる文章が素晴らしくないわけがないですから。
きっといつか二度目が来るんでしょう。





気軽に薦めるには問題しかないですが、それでもやっぱり好きな作品です。
面白かったっ!!!





以上!



ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ(3) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
ユウシャ・アイウエオン
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今日のラノベ!

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ2

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ ②

著者

イラスト

レーベル


【あらすじ】

元の世界でいじめられた勇者・鳳崎に一泡吹かせることに成功した星屑。
悪魔となり強大な力を手にした彼の悲願は、鳳崎に「壮絶で壮大で壮烈な復讐」をすること。
そのために国を支配することを決意した星屑は、大企業・ルーンライト社の総帥・ユエリィ(十歳、ロリ)の秘書となり、
財界を手中に収めようとする。
しかしその前に現れたのはまたしても、王家に取り入って権力を笠に着る「ゲスの極み勇者」こと鳳崎なのであった……!
「なろうコン」金賞作品第2巻にして、早くも前編書き下ろしの新作ストーリー。




感想:★★★★☆


とりあえず、まず言わなきゃいけないことがあります。





グロ注意



胸糞注意





はい。

耐性のある方には全力でオススメです。



今回の星屑の行動指針はこちら!

勇者の苦しむ顔が見たい
⇒後ろ盾である国家を掌握したい
⇒でも面倒くさいし、そういう器でもない
⇒傀儡政権か…
⇒財界掌握して操るのが賢明か…
有能なロリ社長発見(大歓喜)


洗脳ではなく、真に信頼を得なければいけないため前巻で手に入れたステータスの5分の1くらいにわざと弱体化した上で社長秘書となり、徐々に信頼を築き上げようとするも…




お待たせしましたゲスの極み勇者の登場です。
待ってない帰れ




懲りないよねぇ…
1巻であれだけのことをされて…懲りないよねぇ…

星屑が目をつけたロリ社長のライバル会社の社長が、王女すなわち勇者の後ろ盾そのもの。



全力でつけあがり、徹底的にロリ社長を見下し、言葉の限りを尽くして罵倒し、その力をもっていたぶる。



今回は星屑が力を封じていたこともあって。
もうすっごいつらかった見てられなかった。
事実途中から勇者と王女に対して怒りでワナワナ震えながら読んでました。


そのくらい恨んでいたから、星屑無双☆でスッキリしたけど……
気分的にはプラマイゼロよりややプラスよりくらいの。


楽しめたことには疑いの余地が無いけど、複雑な気持ち…


っていう感覚が、大好きです(変態)




以上!

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ(2) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
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どもー。
デスカイザーです。


年末の大掃除。
とにもかくにも本をどこに仕舞うか考えないと始められない…
机のうえに鎮座してる『緋弾のアリア』21巻分をはじめ至るところにブックタワーができている惨状。
これはこれで落ち着くんだけど、そうはいっても限度というものがあることくらいは僕にもわかっています。
えぇ。
3タワーくらいまでですよね?



んじゃ、今日のラノベ!

Lance N' Masques (2) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ) 

ぽにきゃんBOOKSより
『Lance N' Masques 2』です。


【あらすじ】

大きな屋敷で孤独に暮らしていた少女・鬼堂院真緒を助けることに成功した葉太郎。“仮面の騎士・ナイトランサー”としての正体を隠しつつも、真緒と一緒に学校へ通うことができ、葉太郎が理想としていた「普通の生活」がこれから始まる…はずだった。突如現れた謎の女性によって「騎士部」が発足!真緒やアリス、愛馬の白姫やユニファ、さらには依子まで巻き込んだ部活動となり、葉太郎にとっては気の休まる暇がない!!そんな中、“仮面の騎士・ナイトランサー”へ復讐を誓うユイエンが、一人の少女と出会っていた。秘密結社「幇」が生み出した最強の暗殺者「何玉鳳」。日本刀を自在に操る寡黙な少女にユイエンが告げる。ナイトランサーを―倒せ!!!


感想:★★★★☆

このシリーズ、正式なタイトルが何なのか表紙じゃ分からない…
1巻のときは『ランス・アンド・マスクス[騎士少年の仮面劇]Ⅰ』で記事を作ってたんだけど、奥付を見てみたら『Lance N' Masques 』となっていたので、あとで直しておきます…



さてさて。

1巻での鬼堂院親子の騒動は、ナイトランサーとオヤビンの代理決闘により一応の幕引きを見せ、真緒たちはみんなの頼れるメイドこと依子さんの力添えもあり、それぞれの学年に散って学校へ通うことに。

「騎士が決闘で決めたこと」

騎士とその周囲の人間が主要登場人物なだけあり、正々堂々の勝負に不満を持つような人間はいない。
…かと思いきや。
オヤビンに心酔する”娘”の中にはそれを是としない子がひとり…。

ユイ…エンちゃん(名前が紛らわしいがの何名かいるから迷う)


オヤビンには内緒でオヤビンの仇討ちをしようとするユイエンの前に突如現れたのは、ユイエンがかつて所属していた裏組織(そしてオヤビンが壊滅させた組織)において”最強の戦闘員”として同世代の子供から恐れられていた存在。

ユイ……フォンちゃん(だから名前がっ!)
表紙の日本刀の子です!


とりあえず登場人物の強さを示すためにそこらへんのゴロツキに相手させるのやめようかっ!
強さのレベルが違いすぎて逆にわかりにくい…
それに、最強の戦闘員と言われていた割にはそこまで強く感じなかったな。
もちろんユイエン相手に余裕の立ち回りというシーンで見せつけたユイフォンの戦闘スタイルは間違いなく最強に相応しい「実現できたら負けるはずのない」スタイルではあるんです。

今回はとにかく相手が悪かった、ということかな…
①ゴロツキ
②ユイエン(基本不意打ち以外の見せ場なし)
③シルビア(騎士としては年齢以上の実力。ただしバイクから転倒した後の状態)
④依子さん

「ユイフォンはとても強い」という2巻冒頭からの刷り込みを台無しにするほど無茶苦茶な強さを持っている依子さんまじぱないっす!
まぁ、あれですね!
所詮ユイフォンは依子さんの引き立て役にすぎないと!(おい)

らすぼすはよりこさん




そろそろ葉太郎は普通の生活を諦めてもいいんじゃないか?
とか、
ユイフォンほどの実力の持ち主がナイトランサー=葉太郎を見破れないのはおかしい
とか、思うところが無いわけではないです。

けど、やっぱりカッコイイんですよ。
ナイトランサーが。
正義の味方だからではなく、あの騎士道精神をそのまま人にしたかのような口調、言葉。
そしてそれを心の底から思える清らかさ。
ナイトランサーの活躍のために読んでいるといっても過言ではないですね。
……あと「ガールズトークなあとがき」の白姫も目的。



まさかの再登場からのヒロイン枠な冴ちゃんについて全く触れてないけど以上!
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どもー。
デスカイザーです。

Mステにμ’sでしたよ…!
やっぱ声優の安定感はさすが。
声が特徴的すぎて違和感はすごかったけど。

改めて小鳥ボイスが人から発せられてることに驚きました(そこ)

あ、週間シングルランキング6位おめでとうございます!



んじゃ、今日のラノベ!

Lance N' Masques (ランス・アンド・マスクス) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ) 

ぽにきゃんBOOKSより
『ランス・アンド・マスクス Ⅰ』です。


【あらすじ】

二十一世紀、現代世界に騎士は存在していた。中世ヨーロッパで生まれた騎士団のほとんどが近代化や国家間の争いに巻き込まれ消滅する中、現在まで続くほぼ唯一の騎士組織があった。
それは、現世騎士団(ナイツ・オブ・ザ・ワールド)―。
花房葉太郎(はなふさ ようたろう)は騎士団を抜け出し街をさまよう中、ひとりの少女・鬼堂院真緒(きどういん まきお)と出会う。屋敷で孤独に暮らす真緒を見た葉太郎は、彼女の側にいて見守ることを決意する。そんな葉太郎には誰にも知られてはいけない〈仮面の騎士・ナイトランサー〉という、もう一つの姿があった。
ナイトランサーであることを隠しながら過ごす、真緒との穏やかな日々。しかし、その日常は突然に打ち破られてしまう。しかもこの事件の裏には、葉太郎にとって受け入れがたい真実があった―。
葉太郎は、真緒を護ることができるのか!?


感想:★★★☆☆

ぽにーきゃにおん×Studio五組×子安秀明さんによる、現代騎士道物語。


子安さんはアニメの脚本家さんらしいです(編集後記情報)。
だから、なのかな?
センテンスごとの”引き”の部分に特徴を感じる作品でした。
話数くぎりの次への期待を持たせる例のアレは主に章区切りで、場面転換前後の会話の繋げ方は意味段落の前後で、それぞれ頻繁に出てきたように思います。

ラノベで珍しい表現か、と言われると別にそうでもないんだけど、
アクセントとしてではなくほぼ常にこの表現で、というのは初めてでしたね。
感想としては「少しくどく感じる」です。
アニメではごく当たり前の表現だけど、文章で、しかもこの作品は割と意味段落多めなので、そこで毎回のように使われていると、まぁ正直飽きる。



ストーリーとキャラの感想

”りりかわ”な真緒は、しっかりしてるんだけど、だからこそ狂気を感じました。
6歳であれは異常。
葉太郎じゃなくても「守ってあげたい」じゃなくて「守らなければいけない」って思うよ。
その葉太郎の判断に反対しなかったことで、教育係の依子さんへの印象は良くなりました。
……そのシーンまで?教育係のくせに葉太郎の話に聞く耳もたないのはどうかと思ってました(正直)
葉太郎の根幹の優しさに心酔している従騎士のアリス、葉太郎に生まれたときから育てられている白姫のふたりの”妹”たちは、良いコンビ。
片方馬だけど。
ユイファはなんかもうすごかった(小並感)
スーツケースがブワッってなってカタカタカタカタですよ!?
普段、ああなのに!


馬といえば、ラストバトルに挑む葉太郎をその背に乗せた白姫の想いが語られるシーンがあってですね?
10行にも満たないんだけど、葉太郎への気持ちが痛いほど伝わってくるシーンで、すごいビリビリっときました。

馬なのに。
そこが一番感動した。
馬なのに。
馬すげぇ


あとがきもすごかったね。
もう、何がすごいって、人と馬が普通に喋ってるからね。
魔法も何も無い世界(1巻現在)なのに、普通に会話してるからね。



そういうわけで、アニメ絶賛放送中ということで1巻を読んでみたわけですが!
随所に「おおっ!」となる部分があるんだけど、それと同じくらい「んっ?」ってなる部分があったのが残念。
つまり持っていきたいシーンが先行しちゃって、道中がふわっとしてるシーンが割とありました。
そこだけ(でかいけど)改善されたら、良い作品になりそうです。

…………完全に編集者目線の感想だこれ…



依子さんが葉太郎たちをどうコントロールしていくかで、作品全体の面白さが左右されそう。
ページ数の割に値段安いし(400ページ弱で620円)、とりあえず2巻も読もうかな。


以上!
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どもー。
デスカイザーです。


fgoの話。
メンテ祭りにめげず、無事ファーストノッブをげっと。
残りのノッブをゲットしきるためにも、石と林檎全放出でがんばる!
(桜セイバー…?なにそれさくらもちのしんせきかなにか?)



今日のラノベ!

ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)

ぽにきゃんbooksより
『ああ勇者、君の苦しむ顔が見たいんだ』です。


【あらすじ】

御宮星屑は、勇者として召喚されたいじめっ子・鳳崎遼生に巻き込まれる形で異世界に降り立つ。
与えられた唯一の固有能力「悦覧者(アーカイブス)」は、世界に存在しているすべての書物を脳内で閲覧する能力だ。
異世界でも執拗ないじめを受ける我らが「ゴミクズ」は、「悦覧者」を駆使してレベルを上げ、密かに、
そして着々と勇者への復讐の準備を進めていく。愛するロリっ子たちと共に--。
異色の異世界ピカレスクファンタジー、開幕!



感想:★★★★★

あぁ、スカっとした…!!



いじめられっ子の復讐劇+異世界転生

ただ「TUEEE」であるのではなく、そうなるまでの軌跡が皮肉なまでに慎重で、狡猾で、残忍。

「あらゆる書物を脳内で閲覧する能力」というチートスキルのみからスタート。
チートスキル、と言っても応用しないと意味がない系のスキルだから、あんまりチート感はしないです。
文献を読みあさり、読みあさり、読みあさり…

復讐するための手段、それを成り立たせるためのレベル、そこに到達するまでのレベリング、それを実行するためのスキル、それを得るためのレベル、そこに至るまでのレベリング、それを最速で達成するための方法、それをするために必要なスキル、それを得るために必要なレベル、そこにたどり着くまでのレベル…

言わば攻略本を片手に冒険の効率化を図るようなもの。
それを膨大な、それこそ星の数にも及ぶ文献の中から必要な情報を選び、組み立てる彼の頭脳には感服。
そして、残忍な計画を「正当な逆襲」と位置づけられるほどの、さらに根気のいる作業にくじけないどころか没頭するほどの、彼が味わってきた暴力・いじめには反吐が出る思いでした。

自分は選ばれた人間なんだ。
だから俺は何をしても良い。
お前は選ばれてない人間なんだ。
だからお前に対して何をしても良い。
ほら、俺は勇者として召喚されて、お前は役立たずだ。
言ったとおりだろ?


えぇ、どうぞ存分に
復讐されやがってください







以上!
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