どもー。
デスカイザーです。
月始めのラノベ大量購入してきましたー!

お会計の時に
「(1万円……そんなもんか…)」
と考えたあたりで金銭感覚ぶっ飛んできてるなー、と思いました。
今画像見返しても「そんなに買ってない」などと……。
いざ、今日のラノベ!

感想:★★★★☆
オーバーラップ文庫にて進められている「理想郷(ガーデン)プロジェクト」。
その始まりにして根幹の物語がこの『アルカディア=ガーデン』です。
10人の作家が1つの世界観を共有し物語を通じて拡げていく、っていう特性上、世界設定や風景描写がとてもしっかりなされていました。
これから埋められていくであろう”空白”が多くて、すごく自由度を感じましたね。
舞台は、一度滅びかけた人類がとある英雄の力で再起動された魔法皇国の遺物。
わかりやすく言うならば、空飛ぶ要塞島。
「本当にこれ飛んでるの!?」っていうくらい巨大で、少なくとも魔導”列車”が交通の要となるほど。
そしてそれが世界中にいくつもあり、それぞれの島に固有の特長がある…らしい。
ということで、まず地理的に、そして頽廃からの再発達という時代背景的に、広がる余地はいくらでも。
あとちょっと気になってるのが、メインキャラ以外のキャラ達。
たとえば雑貨屋。
あるいは宿の主人。
またあるいはギルドの担当官。
サブキャラにしては意味深な態度を取ったり説明が充実してたり…、さりとて少なくとも今巻ではさほど重要なポジションではなく…。
「シェアワールドです」と最初に言われているから、こういう冒険者以外のちょっとニッチな人たちに焦点を当てたサイドストーリーがあるんじゃないかと期待してしまうんですよね。
ということで、キャラクターの今後に関する想像の幅にも結構な自由度があります。
もちろん今回出てきたキャラたちが他の作品に出てくる保証は無いんですけどね?
さて。ストーリーの感想を。
英雄になる、という夢半ばで折れてしまった
幼馴染の”非情な優しさ”に打ちのめされた
心無い言葉をかけてしまった
複雑な想いをなんとか紐解いて幼馴染の背中を、再び追いかけよう!
っていう青春全開なストーリーでは終わらなかったことで、理想郷プロジェクト全体への期待が高まりました。
再び追いかけ始めたその次の瞬間に、文字通り命を賭してもどうにもならないかもしれない状況に陥った主人公・グレイの決断。
それまでの葛藤とか苦悩っていうもやもやしたものを消化しきれないものの、幼馴染(英雄)の澄み切った心をなんとか自分も体現しようと思ったその矢先の決断。
英雄にはなれない。
でも、目の前の大事な女の子くらい、助けたい。
その決断が、その身を滅ぼすことになることを分かりきっていても踏み出した。
その瞬間が、この本を読んでいて一番印象的なシーンです。
その決断が招くグレイとその周囲の波乱が、今後の『アルカディア=ガーデン』の注目ポイントになるかな。
あくまでもシェアワールドなので、今後この世界がどう広がっていくかによって作品単体の評価も少し変わるかも。
以上!
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デスカイザーです。
月始めのラノベ大量購入してきましたー!

お会計の時に
「(1万円……そんなもんか…)」
と考えたあたりで金銭感覚ぶっ飛んできてるなー、と思いました。
今画像見返しても「そんなに買ってない」などと……。
いざ、今日のラノベ!

著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 ここはかの英雄が世界を破滅より救った空中都市“アーケイン=ガーデン”。かつて存在した「地上」は闇に汚染され、生きとし生けるものの世界は、天上の大海原へと移っていった。冒険者達は飛空挺で旅をし、魔の眷属を倒し人類圏を拓き―それはグレイ・アクスターも同じくだ。「スリヤっ!行ったぞ」「分かってるっ、大繁盛だねっ!」彼は今日も精霊族の少女・スリヤと共に“導書院”から発布される掃除の依頼へと赴いていた。未熟ながらも日々の仕事をこなし、冒険者としての腕を上げていた…ある日の事だった。彼らが出遭ったのは警戒の呼びかけがされていた、かつて英雄が滅ぼした邪神の核“黒の破片”を得た眷属で!? |
感想:★★★★☆
オーバーラップ文庫にて進められている「理想郷(ガーデン)プロジェクト」。
その始まりにして根幹の物語がこの『アルカディア=ガーデン』です。
10人の作家が1つの世界観を共有し物語を通じて拡げていく、っていう特性上、世界設定や風景描写がとてもしっかりなされていました。
これから埋められていくであろう”空白”が多くて、すごく自由度を感じましたね。
舞台は、一度滅びかけた人類がとある英雄の力で再起動された魔法皇国の遺物。
わかりやすく言うならば、空飛ぶ要塞島。
「本当にこれ飛んでるの!?」っていうくらい巨大で、少なくとも魔導”列車”が交通の要となるほど。
そしてそれが世界中にいくつもあり、それぞれの島に固有の特長がある…らしい。
ということで、まず地理的に、そして頽廃からの再発達という時代背景的に、広がる余地はいくらでも。
あとちょっと気になってるのが、メインキャラ以外のキャラ達。
たとえば雑貨屋。
あるいは宿の主人。
またあるいはギルドの担当官。
サブキャラにしては意味深な態度を取ったり説明が充実してたり…、さりとて少なくとも今巻ではさほど重要なポジションではなく…。
「シェアワールドです」と最初に言われているから、こういう冒険者以外のちょっとニッチな人たちに焦点を当てたサイドストーリーがあるんじゃないかと期待してしまうんですよね。
ということで、キャラクターの今後に関する想像の幅にも結構な自由度があります。
もちろん今回出てきたキャラたちが他の作品に出てくる保証は無いんですけどね?
さて。ストーリーの感想を。
英雄になる、という夢半ばで折れてしまった
幼馴染の”非情な優しさ”に打ちのめされた
心無い言葉をかけてしまった
複雑な想いをなんとか紐解いて幼馴染の背中を、再び追いかけよう!
っていう青春全開なストーリーでは終わらなかったことで、理想郷プロジェクト全体への期待が高まりました。
再び追いかけ始めたその次の瞬間に、文字通り命を賭してもどうにもならないかもしれない状況に陥った主人公・グレイの決断。
それまでの葛藤とか苦悩っていうもやもやしたものを消化しきれないものの、幼馴染(英雄)の澄み切った心をなんとか自分も体現しようと思ったその矢先の決断。
英雄にはなれない。
でも、目の前の大事な女の子くらい、助けたい。
その決断が、その身を滅ぼすことになることを分かりきっていても踏み出した。
その瞬間が、この本を読んでいて一番印象的なシーンです。
その決断が招くグレイとその周囲の波乱が、今後の『アルカディア=ガーデン』の注目ポイントになるかな。
あくまでもシェアワールドなので、今後この世界がどう広がっていくかによって作品単体の評価も少し変わるかも。
以上!
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