どもー。
デスカイザーです。

Mステにμ’sでしたよ…!
やっぱ声優の安定感はさすが。
声が特徴的すぎて違和感はすごかったけど。

改めて小鳥ボイスが人から発せられてることに驚きました(そこ)

あ、週間シングルランキング6位おめでとうございます!



んじゃ、今日のラノベ!

Lance N' Masques (ランス・アンド・マスクス) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ) 

ぽにきゃんBOOKSより
『ランス・アンド・マスクス Ⅰ』です。


【あらすじ】

二十一世紀、現代世界に騎士は存在していた。中世ヨーロッパで生まれた騎士団のほとんどが近代化や国家間の争いに巻き込まれ消滅する中、現在まで続くほぼ唯一の騎士組織があった。
それは、現世騎士団(ナイツ・オブ・ザ・ワールド)―。
花房葉太郎(はなふさ ようたろう)は騎士団を抜け出し街をさまよう中、ひとりの少女・鬼堂院真緒(きどういん まきお)と出会う。屋敷で孤独に暮らす真緒を見た葉太郎は、彼女の側にいて見守ることを決意する。そんな葉太郎には誰にも知られてはいけない〈仮面の騎士・ナイトランサー〉という、もう一つの姿があった。
ナイトランサーであることを隠しながら過ごす、真緒との穏やかな日々。しかし、その日常は突然に打ち破られてしまう。しかもこの事件の裏には、葉太郎にとって受け入れがたい真実があった―。
葉太郎は、真緒を護ることができるのか!?


感想:★★★☆☆

ぽにーきゃにおん×Studio五組×子安秀明さんによる、現代騎士道物語。


子安さんはアニメの脚本家さんらしいです(編集後記情報)。
だから、なのかな?
センテンスごとの”引き”の部分に特徴を感じる作品でした。
話数くぎりの次への期待を持たせる例のアレは主に章区切りで、場面転換前後の会話の繋げ方は意味段落の前後で、それぞれ頻繁に出てきたように思います。

ラノベで珍しい表現か、と言われると別にそうでもないんだけど、
アクセントとしてではなくほぼ常にこの表現で、というのは初めてでしたね。
感想としては「少しくどく感じる」です。
アニメではごく当たり前の表現だけど、文章で、しかもこの作品は割と意味段落多めなので、そこで毎回のように使われていると、まぁ正直飽きる。



ストーリーとキャラの感想

”りりかわ”な真緒は、しっかりしてるんだけど、だからこそ狂気を感じました。
6歳であれは異常。
葉太郎じゃなくても「守ってあげたい」じゃなくて「守らなければいけない」って思うよ。
その葉太郎の判断に反対しなかったことで、教育係の依子さんへの印象は良くなりました。
……そのシーンまで?教育係のくせに葉太郎の話に聞く耳もたないのはどうかと思ってました(正直)
葉太郎の根幹の優しさに心酔している従騎士のアリス、葉太郎に生まれたときから育てられている白姫のふたりの”妹”たちは、良いコンビ。
片方馬だけど。
ユイファはなんかもうすごかった(小並感)
スーツケースがブワッってなってカタカタカタカタですよ!?
普段、ああなのに!


馬といえば、ラストバトルに挑む葉太郎をその背に乗せた白姫の想いが語られるシーンがあってですね?
10行にも満たないんだけど、葉太郎への気持ちが痛いほど伝わってくるシーンで、すごいビリビリっときました。

馬なのに。
そこが一番感動した。
馬なのに。
馬すげぇ


あとがきもすごかったね。
もう、何がすごいって、人と馬が普通に喋ってるからね。
魔法も何も無い世界(1巻現在)なのに、普通に会話してるからね。



そういうわけで、アニメ絶賛放送中ということで1巻を読んでみたわけですが!
随所に「おおっ!」となる部分があるんだけど、それと同じくらい「んっ?」ってなる部分があったのが残念。
つまり持っていきたいシーンが先行しちゃって、道中がふわっとしてるシーンが割とありました。
そこだけ(でかいけど)改善されたら、良い作品になりそうです。

…………完全に編集者目線の感想だこれ…



依子さんが葉太郎たちをどうコントロールしていくかで、作品全体の面白さが左右されそう。
ページ数の割に値段安いし(400ページ弱で620円)、とりあえず2巻も読もうかな。


以上!

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