感想テーマは 「思ったことを、そのままに!」
ネタバレを含みます ご注意ください

今日のラノベ!

ダンジョン・スクールデスゲーム 2


ダンジョン・スクールデスゲーム 2

著者:
スフレ

イラスト:
米山舞

レーベル:
レジェンドノベルス


【あらすじ】

 2組から三枝勇希を引き抜いたのは宮真大翔にとって大きかった。彼女のマッピングスキルなしでの迷宮攻略は難しいからだ。だが三枝は大翔と同じクラスになって喜ぶ半面、時々表情に暗い影を落とす。そんな折、大翔にオリジナルスキルを与えた謎の少女「F」が現れる。大翔は「F」のもたらす新たな情報に大きな衝撃を受けるが、彼の精神的回復を待たず、担任からは非情にも「3階層の攻略」の命が下る。大翔たちは無事に生き残ることができるのか。そして彼らに及ぶ暴力と狂気を体現したかのような2組の生徒・羅刹修と柊友愛の魔手とは――!? 苛烈なダンジョン攻略クラス間抗争を描く“傑作”、待望のシリーズ第2巻!



感想:★★★★★



望んでいた(叶ってほしいとは言っていない)






感想の前に手を合わせ目を閉じ……










    黙 祷 












はい、ではいきましょう。



1巻ラスト、担任との駆け引きの末に三枝を引き抜くことに成功したシーンの直後からスタート。




生徒同士での諍いを助長するかのような“変身能力者”は一体誰なのか?

クラスが変わってもなお三枝に降りかかる災いに、彼女は抗えるのか?

扇原は本当に「みんなが思っている扇原」が本性なのか?

オリジナルスキルってこの世界においてどういうものなのか?







すべての問いに答えが出るわけではないけれども、すべての問いに納得のいくNEXTを提示してくれたのがこの第2巻だったかなと思います。






話の絡め方がうまいんですよね!


例えば問題児として頭角を表した久我くん(不名誉)へ容赦なく意見を飛ばしていた七瀬とそのグループ。
あそこで「出る釘は打つ」タイプの女子グループだと示していたから、柊友愛とそれなりに仲が良いことにも、その後の三枝への態度も違和感なく受け入れられたわけで。

久我くんがあの時点で述べていた鍛冶スキルについてのレベルの話なら今までにもされていましたし、つまりそうなってくるとあそこの七瀬グループには「久我くんというヒールに対して大衆を代表したかのように現れる真のヒール」的な隠れダーティーエモがあるわけですよ……!
でも実はそのヒールもごにょごにょ……


そんなこんなから、
七瀬と柊の関係性から三枝にも話が飛んでいき、
柊の現代的で分かりやすい悪の像を完成させた上で、
羅刹修の非現実的な異常さを際立たせていく……と。




人間のことよく見てるなぁ、と感心しきりです。
いや、私が行動心理学とかそういうのに詳しいとかじゃないんですけど、1組取り仕切ってる大弥くんを見ている大翔のモノローグとかを見ても、人間の行動と思考・感情との連動性を大事にしているのが伝わっていたもので。
だから多分、「キャラを見たキャラがどう感じるか」と「キャラを見た読者がどう感じるか」をしっかり考えた上でこれだけの大人数を登場させて暴れさせているんだろうなぁ、って感心してしまいます。









ラストシーンについて叫びたいことは追記で。
ネタバレに配慮します。



以上!
















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今日のラノベ!


最弱の魔法使い、最強前衛職に覚醒する


最弱の魔法使い、
最強前衛職に覚醒する

著者:
あざね

イラスト:
冬ゆき

レーベル:
一迅社


【あらすじ】

 冒険者が集まる街――アルディアナ。
 とあるパーティーの一員である魔法使いの青年カイルは、魔法能力の低さから仲間の足を引っ張り続けていた。
 その結果、幼馴染みでもあるリーダーのレオからパーティー追放を言い渡されてしまう。
 慣れ親しんだ仲間を失い途方に暮れていたカイル。
 そんな彼の前に赤い髪、赤い瞳の少女レミアが現れて……
「妾のパーティーに入るがよい!」
 誘われるがまま彼女のパーティーに加わることにしたカイルだが、この出会いが、彼の真の能力を解放させることに――!





感想:★★★★☆




素で強ぇんじゃん……!!









パーティー追放⇒覚醒系の冒険者ファンタジー作品。
表紙力が高い!



スルスル読めた割に、振り返ってみるとイベントがギュ~~~ッと詰め込まれていたように思います。

追放され、即拾われ。
初クエストでカイルの力が発揮され。
レミアの謎、新メンバーの加入、旧パーティの闇、ギルドからの依頼、etc……




面白かったです!!
周りからの「カイル……それは無理だよ……」って声を置き去りにする物理戦闘の強さにはスカッとしますし!
カイルが抜けた後のレオのパーティーが物語の主軸になっていたのはなかなか無い構図で新鮮でした。

いや、レミアパーティーが蔑ろにされてるとかではなく。
あくまでもカイルの物語であり、それを救い見守るレミアの物語でありつつ、軸はレオのところにあったような。
もっと言えば、そのレオのところにある軸も回収が終わることにはちゃんとカイルの物語になっているところはポイント高いです!!




ただ、手放しで「面白かった!」というにはちょっと躊躇いがあります。

キャラが悪い意味で大渋滞を起こしているのがまず1つ。
連休初日の首都高並に次から次へと濃いキャラが参戦してきます。
特にカイルの元保護者とか! あとショタとか!!
上述の通りイベントも詰め込まれているので、必然ひとりひとりに当たるスポットは目まぐるしく変わっていくわけで……
表紙のレミアに惹かれて「これは発売したらすぐに読まなくてはー!」となっていた私からすると、少しどころか圧倒的にレミア成分が足らない状態。
初めて出会った男女がボロ屋でひとつ屋根の下で、何のイベントも無いとは思わないじゃないですかー!!!
あれは本気でビックリしました。


もっとも、これは読める話が多くなれば勝手に解決する問題なので2巻が出ればそれで良いという話かもしれません。




そして、レミアの正体に関する話がもう1つ。
理性では「カイルたちの居る世界では常識では無いのだから、むしろ出会ってからこれだけの短時間でカミングアウトに至ったのは早いくらい」だと分かっていても、40p前後で察したレミアの正体を最後の最後まで引っ張られると堪えますねー……
いや、レミアの正体はこっちの世界でも常識では無いですけど(冷静になった)

確かにカイルがレミアの正体を察せるくらいなら、まずレオのパーティーに居る段階から自分が近接前衛職として異常な能力を持っていることに気づくでしょうからね!!
そこの整合性は取れてるんですけど、それはそれとして生肉食べてることにはもっと激しめにツッこもうぜ!!?






……と、ちょっと熱くなりましたが。


最後の最後まで信用できる友人の存在のありがたさ、支えというのは素晴らしい!!


というのをまとめと致しまして、感想を閉じさせていただきます。





以上!


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