今日のラノベ!

俺の『鑑定』スキルがチートすぎて

俺の『鑑定』スキルがチートすぎて
~伝説の勇者を読み“盗り”最強へ~

著者:
澄守彩

イラスト:
冬馬来彩

レーベル:
Kラノベブックス


【あらすじ】

天涯孤独の少年メル・ライルートが、15歳になって授かった固有スキルは人や物の情報を読み取る『鑑定』スキル。しかも幻のランク“S”をも超える、存在しないはずの規格外―ランク“EX”だった!しかし『鑑定』は人の情報をも読み取れるため、身分を隠したい犯罪者に狙われる危険がある。さっそく命を狙われたメルはどうにか返り討ちにするも、追われる立場に!?エルフの少女とともに逃亡生活を余儀なくされる彼はしかし、チート能力を駆使して困難をあっさり乗り越えていき―。“神の眼”を手にした少年は、伝説の勇者の能力を読み“盗って”、最強へと駆け上がるっ!




感想:★★★★★


279pの、
「そっか。なら、納得だね」

このセリフに至るまでの物語。
ここで感動するための物語。




第1巻にしてただの村人から先代勇者以上の力を得るまでになったメルくん。
鑑定スキルに関して、ランクEXがどれだけのことができるのがメルくんの知る以上にヒントや情報が無い構成なので、「もっとこうすれば…」とか「なんでそれやっちゃったの!?」とか不必要な煩悶に苦しめられることなくサラッと読めた印象です。
大地母神さまの“真眼”に関してのバラしも、「い、言われてみれば確かにそうかも…」と、疑問を挟むことも否定することもないメルくんの立場とほぼ同じ反応でいられたのが良かったです。

そう、シルフィの拉致の真相以外、ほぼ全てメルくんの意識と同化して読めた気がします。
まさに真の一人称。
偶然なのか計算なのか、本を読んでいる時の自分の思考速度と、メルくんの会話速度が完全に一致していたというのも一人称感を強めていたと思います。
心の声と発声のバランスとタイミングとかね?
多少あってもおかしくない主人公と読者の意識のズレみたいなものがほぼ無かったという点で評価されるべきだと思います!!




さて、その上でシルフィというメインヒロインについてです。
人殺しをしたことで、(事情があったとはいえ)問答無用で否定されてもしょうがないのに「メルくんの言うことだから」と納得してしまう系ヒロインです。
はい、かわいい!
多分この子「お湯がもったいないし、一緒にお風呂入ろっか?」って言ったら恥ずかしがりつつも「め、メルくんが言うなら…」って納得して入っていきますよね。
かわゆいなぁもう!!
……で、後でそれを知ったリザにメルくんが撃たれる。





物語全体としてはいたって明瞭。

①シルフィの故郷をめざす
②途中で戦闘になったら、近くの人(敵含む)のスキルを読み盗り対応する

ソフトカバーで300ページ弱だけども、それを感じさせないくらいスルスル読めちゃいました。
癖の強すぎるキャラもいないし、影が薄すぎるキャラもなし。
見る人によっては「平凡でつまらない」という感想にもなるかもしれませんが、個人的には余計なこと考えずにメルくん視点で没頭できたので最高に楽しかったです!!!



以上!




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