どもー。
デスカイザーです。


パズドラ4周年ニコ生を見ながら、
FGOのコラボ発表を待つ
その合間での更新

本命:プリヤ
次点:化物語
大穴:ゼロ使

といいつつまどマギなんだろうなぁ…



んじゃ、今日のラノベ!

ヴァルハラの晩ご飯 ~イノシシとドラゴンの串料理~ (電撃文庫) 


ヴァルハラの晩ご飯
~イノシシとドラゴンの串料理~

著者:
三鏡一敏

イラスト:
ファルまろ

レーベル:
電撃文庫


【あらすじ】

神界の台所“ヴァルハラキッチン”の夕飯時はいつも大忙し!ボク、喋れるイノシシのセイは主神オーディンさまの指名を受けて、そのお手伝いに来たんだ。―『料理される側』としてね!いや、確かにボクは「一日一回生き返る」っていう不思議な力を持ってるけど、でもだからって「毎日死んでご飯になれ」ってひどすぎない!?…まあそのおかげで、美しくて可愛い戦乙女・ブリュンヒルデさまのお傍にいられたりするから、すべてが辛いわけじゃないんだけど…。って、あれ、神界ナンバー2のロキさまがなぜここに?え、神界のピンチだから一緒に来い!?いやぁ、ボクただのイノシシですからってうわあああぁー。第22回電撃小説大賞“金賞”受賞作!神々の台所を舞台に贈る“やわらか神話”ファンタジー!




感想:★★★★★


あらすじにもあるとおり、第22回電撃小説大賞《金賞》受賞作であります!
本当に新人さん?っていうくらい面白かった!


主人公はイノシシのセーフリームニル(セイくん)。
開始早々鍋で煮込まれたから何事かと思ったら1日1回生き返る不思議な能力を持ったイノシシさん。
その能力と、彼の持ち物である「一晩の間中身が減らない鍋」・エルドフリームニルを活かし、何十万人といる死せる英雄・ヘインヘリヤルの晩ご飯になるのが彼の仕事。

ヴァルハラ界の晩ご飯が主人公だから、『ヴァルハラの晩ご飯』
うん、
最近では珍しいくらい直球なタイトルで逆にいいね!


そんなイノシシを中心に北欧神話の神々・戦乙女たちの生活をほのぼのと描きつつ、セイくんの能力の謎に迫ったり世界の危機を団結して救ったり。

北欧神話の登場神物そのものが出てくるラノベは『ダンまち』くらいしかパッと浮かばないんだけど、この本では割と自分の持ってる神たちのイメージに沿ったキャラでした。

ブリュンヒルデたち戦乙女はそれぞれ個性ある美しさを秘め。
オーディンは数多の神を束ね。
ロキはいたずら好きで楽しいことを求めつつ、大事な場面では独特な観点から意見を出す。
トールは荒くれ者。
フレイヤまじめがみ

で、その上でセイくんはじめあんまりメジャーじゃない登場神物や登場人物も、結構メインポジションでたくさん出てくるのが特徴ですね。
……キャラ紹介は省略させていただきます。
横文字覚えるの苦手なのん……
ぶっちゃけ途中で誰が誰だかわからなくなる現象が何度か。

特にブリュンヒルデを筆頭とした戦乙女9姉妹!
9人だぜ?
一応メインで出てくるのは長女ブリュンヒルデ、次女ゲルヒルデ、あと何女か忘れたけどツインテツンデレなジークルーネの3人だけだけど、ちょこちょこ他の戦乙女たちに言及するシーンがあるからこんがらがるのよね…。
完全に私のスペックが足りないせいですね…すみません。



はい、では中身の話!

生き返る能力を持つセイくん、黄金の林檎によって不老不死を得ている神や戦乙女たち。
登場人物たちが死という概念から離れているからこそ、テーマとなるのはずばり”死”。

ただ毎日を無駄に過ごすのではなく、自分の存在意義を考え、自分にできることを考え、一所懸命に生きる。

まぁ、当たり前のことなんだけど。
死なない・死ににくい存在達がそういうことを大事にしているのを見てると、命に限りがある自分はもっと頑張らないといけないのかなぁ、と思わされます。





と、堅い感想はここまで。



ブリュンヒルデさま可愛いすぎるんよおおおおおおお…!!!
ゲルヒルデさまも姉を慕ってるのに素直に表現できないところがいじらしいし!
ジークルーネさまはもうまさに神クラスのツンデレを見た!だね!
フレイヤさまは元気いっぱいなのに神々しい艶っぽさを感じるし!

もう本当に最高!



次はどの姉妹に焦点があたるのかなー?
久しぶりにものすごく楽しみな作品になりました!



以上!


ヤギの搾乳はエロくない(世界の真理)

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