どもー。
デスカイザーです。

「Fate/Grand Party」前半に続いて後半にも参加してきました!
イスカンダルのコースター目当てに2時間でドリンク6杯(うちジャック3枚/イスカンダル無し、交換してくださった方本当に本当にありがとうございます)飲んだり、公開処刑霊基召喚でアサシンはアサシンでも酒呑童子ではなくカーミラ引いたり、吐き気と尿意と戦ったり…

茨木童子と戦いながら気が遠くなっていたせいもあって2時間が本当にあっという間でした!
またこういうイベントがあったら参加したいですね…!



それでは、今日のラノベです!


フェアトラークの七剣人

フェアトラークの七剣人

著者:
谷蔵裕

イラスト:
hanamuke

レーベル:
講談社ラノベ文庫


【あらすじ】

『剣人』―神と契約し、その力の強さから敬い、そして恐れられている存在。その剣人が、盗賊たちを率いて荒らし回っているという噂を聞きつけ、その調査を任されたセルグゼム王国の王宮魔道士の少女・イリア。道中で護解によりイリアの護衛を倒してしまった剣士・カイ。責任を取る形で彼女に雇われることになってしまう。イリアとともに剣人がいるという噂の盗賊団を調査するカイだが、あっさり見つかり戦闘となってしまう。初任務ゆえのミスで苦労するイリアを救うため、本気を出したカイの力が炸裂し―!




感想:★★★★☆

「フェアトラーク」とはドイツ語で「契約」を意味する言葉だそうです。

神の力を引き継いだ”契刻”をもつ者。
神の魂に宿す”神の巫女”。

両者が奇跡的に出会い、契約することで契刻持ちは”剣人”と呼ばれるようになり、まさに神の力を振るうことが可能となる。

まさに世界観に沿ったシンプルな良タイトル。




頭は良いし能力も巫女たるに相応しいものを持つイリアが、こと実戦だけは最後まで不格好で有り続けていたのが逆に良かった。
奥の手を使おうが真価を発揮しようが、最後にはグダるのが彼女。
そして、文句を垂れつつもなんだかんだそれを助け、支えるのが契刻持ちのカイ。
どちらかが抜きん出て成長したり覚醒したりすることなく、常に力関係が平行移動だったからキャラが立ってますね。

さっきから同じことしか言ってないね!





テーマをひとつ決めるとしたら「力のあり方」ですかね。


自らの知る人・自らの国を守るために、相手の国の兵士を切る。


カイは頭が回りすぎてしまうから、そして持つ力が強力な上に危うさを兼ね備えているから、人を守るために人を切ることを良しとできなくなってしまったんですね。
いわゆる魔王勇者モノの「敵だって必死に生きている」論が、同じ種族での話だから余計に強いメッセージ性を持った感じになっていました。

守ることと殺すことの間で葛藤し続けるカイと、それを無邪気に、でも嫌味や打算とは違う素直な意志で支えるイリア。
その名(迷?)コンビぶりが本当に最初から最後まで面白かったです!
ちょーっと視点変えたら女性向けラノベにもなりそうな?




以上!

フェアトラークの七剣人 (講談社ラノベ文庫)
谷蔵 裕
講談社 (2016-06-02)
売り上げランキング: 81,771

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