どもー。
deskyzerです。


お金欲しさに夜勤と日勤を同時にやりくりしようとしているので、睡眠が不規則になりそうです……。
ついでに先月のようなほぼ毎日の更新はやっぱり厳しくなってくるのかなぁ、と思います。

ただ!!
ここで諦めたらいけません。
今年のdeskyzerはただのdeskyzerではありません!
ちょっと頑張るdeskyzerです!
……はい。



では、今日のラノベ!

F級討伐屋の死にスキル 2


F級討伐屋の死にスキル 2
魔術女子をパーティーに入れてはいけない理由は?

著者:
黒九いな

イラスト:
bun150

レーベル:
ファミ通文庫


【あらすじ】

拠点を移したジンとエイン。しかしその街では「死ね」と言うだけで相手を木っ端微塵にする『通り魔』が現われていた!しかも、それを警戒したギルドの対策で三人以上のパーティーでないとクエストが受けられない。『通り魔』の正体も気になっていたそんな時、魔術師の少女カシアがパーティーに加わりたいと申し出てくれた。しかしジンは、彼とエインを「先輩」と呼び慕う彼女に違和感を覚えていて―。異能アクションファンタジー第2巻!




感想:★★★★★







マジで恋する5秒前



(可愛い後輩)
(あざとい)
(確実に罠)
(それでも良い)
(むしろそれが良い)







大好きな作品の第2巻というだけでもう興奮度が高いですが、それに加えてこの可愛い新ヒロインですよ……!
名前はカシア・サリスチャン!
可愛い!!


表紙を見て!
この「自分の可愛く見えるポイントはしっかり分かっています」とばかりの自信に満ち溢れた顔と、可愛いポーズ!
特に杖をスリーピースで持っちゃってるあたり、ヤバくないですか?
冷めた目の主人公とのギャップも相まって、本当に好き……。




そんなところから始まる感想になりますが、第1巻と同じく1冊の中でのジェットコースターのような展開の振れ幅に大満足であります!




ストーリーを大きく分けるなら125p前後。
ジンがカシアに疑いの眼差しを向ける前半と、何かを企んでいることを確信してからの後半。


前半は、「カシアは良い子?それとも悪い子?」と疑いながらもカシアの可愛さにのめり込んでいく自分に恐怖しながらの読書でした。
正統派小悪魔系後輩女子の破壊力は、何番煎じだろうと衰えません……!
むしろ皆が一番煎じと言っても過言ではないです。
ジンはよくカシアと1ヶ月近くも行動を共にしながら手を出しませんでしたよね……。
フィクションなんだから出しちゃっても良いのよ……?
いや、むしろ出すべき(強い断言)



そして後半は、さながらカシア無双と言ったところでしょうか?

やっぱり悪い子だったカシアの今までとのギャップに萌え、
母の姿への憧れとも哀れみとも取れぬ複雑な感情に涙し、
悪い子であろうと強がってる姿に裏切られ、
でもやっぱり悪い子になりきれないところに再度悶え……
意識しない涙が流れ困惑する姿に胸が締め付けられ……
プロローグ前の「お願い 置いていかないで」というセリフの意味に胸が締め付けられるようで……









結論:可愛い






努力を重ねたうえで、快適に生きるために手段を選ばないカシアの生き様は今もっとも参考にしたい生き方な気がします。
時間がかかっても自分の根底にある気持ちに素直に気づくことができる真っ直ぐなこころを持っているのですもの。
道を踏み外すことなく、きっと母のように慕われるような立派な存在になっていくのでしょう……!
それまでジンとエインの心労がどこまで溜まってしまうのか、そこからは目を逸らすことにします……







読書メモ





25p:加護の補給
⇒装備に宿る竜の加護は補給しなければ枯渇する、という設定が新鮮で面白かったです。
こういう設定があると彼らが生きていることを実感するので、よりこの後の……ちょっとつらいシーンが……すごくつらくなります……。
策士か。



73p、86p:ジン
⇒彼の自意識逆過剰っぷりがカシアの唯一の誤算……
褒められると裏を読む。
おだてられると裏を読む。
それがコミュ障。
カシアみたいな子からしたら一番タチの悪いタイプですね、コミュ障。



137p:姫賊
⇒その異世界版オタサーの姫みたいな語感……(笑)



185p:キター!
⇒1巻でも一部の私に大好評だったセシルのマジギレが今巻でも見れて、全私が大興奮です!
このシーンがあると信じて読みすすめてきた感すらあります。




213p:過去
⇒ジンがいくら前を向こうとしても、過去が追いついてくるんですからどうしようもないです……。
今巻ではジンが“英雄”として持ち上げられるシーンがありましたが、それもこのシーンと対をなしてジンを縛る過去として機能していたように思います。
それだけの規模で“英雄的活動”をやらされていたと改めて思いますが、そろそろジンの心も持たなくなるんじゃないかと心配です。
そう、例えば他人に深く関わらないようにしていたジンの懐に無理やり入り込んできた女の子が目の前から姿を消したら、とか。
黒九いな先生ならやりかねないです。
……やってほしい自分がいることも否定しませんが。





まとめ




このシリーズの唯一の欠点は、良いポイントが散りばめられすぎて感想で全て拾いきれないことでしょうか?
ダンジョン内での小ネタとか、エインの成長が伺えるシーンとか、本当にあますことなく面白かったです!!!

カシアが仲間に加わって騒がしくなるであろうジン達の旅路、また読みたいです……!





以上!








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