感想テーマは 「思ったことを、そのままに!」
ネタバレを含みます ご注意ください

今日のラノベ!

魔術破りのリベンジ・マギア5

魔術破りのリベンジ・マギア
5.救世の屍王と恩讐の彼方

著者:
子子子子子子子

イラスト:
伊吹のつ

レーベル:
HJ文庫


【あらすじ】

 中華魔術と激突!“邪悪の樹”から鴨女を救え!
 祭宴が終わってすぐ、鴨女が突然姿を消した。彼女の両親の仇が米国内で目撃されたため、復讐を果たしに向かったというのだ。その仇の名はフー・マンチュー。【邪悪の樹】序列第九位『不安定』を司る狂気の道士。
 “救済”を謳い、人類の同時鏖殺を目論む彼の男の圧倒的な力を知った晴栄たちは、謎の包帯美女・リンタンを仲間に加え、鴨女の救出に向かうが……!?
 屍霊渦巻く廃坑の街・セントラリアに魔術の火花が散る!




感想:★★★★★









満を持しての鴨女回!
でもその中身は予想外……!





シナトラ回を挟んでマイルドなイメージも少し付きつつあった『リベンジ・マギア』ですが、今巻は本筋に戻って“復讐”そして“家族の仇”がメインテーマとなっていました。
4巻=ライトという式が成立するのならば、5巻=揺り戻しヘヴィーという式も成立するのです……



鴨女やフー・マンチューの復讐に触れるなかで晴栄の復讐観がどう変わっていくのか……というほど、もう晴栄からガツガツした復讐の意思は見られなくなってきました。

いや、うーん……
目指す復讐が変わってきているんじゃないかな?と思うんですよね。
特に言及されていたわけではありませんが。

「潰す」復讐ではなく、こう、「誰も傷つかない」復讐へ向かっているというか
ティチュとか今巻登場したリンタンとか、辛い目に合いながらも特定の誰かへの慈愛に溢れる人と身近に居ることで変わってきたというかムニャムニャ……
言語化難しい……


ただ、そうして復讐から殺伐とした感じが消えるとするならば、そんな晴栄を見た狐狼丸がどんなリアクションをするのか気になるところではあります。
まさしくその点において同調しているからこそ降神術を高度に扱えているようなところもあるわけですし。
何も無いなら無いでそれで良いんですが、あったらあったで胃が痛くなりそうでワクワクします!






全体的な感想はこのあたりで。
細かいところの感想とかを読書メモで長めに。





読書メモ




39p:貯蓄なら腐るほど
⇒優良物件ハルナちゃん!

……とまでメモしてあったんですが、1冊読み終わった後に見返すと「こんなメモ残してしまい、本当に申し訳ありませんでした」としか言えないです……
何と言っても今巻の魅力って、晴栄がいくら同郷とはいえ他人の事情に後先考えず踏み込んでいる点だとだと思うんですよ。
いや、根は優しいし困ってる人を積極的に見捨てるタイプだとは思ってないですけどね?
助けるにしてももう少し打算的に、冷静に状況を俯瞰したうえで最善手を取るのが今までの彼だったと思います。
それが今巻ではあの学園長どのに「どうして……」と繰り返す思考停止ぶりを見せるわ、資産がそれなりにあるとはいえ法外な請求に二つ返事するわ。

鴨女への愛の告白(仮)に納得感すらあったの、こういう前半の「らしくなさ」があったからでしょうね。



42p:消火困難
⇒言われてみれば炭鉱ですもんね、そりゃ燃え続けますわ……
こういう自然鎮火も消火活動も見込めない場所と言うと、「地獄の門」と呼ばれている有毒ガスを燃やしている場所くらいしか知らなかったので、他にもあったんだなぁと驚きました。
……で、調べたらセントラリア以外にも複数例存在するんですね。

ヘタすりゃ数千年燃え続ける「地下火災」米国セントラリアほか世界のバーストタウン&スポット -BUSHOO ! JAPAN(武将ジャパン)-

今回のメイン舞台・セントラリアってニューヨークから結構近いんですね……



84p:モリー・マグワイアズ
⇒や、ほんと色んなネタを仕込んできますねー!
事前に知ってる話が出てきたら楽しいだろうなぁ、と思いつつWikiを見ていくスタイル。
モリー・マグワイアズ(Wikipedia)




93p:キョンシー
⇒もちろん存在は知っているものの、その詳細はそういえば知らなかったなっていう。
多分キョンシーという存在を知ったのが遊戯王のアレですからね。
達人キョンシー。
そりゃそれ以上の情報が無いわけですよ。
死んでまで階級制度に縛られるあたりに中国っぽさを感じました(小並感)



117p:缶詰
⇒コンビーフから見る世界の缶詰文化
……これ絶対コミケの評論島にあるやつですよね。
コミケの歴史上で10冊くらい出ててもおかしくなさそうというか、多分見かけたことあります……(笑)
逆に当サークルでこういうのやるのも面白いかもしれないですね。
やるとして次の夏コミなので時流を逃すとかいうレベルじゃないですが。



176p:邪悪な笑み
⇒既刊では無邪気というか自由奔放というか、プラスの感情が前面に出ていた彼女が見せる邪悪な“笑み”にゾクゾクしたのは私だけじゃないと信じたい……!



183p:実質プロポーズ
⇒ニヤニヤタイム、スタート!



198p:良い術式
⇒父母成仏真言って、もうまさにこの物語のために存在しているかのよう。
逆説的に考えて、こうした父母の無念が常に人の歴史のすぐ傍にあったということですよね……
切ない。
213pのフー・マンチューの唱えた力ある言葉が、また良い対比として味を出しているんですよねー!



(ここ以下、手元に本が無い状態で思い出しながら書いているので、後ほど見直して訂正するかもです)


235p:這いよる混沌
⇒と言えばニャルラトホテプですが、あの作品群も関わってくるんでしょうか……?



283p:演出
⇒力ある言葉っぽくないところにソワカ付いてるのは演出なのか、次ページのルビがこっちに来ちゃった系の誤植なのか。
これはこれでかっこいいので、逆にアリな気がします!



288p:知ってた
⇒今巻のクライマックス、分かってたのに……こう……いざ挿絵付きでやられるとキますね……!
すごく劇場で見たい。
LiSAのシルシっぽい力強いバラードをながしながらこのシーン来たら泣くよ、みんな泣く。
ほんと、そのくらいのコンテンツ力はあると思うのでHJ文庫さんと全国の書店さんは頑張って売って……!
うちも宣伝がんばるから……!!



311p:ニヤァァ
⇒ニヤニヤタイム、クライマックスで最高潮!

エピローグが端から端まで尊すぎて……
ティチュとかフランとか露花とかシナトラとかついでに学園長どのとか、ヒロインがコンスタントに新登場し続けていましたが、鴨女が正妻すぎてつらい。
エピローグ読んだ後にカラー扉絵の最後の1枚見たら、もうダメ素晴らしい……!




まとめ



【邪悪の樹】がどういう組織なのかが明かされたは良いものの、序列九位であの強さですからね……
攻略法自体はあっさり晴栄が看破していたものの、攻略に必要なピースはとても晴栄だけで補えるものでは無く。
必然今回のように友人たちの力を借りながら戦うことになるのでしょうが……うー……心配ですよ……
具体的には1巻の生首ゴロリが頭を過ぎっていきます……
(メインキャラでは無かったとはいえ)




そんなこんなで6巻も楽しみです!







以上!




どもー
デスカイザーです!



このラノのための読書期間が終わって数日、本日から通常更新に戻りますー。
9月の新作ほぼ読まなかったのでそれを取り崩しながら、
10月の月初新作を読みながら、
秋クールアニメの原作小説を読みながら……


ひとまずは、それらを片手間にできるくらいシンプルな3ターン周回パを編成するところからですね(ギル祭り #FGO )




ではでは、
今日のラノベ!

ステータスマイスター


ステータスマイスター

著者:
なめこ汁

イラスト:
武藤まと

レーベル:
DIVERSE NOVEL


【あらすじ】

 ある日、通販で買い物をしていると面白い商品が出品されていた。その名は『異世界生活権』。興味を持ち、軽い気持ちで購入すると、ジョブとステータスで全ての能力が決まってしまうゲームのような異世界に入り込んでいた!
 購入時に付けたオプションでジョブを自由に設定できるチート能力を使ってお金を稼ぎつつ、かわいい奴隷少女たちとハーレムスローライフを始める!
 書籍化に伴い大改稿!大ボリュームの書き下ろし2編も収録!




感想:★★★★★















異世界での生活権を自発的に購入するという目新しい転生方法で向かった先は、ステータスの存在する世界。
ジョブとかランクとかは手の甲から出し入れできるカードによって可視化されている一方、サブジョブや肝心の詳細ステータスは一般的には可視化されておらず、確認できるのは現状主人公・タカシのみ。
(上位の神官とかで確認できる人が出てきてもおかしくは無さそうですが)


そんなタカシが、ジョブを変えるとステータスも変わることをうまく利用しながら、モンスターを狩ったりミリアとファラを育てたりするお話。





とにかく声を大にして言いたいのは、

とにかくミリアが可愛い!!ということ












ギルドの手伝いで受付をしていたミリアは、哀れにも初手でタカシにロックオンされてしまい、宿=自分の家を紹介しただけで彼女認定を受けてしまいます。
実は奴隷なミリアですが、彼女を奴隷としてではなく子供として育ててくれていた親代わりで主のミーアさんも何故かノリノリでタカシへ援護射撃。
顔が利くミーアさんが皆に言いふらし、タカシが堂々と認めるものだから、ミリアの話は誰も聞かず……


真っ赤になってぷんすか否定して、でもタカシからのストレートに好意的な言葉には思わず別の意味で真っ赤になっちゃう。



そんなミリアちゃんが、私は愛おしい……!




普段は見た目のロリロリしさとは裏腹なしっかりした物腰なのに、絶体絶命のピンチを乗り越えた後に号泣しちゃったり、ステーキをめっちゃ美味しそうに食べたり。
魔術が使えるようになった時の反応だったり。



時折見せる年齢相応の姿が可愛い……!







日常パートが読んでいてとても楽しかったです!
……なので、(冒頭のツイートにも書いてありますが)逆に言うとミリアのHシーンが邪魔に感じてしまう部分もあったりしました。
魔力切れ or 恥ずかしすぎて気絶している時に睡眠姦の要領でサクッと弄ったり後ろに入れたりするんですが、「え、起きてなかったら反応無いじゃない」という睡眠姦の魅力を全否定する感情しか浮かばず……

処女をいただくと親バレするという奴隷の特性もありますが、おそらくはギャップにギャップを重ねようとした結果がこの睡眠姦だったのかなと邪推しています。
つまり「見た目とは不釣り合いな物腰」と「年齢相応の反応」という年齢にまつわるギャップに、「眠っている幼女」と「性的な行為」という同じく年齢を意識したギャップ。

そんな構造が見え隠れしていたからか、睡眠姦それ自体はすんなり受け入れられているんです。
ストーリーを選ぶ難しいシチュエーションですが、特に本編との段差も感じずスムーズに。
ただ、うーん……やっぱりミリアの反応が見たかったという感情が湧いてきます。
しょうがないにゃ。


睡眠姦シーンが割と淡白に描かれていたのも、日常パートの輝きに届かなかった1つの理由かもしれませんが。
そこは背徳感とのバランスよなー……











では実用度はと言いますと、後半登場した新キャラ・ファラとの1st SEXが全て補ってくれているのです!!!



ヤバい。
むちゃくちゃエロい。
本当に幼女かよ、ってくらいメスの顔してる挿絵もあります……!


やはり回復魔術とエロの相性は最高……!!!!!


ストライクゾーンは割と広いdeskyzerですが、その中でも割と真ん中に放り込まれた感です!
幼女のイキ狂いは素晴らしすぎるとしか言いようがない。






以下、細かいツッコミを読書メモにて。



読書メモ




36p:魔法と魔術
⇒「絶対の服従」が魔術に分類されることに、納得したような納得できないような……
主から離れすぎると死ぬとか、逆らうと激痛が走るとかの罰則効果が超常現象なのでそういう印象になってしまいます。
でも、離れすぎると死ぬ=餓死・追手による始末の再現、激痛=鞭打ちなど罰則の再現と捉えれば人の為せることなので魔術に分類されるのでしょうか……
しかしそれらを「自然に存在する現象」と捉えるには人の業が深すぎる……

↑ここまで考えて「まぁいいや」の一言で済ませました。
この本に限らず、魔術・魔法系の設定を理解せず進むのはいつものこと。



71p:彼氏じゃないです
⇒彼氏じゃないですが、と決まり文句で否定していくミリアちゃんの必死に淡々とする様が好きです。
もう少し後に出てくるバグミリアも可愛い……



87p~88p
⇒まるで乙女ゲームのように頬→額→口へとキスの雨を降らしていくとてもロマンチックなシーンかと思いきや……
ゲスさに笑いました



90p:今度
⇒今洗えすぐ洗え



113p:パニック
⇒多分ここが一番可愛い。
ベスト・オブ・ミリア!



124p:はじめての……
⇒だから直前までの良いシーンからの落差は何なんですか!?
流れもムードも何も無いな!?
それが面白いんだけどさ!!?



256p:トイレ
⇒「あやまってトイレに落ちる」という表現があるということは、ぼっとん便所方式ですね。
某王女さまのせいで妙に気になってしまう異世界トイレ事情。






まとめ





これで、DIVERSE NOVELは8月刊まで全て読んだことになります。

読後補正がかかっているのでまだ参考順位にはなりますが、今作はトップ3に入るくらいには好きかもしれません……!
ファラが居なかったら危なかった!
あのシーンが本編じゃなく番外編扱いとかだったらもっと危なかった!


でもファラも万能ではなく、ミリアと対照的に日常パートでの魅力がまだイマイチなのかなぁと。
ミリアの好感度初速に比べるとスロースタート気味でやや懸念かも。
そのあたり2人の性格が反映されているみたいで、それはそれで面白いです。





2巻が出るのなら、「ステータスマイスター」というタイトルが映えるようなストーリーが1つ2つ読みたいかなーと。
今巻でもジョブを変えることでステータスも連動して変わっていますが、もっとそこをフィーチャーした話というか……
ステータスを変えないといけない状況、っていう逼迫感が欲しいです。


でもそれはそれとして、そういうクエスト要素よりも日常パートを読み続けたい気持ちもあります。



つまり、2巻が出るなら無条件で嬉しいのでよろしくお願いします







以上!



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