今日のラノベ!
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【あらすじ】 西暦二〇四九年。世界は終わるかと思ったが、終わらなかった。突如として現れた正体不明の『敵』―“アンノウン”と戦争を続ける人類。防衛都市のひとつ神奈川の学園に転校してきた紫乃宮晶。彼の目的は『神奈川序列第一位・天河舞姫を暗殺すること』。しかし『最強』の称号を有し、人類の希望である少女の強さはあまりにも規格外で…。「のぞきではない。監視だ」「今は胸を調べている」「無論、尾行だ」「変態ではない、調査だ」「秘密裏に行う家宅捜索だ」舞姫の全てを知るための観察が始まった!?新世代ボーイ・ストーキング・ガール!! |
感想:★★★☆☆
クオリディア・コード in 神奈川
すごい緊張感溢れる作品なのかな?と身構えて読み始めて、150pくらいで主人公シノと同じように一人相撲とってる自分に笑っちゃいました(笑)
すごい能力を持った人たちが盛大にその使い道を間違えているのが、なんとも面白かった!
瞬間移動でストーキングという発想は無かった……
っていうか、世界滅亡直前とまではいかなくてもそこそこ切羽詰まった状況のはずなのに、登場キャラの8割方やってることがストーキングというね!
お前らもうちょっとやることあるだろ!?
……無いか!
うん、そうか姫だもんな!!
はい、終始こんな感じのノリでした。
こういうの大好きです
そんなゆるふわ(してない)日常とは裏腹に、シノの役割はその姫の暗殺。
暗殺者が対象の近くに潜入しているうちに情に絆され……というパターンではどうもなさそう。
結果的にはそういう風に見えるけど、姫個人への情といよりは任務そのものへの疑問が暗殺を実行できないでいる理由。
実際読んでいても、なぜ姫が暗殺されるに足る人物と判断されたのかがほとんど見えてこないんですよね…。
大穴の青ちゃんがどうもハズレだったようなので推理はお手上げ状態……
姫へのもうひとつのアプローチである、シノの相方・ほたるちゃん。
かつての親友同士であるほたると姫。
時折見せるほたるの感情の抜け落ちた表情は任務を遂行するための切り捨てか、それとも……?
ひとつ山場が越えたとはいえ、物語としてはむしろこれから。
というか本質で言えばむしろ疑問が膨らむばかり。
……ということで、様子見の★3つ評価ですの。
いわゆる上下巻構成らしいので、2巻が非常に楽しみ。
……楽しみと言いつつ、現時点既に2巻読み始めてるのでタイムラグが酷い
以上!
KADOKAWA/富士見書房 (2015-07-18)
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