ちょろイン系ラノベブロガーのフリースタイルラノベブログ
ネタバレを含みます ご注意ください

今日のラノベ!

魔術破りのリベンジ・マギア 7


魔術破りのリベンジ・マギア
7.再臨の魔人と魔術破りの逆襲術士

著者:
子子子子子子子

イラスト:
伊吹のつ

レーベル:
HJ文庫


【あらすじ】

 九曜に告げられた「己が何者であるかを知れ」という命題に向き合うべく、晴栄は自身の母親・葉子の足跡を辿っていく。
 幸い、大和へ帰国していたことで調査の足掛かりを掴むが、同行していたティチュを発端に、陰陽寮を揺るがす大事件が発声。その事件の中で、兄・晴雄から語られる真相とは――!?
「この土御門家は、俺が完膚なきまでに終わらせてみせます」
 かつての復讐者と、今もなお憎悪の炎に身を焦がす復讐者。
 二人の邂逅と激突の先に、新たな物語が紡がれる。
 



感想:★★★★★





至極の魔術モノ、堂々完結!










前巻に引き続き舞台は大和、そして完結巻ということでこれまでの伏線を回収したり、展開を汲んだ熱い展開だったりのオンパレード!



そう、例えば1巻のスターホーク事件の儀式による流れで、吸血鬼となり得る要素をティチュが満たしている件とか!(正直忘れかけていた)



直近なら晴栄と九曜の関係だったり、フー・マンチューだったり……


数ページ読んでは既刊を読み返したくなり、耐えては読み進め、読んでは読み返し……





終わっちゃうのかー……(寂しい)






いやいや、しかし。
ラスボスがあの人というのは、実にこの作品らしい終わり方なのかもしれません。

やっぱり主人公が安倍晴明に由来する陰陽師の家系といえば、敵はあの人しかないですよね!

……味方にも家系おるけど。



一方、真の黒幕【邪悪の樹】の第一位は……予想外!
正確には、そういう形で本編に関わっていたのかー、というところで予想外!でした。
果たしてその点について、サブローは気づいているのかいないのか。









見せ場がモリモリだったのでずっとワクワクでしたが、
あえて1つの名シーンを挙げるとするならば……



晴栄がまるで“かつての自分”のような晴雄と対峙するシーンですよねー!



決別ではなく思いやりが生んだ兄弟喧嘩であることはもちろん熱いですし、晴栄がこれまでの学園生活で培ってきた西洋魔術と陰陽術との融合、その総結集な展開であるというのがまた熱い!




あと伝説的シーンを選ぶなら、葉子さんに見せた晴栄スマイル(イラスト込)ですよねー!!
晴栄がこんな可愛くて無垢な笑顔を見せるなんて、1巻開始当初からはとても想像できない……







一人称が可愛すぎる


さすが圧倒的メインヒロイン















感想書くのが久々すぎて全然うまく書けないんですが(ずっとそうでしょ?とか言わない)、胸中は感謝やら何やらでいっぱいです……
圧倒的文献量を誇り、フィクションとノンフィクションを融合させアレンジし、濃い詠唱とスピード感ある魔術バトルで……



魅了されっぱなしでした。

晴栄ちゃんほんと好きだった!




鴨女に芽生えた恋心(?)も、露花の尽きることない対抗心も、フランセスの気高い向上心も、ティチュの笑顔も、狐狼丸と晴栄の名コンビも……みんな好きでした!



個人的にも、コミケで子子子子先生にご挨拶しに行ったり、年賀状という名のファンレターを送ったりと能動的にファンしていました。
更新ツイートに解説入れてくださったりするのもありがたかったです!





終わっちゃったのかー……(寂しい)





またいつか晴栄に会えたらな、って思います。
夢でも走馬灯でもいいから……





ありがとう!
『魔術破りのリベンジ・マギア』!!!







以上!



どもー
デスカイザーです


このライトノベルがすごい!2020への投票はしっかりしてきました!
実はこの記事の作品にも……?(示唆)

おかげで少しだけ読書習慣を今の生活にねじ込めたので、(以前までと比べれば少ないですが)このままゼロにならない程度には読んでいければと思います。
もちろんブログもね! 書くよ!





ではでは、今日のラノベ!

処刑少女の生きる道


処刑少女の生きる道
―そして、彼女は甦る―

著者:
佐藤真登

イラスト:
ニリツ

レーベル:
GA文庫


【あらすじ】

 この世界には、異世界の日本から『迷い人』がやってくる。だが、過去に迷い人の暴走が原因で世界的な大災害が起きたため、彼らは見つけ次第『処刑人』が殺す必要があった。
 そんななか、処刑人のメノウは、迷い人の少女アカリと出会う。躊躇なく冷徹に任務を遂行するメノウ。しかし、確実に殺したはずのアカリは、なぜか平然と復活してしまう。途方にくれたメノウは、不死身のアカリを殺しきる方法を探すため、彼女を騙してともに旅立つのだが……
「メノウちゃーん。行こ!」
「……はいはい。わかったわよ」
 妙に懐いてくるアカリを前に、メノウの心は少しずつ揺らぎはじめる。
 ――これは、彼女が彼女を殺す旅。




感想:★★★★★




大賞、納得。









さてさて。
今抱えている「すっごく面白い!」って感覚を、ネタバレ控えめで、かつ分かりやすく書き残すにはどうしたらいいのか悩んでいるわけですが。




何せ、ページを重ねるごとに面白さがも重なっていくというのが、ひとつ感覚としてあるわけです。





「何を当たり前のことを」と後から見返した時に自分で突っ込みそう。

違うんですよ。
主流とは言わずとも、こう、ひとつの大きな流れとして「タイトルを秒で回収するラノベ」があると思うんですけど、例えるならばタクシー乗り場でタクシー待ってたらタクシー来たみたいな感覚なんです。
その後の乗り心地、運転技術、目的地が違うから千差万別の物語になっていくんですが、根本の「タクシーに乗る」という部分は安心感として担保されているんです。



一方、この作品を例えるならばタクシー乗り場でタクシー待ってたらやけに長い車が来て、訝しみながらも乗ったらドリンクやら軽食やらがあるし静かだし……これはもしやリムジン!? みたいな感覚なんです。
タクシー、なれどタクシーに非ず。







(読み返したら自分で何を言っているのか分からないんですが、面白いので残しておきます)



キャラとストーリーの2方向から感想を書いていきたいと思います!




①キャラが良い!




主な登場人物は4人。





表紙で可愛い、主人公で神官、そして処刑人のメノウちゃん。

メノウの補佐を務めているモモ。

迷い人で日本では女子高生のアカリ。

王族でありながら騎士にもなった王女・アーシュナ。






それぞれ見た目からして「好き!」ってなる素晴らしさしてますし、表向きの性格も魅力的。
しかし見た目だけにあらず。
美しさを引き立てる陰がある事こそが、最大の良さなんですよね。


例えばメノウちゃん。

陽炎フレアと呼ばれた伝説的な処刑人の弟子で「清く正しく、そして強い」神官であろうとすることを意識しているよう。

それ自体は何もおかしくないんですが、問題は彼女が「心を漂白」されかけた過去を持つということ。
それ以外の生き方を知らずに……というか処刑人として生きる以外に道が残されていないような状態で処刑人となった彼女が、強く在れていること。
信じて疑わない芯を持てていること。

存在に影が無いことが、逆に陰となって付きまとっているような感覚でした。


作中でもモモが懸念していましたが、もし処刑するべき人間へ強い情を持ってしまい自分の芯との間で板挟みになってしまったら……
それもまた成長のきっかけとなるかもしれないし、もしかしたら壊れちゃうかもしれない。
表紙のイラストからも感じる色気のある危うさが彼女の最大の魅力です。





……と、メノウちゃんに関してはそんな感想を抱きました。
普通の枠組みで見れば圧倒的とも言える能力を持っているのに、安心はできない。
このハラハラ感がメノウちゃんだけじゃなくどのキャラにも共通してあって、読んでいる時の面白さに繋がっているのかなぁと思います。

好きです。






……なんで私、メノウちゃんだけちゃん付けしてるんでしょうね??




あとその延長線上なんですけど、扉絵のキャラ紹介に句点が付いてるのすっごく良いんですよね……!
「処刑人。」みたいな。
簡潔だからこそ逆に闇を感じるやつ……!









②ストーリーが良い!!





いやぁ、まさか開始30pもしないうちに……(不穏







(不穏 から始まる物語って否応なしにその後の期待値も跳ね上がっていくんですが、この作品の場合はそれすらも軽く超えていきましたね!
世界観の解説と、バトル、あとメノウちゃんとアカリによるコント(コメディと言え)がそれぞれすごく良いタイミングで切り替わっていくなと思いました!

飽きないんですよー!
正確には、先が読め始めたところでそれをひっくり返されるような感じ?でしょうか?






メノウちゃん、戦いはじめる
 ↓ ↓
有効打は無いけど時間切れ狙えばOKだと分かる
 ↓ ↓
安心してたらアンラッキーな妨害で難易度跳ね上がる
 ↓ ↓
アカリが来ちゃう(戦闘しながらコントスタート!!)
 ↓ ↓
メノウちゃんよく頑張ったね……(同情)






作中とあるシーンの流れなんですが、特に3・4番目の秀逸さが面白さにブーストかけていると思うんですよね!!
2番目で勝ちの未来が見えたところで、安心して読ませないための工夫。
特にアカリが来ちゃうあたりで戦闘の雰囲気まで変えてくるのが好きですね……!


さらに、こうした一つ一つの戦闘の流れも、巻を通して見ると確かなストーリーの一部となっているところが、経過としてではなくポイントのひとつとして機能しているのが良いんですぅ……!
主にラストバトルで「!!!??」ってなったアカリのギミックのせいなんですけどぉ……!!
そうだよねぇ……“時”だもんねぇ……!







まとめ





この世界観で、
あの掛け合いが書ける……


なんと
素晴らしいことかッッッッ!!!










……という感情すらも上回ってこの作品が好きな一番の理由って、黒幕の動機かもしれないです。

ここまでのことをやって、それ??っていう。
世界征服とか権力の統率みたいな分かりやすい理由以上に分かりやすい。
故に狂気。
故に純粋。
一歩間違えればギャグになりそうなところを、よくシリアスにまとめあげてくださいました!!!と感謝感激感動感涙です!





強いて言うなら魔導を用いた戦闘が1巻からぶっ飛ばしすぎててこの後大丈夫??というくらいですかね、懸念点。
なんかアルテラの宝具みたいなの出してませんでした?黒幕さん。






もう……なんでしょう。
完成度高すぎて、しばらく私これを生きる理由のひとつにしようかなと思うくらいには好きです。


これから先のストーリー、どうなるんだろうなぁ……





以上!




↑このページのトップヘ