今日のラノベ!



SAOAGGOⅣ

ソードアート・オンライン オルタナティブ
ガンゲイル・オンライン Ⅵ
-ワン・サマー・デイ-

著者:
時雨沢恵一

イラスト:
黒星紅白

レーベル:
電撃文庫


【あらすじ】

第三回スクワッド・ジャムの死闘から約一ヶ月。全国各地に散るSJプレイヤーのもとに、ある一通のメールが届く。それは、歴代大会の上位入賞チームのみが参加できるという新ゲーム、“20260816テストプレイ”への招待状だった。GGOの運営会社“ザスカー”からの依頼で開催される、SJとは全く趣旨の異なるゲーム。そのミッションとは、最新AI搭載の敵NPCが守る“拠点”を攻略するというもので―。SHINCと交わした再戦の約束のため、消極的ながらも参加を決意したレン。彼女が目の当たりにするNPCの脅威とは。時雨沢恵一&黒星紅白が贈る“もう一つのソードアート・オンライン”第6弾!!





感想:★★★★★




これ本当に時雨沢恵一先生が書いてるんですよね……?っていうくらい川原礫先生の本家『SAO』の読後感に近かったです。
銃撃戦のシーンはこれまでの『SAOAGGO』な感じなので……多分話の締め方ですね
主人公が間接的かつ無作為的に関わったところで、“VRMMOの有用性を思い知らされる”という今回の締め方が、SAOっぽいんだと思います。
ユウキ編のメディキュボイドみたいな。




そして同時に、仮想訓練というVRMMOがあまり役立たない方面もあるというのも今回改めて示されたのかな、と思います。
“改めて”というのは、1巻のプロの兵隊や2巻以降のシャーリーで繰り返し語られているからです。

ピトはともかく、やっぱりGGOは命のやり取りという感覚が薄いんですよね。
そりゃゲームなんだから当然なんですが。
「ゲームだと思って」プレイするか、「本当の戦場だと思って」プレイするかの意識の差は、相手に対する恐怖心や獰猛性に強く関連しそうです。








ストーリーに触れましょう!


今巻は『SAOAGGO』史上初の、スクワッド・ジャム(以下SJ)では無いお話でした!

SJ3の上位入賞者を対象に行われた新型NPCのテストプレイ。
猛烈に強いNPCを相手に2時間制限・3アウト制という新たな条件の中、全チーム協力というSJではまず見ることのできないドリームマッチが繰り広げられていました!!




デヴィッドとピトの共闘
ピトとターニャの共闘
T-S大活躍
理性が働いているZEMAL





こんなの、既刊今まで読んできていたら誰もが熱くなるでしょうよ!
特に個人的にはT-Sです……!
やっとまともに戦った……!
やっとその装備の本当の凄さが分かった……!




他にもGGOに新たに実装されたドローンや実装不明のRPGなど、恐らく次巻以降で開催されるであろうSJ4にも大きく関わりそうな武装・兵器類の新実装が大量に行われていたのも今回のテストプレイの面白いところだったと思います。
SHINCの持つ対戦車ライフルに負けずとも劣らないあれらの武装が登場するとなれば……
いや、どうなるか全く見当がつかないのはいつものことですが、いつも以上に先読みできない面白い展開になりそうですね!!






読書メモ




36p:ZEMAL!?
⇒普段は穏やかな塾講師……
えぇ……(困惑)

リアルとゲームが正反対というのはよくあることで、それこそレンやピトやSHINCの面々もそうなんですが、シノハラお前もか……。
てっきり昔ブイブイ言わせて今も建築か何かやっている人だと思っていたぞ……




51p:良い……
⇒女の子の親友同士がファミレスで机はさんでスマホ取り合ってるの、非常に良い百合だと思うのですが、百合クラスタの皆々様におかれましてはいかがでしょうか?
香蓮が完全に気の抜いたTシャツ1枚というのも非常に良いと思うのです。



106p:なんだかんだ
⇒3アウト制とはいえ、自殺の命令を「しゃーない」で実行してしまうのだから、なんだかんだエムに対するピトの信頼は篤いですよねー。
普段から殴っているのも、それで怒らず受け止めてくれることを分かってやっているんでしょうし。
死生観が狂っているように見えるけれど根本のところに人間をあまり信じない潔癖さがあるだけに、信頼している人というのは彼女にとって本当の味方。

どうでもいいけど、リアルピト(全裸)を抱きしめるリアルエム(全裸)という前巻の構図が羨ましすぎて今更溢れてきました。



232p:NPCじゃない
⇒空が日本時間に連動していない描写があった序盤で薄々感づいていましたが、今回レンたちに立ちふさがりこのテストプレイの要たる敵NPCはNPCじゃないですね。
……というのをこのあたりで確信したというメモ。
後々の答え合わせを考慮すると、日本との時差はマイナス10~6時間というところでしょうか?
イギリスでマイナス9時間ですから……地理範囲的にはヨーロッパ~西アジアに限定されるのかな?
あくまでも敵の時間と連動した設定になっているとしたら、ですが。



273p:RPG
⇒「やべぇやつ」くらいの認識ですが、武装類に明るくない私でも知っているやべぇやつ。
出てきちゃった……☆





まとめ




「ソードアート・オンライン」という負の側面が最初に取り沙汰されてしまったVRMMOに対して、「デメリットはその通り。でもこういうメリットもあるんだよ?」って示し、一種贖罪のように正の側面を見せているのも『SAO』の大きな魅力ですよね。
『SAOAGGO』においても、「香蓮が長身コンプレックスに縛られたくない」という想いから始まりコンプレックスを軽く払拭するまでの精神浄化効果があったわけで、それもまたVRMMOならではのメリットだったのではと思います。
今巻はその基本に立ち返るような、そんなお話でした!




次回はSJ4か、短編集か、あるいは全く別のGGOが見れるのか。
SHINCと手を組んでダンジョン攻略とか、SJ関係ないところで本気の勝負とか、訓練してみるとか、今回の話のおかげでそういう広げ方がアリだと分かっただけに期待が膨らみます!




以上!





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