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【あらすじ】 思春期ど真ん中の魔法使い、主人公ハテテルは英霊召喚をしようとしていた。片想いのギャルJKと結ばれるための愛の使徒を!だが現れたのは革命の哲学者を名乗る一人の少女で!?三日以内にギャルJKと恋愛成就しなければ、この変態哲学少女カール・マルクスと死ぬまで○○○…!!我欲と自制に板挟みな青年と人類史上最“紅”なサーヴァントによる思想革命ラブコメ、指導開始!恋愛の最底辺労働者たちよ、今こそ勃ちあがるのだ!(楽しい用語解説付きです)。 |
感想:★★★☆☆
その筋のかたが見たら卒倒すること間違いなし☆な問題作ですね!
カール・マルクス
はいそこの経済学部のあなた!
聞き覚えありますね?ありますね??
無いと答えた経済学部生はもう1回入学からやり直してください
っていうくらい有名な経済学者。
具体的なわかりやすい研究としては、等価交換の原則に基づく労働価値という概念とか。
「資本主義は最終的には共産主義へと至る!」っていう理論体系の完成者でもあります。
そういう意味で哲学者、思想家でもありますね。
まぁそういうわけで経済の入門編とかで絶対学習する方なんですよね。
マルクス先生は。
それが、この作品では、
寝取りシチュに興奮しすぎて
息を乱しながら
ミミズで鬱勃起をきめる
変態なバニーガール少女
として描かれています!
必殺技は
マルクス共産砲
本気で刺されても知らないからね!?
そんな変態もといマルクスちゃんは、自分があまりに召喚されないことに焦り、恋愛成就のためにナイチンゲールを召喚しようとしていたハテテルの儀式に横入り!
ナイチンゲールは吹っ飛ばされた衝撃で近くにあったハーピーっぽい人形の中に押し込められ、一応人間として召喚されたマルクスは魔法陣の暴走によりハテテルと両思いになる呪い(3日後にヤリ続けて死ぬ)が付加!
⇒呪いを解除するためにはハテテルの恋を実らせるしかない!
という物語です。
『どくろちゃん』のおかゆまさき節をきかせつつ、マルクスの資本主義観・共産主義観を交えたコメディはさすがでした。
なんといっても最初から最後までとにかく誰も彼もが暴走しすぎてずっと叫び続けてるくらいの疾走感が良かった!
いや、うん。
本当にこれ怒られない?
『デスニード・ラウンド』は権利関係でのやばさだったから最悪訴えられるくらいで済むけど、こっちは学問だからなぁ…。
作品としては本当に面白いよ?
ただ、学問って一種宗教的な側面もあるわけで…。
”そういう人達”がこの作品を読んだら……と思うと……。
ぼく、しーらないっ!
以上!
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