今日のラノベ!



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出戻り勇者と美女魔王

強制送還されたら世界はゾンビであふれていた

著者:

長月すとーぶ

イラスト:

烏丸やよい

レーベル:

DIVERSE NOVEL


【あらすじ】
 
 やりたいことをヤりたいだけ、
 この変わり果てた世界を自由に楽しもう!

 苦労の末、異世界アークの魔王を倒した勇者・冬馬。凱旋後に隠れて連れ帰った美女魔王・テュールを匿って好き放題ヤりまくっていると、全てが露見し、厄介払いと言わんばかりに魔王と共に元の世界へ強制送還されてしまった!
 不本意ながらも十年ぶりに帰還した日本はなぜか荒れ果て、ゾンビが街にあふれていて!? やさぐれ元勇者とエロすぎ元魔王の、セイシをかけたサバイバルが始まる!!




感想:★★★★★




すべてはカップ麺のために










日本から異世界召喚された勇者が、元魔王とか王女とかとヤりまくりすぎたせいでまさかの強制送還!
10年ぶりの日本だけど……なぜゾンビ!? なところから始まる世紀末のほほんびより。



 

聖剣バアルが召喚できない代わりに、耐久力の高いバールが無限召喚できたり、


世界そのものに干渉する攻撃魔法などが使えないものの、自らに干渉する強化魔法は使えたり、


異世界で発揮していたほどの強さは無いものの、現代日本基準で言えば十分以上の戦力。
元魔王のテュールも強化魔法が使えるところは同じなので、過剰戦力も良いところです。

最初の戦闘以降は特に苦戦することもなく、ストレスフリー。

 

なので、パニックホラー的な要素はゼロ…………と思いきや、普通に人間視点でのエピソードがあるので、そこで楽しめます!!

田島ちゃん可愛いぞ!!!






・人間の生き残りはそこそこいる

・ゾンビ発生からの経過時間

・電力等ライフラインの状況



など、現状についての情報はそこそこ出ているものの、まだ「何故ゾンビが日本に?」というところには踏み込まずに終わりました。


まぁ……知ったところで何か変わるわけでもないですし、それよりも環境改善ですよね。

いかに元勇者/元魔王といえど、食料は必須

テュールは吸血で補給することができるけれど、吸血対象の人=冬馬が倒れたら共倒れですから。



そういう意味では堅実な物語だったというか、現実的な問題を切り捨てず目の前の問題にしっかり向き合い、無理して物語ろうとしていなかったのが好感です。




つまり、行動のほぼ全てがカップ麺を確保する方向に向かっていたような気がするのも、何も間違ってはいないということです!!






TV等のメディアが死んでるのに電気ガスが生きているという不思議な状態だったり、ある程度経過しているのにスーパーに食品が残っていたり、気になるところが無いといえば嘘になります。

が、状況を俯瞰できていない状態なので、また気になる止まりですね。
これらに説明が付くような展開があるならば全く問題無いわけですので、ひとまず保留ということで。













はい、じゃあそろそろ本題
皆様お待ちかねのHな方向の話です









濁点がエロいですよね!!






DIVERSE NOVELの中ではだいぶ回数の多い作品でしたが、ダレるようなこともなく。
新キャラ旧キャラのバランスを取りながら、プレイの幅も広げすぎず狭めすぎず。
1シーン1シーンに対して込められた愛を感じました!!


元魔王、人間、ゾンビと3種と交わるわけですが、そのどれもが違った趣を感じさせる良いシーンでした!

特に好きなのはゾンビの槍万ちゃんとの初めてのシーンですね!
「ゾンビと致すの!?大丈夫!?」みたいなハラハラ感とか、服装への拘りから感じさせられる性春とか、ゾンビ的濁点から連想されるレ〇プ目感とか、とてもよくできていると思います。




読書メモ



54p:穴があったら入りたい
⇒全てを察する章タイトル
定番だけど好き




91p:負けず嫌いかよ
⇒ここで前章の伏線をヌルッと回収していく流れが、良かった〜〜!ってなりました。
1章あたりが比較的短い章構成で本にするならこういった章またぎの伏線回収って必須だと思っているので、そこをクリアしてくれたのが感想上とてもありがたかったです。



136p:生徒手帳への書き込み
⇒そ、そんな青春示唆を出してくるなんてっ……!
読むのがちょっと辛くなるじゃないかっ……!



209p:かつてない
⇒いやー……この扱いはかつてない。
流しに落とした焼きそばを洗って器に盛って何も言わずに食べさせる扱いはかつてない。
冬馬の鬼畜ぶりに、軽くドン引きです。
冷めきった夫婦の日常より酷い……





まとめ




力があり、ゾンビという存在に慣れている2人。
故にゾンビが溢れている割に緊迫感は薄く、やや淡白。

しかし、それを埋めるのがHシーンであり、田島ちゃんのゾンビ体験談であり、カップ麺に感動するテュールなのである。


個人的にはこれはこれで好きな塩梅なので、是非とも続刊が出てほしいところです!




以上!




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