今日のラノベ!
どこかで心を掴まれる。
掴まれたら引き込まれる。
今回私は120pくらいからズブズブと。
ちょっと読了から時間空いてしまいましたが、1巻段階でのdeskyzer的レジェンドノベルス好きな作品ランキングトップ3入りは確実な『アウタラグナ』の2巻を読みました。
優しく、穏やかな感想をお送りしようと思います
ルーマニアンの存在が浮上してきたりしたものの、ヴァンパイア勢力の使徒を1人蹴散らしたこともあって(1巻の惨劇を見事に忘れ)割と穏やかな気持ちで読み始めました。
エルフ、ヴァンパイア、そして人間勢力の布陣や各戦力の分配だったり、いもでんぷん以外の“神”=アメリカ軍がどういう戦況を望んでいるかだったり。
治世と計略に頭を使っているうちは不測の事態でも起こらない限り誰も死にませんからね。
……人間はそれでもなお食糧確保の問題、散発的なはぐれヴァンパイアの襲撃などがあるため平穏とまではいきませんが。戦っているよりはよほど。ね。
73pから5ページほど、雑兵ムラソウという男がクロイ様や騎士たちの活躍を見て、涙を必死に飲み込みながら口惜しがるシーンがあるんです。
そのシーンが2巻前半部をよく象徴していると思います。
何故なら、口惜しがる余裕があるから。
それまでの人間勢力は、明日どころか今を生きるのにも死に物狂いでした。
けれどクロイ様がヴァンパイアの使徒を打ち倒したことで勢力図が動き……もとい、勢力として人間が感知されるようになりました。
それはつまり人間が人間として生きるに足る存在であると周囲に認められるための第一歩で、人間が人間としての未来を描く可能性が生まれたということだと思います。
だから、殺された人を想い、使徒様のことを想うあのシーンが胸に響いたのかなぁ、と。
ね。
だからその後で、
ムラソウさぁん!!!
って、当然なるわけじゃないですか……(泣)
これ完全になんたらパインの流れ……
でもこれですよ、これが『アウタラグナ』ですよ……
世界を切り取って伝えてくれるキャラが多いから、割とこまめに大きいダメージくらって読み進めることになるんですよ……
だから好きなんですけども……ッ!
そこから先は息つく間もない戦場の緊張感の連続。
各地で繰り広げられる、激戦に次ぐ激戦。
(以下ネタバレなので反転)
開拓軍将ヘルマン・バンドカンが率い童女シラも参戦した砦の防衛戦では、シラに大人としての矜持を最後の最後まで立派に示してみせた閣下の姿に涙し、守られる側にいたアンゼとシラの無念と決意に心震わされ。
まさかの第七王子だった司祭フェリポ、王妹の狂信により娘を殺されている商人アンゼ、有力貴族としての立場以上に王からの信頼篤いウィロウ家。
それぞれの立場でもって王都陥落の報を聞き、反乱軍と相対し。
あのヴァンパイアですら過去の些事に思えてしまうような、文字通り桁違いの大きさであるデーモンとの戦はこれまで培ってきた経験をすべて結集させたもので。
で、いい感じに人間側の調子が良くなると水を差すのが定型句なのかな?ってくらいのタイミングでご登場召された2体目&3体目のデーモンさん。
……によって遂にメインメンバーからの死者がアンゼさぁんんんんんんん………
でも死んだ人たちもクロイ様のもとで軍勢の一員となり共に駆け行くぅぅぅぅ………あぁぁぁ……
(ここまで反転)
いもでんぷん側の世界にも見逃せない大きな動きが幾つもゴロゴロしていて、ついに「異世界神戦記」が本格的に始まったなという印象です。
異世界の戦記ものであると同時に、異世界の神による戦の記録でも……あるのですね!?
今自分で書いててしっくり来てビックリしました。
なるほど、そういう理由でも動画という形で記録の残るゲーム実況者は最適なのか……
「これとそれを理解していた後に、ジャガイモはどんな種類の判断で神としてパスをのり付けするか?」
(ここぞとばかりにルーマニアンばりの再翻訳使うのやめなさい)
今回も心震わせられました……!
それにしても、なんでこの身をクロイ様と共に戦うことに使うことができないんでしょうか……
意味がわかりません。
何ができるかじゃないんです、何がしたいかなんです。
それこそムラソウさんのように、簡易的に死者を弔い、食糧を運んだりするくらいしかできないかもしれないです。
というか十中八九そうでしょうよ。
でも。
それでもクロイ様がああして道を示してくださっているあの場所で、人間としての鬨をあげるその只中に共に在りたいんです。
半ば冗談、半分本気でそのくらい思ってしまう読後感でした。
3巻はどうなるんでしょう……
いもでんぷんの決意のその先が試されます……!
あとあれな。
サラッと行方不明になってる原子力潜水艦は忘れないようにしておこうな(メモ)
以上!
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著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 超難易度ゲーム『ドラゴンデーモンRPG』を愛するプレーヤーの夢、人間救済ルート。ゲーム実況者いもでんぷんは意気込みも新たにそれへチャレンジしていくが、同じように、人間と敵対するヴァンパイアやエルフへ深く関わる者たちがいた。正体不明のルーマニア人と、世界最強のアメリカ軍である。異世界の最終戦争は人類規模で激化していく。はたして『ドラゴンデーモンRPG』とは何なのか。戦禍の真実をいもでんぷんは知ることになる! |
感想:★★★★★
deskyzer /^o^\ラノベブロガー@nagahide324夜勤も終わり、『アウタラグナ2』帰宅際に読了……
2019/03/27 06:59:23
やってくれましたねぇ……
哀しみも熱も含めたこの感情をどうしたものか……
俺だって!!
出来うることならクロイと共に、志を持ち希望の篝火を掲げる彼ら彼女らと共に並び立ちたいよ!!… https://t.co/bmcU0aRWrV
どこかで心を掴まれる。
掴まれたら引き込まれる。
今回私は120pくらいからズブズブと。
ちょっと読了から時間空いてしまいましたが、1巻段階でのdeskyzer的レジェンドノベルス好きな作品ランキングトップ3入りは確実な『アウタラグナ』の2巻を読みました。
優しく、穏やかな感想をお送りしようと思います
ルーマニアンの存在が浮上してきたりしたものの、ヴァンパイア勢力の使徒を1人蹴散らしたこともあって(1巻の惨劇を見事に忘れ)割と穏やかな気持ちで読み始めました。
エルフ、ヴァンパイア、そして人間勢力の布陣や各戦力の分配だったり、いもでんぷん以外の“神”=アメリカ軍がどういう戦況を望んでいるかだったり。
治世と計略に頭を使っているうちは不測の事態でも起こらない限り誰も死にませんからね。
……人間はそれでもなお食糧確保の問題、散発的なはぐれヴァンパイアの襲撃などがあるため平穏とまではいきませんが。戦っているよりはよほど。ね。
73pから5ページほど、雑兵ムラソウという男がクロイ様や騎士たちの活躍を見て、涙を必死に飲み込みながら口惜しがるシーンがあるんです。
そのシーンが2巻前半部をよく象徴していると思います。
何故なら、口惜しがる余裕があるから。
それまでの人間勢力は、明日どころか今を生きるのにも死に物狂いでした。
けれどクロイ様がヴァンパイアの使徒を打ち倒したことで勢力図が動き……もとい、勢力として人間が感知されるようになりました。
それはつまり人間が人間として生きるに足る存在であると周囲に認められるための第一歩で、人間が人間としての未来を描く可能性が生まれたということだと思います。
だから、殺された人を想い、使徒様のことを想うあのシーンが胸に響いたのかなぁ、と。
ね。
だからその後で、
ムラソウさぁん!!!
って、当然なるわけじゃないですか……(泣)
これ完全になんたらパインの流れ……
でもこれですよ、これが『アウタラグナ』ですよ……
世界を切り取って伝えてくれるキャラが多いから、割とこまめに大きいダメージくらって読み進めることになるんですよ……
だから好きなんですけども……ッ!
そこから先は息つく間もない戦場の緊張感の連続。
各地で繰り広げられる、激戦に次ぐ激戦。
(以下ネタバレなので反転)
開拓軍将ヘルマン・バンドカンが率い童女シラも参戦した砦の防衛戦では、シラに大人としての矜持を最後の最後まで立派に示してみせた閣下の姿に涙し、守られる側にいたアンゼとシラの無念と決意に心震わされ。
まさかの第七王子だった司祭フェリポ、王妹の狂信により娘を殺されている商人アンゼ、有力貴族としての立場以上に王からの信頼篤いウィロウ家。
それぞれの立場でもって王都陥落の報を聞き、反乱軍と相対し。
あのヴァンパイアですら過去の些事に思えてしまうような、文字通り桁違いの大きさであるデーモンとの戦はこれまで培ってきた経験をすべて結集させたもので。
で、いい感じに人間側の調子が良くなると水を差すのが定型句なのかな?ってくらいのタイミングでご登場召された2体目&3体目のデーモンさん。
……によって遂にメインメンバーからの死者がアンゼさぁんんんんんんん………
でも死んだ人たちもクロイ様のもとで軍勢の一員となり共に駆け行くぅぅぅぅ………あぁぁぁ……
(ここまで反転)
いもでんぷん側の世界にも見逃せない大きな動きが幾つもゴロゴロしていて、ついに「異世界神戦記」が本格的に始まったなという印象です。
異世界の戦記ものであると同時に、異世界の神による戦の記録でも……あるのですね!?
今自分で書いててしっくり来てビックリしました。
なるほど、そういう理由でも動画という形で記録の残るゲーム実況者は最適なのか……
「これとそれを理解していた後に、ジャガイモはどんな種類の判断で神としてパスをのり付けするか?」
(ここぞとばかりにルーマニアンばりの再翻訳使うのやめなさい)
今回も心震わせられました……!
それにしても、なんでこの身をクロイ様と共に戦うことに使うことができないんでしょうか……
意味がわかりません。
何ができるかじゃないんです、何がしたいかなんです。
それこそムラソウさんのように、簡易的に死者を弔い、食糧を運んだりするくらいしかできないかもしれないです。
というか十中八九そうでしょうよ。
でも。
それでもクロイ様がああして道を示してくださっているあの場所で、人間としての鬨をあげるその只中に共に在りたいんです。
半ば冗談、半分本気でそのくらい思ってしまう読後感でした。
3巻はどうなるんでしょう……
いもでんぷんの決意のその先が試されます……!
あとあれな。
サラッと行方不明になってる原子力潜水艦は忘れないようにしておこうな(メモ)
以上!
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