今日のラノベ!
感想:★★★★☆
「主人公とその使役するモンスターをチートキャラにしないこと」
あとがきでジャジャ丸先生が「大事にしていた点」として述べられていたことが、まさに感想の核心になります。
物足りなさを感じるくらいチートとは無縁のお話。
でも腑に落ちてはいるので、読後感は割と良いです。
主人公の澪自身は、ゲーマーの兄を持つとは言ってもゲームの知識は疎い子。
なので、クエストを受けるという発想が無かったり、強さは二の次三の次だったり。
逆に言えば、常識的な行動に縛られていなかったこそ、常識的なゲーマーたる兄や他のプレイヤーから見た時に澪が奇想天外なスタイルに見えていたわけですね。
奇想天外なスタイル。
そう、ミニスライムが弱いあまり、テイマーなのに生産職の傾向が強すぎるのです!
いや、確かに戦闘スタイルにミニスライム=ライムの存在は必須ですし、そこは徹底されていたので「ミニスライムじゃなくて良いじゃん!」とは絶対にならないんですよ? あのスタイルで行くならば。
むしろ生産職が戦うための手段としては、有用な気すらします。
……テイマーがサブジョブにしかなってないことから目を逸らせば。
逆に新しいですよね!
テイマーだって言っているのに生産メインになってるの。
(バカにしているわけではないんだ……)
こ、今後きっとね、うん!
お金が増えたりテイム可能モンスター数が増えれば、きっと澪もテイマーらしい戦闘ができるようになるんですよね!
最初から理想スタイルで行くのではなく、長期的な目標を掲げて短期的には確実を選ぶ。
素晴らしい行動管理じゃないですか!
これが中学二年生のやることっていうんだから、将来が楽しみです!!
タイトルの『VRMMO育成日誌』っていうのも「VRMMOを舞台にした育成もの」という意味だけでなく、「VRMMOを育成するかのように新しいスタイルで魅力を見つける」という意味が込められているのかな、と少し思ったり。
段々何を言っているのかわからなくなってきました!!(笑)
……と、言っておいてアレですが。
RPG的なというかレベリングと冒険要素のあるゲームが苦手な私としては、澪のプレイスタイルはとても親近感が湧きました!
やりたいことをやる!
試行錯誤する!
テンプレ? 知らない!!
調べてないからね!!
澪たちがやっている“Magic World Online” というゲームは、五感が完全再現されている上に、相当に自由度が高く設定されています。
現実世界となんら変わりないレベルで。
なればこそ普通のゲームのような「攻略」的な遊び方はもちろんのこと、澪のようなフリースタイルもこのゲームにおいては王道の遊び方だと思うんですよね。
運営もそこは絶対に意図しているはず。
でも、その割にβテスターはじめトップ層の情報網には、合成や戦闘外スキルに関してちょっと疎すぎるような気も……します。
そこが読んでいて微妙なアンマッチ感を生んでいたのかなぁ……
『Only Sense Online』は似たようなことをやっているのにアンマッチ感なくワクワクするんですから、やっぱりあの作品は凄い……
あとパイタッチまで決めておいてハラスメント警告出ないのはゲームとしてどうかと思います!!
どうかと思います!!!!
リッジくんに天誅を!!!(嫉妬)
ちゃんとした感想はここまで。
本編と関係あるような無いような……なところの感想を書いていたら感情的になってしまったので、清濁どちらの感想も読んでおきたいという方は、このままお進みください。
それともうひとつ。
なろう書籍化の弊害案件。
掲示板を意識した数ページ。
なろう掲載時は掲示板と同じ横書き・縦スクロールだからあの書き方が正解だったでしょう。
ですが、書籍は縦書き・横スクロールですよ。
1レスごとの空白改行も字下げも無し、ローマ字は全角。
ボロクソに読みにくかったんですが、アレをそのまま出すことに誰も疑問を持たなかったんでしょうか?
ごめんなさい。訂正します。
第11話 掲示板①
ちゃんと「なろう」ではレスごとの改行、あるじゃないですか。
なんで書籍化にあたって、無くしたんですか?
なんで詰めたんですか??
MF文庫『大国チート』のようなイラスト扱いでの横書きは、特殊な例でしょうから「そういう例もあるぞ」と言うに留めますが。
普通に、ただ、1行空けるだけじゃないですか。
ページ数の問題?
スカスカになる?
あの1話は、「掲示板風に見せられる」ことそれ自体に意味を持つパートなんですよ。
(作者の意図ではなく、あくまでも読者側からの見方です)
それができないのなら、あの1話はただのストレスパートにしかならない。事実、そうにしかなってない。
本編の面白さとは隔絶させて考えるべきポイントだと思うので、感想評価を落とすようなことはしませんが。
未だレーベルHPが正式に作られていない件(「BKブックス」と検索して出てくる『BKブックス -書籍検索- 株式会社ぶんか社』というページは、スマホからだと「お探しのページは見つかりません」って出てぶんか社トップページに飛ばされる。PCからは見れる)、年末の「ツイッター忘れてました」発言、そして今回。
レーベルファンを自称していましたが、ファンだって怒る時は怒りますからね?
何より、こんな状態でどうやって布教しろと。
以上。
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著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 自宅がマンションのためペットが飼えずにいた澪は、兄からとあるVRゲームを勧められる。五感の全てを再現し、モンスターをペットにもできると聞いた澪は、すぐさまゲーム世界へ飛び込み、モンスターを使役する職業・テイマーとなった。早々に1匹のスライムを仲間にする澪だったが、それがβテスト時に最弱と言われたモンスターだった!? 「この子は私が強くする。だって私、テイマーだもん!」 これはペットのモンスターと共に、のんびりゲーム世界を楽しむ少女の物語。 |
感想:★★★★☆
deskyzer@ラノベブロガー@nagahide324『テイマーさんのVRMMO育成日誌』読了!
2019/01/31 13:50:21
テイムモンスターの中でも最弱と言われていた(βテスター談)ミニスライムを相棒に、五感が完璧に再現されたVRMMOを楽しむお話。
チートは無し。ゲームシステムの自由度が恐ろしく高い割に、そこを運営があまり推してなさそうなのが気になる……
「主人公とその使役するモンスターをチートキャラにしないこと」
あとがきでジャジャ丸先生が「大事にしていた点」として述べられていたことが、まさに感想の核心になります。
物足りなさを感じるくらいチートとは無縁のお話。
でも腑に落ちてはいるので、読後感は割と良いです。
主人公の澪自身は、ゲーマーの兄を持つとは言ってもゲームの知識は疎い子。
なので、クエストを受けるという発想が無かったり、強さは二の次三の次だったり。
逆に言えば、常識的な行動に縛られていなかったこそ、常識的なゲーマーたる兄や他のプレイヤーから見た時に澪が奇想天外なスタイルに見えていたわけですね。
奇想天外なスタイル。
そう、ミニスライムが弱いあまり、テイマーなのに生産職の傾向が強すぎるのです!
いや、確かに戦闘スタイルにミニスライム=ライムの存在は必須ですし、そこは徹底されていたので「ミニスライムじゃなくて良いじゃん!」とは絶対にならないんですよ? あのスタイルで行くならば。
むしろ生産職が戦うための手段としては、有用な気すらします。
……テイマーがサブジョブにしかなってないことから目を逸らせば。
逆に新しいですよね!
テイマーだって言っているのに生産メインになってるの。
(バカにしているわけではないんだ……)
こ、今後きっとね、うん!
お金が増えたりテイム可能モンスター数が増えれば、きっと澪もテイマーらしい戦闘ができるようになるんですよね!
最初から理想スタイルで行くのではなく、長期的な目標を掲げて短期的には確実を選ぶ。
素晴らしい行動管理じゃないですか!
これが中学二年生のやることっていうんだから、将来が楽しみです!!
タイトルの『VRMMO育成日誌』っていうのも「VRMMOを舞台にした育成もの」という意味だけでなく、「VRMMOを育成するかのように新しいスタイルで魅力を見つける」という意味が込められているのかな、と少し思ったり。
段々何を言っているのかわからなくなってきました!!(笑)
……と、言っておいてアレですが。
RPG的なというかレベリングと冒険要素のあるゲームが苦手な私としては、澪のプレイスタイルはとても親近感が湧きました!
やりたいことをやる!
試行錯誤する!
テンプレ? 知らない!!
調べてないからね!!
澪たちがやっている“Magic World Online” というゲームは、五感が完全再現されている上に、相当に自由度が高く設定されています。
現実世界となんら変わりないレベルで。
なればこそ普通のゲームのような「攻略」的な遊び方はもちろんのこと、澪のようなフリースタイルもこのゲームにおいては王道の遊び方だと思うんですよね。
運営もそこは絶対に意図しているはず。
でも、その割にβテスターはじめトップ層の情報網には、合成や戦闘外スキルに関してちょっと疎すぎるような気も……します。
そこが読んでいて微妙なアンマッチ感を生んでいたのかなぁ……
『Only Sense Online』は似たようなことをやっているのにアンマッチ感なくワクワクするんですから、やっぱりあの作品は凄い……
あとパイタッチまで決めておいてハラスメント警告出ないのはゲームとしてどうかと思います!!
どうかと思います!!!!
リッジくんに天誅を!!!(嫉妬)
ちゃんとした感想はここまで。
本編と関係あるような無いような……なところの感想を書いていたら感情的になってしまったので、清濁どちらの感想も読んでおきたいという方は、このままお進みください。
ここから先は感情的になっています
それともうひとつ。
なろう書籍化の弊害案件。
掲示板を意識した数ページ。
なろう掲載時は掲示板と同じ横書き・縦スクロールだからあの書き方が正解だったでしょう。
ですが、書籍は縦書き・横スクロールですよ。
1レスごとの空白改行も字下げも無し、ローマ字は全角。
ボロクソに読みにくかったんですが、アレをそのまま出すことに誰も疑問を持たなかったんでしょうか?
ごめんなさい。訂正します。
第11話 掲示板①
ちゃんと「なろう」ではレスごとの改行、あるじゃないですか。
なんで書籍化にあたって、無くしたんですか?
なんで詰めたんですか??
MF文庫『大国チート』のようなイラスト扱いでの横書きは、特殊な例でしょうから「そういう例もあるぞ」と言うに留めますが。
普通に、ただ、1行空けるだけじゃないですか。
ページ数の問題?
スカスカになる?
あの1話は、「掲示板風に見せられる」ことそれ自体に意味を持つパートなんですよ。
(作者の意図ではなく、あくまでも読者側からの見方です)
それができないのなら、あの1話はただのストレスパートにしかならない。事実、そうにしかなってない。
本編の面白さとは隔絶させて考えるべきポイントだと思うので、感想評価を落とすようなことはしませんが。
未だレーベルHPが正式に作られていない件(「BKブックス」と検索して出てくる『BKブックス -書籍検索- 株式会社ぶんか社』というページは、スマホからだと「お探しのページは見つかりません」って出てぶんか社トップページに飛ばされる。PCからは見れる)、年末の「ツイッター忘れてました」発言、そして今回。
レーベルファンを自称していましたが、ファンだって怒る時は怒りますからね?
何より、こんな状態でどうやって布教しろと。
以上。
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