どもー。
デスカイザーです。
……。
………。
ついに明日から3月。
企業エントリー解禁。
でまぁだいぶ緊張してたんだけど、よくよく考えるとこれから最低でも3ヶ月はこの状態が続くわけで。
って思った瞬間から緊張が嘘のように和らぎました。
だって……ねぇ?
そんなビクビクし続けてたらうさぎじゃなくてもストレスで死ぬわ!
そういうわけなので、このブログのように丁寧に、かつ自分を見失わないように。
『獣耳小隊にやる気なし司令官が着任しました』の主人公のように、「頑張らないけど努力はする」を信条にして乗り越えたいと思います…!
んじゃ、今日のラノベ!
著者: | イラスト: | レーベル: |
---|---|---|
【あらすじ】 突然の同時多発噴火により太陽を失い変わり果てた北海道は、時を同じくして発生したバイオハザードで凶暴化した野生動物が跋扈する危険地帯となった。自衛隊の救助も断たれ、閉鎖地区となった北海道を防衛すべく派遣されたのは、民間企業“猟兵社”によって集められた高校生、猟兵小隊“ストライド・ブラス”のメンバーだった。幼い頃、獣に家族を殺された千景は、スペシャリスト育成のための高校「九頭竜学園」に入学、猟兵小隊の一員となり、各地から集められた戦闘のエリート達と共に襲い来る狂獣に立ち向かう―。北海道存亡をかけた戦いが、いま始まる。 |
感想:★★★☆☆
ヒグマ被害、火山噴火、そしてバイオハザード…。
北海道に何の恨みがあるんだ、と言いたくなるくらい泣きっ面蹴ったり(バカテス運用)な状況での、少年少女のサバイバルストーリー。
って感想を書くつもりだったんですよね。
読んでみたらそういうお話では無かったので、訂正いたします。
これは「起こるかもしれない」最悪のシナリオをまとめ上げた作品です。
まず獣害。
これはこれからの日本が直面しようとしている問題だそうです。
少子高齢化と動物愛護の加速によるハンターの減少。
それによって鹿や猪が増加。
そして鹿たちが木の実を食いつぶすと……大型雑食動物(つまりクマ)が食べ物を求め街へ。
山地の開発による住処の減少などによっても起こりうるストーリー。
あくまでも可能性のひとつとはいえ、ニュースで最近取り上げられる回数が増えてきているのも事実。
次に噴火。
特にこの作品では「連動噴火」という被害が広がりやすい、本当に最悪の噴火の仕方でした。
というのも連動噴火っていうのは読んで字のごとく、いくつかの火山が連動して噴火すること。
地下深くのマグマだまりがつながっていたり、地層の関係性があったりと専門的なことになるので詳しくは調べても把握しきれなかったのですが、なんとなく”やばい”ことだけは伝わるかと。
火砕流の直接的な被害だけでなく、通信の阻害や交通網の麻痺に農産物被害、果ては日照時間不足や降灰を吸い込むことで発症しうる呼吸器系の病気、環境の甚大な変化に端を発するパンデミック…なんて自体も起こりえます。
バイオハザードに関してはこの物語ではとある人物によって意図的に起こされたものですが、先述のとおり連動噴火による広範囲にわたる被害、獣害をふまえるとあながち言い過ぎとまでは言えn……
いやさすがにダツ(トビウオの仲間らしい)に水噴射加速機構が付いたりカラスの頭が1メートルくらいのソードモードになったりはしないだろうけどね!?
そこはフィクションだけどね!?!?
経済の先行きを嘆くだけでなく、こうした問題にも目を向ける必要があると思い知らされました。
教材として非常に優秀だとすら思います。
登場人物の闇が深かったり、進路に悩んでたり、本音を探していたりするその過程も道徳の授業になる……んじゃないかなぁ…。
ま、ちとスプラッタ入るが。
と内容的には大絶賛なんだけど、ラストがなぁ……。
どう考えても致死の大怪我を喉に受けて、かつ攻撃を受けたことで致死率が高い新型狂犬病に感染し発症して、生還。
これまでのこの本の無情で残酷な無慈悲な展開が全く無駄になるかのような奇跡。
メインヒロインが助かって嬉しいはずなのに、逆にもやもや。
ここまできたら胸を抉り取るくらいの寂寥感に襲われるラストであってほしかったです……。
そう思わせるくらい、それまでの獣害…というかヒグマ被害がエグいんですよ。ほんと。
思わず黒い心が喜び勇んでしまうk……ん?
それにしてもミカs……おっと誰か来たようだ
以上!
コメント