今日のラノベ!
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著者: 本田セカイ | イラスト: もきゅ | レーベル: 角川スニーカー文庫 |
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【あらすじ】 俺には『他人の俺に対する好感度』が見える。とはいえ大抵の人間は『知り合いレベル』の40%程度なんだが、転校してきた才色兼備な完璧お嬢様・北条朱雀の好感度は―なんと120%!? クラスでは大人しい北条も「あなたの手を握りたいだけなの」「あなたにコス姿を見せたいわ」俺の前ではとにかく積極的!!俺がリア充女子と仲良くなっても「別にあなたが誰と仲良くしててもいいの。私があなたを愛していれば」とおかまいなし!!そして、俺が『無理なお願い』をしても「あなたのお願いなら私が聞かない訳ないじゃない」と本当に何でも聞いてくれて!? 好感度限界突破な全肯定系女子と送る甘イチャ学園ラブコメ!!第3回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞ラブコメ部門。 |
感想:★★★★★
なんだろう
この不思議な安心感
他人の好感度が見える主人公、THE・オタクな残念美少女、主人公への好感度が限界突破120%な完璧美人転校生の3人が、
"平穏な日常を送る場"こと現代歴史文学研究会の廃部を阻止するべく、体育祭で1位を取ろうと暗躍する物語。
表紙にいらっしゃる120%メインヒロインこと北条さんの立ち位置が素敵です。
何せ、北条さんがメインヒロインのはずなのに、物語全体を通して見るとむしろ現代歴史文学研究会部長の残念美少女・虎尾ちゃんだったり、クラスメイトのTHE・陽キャな龍田ちゃんのほうがピックアップされて描かれているんです。
当然こんな疑問が頭をよぎります。
普通、このタイトルなら北条さんピックアップしません???
でも、全く不快ではないんです。
何故なら、特筆されない事にこそ正妻感が滲み出ているから。
気づいたらそこに居る
いつの間にか頼ってる
結局「何故好感度が120%で転校してきたのか」には1度も触れられなかったけれども、そこにすら読後しばらくしてからでないと気付けないくらい、当たり前に主人公の隣に居る。それが北条さん。
取り繕うの疲れたので本音叫びますが、
北条さんと雅継くん、二人きりの会話の阿吽の呼吸が狂おしく好き!!!!!!
44pで初めて二人きりになった時の会話、
「恋は盲目、ラブはいつでもハリケーンよ」「やかましいわ」
がぶっ刺さりまして、そこからは二人きりでの会話が楽しみでしょうがなくですね!!
最後の最後まで本当に面白かったです!!!!
また、『顔が可愛ければそれで勝ちっ!』で全デスカイザーにお馴染み。
イラスト担当もきゅ先生の、爽やかなエロを兼ね備えた可愛さを誇るイラストがまた素晴らしくてですね!
表紙とラストの挿絵が特に好きですねー!
取り急ぎ。
以上!
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