感想テーマは 「思ったことを、そのままに!」
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今日のラノベ!


魔術破りのリベンジ・マギア 4

魔術破りのリベンジ・マギア
4.絶唱の歌姫と魔女たちの祭宴

著者:
子子子子子子子

イラスト:
伊吹のつ

レーベル:
HJ文庫


【あらすじ】

 欧州での事件を解決した晴栄たちは魔女学園に帰還する。
 折よくセイレムでは収穫祭としての魔女の宴(サバト)を迎えており、学園総出でお祭りの準備中。久々の学生生活でゆっくりできると思っていた晴栄だったが、当然のようにその盛り上がりに巻き込まれていく。ティチュやフラン、露花といったヒロインたちとの学園祭デートに加え、学園の成績優秀者<七虹の魔女>とのエキシビションマッチまで組まれて、気付けば学園祭の中心に……?
 お祭りムードでお贈りするハイテンションな第4巻が登場!




感想:★★★★★




はいどうもー!
バーチャル、のじゃロリ、狐娘YouTuberおじさん――でも何でもないデスカイザーです!




ということで、今年の1月に話題のバーチャルYoutuber・ねこますさんとのコラボでも話題になった『魔術破りのリベンジ・マギア』、待望の4巻です!!

舞台は再びのセイレム魔女学園。
陰謀や暗躍が渦巻いていた今までとは一味違い、学生らしく祭を満喫するヒロインたち(晴栄を含む)の姿に癒されましたー!
とはいえ魔術的な要素が薄いかと言えばそうでもなく、呪歌、占術、祭宴、etc…と広く深く出てきましたね。
説明パートは寝不足の頭には少しキツかったですが(汗)、しっかり睡眠取ったあとに読み返したらすんなり理解できたので殊更難解だったというわけではなさそうです。ただのセルフぽんこつプレーでした。





新キャラ!!みんな好き!!!っていう話



生徒会長代理で<七虹の魔女>でもあるローリィ・キャスボットは、表向き眼帯付きクールっ子だけどちょっと空気読めない方向でぽんこつ入ってたり、結んでいる友情が深かったり。ギャップすぎないギャップが良いですね!



生徒会副会長代理でローリィの幼馴染のジーン・バナードは、お下げでメイドで名脇役な匂いがプンプンしている元気ハツラツっ子!ローリィとカップリングするなら、多分ジー×ローと見せかけてのロー×ジーだと思います。思います。



そして!アイドルで美少女だと思った?残念オトコノコでしたー!なナンシー・シナトラ!!
彼女は読んでいてとても不思議でして、オトコノコであるというカミングアウトを受けてそういう認識で読んでいてもいつの間にか美少女として認識し直してしまって、(こいつは男、こいつは男……)と意識しなおす、ということを繰り返しながら読んでいました。
あとがきで先生がシナトラの元になった歌手を「彼」と呼んでいたのに対して「ん?シナトラは女の子なのに元ネタは男性なのかーへぇ~」とか思っていたので重症です。


他にも英国王立教会所属・魔術師連合会監察官のヴェロニカさん、サラの取り巻き'sのレベッカとアン、そしてラストでマリーと相対していた「無貌」とその背後にある組織「邪悪の樹」。
3巻までの物語を一旦まとめると共に、5巻以降の物語を広げるための布石が多くありました!
以降の巻を読むとき、4巻はなるべく手元に置いておくようにしたほうが良さそうです。





晴栄のまわりのヒロイン!!みんな可愛い!!!っていう話




ティチュと晴栄は「お前ら両思いなのに言い出せない感じの愛い奴かよ」って言いたくなるライクとラブがオーバーリミットしてhooo!ですし(語彙が超次元)、その間に挟まって「狐狼丸は!狐狼丸は!」ってはしゃいでるバーチャルのじゃロリ狐娘YouYuberおじさんじゃない狐狼丸は落ち着けお前がメインヒロインだ。
願わくば晴栄のベッドの上で丸くなって寝てる狐狼丸が見たい……です……コフッ



フランと晴栄は「お前らさっさと付き合っちゃえよ!同性でも良いんだよ!!」って感じの尊さエクスプロージョン級のフレンドシップに我々がエクスプロージョンすることになります。
デートじゃん。それ、デートじゃん!!



露花と晴栄は「お前ら……その、今後も見守ってるから!」って感じの、素直になることに時間がかかったり他人の手を借りてようやく一歩を踏み出せるような関係で、お互いのことをそれなりに知っているからこそ以前の関係と今の関係のギャップに順応しきれていなくて、でも介入できるほど二人の関係を熟知している人が周りにほとんどいないから、見守ることしかできないもどかしさ。
だがしかし今の踏み出しそうで踏み出さない、少し踏み出す露花が一番可愛いのでそれで良い。



鴨女と晴栄は「はいキタ王道系お騒がせ幼馴染鴨女ちゃんのターン!「させるかバカ!」」って感じの、想い思われなんだかんだ言いつつ信頼し合っているのが最高にエモーションがファンタスティックにフライハイ!!
しかしまだまだその真髄は見せていないとお見受けする……






少し落ち着きたいので読書メモ。



読書メモ




5p:エロい
⇒エロい
寝起きの吐息 is エロい
晴栄が仮に男だとしてもエロいので一層罪深い



141p:…………は?
⇒シナトラ is オトコノコがカミングアウトされるシーン。
晴栄の、驚きとか自戒とか色々込められた結果一文字に集約されたセリフが最高に好きです。



231p:露花のイラスト
⇒今巻もイラストがどれも素晴らしいのですが、この露花の赤面+口モニョモニョしてるイラストは特に素晴らしい……!
心臓が持って行かれました……



243p:バーチャルのじゃロリ以下略
⇒実は4巻読んでいた段階ではコラボ動画見ていなかったんですが(おい)、コラボ動画見てから243、244p読んだらネタが分かって面白かったですw



246p:かーわ↑ーい→ーい↓ー↑
⇒晴栄の可愛さが爆発だ



295p、301p
⇒295pはシナトラの詠唱での誤字かな?という。May way→My way
301pは晴栄のセリフで閉じ括弧無し。

この作品に限らず、誤字見つけるポイントって大体物語終盤に多いんですよね。
校正さんも疲れて見逃してしまうんでしょうが、一番盛り上がるところなので……こう、頑張れ!って感じです。
強くは言えないですが……



310p:Let it snow
⇒そこだけイディナ・メンゼルの声で再生されてしまうのはしょうがないですよね?
しょうがなくないですか?
そうですか……




まとめ




晴栄が一体どんな組織に目を付けられてしまっているのか。
その一端は見えてきましたが、全貌はまだまだといったところでしょうか。
少なくとも10人の強力な敵がいると見受けられますが……1人1巻で15巻くらいまで行けますね!(雑な計算)

今後も楽しみです!



以上!



今日のラノベ!



西野 2

西野 2
~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~

著者:
ぶんころり

イラスト:
またのんき▼

レーベル:
MF文庫J


【あらすじ】

学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。青春の尊さに気づいた彼は、文化祭期間を利用して彼女作りに躍起となる。だが、クラスメイトに声を掛ければ振られ、部活動に貢献するも振られ、他校の生徒に声を掛けても振られ、評判は瞬く間に落ちていく。更には文化祭の売上金を巡り窃盗疑惑を掛けられてしまう。だがしかし、隣のクラスの美少女、ローズ・レープマンだけは西野と相変わらず接していた。そこでご近所での恋愛を諦めた彼は、彼女から素敵な異性を紹介してもらおうと策を講じる。ローズの真意と、一連のいじめ騒動の裏側が、白日の下に晒される文化祭騒動の解決巻。




感想:★☆☆☆☆

(まえがき)


激情を叩きつけたような感想になりました。
本来はこのような作品の真意を汲み取らない感想は公開するべきではないのかもしれません。
読まなかったことにすることもできます。
葛藤は少なからずあります。
ですがああいった感想を持った私がここで黙るということは、いじめられている人を見過ごすのと何ら変わりないことだと思うんです。
あるいはいじめられていたあの時に泣いて暴れることしかしなかった自分に戻ってしまうような危機感とでも言うんでしょうか。

なので、そういう意見もあるということを知ってもらうために書き残します。


『西野』という作品への批判的な意見を読みたくない方は、Uターンをお願いします。

以下本編。
















まず、1巻の感想で「受け入れられない面白さ」だと書き残しながらも2巻を買った理由からですね。

ひとえに前巻の物語が中途半端だったからです。
西野=フツメンを際立たせるあの書き方は苦手だけれども、文化祭が終わる頃にはその文章も一周まわって受け入れられるような展開があるのではないかと思ったからです。
サイレント上下巻構成パターンですから。
読まないと損かもしれないと。





で、その結果ですが、やっぱり私はこの作品を受け入れることができなさそうです……。






この作品で各々のキャラがやっていることって、どこをどう切り取っても「いじめ」なんですよね……


相手の容姿や主張が気に食わないから、蔑む・罵る。
相手は誹謗中傷に慣れているから、どれだけ言っても構わない。
自分のほうが「強い」のだから、「弱い」人に何をしても良い。
自分は常識を持っているのだから、その常識に従わない人はどうなっても自業自得。
やられた分はやり返しても構わない。


これらの認識を寄せ集めたものが『西野』という作品であると、私は2巻まで読んで思いました。
もしかしたらこれらの認識を覆すギミックがあったのかもしれませんが、私にはそれを認知することができませんでした。
仮にそのようなギミックがあっても、あるいは3巻以降でクラスメイトが改心するようなエピソードがあるにせよ、いじめの現場が過去のものである以上もう手遅れなんですけどね。
言った時点でアウトです。









ちょっと強い口調になってしまうのが情けなくも心苦しいところですが、端的にまとめると感想はこうです。






世間で騒がれているものに比べて軽いとはいえ過去にいじめられていた身として、
また、同時に無意識にいじめていたかもしれないという悔いを持っている身として、
この作品が「娯楽小説」として世に出ていることに強い怒りを覚えます。


「小説の出来として凄い」とか、
「今までにない着眼点」とか、
「西野本人がどう思っている」とかは関係なく、
「いじめ」を第三者視点で見ることを「娯楽」にしていることが許せません。













以上!



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