どもー。
デスカイザーです。
『空戦魔導士候補生の教官』
『ロクでなし魔術師の禁忌教典』
『冴えない彼女の育てかた』
『アウトブレイクカンパニー』
を揃えたい欲求に駆られてます…。
すぐ読むかどうかはさておき。
むしろ今は読めないんだから新刊も買い控えるべきだとは思うんですけどね…。
義務的に買ってますよね…(11000円なーりー?)
んじゃ、今日のラノベ!
著者: | イラスト: | レーベル: |
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【あらすじ】 “私は駄目な王女だからね。自分のために命を使いたいの”耀天祭の終わり、赤燕の国の第一王女が失踪した―。だが、それは嘘だと俺は知っている。太陽を祀る五日間、彼女は王族の在り方に抗い、その想いを尽くしただけ…。突如国を追われた王女アルナリス、刀を振るうしか能のない幼馴染みの護衛ユウファ、猫の血を秘めた放浪娘イルナに人語を解する燕のスゥと軍犬のベオル。森と獣に彩られた「赤燕の国」を、奇妙な顔ぶれで旅することになった一行。予期せぬ策謀と逃走の果て、国を揺るがす真実を目にした時、彼らが胸に宿した祈りとは―。これは歴史の影に消えた、儚き恋の亡命譚。第22回電撃小説大賞“銀賞”受賞作! |
感想:★★★★★
序文の最後の2行
”しかし、これから始まるのは一人の王女と一人の護舞官の物語ではない。
これは言葉を話せない彼女と言葉を話せる俺の物語なのだから。”
(本文17p)
これに尽きますね。
(護舞官っていうのは、王の護衛であると共に神に燕舞を奉納する者。
一人の王に、一人の護舞官。
燕舞っていうのは、燕の飛ぶ様に意味を見出し戦いに落とし込んだ武術)
序文でこう書かれていたにも関わらず、
力を守るために言葉を発せない王女と、彼女を守る護舞官の物語。
という分かりやすい構図であることを疑わなかった自分が情けないですね…。
だからといって結末を見通せたかと言われると、寸前までは無理ですよ…?
あー、もう!
久しぶりに感想がうまくまとまらないですよ!!
とにかく頭の中が
つらい
で埋め尽くされる。
アルナリスを巡ったこの一連の事件の真相も。
アルナとユウファの想いの僅かで決定的なズレも。
だってこんなの……あんまりだ…
それでも最後、少しでも前を向こうとするユウファ一行の姿が眩しくもあり…
でもやっぱりそこにいるアルナは、話せない。
感情も、見えなくなって。
続きに期待はあるけど、同時に何が失われてしまうのかと思うと怖い。
以上
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