感想テーマは 「思ったことを、そのままに!」
ネタバレを含みます ご注意ください

今日のラノベ!


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普通のリーマン、

異世界渋谷でジョブチェンジ 1

著者:

雪野宮竜胆

イラスト:

電鬼

レーベル:

レジェンドノベルス


【あらすじ】

 仕事に疲れ、彼女とも別れたサラリーマンの澄人。新宿で出会った不思議な少年に持ち掛けられた転職話に同意すると、魔物が跋扈し荒廃した異世界の東京に転移していた。受け入れがたい現実を前に戸惑う澄人だったが、現代の物を動かすことができる管理者(アドミニストレーター)のスキルを駆使して冒険者として生きていくことを決意する。果たして、澄人は異世界で幸せと勝利を掴むことができるのか!?




感想:★★★★★




「世の中のために仕事をしてみたかった」(p15)


が、良いキーフレーズになってますね……!
シンプルに、好き。
シンプルで、好き。








具体的な説明の無いまま"異世界"渋谷に放り込まれた澄人が、生き抜き方と生き方を考えるお話。



◎生き抜き方とはつまり、自身に与えられたスキルのことであったり、武器や魔法など戦闘に関することであったり、金銭感覚やお店のルールなど根本的な世界のルールのこと。

レジェンドノベルスにしてはこのあたりの要素は結構王道ライトノベル的というか、誤解を恐れず言うのであれば「レジェンドっぽくない」感じを受けました。

日々の生活に必要だから、お金を稼ぐために必要だから知る。
あくまでそういった前提の上での、異世界的な魔法や戦闘。

んー……
つまり、この段階――生き抜き方を探っている段階での澄人というのは、場所や仕事が変わっただけでまだ「普通のリーマン」だったと取ることもできそうです。




◎生き方とはつまり、何が社会的に正解なのかとか、自分にできるのはここまでだとかは抜きに何を選択するかということ




変えたい状況を前にした時に、状況を変えようとするか否か。



この点が言うなれば「レジェンドっぽい」拘りと輝きを感じた点でした。


後半で澄人が一歩踏み出してからこの輝きが見えてくるんですが、前半と別人かな?って思うくらいアグレッシブで、しっかり思考していて、自身に素直なように見えて素敵でした!
本当の意味でジョブチェンジしたのは、きっとあの瞬間だったんでしょう。


そう、思えば冒頭の彼女に振られるシーンというのは、澄人がジョブチェンジしたシーンと良い対比になっているようにも見えます。
自らの前を去ることになる女性に、手を差し出せるかどうか。


さらには、冒険者としての先輩であり澄人に"異世界"渋谷のことを色々教えてくれるアーロン氏とそのパーティーの面々が、実は「生き方」の手本という役割もあるのかな、とも思ったり。
アーロン氏結構良いこと仰られるんですよね……



がっしりした軸と、それを支える土台と支柱。
シンプルな構造ながらも不安定さを一切感じさせないこの作りがレジェンドですね!!







さて、そろそろセリエとユーカの話をしましょうか!!




犬耳メイドがセリエ、金髪ポニテワンピースお嬢様がユーカ。


レジェンドノベルスの装丁が綺麗だっていう伝説は、創刊ラインナップの今作も例に漏れずというか始まりの1冊ですよね。

この表紙ですね、2〜3メートル離れたところから見た時と、間近で見た時だとセリエの表情が違って見えるんですよ。
前者だと無表情に見えますが、後者だとちょっとだけ微笑んでるのが分かります。

意図してのものなのかは分かりませんが、これがまさにセリエと澄人の距離感の変化を表しているようで好きです……


え……?何で微笑んでるかって……
そいつぁ…………読んで確かめてくだせぇ……!
わっちにはそんな恥ずかしいこと言えねぇやい!






あと私、長物持ってる女の子が好きみたいで、箒持ってるセリエがやばいです……(笑)
ずっとツンツンしてたこの箒持ったメイド服の子が心を開いていく物語とか面白くないわけないじゃないですか面白いですよ??面白いですね!!
はぁぁぁぁぁぁ……(尊い)






ユーカはですね…………実は見た目通り可愛いです!!(笑)

でも読んでいる間は表紙の感じよりも若干歳下のイメージでしたね……
そのあたりは出自と境遇を踏まえると少し泣けてくるので深くは語りませんが。
なんだかんだ一番切実に守ってあげたい子。






あ、私の推しはレイン嬢なのであしからず(譲れない一線)









正直なところ、創刊ラインナップにあったこの作品を見てあまり惹かれていなかったのは事実。
でも読んだ今ならこの作品が最初の4冊のうちの1冊だったことに納得です。


他の単行本レーベル市場からレジェンド市場への滑らかな流入を促すには、この作品はピッタリですもの!


狙いすぎず、読者を選びすぎず、しかし確かに伝えたいメッセージ性があり、探索などはゲーム文化的。










面白かったです!
これは2巻も読まないとなー!




以上!


今日のラノベ!

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何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 2

著者:

出井愛

イラスト:

西沢5㍉

レーベル:

MF文庫J


【あらすじ】

 クラスメイトを前にした大胆な告白の末に、晴れて『友達』となった“学校一の美少女”こと朝倉さんと、“ぼっち”の安藤くん。これ、付き合う流れじゃないの? というクラスメイトの気持ちをよそに、連絡先交換やカラオケ、クラスの演劇で距離を大きく(当事者視点)縮めていく二人。そんな交流(どう見てもイチャイチャ)を続けていた、ある日――「あたしが安藤くんの彼女になってあげるよ♪」まさかの恋敵登場で朝倉さんがピンチ――!? 怒濤の展開に今度こそ二人の関係は大きく進展する……はず? Webで悶死報告多数! すれ違いが絡まり合う新世代の学園ラブコメディ第2弾、まさかの結末に刮目せよ!!





感想:★★★★★





1巻の感想で、"「あと一歩」が残されているような感覚"と書きましたが、なるほどその一歩とはつまりLOVE BATTLEだった……!
サクッとカチッと隙間を埋めてもらった感覚です。


ほら、天井がゆっくり落ちてくる間に地面の隙間に逃げ込むゲームあるじゃないですか。
1巻は委員長が的確とはいえ肝心の朝倉さんがアレなので難易度ノーマルくらい――安藤くんも余裕の避難だったところが、2巻では桃井さん・妹ちゃんも攻勢に加わり次第に逃げ場を失って…………そんなイメージでした。


いいじゃん!!

桃井さんと朝倉さんのおっぱいに挟まれてるんだから、天井と地面の間にも挟まれちまえよ!ほら!!!


(作中店員さん並みの荒れ方)

(ここまで前書き)










ということで『何故かの』2巻!



クラスでの演劇「ぼっちとジュリエット」を成功させるべく、

まさかの主役・安藤くんと当然のヒロイン・朝倉さんが四苦八苦し、

委員長役の委員長が委員長し、

ナレーターの桃井さんが……裏方として奔走し、

妹ちゃんがふわふわり、ふわふわる。


そして皆で、








山田ァアアアアアアアアアアア!!!!







……と叫ぶ物語。

彼の鶏のようなぶっ飛び方好きです……w









今回の見どころは、もうなんと言っても「演劇と現実のリンク」でしょう!!



朝倉さんたちが今回演じた演劇「ぼっちとジュリエット」は、クラスでシナリオを公募した中で安藤くん自ら書き上げたもの。
まさに安藤くんと朝倉さんそのもののような役回りに、「これは流石に安易すぎでは……」と思っていた時期が私にもありました(白状)




違ったんですよ……
「そのもの」であることに意味があったんですよ……!


そういう見せ方してくるか!!と気付いて唸るタイプの仕掛けでした。
素晴らしかったです!!
(この点、詳細はネタバレパートで













「あと一歩とはLOVE BATTLEだった」と前書きで記しましたが、これは幾つかの意味を込めてになります。



1つは朝倉さんと安藤くんが自身の心へ向き合うという意味。

お互いにお互いの立場を慮り、そして安藤くんは加えて自己評価の低さも加わり中々気持ちに素直になることができない――それが『何故かの』の根底にあるトゲだと思います。
そのトゲを抜くこと……だけでなく、「その先」までしっかり考えているからこそ2人は自分の気持ちと戦っているのかなと。




もう1つはズバリそのもの安藤くんを巡っての女性陣のやり取りという意味で。

……とはいえ2巻の段階では本格的な戦いは起きていn……胸囲の格差社会是正運動くらいしか起きてないですが。スカ-ン
これから起こるかも?を察せるだけの反応が見れただけでも、一歩を埋めるには十分です。

2巻の段階では家族愛との間で揺れる妹ちゃんが、何気に一番戦ってたのかもしれません。









妹ちゃんの挿絵可愛かったですね!!


(・ω<) テヘペロシスタ-
  













1話が短く、パロも面白く、軽快で読みやすい。
そしてそこに1冊通してのストーリー、シリーズ通しての物語性もハッキリ見えてきました!
1巻よりも確実に面白くなっていたと思います!


色んな意味で楽しい読書でした!
夏発売予定の水着回3巻も楽しみです!



ひとまず以上!










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