今日のラノベ!

卓球のスピード感をよく文章に落とし込んだな!!と感心しきりの300p!!!
どもー。
1000円ラケットで素振りしていたら打つ面が吹っ飛んでいった経験があるデスカイザーです!
私には手元に残った柄を見ながら笑うことしかできなかった。
ということで、
(幽霊部員歴のほうが長い)元卓球部なので読んでいて久々に卓球やりたくなりました!!
相手がサーブをトスしてから打つまでの一瞬の静寂とか、
ボールを見るのではなく腕や動きから予測するとか、
打った瞬間に球の行方を覚えて次の行動を意識するとか、
芯を捉えられなかった時の「ポコッ」とか。
リアルなんですよ。
1プレーあたりの時間で言えば文字を追うスピードのほうが圧倒的に遅いはずなのに、とてもリアルに卓球を見ているような、実際に台の前に立ち相手の動きを観察しているような。
瑠璃の「氷壁の反射」アイスドカウンター、紅亜の「嘲笑の魔球」ラフィングマジックのようなスキルも、確かにスゴ技ではありますが技術と努力の積み重ねと才能があれば非現実的とまでは言えない範囲。
フィクションのようでフィクションでない、その絶妙なラインコントロールが今作のリアリティを損なわないままにライトノベルとして成立させている要因でしょう。
…………。
…………………………。
…………………嘘です!
ゼロバウンドはともかく、ピンポン球のスピンで台が焦げ付くとかラバーが裂けるとかは無理です!!!!
そこはフィクション。
なんだあの魔女。すっげぇぞ。
ドライヴ(上回転=ボールが低くバウンドして前に進む)に見せかけて横回転とか、台の逆サイドに飛び込んで取るとか、我武者羅に卓球やっていた自分のプレイスタイルをもっと遥かな高次元でやってのけてしまうキャラたちに、思わず嫉妬です。
アレができたら本当に楽しいだろうなぁ……
卓球に関する約束に誠実であろうとする少年少女の誠実さは、卓外でもスポーツマンシップを持ち続けていることの証左でもあり、約束の相手=自分が敵わなかった相手への最大限のリスペクトでもあります。
ねー。
そう考えるとラストシーンまで引っ張られた「将星の約束の相手は誰なのか」という命題に対しての回答とそのリアクションがとても愛おしいです。
65p:ダメ!
⇒中学時代プールでトレーニングしていたことも合わせると膝の怪我かな?とほぼ確定したシーン。
怪我をした本人以上に、椿からしたらこの試合はハラハラしていたことでしょう……。
その後明かされた「怪我の原因」をふまえると、余計にそう思います。
思わず叫んでしまう気持ちも痛いほど伝わってきます……
103:惚れ……
⇒あっれぇ……?志乃ちゃん一目惚れですか……?
今回は案内キャラに留まっていましたが、彼女はエスカレーター組。
つまりそれなり以上の実力、あるいは飛び抜けたものを持っている……はず。
2巻以降の彼女のポジションに注目です。
178p:やっぱり瑠璃じゃね!?
⇒約束の相手は紅亜か、それとも瑠璃か。
最後の最後まで確信しきれず、楽しませてもらいました。
197p:骨なしチキンのお客様
⇒唐突なTwitterネタ!!
このネタ、コンビニ行く度に思い出してしまう呪いと化しています……
熱いスポーツものでした!
今まで自分が読んでこなかっただけこましれませんが、こういったお色気ゼロのガチスポーツラノベは初めて読んだように思います。
楽しかったです!!
個人的な話ですがここ数冊お色気・ラブコメ続きだったので、正反対の位置にあるこの作品をこのタイミングで読んだ自分にgood jobです。
まだまだ入学してすぐのエキシビションが終わったばかり。
これからの展開が楽しみです!
以上!
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著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 かつて天才卓球少年と呼ばれた飛鳥翔星は、怪我のため卓球界から姿を消した。それから数年後、私立卓越学園の入学式に彼の姿があった。そこは日本全国から集まった卓球エリートたちがひしめく最高峰の学園。翔星がこの学園に進学した目的は小学生時代に唯一敗北を喫した名も知らぬ少女を見つけ出し、そして勝利することにあった。だが、入学初日にして彼は本物のエリートによる洗礼を受けることになる…。その身を焦がすほどに卓球を愛し、すべてを捧げた少年の燃えるような青春。第12回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。 |
感想:★★★★★
卓球のスピード感をよく文章に落とし込んだな!!と感心しきりの300p!!!
どもー。
1000円ラケットで素振りしていたら打つ面が吹っ飛んでいった経験があるデスカイザーです!
私には手元に残った柄を見ながら笑うことしかできなかった。
ということで、
(幽霊部員歴のほうが長い)元卓球部なので読んでいて久々に卓球やりたくなりました!!
相手がサーブをトスしてから打つまでの一瞬の静寂とか、
ボールを見るのではなく腕や動きから予測するとか、
打った瞬間に球の行方を覚えて次の行動を意識するとか、
芯を捉えられなかった時の「ポコッ」とか。
リアルなんですよ。
1プレーあたりの時間で言えば文字を追うスピードのほうが圧倒的に遅いはずなのに、とてもリアルに卓球を見ているような、実際に台の前に立ち相手の動きを観察しているような。
瑠璃の「氷壁の反射」アイスドカウンター、紅亜の「嘲笑の魔球」ラフィングマジックのようなスキルも、確かにスゴ技ではありますが技術と努力の積み重ねと才能があれば非現実的とまでは言えない範囲。
フィクションのようでフィクションでない、その絶妙なラインコントロールが今作のリアリティを損なわないままにライトノベルとして成立させている要因でしょう。
…………。
…………………………。
…………………嘘です!
ゼロバウンドはともかく、ピンポン球のスピンで台が焦げ付くとかラバーが裂けるとかは無理です!!!!
そこはフィクション。
なんだあの魔女。すっげぇぞ。
ドライヴ(上回転=ボールが低くバウンドして前に進む)に見せかけて横回転とか、台の逆サイドに飛び込んで取るとか、我武者羅に卓球やっていた自分のプレイスタイルをもっと遥かな高次元でやってのけてしまうキャラたちに、思わず嫉妬です。
アレができたら本当に楽しいだろうなぁ……
卓球に関する約束に誠実であろうとする少年少女の誠実さは、卓外でもスポーツマンシップを持ち続けていることの証左でもあり、約束の相手=自分が敵わなかった相手への最大限のリスペクトでもあります。
ねー。
そう考えるとラストシーンまで引っ張られた「将星の約束の相手は誰なのか」という命題に対しての回答とそのリアクションがとても愛おしいです。
読書メモ
65p:ダメ!
⇒中学時代プールでトレーニングしていたことも合わせると膝の怪我かな?とほぼ確定したシーン。
怪我をした本人以上に、椿からしたらこの試合はハラハラしていたことでしょう……。
その後明かされた「怪我の原因」をふまえると、余計にそう思います。
思わず叫んでしまう気持ちも痛いほど伝わってきます……
103:惚れ……
⇒あっれぇ……?志乃ちゃん一目惚れですか……?
今回は案内キャラに留まっていましたが、彼女はエスカレーター組。
つまりそれなり以上の実力、あるいは飛び抜けたものを持っている……はず。
2巻以降の彼女のポジションに注目です。
178p:やっぱり瑠璃じゃね!?
⇒約束の相手は紅亜か、それとも瑠璃か。
最後の最後まで確信しきれず、楽しませてもらいました。
197p:骨なしチキンのお客様
⇒唐突なTwitterネタ!!
このネタ、コンビニ行く度に思い出してしまう呪いと化しています……
まとめ
熱いスポーツものでした!
今まで自分が読んでこなかっただけこましれませんが、こういったお色気ゼロのガチスポーツラノベは初めて読んだように思います。
楽しかったです!!
個人的な話ですがここ数冊お色気・ラブコメ続きだったので、正反対の位置にあるこの作品をこのタイミングで読んだ自分にgood jobです。
まだまだ入学してすぐのエキシビションが終わったばかり。
これからの展開が楽しみです!
以上!
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