今日のラノベ!



織田信奈の野望 安土日記3

織田信奈の野望 安土日記3

著者:
春日みかげ

イラスト:
みやま零

レーベル:
富士見ファンタジア文庫


【あらすじ】

時は信奈が上杉謙信との戦いを間近に控えたころ。熱田神社に返還するはずだった草薙剣が盗まれた!?次々と狙われる日ノ本の宝具を守るため、立ち上がるのは将軍・今川義元!良晴も両兵衛と共に旅に出たものの、数々の苦難があって…「婚前旅行なのですから同衾いたしますわ」正妻として迫る義元、途中で再会した小早川隆景、そしてなぜか大人になった滝川一益が誘惑してくる!?良晴は浮気せずに耐えられる?そして旅の果てに明らかになる、宝具怪盗・吉良網切と義元の長い因縁。事件の背後で暗躍しているのは存在しないはずの信奈の妹!?シリーズの謎に迫る、連作短編集!




感想:★★★★☆


【悲報】信奈ファンのdeskyzerさん、置いていかれる





ドラマガ掲載短編集第三弾!
天下のお飾り将軍様こと今川義元ちゃんと、今回初登場の織田信奈の従妹(?)こと織田有楽斎ちゃんにおもにスポットの当たるお話。
キーワードは国津神・天津神、九頭龍。




いやぁ……理解が追いつきませんでした……

日本列島という龍の背に住む日の本の民は、龍脈・地脈の要所に要石など封印するための社が築かれているなどの要点は理解できているんですが。
国津神と天津神の系譜とかがどうしても覚えられないんですよね……
今回読む前から日本神話への苦手意識を薄めたいとは思っていましたが、うーん……『信奈』読んで覚えられなかったとなると相性が絶望的なのかも?


でも龍脈と社の関係性についての論説は面白かったです!
地震のメカニズムが科学的に解明されているはずのない古代から、中央構造線はじめプレートの境目付近に地震を抑えるための神社があるという事実。
偶然で片付けるにはあまりにも出来すぎています。
経験の蓄積と緻密な推測からこうした法則性が浮かび上がってくるの、本当に面白いですし、人間の可能性を感じます。




真面目な話は以上。





義元ちゃんの魅力がギューーッと一冊に詰め込まれていました!
これさえ読めば、皆も義元ちゃんが好きになる!


雪斎との約束を守り、生に拘り朗らかに鷹揚な彼女。
場がピリピリすれば自ら道化となりその場を濁し、自らはぁれむを主導することで信奈と良晴の仲を取り持とうとし……。
自己主張の塊でありながら無私。
それが今川義元という女の子の生き方なんですよね。
だから好きなんですよ……!

わーらわーはおーかざーりしょーぐんさまー♪





有楽斎をめぐる設定については、もうおったまげですよ……
伏線が張られてるの1巻じゃないですか……
今回はそれ以外にも序盤の『信奈』で張られていた伏線がいくつか回収されていて、今までの『安土日記』以上に本編との関わりが強かったかなと思います。

…………よく考えたら『安土日記』の1巻は未読でしたし、多分そこで出てきた相良妹軍団のほうが本編への食い込み方は強かったですし……
なんかすみません……

穏やかな信奈、と考えたら有楽斎の持つスペックの高さは凄い高いですよね!
デメリットの無いただの絶世の美少女。





読書メモ




18p:小倉とぉすと
⇒尾張新名物開発会議にて半兵衛ちゃんが小倉とぉすとを作ってきたシーン。
……CV小倉唯だもんね!!



39p:笑酔人神事(えようどしんじ)
⇒通称・オホホ祭り。
義元ちゃんとの親和性が高すぎて疑ってましたが……マジで熱田神宮にそういう神事がある……だと……!?
事実が小説より奇すぎる……



83p:なんだこの美少女(イラスト)
⇒なんだ、義元ちゃんか……!



131p:小早川さん
⇒時系列的には『安土日記 2』から第二次木津川口の戦いを経てのこの巻。
あの大航海から幾ばくも経たないこのタイミングでの再会エピソードとか……やばい。



175p:神在餅
⇒ほう……
神有月のことは知っていましたが、ぜんざいの語源がここにあるというのは初耳でした!
タメになりますね……
これでチコちゃんに怒られなくて済む。






まとめ





「一番好きなラノベ」と「一番読むのが難しいラノベ」が同じ作品というのもなかなか面白いですね。
難しくて、読み込まなければいけないからこそ好きなのかもしれませんが……それにしても難しい。
そういうわけで今回は少しフワッとした感想になっていますがお許しを……
(既刊から伏線シーンを引っ張ってくる体力が無い)


さて、次はいよいよ、とうとう、最終巻であろう21巻。
読みたくない。でも読まなきゃ死ねない。
とても読みたい。

青春が……終わる……





以上!


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