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今日のラノベ!



終末の魔女ですけどお兄ちゃんに二回も恋をするのはおかしいですか?

終末の魔女ですけどお兄ちゃんに
二回も恋をするのはおかしいですか?

著者:
妹尾尻尾

イラスト:
呉マサヒロ

レーベル:
ダッシュエックス文庫


【あらすじ】

昴は人類最強の歩兵としてかつて従軍していたが、いろいろあって今はふつうの男子高校生。ある日、四女・紅葉が魔力が枯渇して禁断症状―“欲情”が出た状態で昴のもとへ降ってきた。あの日交わした妹との“約束”を果たすため、人類の敵と己の理性に力の限り立ち向かう!限界ぎりぎりエロティックアクション!第5回集英社ライトノベル新人賞“特別賞”受賞作!!




感想:★★★★★





可愛い × かっこいい × エロい






発売直後に買い、250pくらい読んだところで1回中断してしまってから7ヶ月越しの読了です。
中断した理由は……特に無いんですよね……
ずっと机の本棚に背表紙見える形で入れていたので、失くしたわけでもなく。
つまらないわけでもなく。
というかむしろ地元にほど近い箱根近辺がメイン舞台だったこと、逃避行の緊迫感と兄妹で交わす会話の日常感とのギャップ、そして猛烈にエロい魔力供給。
どこを切り取っても好みの作品だったので、自分でもここまで読了が伸びたのが謎です……




はい、というわけで私は向日葵×紫が大好きです!!!






主人公の昴の妹であり、メインヒロイン紅葉の姉。向日葵が次女、紫が長女ですね。
兄が軍からいなくなり、さらに紅葉が脱走したという状況の中で「七星家」を背負う者としてどうにかしなければならないという使命感に駆られている紫と、そんな姉と常に行動を共にし時には自らの感情を抑えてでも姉のプレッシャーの受け皿になってあげられるように振舞う向日葵。

国と家族。
二つの所属の間で板挟みになりヒリつく感じと、その板挟みを分かち合える人がいるという至上の安心感。
ラストではその板挟みが解消され、二人が思い描いていたであろう結末が現実になり、良かったです!





昴のクラスメイト(?)にして「公安の人間戦闘兵器」の異名を持つ佐倉彩奈の存在もまた大きかったですね!
昴と紅葉の逃避行を要所要所でサポートする役割がメインですが、紅葉の身の安全を保証するという意味では最重要人物でもあり、ともすれば大味になりすぎる展開が続く今作をうまいこと味付けしているのも彼女であるように感じました。
シリアスシーンの始めと終わりに必ずいる、みたいな印象です。

もっとも読んでいる間は気づきませんでしたけど!!
多少違和感はありましたけどね、サンドウィッチおばさん。
2巻を読むときは、ちょっと彼女のことを気にしておきたいです。





そして!
紅葉と昴!

記憶を無くしても、また兄に恋をする。
刷り込みでも偶然でもなく、確かに芽生えたラブ!!
記憶を取り戻した直後、魔力切れで床にぶっ倒れる兄に一も二もなく抱きついて喜びを顕にするシーンがありますが、あのシーンが本当に良かったので作品全体としてもすごく良いものになっていますよね!うん!語彙!
魔力供給シーンも、そりゃエロいんですけれども、そのエロの奥に確かな信頼や愛情が感じられるので余計にエロいんですよ……!
はぁ……エロいエロい。





読書メモ




66p:びちゃっ
⇒可愛い女の子が死ぬシーンをここまで淡々と描いているシーン、多分初めて見ました。
昴の心の摩耗具合が感じ取れて哀しみ……
「紅葉もこうなる可能性がある」というのをハッキリ示されたシーンでもありますね。
だからこの後のシーンを読んでいる間も気が抜けませんでした……
つらい。効果音つらい。



84p:…………好き。
⇒チョロインシスター紅葉たん



121p:黒髪
⇒黒髪のカラーイラストをくださいっっっ!!
魔力で髪色変わる系の設定だったと思うので(一応読み直したものの見つけられませんでしたが確かそうだったはず……)、先日のツイートのような哀しみはないですが。「赤髪」という前半にあったのでカラーイラストが赤髪なのは何も問題ありませんが。
それと黒髪を求める気持ちはまた別の話なりっ!!



310p:ディヴィジョン・マニューバ
⇒今作とのW受賞作となっている講談社ラノベ文庫の『ディヴィジョン・マニューバ』との繋がりを強く感じさせる単語がここに登場です。
他にも「鈴鹿さん」とか、数字苗字とか、少しずつ重なるもう1つの作品も読もう読もうと思ってはいます……
まぢで……






まとめ




メイン2人のラブラブっぷりも最高ですが、サブキャラマイスターのdeskyzerとしてはメインを支える女の子たちの魅力がもっと見れたら嬉しいです!
三女の夕陽は今巻では名前のみでしたが、2巻ではどうやらカラーイラスト付きな様子ですし……?
下の三人娘もぜひぜひ見たいですね!
向日葵、紫が同時に魔力供給受けるとかも期待しちゃいますよね、最高に滾ります。


なので、今度こそなるべく早く読めるようにはしたいと思ってはいます……。
ガガガ、ファンタジア、美少女、MF、DXが壁となって襲いかかってきているのでちょっとどうなるか分かりませんが……



以上!



今日のラノベ!


魔王を倒した俺に待っていたのは、

魔王を倒した俺に待っていたのは、
世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。

著者:
かじいたかし

イラスト:
ふーみ

レーベル:
HJ文庫


【あらすじ】

 かつて魔王を倒した勇者イザヤは、魔王から受け継いでしまった膨大な魔力を隠しひとり暮らしていた。ある日、錬金術師の少女ヨーメリア(ヨメ)を助けたイザヤは、膨大な魔力に気づいたヨメに同居をせがまれる。魔力の少ないヨメにイザヤの魔力を分けて欲しいというのだが、魔力を渡す唯一の方法はスキンシップを繰り返すというもので……!?「じゃ、手握るぞ」「あ、もう、イザヤさんていつも突然なんですから」照れ臭く、恥ずかしく、でも嬉しい日々が始まり―。いちゃラブが強くする、ふたりのスイート錬金生活!!




感想:★★★★★




可愛いなこのやろう
バカ野郎可愛いな!!!!!!









魔王から受け継いでしまった膨大な魔力を持て余し世俗から隠れて暮らしていたイザヤと、錬金術師の家系に生まれ努力を重ねるも先天的な魔力量の少なさにより成長が止まっていたヨメが出会い、イチャイチャしながら共に成長していく物語。



真面目な話を先に少しだけした後に、キャラの魅力を存分に書き連ねていきたいと思います。


孤独を選んで生きてきたイザヤはヨメに無理やり連れ出されることで、「誰かといる」ことの幸せを学びます。
その後に現れる孤独な錬金術師マリー。
かつての自分を見るようなイザヤの複雑な胸中は、語られすぎるほどには語られていませんが十分察することができます。


かつては孤独で良いと思っていた。
でも、孤独でない事にも良いことがある。
だから、周囲を頑なに拒むことで孤独であろうとしないでほしい。


イザヤがそう思うことができるようになったのは、偏にヨメの尽力あってのもの。
人との繋がりの暖かさを幼少の頃の親の背中から知っていたヨメだからこそ、周囲との繋がりをイザヤに示すことができたのかなぁ、と思います。







はい、真面目終わり。

以下、とても可愛いキャラクターたちへの愛をぶちまけた文章です。







まず何といってもヨーメリアという名前が神がかってますよね!
何さ、あだ名「ヨメ」って。何さ。
音声言語と文字言語の認識誤差をうまく使ってますね!
あらすじ読まない派の私は、見事に「嫁」と脳内変換して読み始めていましたよ!!!
タネが分かってからも、ついつい「ヨメ」を「嫁」と変換して読んでしまうせいで、イザヤとヨメの仲がもどかしくてもどかしくて……!





ヨメ嫁トリックを抜きにしても、ヨメが可愛いの。
全方位的に可愛いの。



「魔力供給ですから……」と自分に言い聞かせながら、手を繋ぎ、ハグし、そして……と、どんどん大胆になっていくヨメの行動は王道的に可愛いじゃないですか。




ついつい世話焼きモードを発動させちゃって、イザヤの家を片付けたり、草食と化していたイザヤさんのためにパイを焼いて持ってきたりする男をダメにする系女子としても素晴らしいじゃないですか。




でも思い出してみると、初対面シーンではゼリースラッグ(巨大ナメクジ)に勝手に追い詰められて木にぶら下がるという残念系女子としての顔も持ってるじゃないですか。




亡くなってしまった祖母や母を尊敬して、自分も負けないくらい立派な錬金術師になろうと保有魔力量のハンデを埋めるべく狂ったような勉強していたという過去が立派で尊敬しちゃうじゃないですか。









はぁ~~~~~~~、好き。






イザヤも、魔王を倒すだけの実力を持っていながら趣味が木彫りの人形(ぷちあにさんシリーズ)を作ることとか、考えすぎるせいで言葉を発せず目つきの鋭さも相まって誤解されてしまうところとか、微笑ましくて可愛いです。



ヨメと双璧を成す錬金術師で何かと突っかかってくることになるマリーちゃんも、立派なプライドの裏には彼女なりの努力の積み重ねがあることが分かると、すごく応援したくなります!



ヨメの姉代わりで錬金術師担当の監査役を勤めるエリカさんも、ヨメが関わるとぽんこつに成り果てるけどそれは愛情と心配故なのでしょうがないですね。
ヨメが(少々おせっかいを焼きすぎるきらいがあるとしても)しっかりものとして振る舞えるのはエリカさんが程よくぽんこつであるからで、今後イザヤとの関係が進展するとしたら多少障害になるでしょうが、ヨメの今の性格の形成に少なからず関与する人物としてヨメを心配するのもしょうがないです。
エリカさんの事書くと何故「しょうがない」で締めたくなってしまうのか……







で、ですよ!
さらにですよ!!

こんな素晴らしい美少女のヨメに、ふーみ先生のキュートなイラストが加わることでその破壊力がユニバース級になっているのでとても危険です!
同じHJ文庫から発売されている『造られしイノチとキレイなセカイ』シリーズでもイラストの破壊力は凄まじかったですが、今回も凄いですよー!
1ページ開くとまず目に飛び込むのが、ヨメが酔っ払ってイザヤにのしかかるシーンのカラーイラスト!


「っっっっっっあっ」


ってヘンな声出ましたよね。
えっちだ……



本文中の挿絵で一番好きなのは、39pのヨメがイザヤにパイを差し入れとして持ってきたシーンのイラストです!
「美味しいでしょう?」と言いたげな自信に少しだけ照れが混ざった絶妙なヨメの表情と、食に拘ってこなかったイザヤが初めて口にするパイの美味しさに驚く顔。
二人共生き生きしてて本当に大好き……!






読書メモ




5p:うぇへへ
⇒メインヒロインが冒頭に発して良い笑い声じゃない……!
のだけど、ファーストインプレッションが「こういうダメっぽさがギャップとして存在する美少女」という認識になったので、これはこれで手法としてアリなんですね!
勉強になります。



57p:台風
⇒素朴な疑問なんですけど、この世界にも台風あるんですね。
「嵐」とか「強い雨」とか「天変地異」とかじゃなく、「台風」という名称を使っていることに意味があるのかないのか。
一応気になったのでメモだけ残しましたが、このままだと「台風」という言葉の由来・発祥から世界の台風及び嵐の呼び方・名称特徴を調べないと気がすまないところまでいきそうなので、調べるのは一旦保留ということで。
調べて、うまくまとまりそうだったら「デスカイザーの雑記ブログ」で取り上げるかもしれません。



242p:完!
⇒……とはならなかったですね!

その後の展開とは関係ないですが、監察官のエリカさんはイザヤの過去にも関わってくる「魔王討伐者」の噂を知っていたのに、王様はじめ同席者の方々はそれを知らなかったのでしょうか……?
イザヤさん、思いっきり公衆の面前で魔力の受け渡しをしていましたけど大丈夫なんでしょうか……?
エリカさんが既にこの件について報告を上げていたのだとしても、全くの無反応ということがある……のでしょうか?
んー……気にしすぎ?





まとめ




可愛い可愛い思いながら作品に没入して読んでいたら、とてもあっという間に読み切ってしまいました。
普段同じページの作品を読む時間の半分くらいでしょうか。
2巻はもう少しじっくり読めるように……自分を焦らしていきたいと思います。






以上!



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